【展望】14年第13節大宮戦
・甲府との塩試合から中3日で迎えるさいたまダービー。
・大宮はラインコントローラーとしての役割を思い出したようで、今年も残留ライン付近をウロウロしており、現在勝ち点12の16位。
・今年の大宮の特徴は守備が崩壊していること。リーグ戦総失点は怪我人続出の名古屋と同じ21でJ1最悪。ああ、これより悪いクラブが一つありますが、見なかったことにします。
・守備立て直しを企図して大熊監督は第10節C大阪戦から3バックを採用。三浦俊也元監督はきっと草葉の陰で泣いていることかと思います(死んどらんって!)。
・3バック採用後1勝2分と戦績は好転していますが、試合内容はどれもこれもズタボロ。どの試合も負けなかったのが不思議なくらい。C大阪といい、新潟といい、そして瓦斯といい、相手の信じ難い決定力不足に助けられた感がありあり。まぁクソ試合でも勝ち点が拾えるところがしぶとく残留するコツなんでしょうが。
・まぁ試合を重ねるにつれて徐々にマシにはなってきているようではありますが、甲府と同じ5-4-1の形で守っているとはいえ、組織の完成度に雲泥の差があり、ただゴール前にぐちゃぐちゃ人がいるだけといった印象。最終ラインはどん引きで、2列目との間=バイタルエリアを空けてしまうことがしばしば。守備ができない家長を抱えたまま、コンパクトな守備陣形を維持するのは難しいのかも。
・また流れの中から点が入る気はほとんどしません。しかしセットプレー、及びその流れからの得点力だけはやたら高く、CB高橋が今季4点、同じくCB菊地が3点も取っています。「試合内容に見るべきものは全くないが帳尻だけはきっちり合わせてくる」というのはさいたまダービーでしばしば披露してきた大宮の真骨頂だけに侮れません。
・運が悪いことに前節ズラタンが負傷。他にGK北野、MFカルリーニョス、MF金澤が負傷欠場中の模様。またノバコヴィッチと交換した格好のFWラドンチッチはもはや戦力外扱いなのか、ベンチにもおらず。
・今の大宮がたいして強くないことは明白なんですが、これに浦和が勝てるかとなると話は別。ボランチから前目の選手は悉く疲労困憊。肝心のところでボールコントロールが乱れ、パス精度やクロス精度も低くてたいして流れの中からは決定機が作れない試合が続いています。
・ミシャは連戦に応じてWBだけちょろちょろ入れ替えていますが、今年もリーグ戦でのターンオーバーには消極的。大宮の人垣を崩しきれずに、甲府戦に続いてスコアレスで終わるようだと、またしても主力疲労に起因する恒例の「秋の大失速」なんでしょうなぁ・・・
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<前節:FC東京 0-1 大宮>
-----ズラタン-----
--富山----家長--
中村-横山--増田-今井
--高橋-菊地-片岡--
-----江角-----
得点:90+3分 長谷川
16分:ズラタン→長谷川(負傷交代)
64分:富山→チョ・ヨンチョル
85分:増田→渡邉
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