熊本2012(2)~A列車で行こう
熊本2012(1)から続く)
観光特急列車「A列車で行こう」運行開始に伴いお化粧直しされた三角駅。
天井が高い木造駅舎です。
昔は三角から島原へ向かってフェリーが就航しており、三角には急行列車も発着していましたが、今や三角駅もただのローカル線の終着駅に。
「A列車で行こう」が運行される週末には駅弁も販売。また、三角駅で三角港を発着する天草宝島ラインの「シークルーズ号」と接続。少しは昔の三角の賑わいを取り戻すのに役立っているのかなぁ・・・
三角東港も天草五橋の開通後天草への航路は次第に失われ、さらに八代港、熊本港等の他の港の機能整備が進んだことで熊本県の海の玄関口としての地位は劇的に低下。
海のピラミッド。いかにもバブル期の遺産っぽい建物で、内部は文字通り廃墟と化していました。実際問題として三角は西港どころか東港まで「滅びの港」になってしまったようです。
今回の旅行の主目的がこの観光特急「A列車で行こう」。
車内は教会などをイメージしたというカウンターバーやステンドガラスで彩られています。
天草帰りと思しき方々で8割くらいの乗りで三角発車。
見晴らしの良い海岸沿いでは減速運転。もっともこの日はどんよりとした空模様で見栄えは良くありませんでした。
アテンダントは極めて多忙。三角でのわずかな折り返し時間で車内清掃、座席回転をこなした上で、A列車の売り物であるバーカウンターの準備。
バーの営業は宇土までで30分もありませんが、その間客がわらわらやってきます。
| 固定リンク