【展望】12年第33節鳥栖戦
・試合内容は停滞続きの上、柏木を故障で欠いて苦戦必至と思われた広島戦でしたが、結果は予想外の完勝。、首位相手に攻守とも内容を伴った勝利でした。次節はアウェー鳥栖戦。
・鳥栖は3連敗を喫した後、新潟・磐田・札幌といずれも低調なチーム相手とはいえ足元一気に3連勝。また大黒柱の豊田が絶好調のようでここ3試合で5得点を挙げています。
・前回対戦時から面子はあまり変わり映えしませんが、前回の対戦ではベンチスタートだった水沼がこのところスタメンに定着しているのと、CB呂成海(ヨ・ソンヘ)が故障で離脱しているのが目を惹きます。その他ボランチの岡本に代わってここ4試合高橋がスタメン入り。
・呂の離脱が響いているのか、このところ鳥栖は急激に失点が増え、複数失点も珍しくありません。
・一方、浦和は柏木の回復度合いが不明な上に、槙野が次節出場停止。同じく槙野を欠いて臨んだナビスコ杯鳥栖戦では濱田をCBに起用しては見たものの攻守ともいいところがなく、あろうことか濱田が豊田に競り負けて失点してしまうなど、どうも今年の濱田は印象がよくありません。
・従って阿部をCBに下げて、小島、ないし回復度合いによっては柏木をボランチに入れる可能性もあります。
・また広島戦で見せた「前目からの積極的なプレッシング」を鳥栖戦でも披露するのかどうかもポイント。鳥栖は豊田めがけてガンガンロングボールを蹴るのが基本戦術。従って浦和としては鳥栖に楽に豊田にボールを入れさせず、さらにDFラインを押し上げて豊田をゴールから遠ざけることができればなお良し。
・実際前回対戦時ではそれを意識した守備をやっていたので、ボールを取られてもずるずるリトリートせずに、積極的にプレスをかけにゆくと思いますが。
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<前節:札幌 2-3 鳥栖>
-----豊田-----
野田---池田---水沼
---藤田--高橋---
磯崎-金根煥-木谷-丹羽
-----赤星-----
得点:54分 豊田、67分 池田、71分 野田
67分:池田→トジン
78分:野田→岡田
89分:高橋→小林
・金民友が前節に続いて出場停止。代わりに野田が左SHへ。
・CB木谷はこれが今季初スタメン。
<前回:浦和 4-3 鳥栖>
-----豊田-----
金民友--池田---早坂
---岡本--藤田---
磯崎-金根煥--呂-丹羽
-----赤星-----
得点:67分 トジン、67分 藤田、71分 藤田
53分 早坂→水沼
60分 池田→トジン
84分 キム ミヌ→岡田
・どちらも守備が比較的堅く(当時の話ですが・・・)、一点を争うゲームになるかと思いきやどんでもない乱打戦に。しかも、後半豪雨の中で浦和があっという間に3点を奪えば、その後すぐさま鳥栖が3点奪い返すという、およそサッカーらしくない試合展開。
・54分で4-0だった試合を追いつかれてもしようものなら、3-0から大逆転負けを喰らったC大阪戦@長居を上回る惨劇となり、「浦和トホホ伝説」に新たな一ページが書き加えられるところでした。
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