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2014.08.22

【展望】14年第21節FC東京戦

・監督の名前がどうしても覚えられないFC東京(以下「瓦斯」)。ウノゼロの美学を掲げるふっかちゃんが皮肉にも序盤はウノゼロで負けまくって早々に首が飛ぶかと思われましたが、第13節から5勝3分け。しかも5試合連続クリーンシートとチームを立て直していつの間にやら5位に浮上。

・スタッツと見ると総得点(25)、総失点(16)とも浦和と近似しており、完全に守備型のチームです。

・ただ広島のドン引き守備とは対照的に、瓦斯の守備は陣形を縦に圧縮して、極めて狭い陣形の中でボールホルダーへ積極的に襲い掛かるもの。前節鳥栖戦を見ると米本がいたるところに顔を出すだけではなく、3トップも時には自陣まで引いて前からボールホルダーにアプローチ。このクソ暑い中よくあそこまで走れるわと、これには感心。

・鳥栖も前半はボールを大きく動かして瓦斯のプレッシャーを交わしながらサイドからクロスを放り込んではいましたが、単純な放り込みでは森重&吉本の両CBが堅くてなかなか決定機を作れませんでした。

・守備が堅い反面、攻撃は見所少。瓦斯が高い位置でボールを奪った場合はスピードがあり、シュート意識が極めて高い武藤が脅威。後は左SB太田の高精度クロスが厄介なくらい。

・鳥栖戦ではエドゥーが小破欠場したため、平山がCFに起用されていましたがあまり機能したとは言えず。後方から平山へのロングボールが目立ちましたが、平山が守備に奔走するがゆえに位置が概して低く、ボールが平山へ入ったところでゴールへの距離が遠いのなんの・・・また久しぶりに渡邉がスタメン起用され、得点にも絡んではいましたが、消えている時間帯のほうがはるかに長かったような。

・もっとも最近の試合では鳥栖戦の布陣(4-3-2-1)がイレギュラーで、エドゥー&武藤の2トップに河野をトップ下に置いた4-3-1-2の布陣のほうが普通。

・また前回の対戦では高橋が最終ラインに下がって5-2-3の布陣でいる時間が圧倒的に長かったかと。

・前回対戦時から瓦斯の面子に大きな変化はありません。東が故障した代わりに羽生が戻ってきたのと、CB加賀が長期離脱中なくらい。アタランタ(イタリア)からCBカニーニをレンタルで補強したものの、今のところベンチどまり。っちゅーか、今の森重&吉本の出来なら長期離脱中の加賀の代わりのベンチ要員でしかないんだろうという気が。

・天皇杯は浦和が主力の大半を休ませたのに対し、瓦斯は前節から平山、武藤、羽生を外してエドゥー、河野、三田を起用しただけでほぼフルメンバー。むしろ天皇杯のほうが本来のレギュラーメンバーに近いくらい。天皇杯を勝ちに行くならこれくらいの小規模な入れ替えが妥当で、群馬よりはかなり強いと目される松本に対してきっちり完封勝ち(2-0)。

・前回の対戦では浦和がシュート数で劣っただけではなく、浦和に決定機らしい決定機はほとんどなし。セットプレー一発での辛勝でしたが、今回もウノゼロでの決着になりそうな気配。

・天皇杯でやらかした直後だけに瓦斯戦で負けるとチーム、およびそれを取り巻く雰囲気が一気に悪くなりそうなだけに何とか瓦斯を退けてほしいものです。

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<前節:鳥栖 0-2 瓦斯>

-----平山-----
-武藤------渡邉-
--米本-高橋-羽生--
太田-森重--吉本-徳永
-----権田-----

得点:5分 米本、52分 渡邉

72分 羽生→三田
77分 武藤→石川
88分 渡邉→河野

<前回:浦和 1-0 瓦斯>

-----平山-----
-武藤------渡邉-
--東--高橋-米本--
太田-森重--加賀-徳永
-----権田-----

61分 渡邉→河野
86分 徳永→松田
86分 米本→エドゥー

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