ごらんアウェー:仙台2012(4)~平泉・中尊寺
(仙台2012(3)から続く)
一夜明けて向かったのは中尊寺。寺に着いた時には昨夜降った雨が少々残っていましたが、次第に晴れ間が出てきてまずまずの散策日和。東北に来たわりには思ったほど寒くなくて少々拍子抜け。
中尊寺の境内は縦長で、バス停からしばらくは「月見坂」と呼ばれる緩い坂道になります。
中尊寺といえば金色堂が突出して有名ですが、金色堂に至る参道沿いにもお堂がぽつぽつと。こちらは義経と弁慶の木像を安置した弁慶堂。
参道の途中にある本堂。ひと際大きな建物ですが、1909年(明治42年)になって再建されたもの。
ちょうど境内で「菊祭り」が始まったばかりのようですが、まだ全然咲いてなくて祭りの体をなしていませんでした・・・
本堂の先にある峯薬師堂。
なんでも目にご利益があるんだとか。何故そうなのかはよく判りませんが・・・・
覆堂は1965年建築で、高名な金色堂はその中に保存されています。コンクリ造り丸出しの覆堂は世界遺産としては甚だ不格好で、今の建築技術ならもっと周囲の景観と調和がとれ、かつ金色堂の保存に適した覆堂ができるのではないかと思うのですが、世界遺産認定を機に建て直しの話は聞かれず・・・
中尊寺に来るのは3回目ですが、金色堂は何度見ても飽きません。
金色堂の近くには経蔵(重文)。国宝の一切経を納めていた建物で、一部平安時代の古材が使用されているが、建築年代は鎌倉末期と推定されています。
経蔵と並んで建つ旧覆堂(重文)。1962年に金色堂の解体修理工事が始まるまでの約500年間、金色堂を風雨から守ってきた堂です。建築年代は室町時代中頃と推定されており、こちらは内部へ出入り自由。もっとも中には何もありませんが。
白山神社内に建つ能舞台(重文)。1853年(嘉永6年) に仙台藩によって再建されたもので、近世の能舞台遺構としては東日本唯一なんだとか。
中尊寺交差点前にはこんなモニュメントも。
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