【展望】14年第19節川崎戦
・原口離脱の影響は予想以上に大きいのか、今季もともと乏しかった得点力に一層の陰りがみられる一方、鹿島戦&神戸戦とも昨年を彷彿させるようなトホホな失点が見受けられだしたという芳しからぬチーム状態で苦手川崎戦を迎えます。
・前回の対戦では川崎の猛攻を浦和が凌ぎきり、終盤に梅崎→宇賀神の一発で辛勝。々にして乱打戦になりがち、というか浦和が撃たれっぱなしになりがちな川崎相手に浦和が守り勝つという戦前全く予想だにしない展開での辛勝でしたが、この時の川崎は貴州人和とのアウェーゲームを経て、長距離移動を交えての中3日で、コンディション面で浦和にやや分があったのは確か。もっともその割には川崎の足が早々に止まった感は全くありませんでしたが。
・前節こそ川崎は柏に大敗しましたが、中断明け後4勝1敗と好調。
・中断明け後の川崎のスタッツを見ていて気になったのは、レナトをスタメンから外した状態で勝ち星を重ねていること。故障明けなのか、調子が悪いのかは定かでありませんが第15節まではベンチにもおらず、第16節からも途中出場のみ。左SHを金久保に奪われた格好。
・数的不利をものともせず、スペースの乏しいところでも徹底して繋ぐことに拘る風間監督ですが、対浦和戦に関して言えばボール支配に拘る様子は全くなく、むしろ浦和にボールを持たせてのカウンター狙い。そのカウンターのキーマンとなっていたのがレナトなので、その状態が良くないのであれば浦和にとって幸い。
・逆にカウンター頼みではなく、風間監督の革命的戦術が浦和に抗しうるレベルに達してきたのであればいささか面倒。前回の対戦時ではそのレベルに達しておらず、前半2度あった決定機を外してしまった後はボールを持っている割には決定機が作れなかった印象。
・またジェシは故障明けで、前節からベンチ入り。しかも實藤が故障したため、急遽途中出場。GK西部、CB井川、MF山本が故障中。今季の補強の目玉だったはずのパウリーニョはリーグ戦ではほとんど出場機会なし。
・他には右SBのスタメンが田中裕→小宮山に入れ替わったのが目を惹きます。
・最終ライン&GKの面子が故障離脱の影響もあってか安定せず、前回対戦時から大きく入れ替わっている割には、川崎のリーグ戦総失点は20と例年のザルっぷりが大幅に改善。浦和対川崎といえばザルとザルの殴り合いというか、ザルの枠同士で殴り合っている印象がありましたが、今回の対戦も案外渋い試合になるのかも。
・というか、得点力が大幅に低下している浦和はロースコアの試合に持ち込まないと勝ち目がありません。
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<前節:柏 4-1 川崎>
--大久保--小林---
金久保-------森谷
---中村--大島---
登里-谷口-實藤-小宮山
-----杉山-----
得点:45+2分 中村
14分:實藤→ジェシ(負傷交代)
HT:金久保→レナト
73分:森谷→稲本
<前回:浦和 1-0 川崎>
--大久保--小林---
レナト---------森谷
---中村--大島---
谷口-井川-ジェシ--田中
-----西部-----
88分 小林→金久保
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