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2014.02.05

浦和、行く人来る人2014(中):放出編

・今オフは補強以上に浦和を去る選手が目立ちました。

・最終節前に契約を更新しないことが発表された暢久(引退)・野田(→長崎)・永田拓(→横浜C)に加え、野崎(→福岡)・小島(→徳島)・大谷(→北九州)がレンタル移籍。

・さらに千葉へレンタル移籍していた峻希が神戸へ完全移籍するという衝撃的なニュースもありました。

・昨年ACLを睨んで積極的に補強を行ったものの残念ながらグループリーグで敗退。その後、シーズン中に出番が少ないと思しき選手を放出してもおかしくなかったところ、ランコの契約非更改と岡本のレンタル移籍だけに留まりました。

・従って惜しくもACL出場を逃した今年は多少の整理はやむを得ないところ。また昨年出番が少なく、しかもその数少ない出番でも良いところを見せられなかった若手選手を積極的にレンタルして成長を促すのは理にかなっています。小島のレンタル先がJ2ではなく、今年昇格した徳島であることには驚きましたが。

・ただ残念なことに、浦和はこれまでも育成目的で何人もの若手選手をレンタルに出したものの、全くと言っていいほど成果が上がっていません。そもそもレンタル先ですらレギュラーを確保できないとか、一応試合には出ているもののさしたる成長は見られないとか、結果は散々。

・そんな中、千葉にレンタルしていた峻希はほぼ不動のレギュラーポジションを掴んでいたので、レンタル移籍の成功例として浦和に凱旋復帰してもなんら不思議はなかったはずですが、結果は神戸への完全移籍。将来の浦和を担う選手として大いに期待していただけに、この結果には落胆しました。

・ただ昨年の峻希のプレーを見ていると「随分とこじんまりした選手になってしまった」という印象は拭えず。戦術的制約からか、逆サイドの米倉の攻撃力を生かすために峻希がバランスを取っているように見える場面が少なくなく、無難といえば無難だが、峻希らしい思い切りの良さがなくなってしまったような気がしました。

・また峻希にとって巡りあわせも良くありませんでした。昨年関口を獲得して浦和のWBは宇賀神・平川・梅崎・関口の4人。関口はフィットには時間がかかりましたが終盤それなりの活躍を見せ、峻希が浦和へ戻ったとしても関口を抜いてベンチ入りできるかどうか、かなり微妙。いつまでもダラダラとレンタルしている年齢でもなく、少額ながらも移籍金を払って獲得してくれる神戸へと苦渋の決断を強いられたのかも。

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