四国2013冬(3)~久礼大正町市場
(四国2013冬(2)から続く)
須崎で鍋焼きラーメンを堪能した後は、カツオ漁が盛んな漁港へ。やってきたのはJR四国の看板列車「アンパンマン特急」。
どこもかしこもアンパンマンだらけ。でも列車に乗っているのはオッサン、オバハンばかりで、これを目当てに乗りに来たような親子連れは見かけず。
アンパンマン特急に乗ったのはわずか2駅で、土佐久礼で下車。駅から港へ向かって歩く途中に「久礼大正町市場」があります。
「大正町」の名の起りは大正4年に市場周辺一帯の大火がきっかけ。その復興費が大正天皇から届けられたことを機に、旧地蔵町通りを改めて大正町になったとのこと。
市場の売り物は本来鰹のはずですが、残念ながら鰹はシーズン外れ。市場には鯵等のひものやうるめがやたら目立ちました。これだとビジュアル的にめちゃ地味ですな・・・
市場内ではかつお定食が売り物の食堂もありますが、鰹は季節のものじゃない上に、さきほど鍋焼きラーメンを食いまくったばかりなので、とても食指が動かず。
そのかわりというわけではありませんが、市場近くの岡村かまぼこ店で「くれ天(70円)」を購入。くれ天の原料は、土佐沖で獲れた小魚など。この小魚を骨ごとすり潰して練り上げ、塩などわずかな調味料で味付けをし、菜種油で揚げたとのこと。
ぺらぺらなのがこれまたビジュアル的に残念ですが、味わいは宇和島のじゃこ天に似た感じで、まさにつまみにもってこい。
駅へ戻る途中で見かけた「西岡酒造」。漁港に酒蔵とはミスマッチな気もしますが、1781年(天明元年)に初代井筒屋仁助が創業し、現在九代目。高知県では最古の酒蔵なんだとか。
奥のほうで仕込みをしているのが見えましたが、さすがにそこは見学できず。
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