長崎2012(2)~寺町ぷらぷら
(長崎2012(1)から続く)
狭い長崎の街をのんびり走るチンチン電車。
チンチン電車の終点の一つ「正覚寺下」の名前は鉄なら誰でも知っていると思いますが、正覚寺に行ったことがある人は案外少ないかも。
正覚寺は長崎茂木街道の起点。茂木から先は薩摩藩への海上ルートを形成。
正覚寺から電停を挟んで反対側に崇福寺。こちらは長崎を代表する観光名所なので見覚えのある方も多いかと。
江戸時代に長崎で貿易を行っていた華僑が創建した中国様式の「唐寺」が長崎にはいくつかあり、崇福寺もその一つ。
崇福寺は福建省出身の華僑の人々が創建したもので「福州寺」とも称されるとか。三門が崇福寺の象徴です。
第一峰門(国宝)
大雄宝殿(国宝)。本堂に相当。
やたらインパクトがある魚板。
崇福寺を後に山裾を巡るというか谷底を這うような格好で寺町通りをぷらぷら。
料亭なんかもあったりして。
我が国最初の黄檗禅宗の唐寺で、中国から招かれた隠元が住職になったことでも知られる興福寺。山門が朱塗りであるため「あか寺」とも呼ばれているとか。また浙江省・江蘇省出身の信徒が多かったため「南京寺」とも。
大雄宝殿
旧唐人屋敷門。戦後になって保存のために興福寺境内に移されたもの。
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