熊本2012(1)~三角西港
鳥栖戦の前日は熊本観光。甚だマイナーな観光地ですが「三角西港」へ行ってきました。
三角は熊本市から天草へ向かって突き出した半島の先端にある港町。
三角西港は明治20年に明治政府の国内統一殖産振興の政策に基づいて、オランダ人水理工師のローウェンホルスト・ムルドルの設計で建設されたもので、近代国家の威信を懸けた明治三大築港の一つとされています。
ただ西港は平地が狭いのが難点。その後三角東港が整備され、鉄道も東港へ通じる路線となったため、西港は急速に衰退しましたが、西港には石積みの埠頭や水路・橋など当時の施設がほぼ原形のまま残り、全国唯一の港湾史跡になっています。
石積みの水路。
明治中頃に存在していた旅館「浦島屋」。1893年(明治26年)に小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が滞在。
浦島屋の2階に上がってみました。
旧宇土郡役所。現在も「九州海技学院」として利用されています。なお全国で唯一の自治体経営の海技学院だそうで。
旧簡易裁判所。
龍驤館。 明治天皇の即位50周年を記念して宇土郡教育会が建てた木造平屋建ての洋館です。
旧高田回漕店。旅客・貨物輸送の取次をした廻船問屋で、1999年(平成11年)に修復。
物産館ムルドルハウス。これはパチモノ。
三角築港記念館。もともとは荷役倉庫だった土蔵作りの建物です。
現在はレストランとして利用されています。三角西港は食事処がここくらいしかないので早速入店。
まぁクォリティー的にはアレでしたが・・・
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