函館2012(3)~城下町松前
(函館2012(2)から続く)
電車とバスを乗り継ぎ、函館から2時間半もかけて北海道唯一の城下町松前へ。
小さな町を見下ろす丘の中腹に建つ松前城。
戊辰戦争の舞台の一つで、国内では数少ない「実戦経験」のある城郭ですが、土方歳三率いる旧幕府軍の攻撃の前にわずか数時間であっけなく落城。なんでも海側からの攻撃ばかり想定していて、搦め手の守りが手薄すぎたそうで・・・
それでも天守は太平洋戦争後まで残っていたそうですが、1949年に失火で焼失。現在の天守は1960年に鉄筋コンクリート造で再建されたもの。
特に天守に入るつもりはなかったのですが、天守の回りだけ見て回るようなことはできず、門をくぐるといきなり天守内部に誘導される仕組み(´・ω・`)
左側の「本丸御門」は築城当時からの数少ない遺構の一つ。天守は箱を積み上げたような「層塔型」の三重三階。
北海道唯一の城下町らしく、城に隣接して寺町も。上写真は光善寺仁王門。
もっとも戊辰戦争時に松前藩によって寺が焼かれてしまったので、戊辰戦争以前の御堂が残るのは上写真の「龍雲院」のみ。
松前藩の歴代藩主が眠る菩提寺「法幢寺」。
道の駅「北前船」で昼食。
なんでもありな、いかにも「道の駅」にありがちなメニュー構成。シーズンオフのせいか、このあたりでは営業していそうな店がほとんどなさそうなためか、道の駅は大繁盛。
バイトのねーちゃんがなんでもこなしているような店なので、作り手の力量や素材の良し悪しにあまり左右されない「まぐろ漬け丼(1200円)」を注文。
函館朝市とは正反対に期待値がかなり低いせいか、それなりに満足。ちょっと筋っぽいのもありましたが、それは「まぐろ漬け」に出てくるまぐろなので致し方なし。
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