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2012.10.07

【観戦記】12年第28節:浦和 1-2 札幌

・既に降格の決まっている札幌にホームで敗戦。G大阪戦と違ってそれなりにチャンスはあり、前半に原口なりマルシオなりがチャンスをものにしていれば文句なく勝てた試合でしたし、先制された後も粘り強く闘っていれば引き分けにはできた試合だったと思います。

・ただ非常に残念なことに失点してから急激にチーム内に焦りが蔓延。ミシャの不可解な選手交代とも相まって、ドタバタ劇を繰り返しては危険な位置でミスを連発し、カウンターを喰らいまくる姿はG大阪戦と何の変わりもありませんでした。3点、4点と失っていても何ら不思議はない惨状で、よく2失点で済んだものだと変な意味で感心させられました。監督も選手も「敗戦後の成長」をよく口にしますが、この試合に関して言えばG大阪戦の惨敗の教訓を生かしているようには見えませんでした。

20121006008

・浦和は横浜M戦以降4試合連続(天皇杯鹿児島戦を含めれば5試合連続)で先制点を奪われています。しかし、全ての試合で失点後にドタバタしたわけではなく、横浜M戦や柏戦ではしっかり建て直して逆転勝ちに成功しています。それがG大阪や札幌相手になんで出来ないのか? この辺は邪推、妄想になってしまいますが、なんだかんだといっても「降格圏にいるチームに負けるわけがない」という妙な思い込み、油断が仇となっているように思えてなりません。

・あと、どの試合からかなぁ、監督や選手たちから優勝を意識したようなコメントが出てきだしたのは。私はこれに強い違和感をもっています。そりゃ今年は例年以上に大混戦で、その中で幸運にも3位にいてリーグ戦も終盤に来て優勝を意識するなというほうが無理があるでしょうけど、昨年残留争いを演じていたチームが監督を代え、戦術を一変してわずか1年で優勝を狙うなんておこがましいにもほどがあります。この試合なんて優勝というはるか先の目標を見ながら進んでいたら足元のドブに嵌って、しかも顔からこけたようなもんでしょう。

・夏の移籍期間に補強なし。フロントと監督の合意の上でそう決めたのですからそれに異を唱えるつもりは毛頭ありませんが、私はこれを「今年は固定された面子でのチーム作りが優先で、積極的に優勝だとかACL圏入りとかは狙わない」趣旨だと受け取りました。もしフロントや監督が本気で「この面子のままで優勝が狙える」と思ったのであれば、その算段は大甘もいいところ。現在の広島と浦和の差は、端的に言ってしまえば原口と寿人の差で、チャンスを確実に生かしてくれる点取り屋なしに優勝もへったくれもないような・・・

・また相手が5バックで構えて、サイドに蓋をされた場合の攻め手の乏しさも相変わらず。札幌戦に関して言えばチャンスはあるにはあったのでまだマシなんでしょうけど、負けパターン、勝てないパターンが決まりきっているようでは、戦術研究の盛んなJリーグで頂点に立つのは難しいと思います。

・些か悲観論に走りすぎたかもしれませんが、残り6試合は広島や仙台との勝ち点差なんて意識せずに一戦一戦目の前の相手を叩き潰す。武運拙く勝ち点3を逃したとしても、昨日より今日、今日より明日は良いと思えるような試合をやっていただければ個人的にはそれで満足です。

20121006010

-----原口-----
--丸塩----柏木--
梅崎-阿部--啓太-平川
-槙野--永田--坪井-
-----加藤-----

得点:86分 梅崎

55分 平川→宇賀神
55分 啓太→ポポ

-----原口-----
--丸塩----ポポ--
宇賀神-柏木-阿部-梅崎
-槙野--永田--坪井-
-----加藤-----

89分 坪井→矢島(阿部がCBに下がったのは判ったが矢島の位置は不明のまま試合終了)

・スタメンは前節出場停止だった啓太が戻っていつもの面々。いきなり宇賀神スタメン&柏木ボランチだと、ベンチにいる攻撃的な選手がポポと矢島だけになってしまうので、啓太スタメンはベターな選択でしょう。

・前節前半で交代を命ぜられた原口がスタメン起用されたのはやや意外。柏戦よりはかなりマシな出来でしたが、前半2度あった決定機を決められず。後半はほとんど前を向かせてもらえず。

・この試合を通じて気になったのは阿部に凡ミスが目立つこと。冬に浦和へ戻ってきて、そのままオフなしに闘っている無理が祟りだしたのかなぁ・・・

・古田に簡単に振り切られる永田もアレだが、慌てて飛び込んで古田にあっさり交わされる槙野はCBとしてちょっとなぁ・・・・

・ミシャの2枚替えはいったい何だったんだろう? 梅崎の右WBっていつ以来かなぁ・・・ 左の宇賀神共々、敵陣にスペースがない状態で全く機能しませんでした。

20121006014

---岡本--内村---
-----古田-----
岩沼-河合--山本--前
-奈良--宮澤--櫛引-
-----高原-----

もっとも5-4-1になっている時間がほとんどでしたが。

-----内村-----
------------
岡本-河合--山本-古田
岩沼-奈良-宮澤-櫛引前
-----高原-----

得点:50分 古田、74分 古田
 
75分 内村 圭宏→砂川 誠
82分 岡本 賢明→大島 秀夫
90分 河合 竜二→芳賀 博信

・札幌は5バックで両サイドにフタをすると共に、浦和の最終ラインに猛烈なプレスをかけてのショートカウンター狙い。

・ただ前からプレスをかけても最終ラインの押上げが遅いので、プレスを交わされると往々にしてバイタルエリアが空きがち(特に前半)。またせっかくカウンターでチャンスを作っても決定力に乏しく、逆にカウンターを食らってしまうこともしばしば。9人できっちり守られると攻め手がない浦和はカウンターのチャンスを生かしたかったのですが、後半そのチャンスでマルシオが痛恨のシュートミス。

・さらに終盤は当然ながらバテバテになってしまい、浦和は先制されても慌てずにチャンスを窺っていれば少なくともドローで終えられたのではないかと思うのですが、2失点目が余計でした。

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