めん処 羽鳥@日暮里
日暮里駅東口駅前にそびえる「ステーション・ガーデンタワー」から日暮里・舎人ライナーを挟んだ向かいに広がる雑然とした一帯に立地。平日夜に往訪。先客1、後客ゼロ。
小さな券売機を見ると、メニューは「らーめん」と「しょうがらーめん」だけで、店お勧めの「しょうがらーめん(790円)」を注文。
店内はL字型カウンター9席のみ。白木を多用した明るい店です。卓上には「しょうがらーめんのおいしい食べ方」が。
「おいしい食べ方」に従って、まずはスープを拝見。 店のウンチク書きによると鶏スープと魚スープのダブルスープで化調不使用とのことですが、味わってみると鶏のほうが強めで、魚介のほうは言われなかったら判らなかったかも。
かえしも控えめで、総じてかなりあっさりめの味わい。濃厚に走りすぎて出汁本来の味わいが判らなくなった店よりはよほどマシですが、悪い意味で無化調を謳う店にありがちな物足りなさを感じてしまいました。
で、ちびちびと千切りのしょうがを崩してみたところ、あっという間にしょうがの味が支配的に。このスープだと、しょうがの存在感が強烈すぎて、ちょっと入れようがたくさん入れようが、その後は大きな変化はありません。
麺はつるつるした食感が楽しい並太縮れ麺。スープの絡みは申し分なし。
柔らかめでいて肉の味わいをしっかり残したチャーシューはなかなかのもの。他に半熟玉子半個、水菜、めんま。
「らーめん」で勝負できるようになるといいのですが、なんだか変な方向へ走ってしまって少々残念。またこの場所で商売を続けるのはしんどいんじゃないかなぁ・・・ 似たようなところにある近隣の店は開廃業を繰り返していますが・・・
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