【TV短感】W杯アジア最終予選:ヨルダン 2-1 日本
・引き分け以上で本戦進出が決まるアウェー・ヨルダン戦。日本は前後半ともそれなりにチャンスは作っており、それほど悪い試合ではありませんでしたが、遠藤のPK失敗を含めて決定機を決めきれず。前半2度のチャンスを逸した死神前田は今季Jリーグで未だ得点なしなのをそのまんま引きずっているようでもあり。
・逆にヨルダンが好機を生かして2点先制した後は、日本の反撃を1点に抑えて逃げ切り。
・戦前心配された「中東の笛」は怪しげどころか、多少の接触による転倒では全く笛を吹かない点で一貫していました。さすがに川島や遠藤へのレーザー攻撃には参りましたが・・・
・怪我で本田と長友を欠く日本。終わってみればモロに両者の不在が響いた格好。本田がいないと前線でのボールの収まりが悪くて攻撃に厚みを欠く感は否めず。また怪我でもないのに左SBを途中で代えざるを得なかった(酒井高→駒野)のも痛かったかと。
・前半終了間際にセットプレーで失った1点目はともかく、2失点目は全くいただけません。前半からヨルダンはカウンターから単騎ドリブルで何度かチャンスを作っており、後半になってそれがついに炸裂した格好。酒井高はともかく、あっさりぶち抜かれた吉田の対応があんまりすぎました。
・2点先制されたところでザックは前田に代えてマイクを投入。香川が1点を返し、さらになんとしても同点に追いつきたい日本は終盤マイクへの放り込み攻撃を再三仕掛けましたが、マイクが競り勝ったところで落としたところに誰もいないというチグハグさが目立って、これといった決定機は掴めずに試合終了。
・前田→マイクはともかく、清武を長く引っ張ったのは謎。トップ下中村憲、左SH香川じゃないのかなぁ。あそこは。残り5分を切ってからようやく清武に代えて乾を投入しましたが、その時間帯はすでにマイク大作戦を敢行中で乾は何の役にも立たず。
・この試合で本戦出場決定はなりませんでしたが、依然として日本は3位に転げ落ちるほうが難しい、断然有利な状況にいることに変わりありません。悔しい敗戦ですが、厳しい試合を一つでも多く積み重ねることが出来て、却って良かったのではないでしょうか?
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