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2013.08.02

【展望】13年第19節広島戦

・中2日。今年仙台戦といい、川崎戦といい、中2日での試合では全くいいところがない浦和ですが、首位広島を中2日という厳しい日程で迎え撃つ格好に。

・東アジアカップによる中断期間があったにも関わらず、磐田戦における浦和の出来はあまりにも低調。過酷な日程を強いられた代表組の動きが悪いのは致し方ないと思いますが、衝撃的だったのはそれなりに休養していたはずの非代表組の出来が代表組以上に低調だったこと。失点しないことを最優先と考えた「慎重な試合運び」と評するにはあまりにもミスが多すぎて、前半半ば以降は失点は時間の問題だった一方、点が取れる気配は微塵もなかったかと。

・従って磐田戦で勝ち点3が得られたのはタナボタどころか、自宅の庭から突如原油が噴出したような幸運としか言いようがありません。ズタボロだった磐田戦をどう反省し、広島にどう挑むのかが見もの。

・負傷退場した梅崎の代わりはおそらく原口を無理使いして埋めるのでしょうが、磐田戦で大不振だった宇賀神や永田をどうするのか。啓太が広島戦で復帰する可能性もあるようで、そうなると永田がアウトになるのでしょうが、宇賀神の代わりに関口を入れるのか、あるいは磐田戦の終盤のように森脇を転用するのか。

・中2日なのは広島も同条件。東アジアカップ組を多く抱えていた事情も同じで、長距離移動がある分広島のほうがしんどいといっていいほど。

・ただ7月に入って低調な試合を続ける浦和とは対照的に広島は目下5連勝。同じようなサッカーをやりながらも広島のほうが守備が堅いのはスタッツにはっきり表れています。ミシャが全然守備に注意を払わないのに対し、森保がうまくチューニングを施したのでしょうが、この辺りの機微は「オリジナルを生み出すのは苦手だが、改善改良は得意」という昔の日本人論を髣髴させるものが。

・また広島のほうが、それこそ慎重に試合を運びながら、リスクを最小限に抑えながら、ここぞという時に点を取る術に長けている、いかにも夏向きのサッカーができているといってもいいのかもしれません。

・広島は開幕戦に出場していた森崎浩司が故障後ベンチからも外れ、代わって昨年はサブだった石原がスタメンに定着。また左WBスタメンの座を山岸が清水から奪回したのが目立つ程度で、こちらも浦和同様スタメン固定。

・リーグチャンピオンにも関わらず、ACLを若手育成の場と割り切ってしまう暴挙に出ざるを得ないほど広島は選手層に難がありますが、その暴挙によって主力の疲弊が避けられたのが足下の好調の一因だとすれば切ない話ですなぁ・・・

<前節:広島 3-1 大宮>

-----佐藤-----
--高萩----石原--
山岸-和幸--青山-ミキッチ
-水本--千葉--塩谷-
-----西川-----

得点:3分 石原、81分 石原、90+4分 石原

52分:山岸→清水
75分:ミキッチ→ファンソッコ
86分:佐藤→岡本

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