【観戦記】12年天皇杯2回戦:浦和 2-1 鹿児島
・いやはやカウンターでいきなり先制され、その後も引いて守る鹿児島を攻め倦んだ時間帯には、否がおうにも松本山雅戦の大惨事がフラッシュバックしてしまいましたが、なんとか鹿児島を振り切って2回戦勝利。内容はお話にならない酷いものでしたが、カップ戦は結果が全て。札幌・神戸そして広島と2回戦で早々と格下に足元をすくわれるJ1クラブが続出する中、どんなにズタボロな試合内容であっても90分できっちり勝ち抜けに成功したのはなによりでした。
・9月に入ってもまだまだ続く猛暑。しかもよりによって13時試合開始。カンカン照りの中で試合を見るだけでも十分苦行なのに、サッカーをやれというのは実に酷な話と、選手にとって気の毒な面は多々ありましたが、それにしても試合内容はお粗末でした。総じて体は動かない、攻守の切り替えは遅い、そしてイージーなパスミス、トラップミスを連発。
・鹿児島は頭から5-4-1でサイドのスペースをきっちり埋めて浦和の攻撃を防ぎながらカウンター一発に賭ける構え。浦和は槙野や濱田が高めの位置をとって阿部が下がる2バックみたいな格好で攻撃を仕掛けましたが、久しぶりに出場機会を得た濱田の出来が酷すぎました。簡単に裏を取られたあげくに早々とイエローをもらったのがケチのつきはじめ。縦パス一本でぽっかり空いた浦和右サイドを深々と破られて失点を喫した後はもうメロメロ。熱中症ではないかと心配になるほど、集中力を欠いたプレーを連発し、案の定前半だけで交代を告げられてしまいました。
・早々に失点を喫した浦和はいつも通り両サイドに振って揺さぶりをかけながら攻めてはいましたが、先制した鹿児島が一層守りを固めてしまったため、しばらくチャンスらしいチャンスも作れず。両サイドを抉るのもままならず、中央を破ろうにもこれまた久々出場の達也が満足にボールキープできず、ドリブルにも切れがないため攻めの糸口を見出せず。とはいえ、30分になって柏木→宇賀神→達也ときれいな崩しでなんとか同点に追いつき、一同安堵。
・一応点は取ったものの、総じて戦力になっているとは言いがたい達也も前半だけでお役御免。ミシャは後半頭からランコとポポを投入して力ずくで点を取りに行くような采配を見せましたが、これが奏功。永田の縦パスを受けて鹿児島DFラインを抜け出したポポがやや距離のあるところからポポらしい一発を決めて浦和が逆転に成功。
・その後は鹿児島のDFラインが乱れがちになって浦和の飛び出しを簡単に許すようになり、浦和は右サイドのクロスから梅崎、そして宇賀神と決定機を掴んだものの追加点ならず。梅崎はあの距離からバーに当てるほうが難しいんじゃ・・・梅ちゃん先生どころか梅ちゃん誤診、あるいは梅ちゃん腹の中にメスを置き忘れるの巻やな・・・・
・後半も残り15分くらいから浦和はいつにもまして大失速。もっとも相手もお疲れで、炎天下の中見ている側も含めてヘロヘロ、ヨレヨレになりながらなんとか試合終了。久しぶりに出場機会を得た選手の中ではポポが比較的マシだったくらいで、またしても浦和の選手層の薄さを痛感させられましたが、この試合はレギュラーの出来も褒められたものではなく・・・
(前半)
-----達也-----
--梅崎----柏木--
宇賀神-阿部-啓太-平川
-槙野--永田--濱田-
-----山岸-----
(後半)
-----蘭子-----
--梅崎----ポポ--
宇賀神-柏木-啓太-平川
-槙野--永田--阿部-
-----山岸-----
得点:30分 達也、48分 ポポ
HT 水輝→デスポトビッチ
HT 達也→ポポ
82分 柏木→野田
監督も日傘なし・・・・ パイプ椅子が熱そうや・・・・
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