元楽 銀座店@東銀座
日比谷線東銀座駅A2出口からすぐ。土曜昼に往訪。先客、後客ともゼロ。銀座の老舗ですが、内装をリニューアルしたようで店先に花飾りが。いつの間にか神田店が潰れており、久しぶりに銀座店に足をはこんでみましたが、前回来たのはかれこれ10年以上前かと。
店の中ほどにある券売機でボタン先頭の「元らーめん(700円)」を注文。ちなみに「元らーめん」が醤油味で、「楽らーめん」が塩味。他に「つけめん」「あぶらそば」。ここは「ぶためし」が名物ですが、なんと400円もしてサイドメニューの価格としては常軌を逸しているので、100円のライスで我慢。
店内は間口が狭くて奥行きが深く、縦長カウンター9席と、店奥にカウンター4席、4人掛けテーブル1卓。
背脂がびっしり載っていますが、スープは背脂と野菜から出たと思われる甘味が重なってやや甘ったるい出来。黒々としている割にはかえしは控えめ。豚骨醤油の範疇に属する割にはしつこくもくどくもなく、この辺は銀座の客層に合わせているのかも。
麺は並太よりやや細め。注文時に娘さんが「お好みは?」と聞いてきたので、つい「麺堅めで」と言ってしまいましたが、これは明らかに失敗。スープに対してごわごわした感じの麺が強過ぎて、絡みも悪くなってしまいました。
量も少なめなのでライスをつけたのは正解でしたが、具がこれまたしょぼい。チャーシューは薄くて小さくて、しかもぐだぐだに崩れやすいタイプ。他にメンマ、刻みネギ、堅ゆで卵半個。具だけだとライスのおかずには足りないので、大して美味くもないスープでライスを消化。
売り物である「ぶためし」を頼んでナンボで、もはやラーメンはそのおまけに過ぎない位置づけなのかも。
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