【展望】12年第25節横浜M戦
・天皇杯2回戦を挟んで、2週間ぶりのリーグ戦。相手は横浜M(以下「鞠」。)
・ひと頃何戦負けなしとかなんとかを自慢していましたが、ここへ来てC大阪&瓦斯相手に連敗。しかも「負けなし」といっても浦和同様やたら引き分けが多いため、負けていない割には大して勝ち点は伸びておらず、勝ち点35の10位。
・伝統的に守備が堅く、FK一発で点を取ってそのまま逃げ切ってしまうという面白くともなんともないのが鞠の芸風。といっても今年の総失点26はリーグで際立って少ないわけではなく、ここ5試合は毎試合複数失点を記録しています。総得点30はリーグではやや少なめといった程度で、スタッツで見れば今年の鞠に際立った特色は見受けられません。
・今年の鞠はリーグ序盤でどつぼに嵌り、リーグ戦初勝利はなんと第8節まで持ち越されました。ところが、第9節浦和戦からマルキーニョスが稼働しはじめたのが効いたのか、第8節から第22節まで負けなし。
・といってもマルキーニョスとかドゥドラとか大ベテランにおんぶにだっこで目先の勝ちを拾いながら、結局中位に終わってしまうことに何の意味があるのか、傍目にはよく判りません。
・スタメンはほぼ固定。谷口が途中から出てくるパターンもほぼ決まっています。ただその谷口が9月になって故障離脱。
・夏場は補強・流出ともになし。福岡への移籍が噂された狩野は情報が事前に漏れたのが鞠幹部の逆鱗に触れたのか、移籍自体がボツに。U23代表でお笑いを一身に担っていた比嘉の出場はまだ1試合14分のみ。
・大宮戦、天皇杯2回戦と控え選手の実力不足が露呈し、鞠以上に戦力が煮詰まってしまった浦和には特筆すべきものは何もありません。
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<前節:FC東京 3-1 横浜M>
---丸木--小野---
齋藤--------兵藤
---中町--富澤---
ドゥトラ-中澤--栗原-小林
-----飯倉-----
HT:中町→中村
75分:小林→大黒
84分:小野→松本
・飯倉&中澤のお粗末な連携ミスで失点。その後はFC東京にカウンターで加点されて完敗。
<前回:浦和 1-2 横浜M>
---大黒--小野---
齋藤--------中村
---兵藤--熊谷---
ドゥトラ-中澤--栗原-小林
-----飯倉-----
得点:12分 齋藤、88分 マルキーニョス
72分 大黒→マルキーニョス
79分 熊谷→谷口
90+2分 中村→金井
・セットプレーで1点もぎ取り、あとはしっかり守りきるという横浜Mの典型的な勝ちパターンにずっぽり嵌っての敗戦。槙野の浦和加入後初ゴールでなんとか同点に追いついたものの、CKからマルキーニョスに追加点を許して万事休す。
・朝から大雨だった割には4万4千人と久しぶりに大入りになった埼玉スタジアム。せめて引き分けで終えたかったところですが、よりによって怪我明けでようやくベンチに復帰したばかりのマルキーニョスにやられてしまいました。
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