甲府の鳥もつ煮
「キング・オブ・盆地」の異名を誇る甲府。
売り物が「ほうとう」だけでは夏場はどうしようもない。何が打開策を!と思った末のことかどうかは知りませんが、最近「甲府鳥もつ煮」を盛んに売り出しています。
訪れたのは甲府駅前の「奥藤本店」。ちょっと先にほうとうの「小作」があり、共にいかにも観光客や出張族向けの立地&店構え。
「奥藤本店」は一応蕎麦屋なので、蕎麦と鳥もつ煮のセットものを頼むのが正しいありかたなのかもしれませんが、今ひとつ「甲府で蕎麦」という気にはなれず、「鳥もつ煮丼(1000円)」を注文。
店内はテーブル席のみで4人掛けテーブルが6卓と、2人掛けが1卓。さらに店奥にも座席がある模様。
レタスの緑をバックにキンカンが黄色く光っているせいか、もつ煮にしてはかなり派手なビジュアル。
こってりした外見でだいたい想像がつきますが、甲府の鳥もつ煮は強烈に甘ったるいのが特徴で、個人的にはかなり苦手な一品でした。
ご飯のおかずとしてもきついくらいなので、蕎麦といっしょに食べようものなら、蕎麦の美味さなんで完全に吹き飛んでしまうような・・・ 鳥もつ煮を他のつまみと並べて、一杯やリながらちょっとずつ食べながら、最後に蕎麦で締めて帰るのは十分ありだと思いますが、食のメインに据えるのはかなりきついかと。
昔お世話になった甲府の鶏卵工場で玉子焼きをいただいたことがあって、その玉子焼きも滅茶苦茶甘かったのを思い出しましたが、甲府は甘いもの好きなのかなぁ・・・
なおもつ自体はレバー、砂肝、ハツ等々、特段変わったものはありません。
| 固定リンク