帰還せず ~ セル & 原
・エスクデロ セルヒオ選手のFCソウルへの完全移籍が公式発表されました。今年7月にFCソウルへレンタルされ、同チームでの活躍(20試合出場で4得点)が認められてそのまま完全移籍となった格好。
・セルは大怪我をしたわけでもないのに全く出番がなく、ナビスコ杯ですら出番がありませんでした。よほどミシャのスタイルと相性が良くなかったのでしょう。
・2005年にユースから昇格。DFを引きずりながらもなおゴリゴリとドリブルで突進する姿が印象的なセル。いつか浦和を代表するFWとしてブレイクする日が来ると思っていたのですが、セルは往々にしてデブりがちで、なんとかコンディションが戻ってちょっと調子が良くなると怪我をしてしまう、そしてまたデブるの繰り返し。
・ボールはそれなりにキープでき、破壊力のあるドリブルが魅力的な反面、視野が狭くて判断も速いとは言いがたく、さらにボールを持っていない時は所在不明になりがち。その辺がミシャとは全く合わなかったかなぁ・・・
・昨年終盤1トップで起用され、堀監督の期待に応えて見事勝ち点を手繰り寄せたのが浦和で最もセルが輝いた時期でしょうか。浦和の残留がかかった福岡戦でまたしても負傷退場してしまった辺りがある意味セルらしいのですが。あと豪雨の国立柏戦で、腹で押し込んだ決勝ゴールもセルらしい思い出です。
・セルよりかなり先に、原一樹選手が京都サンガF.C.に完全移籍することになった旨も公表されていました。
・こちらは開幕前からのレンタル。1トップに向かないどころか、そもそも器用ではなく、技術の至らない部分を気魄でカバーしているような面が多い(それが原の魅力ですが)選手で、こちらはセル以上にミシャのスタイルでは使い道がないと思いました。
・原は京都で序盤大活躍したものの、シーズン中盤以降はベンチ入りするものの出番なしという日々が続きました。また活躍した序盤もほとんどが途中からの出場。そのためシーズン終了後の去就が案じられましたが、無事京都に完全移籍決定。
・プロ選手は出番があってこそナンボ。セルも原も新天地での活躍をお祈りしております。
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