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2014.07.18

【展望】14年第15節新潟戦

・2カ月にも及ぶ長い中断期間を経てようやくリーグ戦再開。週末ごとに一喜一憂する日々が戻ってきます。

・中断明け初戦の相手新潟は幸か不幸かナビスコで双方ほぼフルメンバーでで対戦済み。試合は終始新潟やや優勢で進みましたが、新潟は明らかにフィニッシュに難があることに助けられ、しかも終盤に新潟のオウンゴールが飛び出して浦和のラッキー勝ち。

・この試合では移籍濃厚との噂が飛びかっていた原口をスタメンから外して李を1トップに起用。興梠&柏木のシャドーという布陣を初めて試しましたが、李の1トップが全く機能せず苦戦の主因に。後半早い時間帯にミシャはやむなく李に代えて矢島を投入。興梠の1トップに戻してから戦局がやや好転しました。

・中断期間中の練習試合で李1トップを試したものの、やはり出来はイマイチだったようで、先の天皇杯では興梠1トップ+李&柏木のシャドーでスタート。従ってこれが原口離脱後の基本布陣と目されます。今後李1トップは興梠に万一のことがあった際のオプションに留まるかと。

・で、シャドーに下がった李がどこまでできるかが新潟戦の見どころ。天皇杯浦安SC戦では興梠と入れ替わって相手DFライン裏に飛び出す動きを何度か見せており、個人技で相手守備陣を崩す原口とは違う李の持ち味に可能性が垣間見られましたが、これが守備が堅い新潟相手にどこまで通用するか。

・シャドーには梅崎や矢島といったそこそこ実績があるライバルが控えており、早めに結果が出ないと李の立場はかなり苦しくなってしまう気も。

・原口の穴を埋めるのが誰になるのか判りませんが、ミシャスタイルの中ではかなり異質な存在だった原口と同タイプ&同等の能力を選手を持つ選手はいない以上、ミシャスタイルを突き詰める方向で穴を埋めるしかありません。

・中断期間中の浦和は原口移籍に見合う補強はなく、GK山岸が山形へレンタル移籍した一方、GK岩舘が水戸からレンタル加入したのみ。長期離脱していたマルシオがチームに合流したのは朗報でしたが、戦力にカウントできるまでにはまだまだかかる模様。

・今季ベンチ入りも難しくなっている阪野や直輝のレンタル移籍があるかと思いましたが、今のところそのような動きもなし。

・新潟は多少出入りがあって左SBのレギュラーだったキム・ジンスがホッヘンハイムへ移籍して、代わりにイ・ミョンジェを蔚山からレンタルで獲得。

・またバレンシア・メスタージャからFW指宿を獲得。指宿は柏ユース出身で将来を嘱望された選手らしいのですが、スペインの下部リーグを転々としていたレベルの選手を取っても、新潟のあんまりな決定力不足を解消できるのかどうか?

・さらに磐田で出番を失っていた山本康を獲得して「ジュビレックス新潟」化を進めた意図は良く判りません。

・新潟は相性が極めて良い相手ですが楽に勝った試合はあまり記憶になく、ハードワークが持ち味の相手にいつも苦戦を強いられています。ぼんやりとした試合の入りだけは避けたいものですが、日が沈みきらない夏の試合というのがいやはやなんとも。

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<前回:新潟 0-1 浦和>

---川又--達也---
岡本-------田中亜
---小林--シルバ---
大野-大井-舞行龍-松原
-----守田-----

61分 達也→小泉
66分 大井→ソン ジュフン(故障に伴う交代?)
79分 岡本→鈴木

※SBキム・ジンスが代表招集で不在。成岡は故障中。

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