【展望】14年第4節清水戦
・Jリーグ史上初の無観客試合となってしまった次節清水戦。無用のトラブルを避けるため、クラブは当日埼玉スタジアム公園内の入場を禁止しましたが、至って妥当な措置だと思います。
・なにせ「Jリーグ史上初の無観客試合」という話題性満点の事態なので、普段Jリーグなんて見向きもしない輩がこれを奇貨として「浦和サポが何かやらかしてくれないか?」と期待しながらわらわらやってくるのは必定。
・そんな輩の思惑に陥らないためにも、当日はいわば「蟄居閉門」して、自宅でテレ玉なりスカパーなりで観戦するのが無難でしょう。わざわざ浦和の居酒屋まで出かけてテレビ観戦なんてしようものなら、半ば罠にはまりに行くようなものではないかと。
・で、当の清水戦。バレーの一発で負けた試合もありましたが、ミシャは清水戦を得意中の得意としています。なにせ清水はサイド攻撃偏重。従って浦和は5バックで待ち構えてサイドにスペースを与えなければ大きな問題はなく、あとは淡々とカウンターで清水を仕留めるだけ。
・ただ今年は大宮で実績のあるノヴァコヴィッチを獲得したことでちょっと面倒な相手になりそう。従来だと大前なり高木俊なりのWGがサイドを深く抉ったり、カットインしてチャンスメークするなり、自らフィニッシュに持ち込んだりするパターンが主でした。ところが川崎とのPSMを見たところ、ノヴァコヴィッチを獲得したことでサイドからアーリー気味にバンバン放り込んでくる形に変わっていました。
・そんな放り込み攻撃に滅法弱い浦和。鳥栖戦では豊田対策として濱田を起用したものの、結果は思わしくありませんでしたが、幸か不幸か森脇が出場停止なのでもう一度濱田を右CBに据える可能性があります。ナビスコ柏戦でも後半から右CBで出場しましたし。
・清水の守備がザルなのは相変わらず。昨年のリーグ戦総失点はなんと浦和(56)より多い57で、今年もリーグ戦3試合で2→1→4とクリーンシートはありません。
・まぁ最終ラインで固定しているのが平岡だけで、それ以外は連日とっかえひっかえ。なんと第3節でGKすら代えています(櫛引→相澤)。
・おまけに往々にしてSBが本職じゃなかったりと、どう考えても守備が短期間に安定するようには思えないので、浦和はたとえノヴァコヴィッチに一発喰らって先制されてもじっくり反撃の機会を窺い続ければノーチャンスということはないかと。
・新戦力でスタメンを掴んでいるのは前述のノヴァコヴィッチとカナダ代表のCBヤコヴィッチ。後者は見たことがないのでなんともいえず。松本へのレンタル移籍から戻ってきた長身FWの長沢はJ1では無理っぽいのか、第3節でスタメンから外されています。
・ちなみに清水は高木俊、高木善、高木純、高木和といつの間にか高木だらけに。もっとも高木和はこれが苗字。
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<前節:C大阪 4-1 清水>
-----ノヴァ-----
高木俊--竹内---大前
---ヨン---村松---
河井-平岡--ヤコ--石毛
-----相澤-----
得点:23分 大前(PK)
58分 高木俊→村田
75分 竹内→長沢
85分 村松→六平
・DMF杉山が出場停止。
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