【TV短感】日本 2-2 ベネズエラ
・ベネズエラって野球大国でサッカーは南米最弱という認識だったのですが最近はそうでもなく、依然W杯出場こそないものの2011年コパ・アメリカでは4位に入るなど地味ながらもそれなりレベルアップしている模様。
・しかも遠距離移動を伴うものの韓国相手に一叩きしてからの来日でコンディションも悪くはなさげで、先のウルグアイ共々テストマッチには良い相手でした。
・全く良いところなく敗れたウルグアイ戦に対し、力関係の差もあってかベネズエラ相手には攻撃面がかなり改善され、幾度も縦に速い攻めが見られました。先制点はカウンターチャンスで武藤がドリブルで運んで独力でぶち込んだもの。浦和戦でも見せた思い切りの良さが活きた武藤らしいゴール。
・2点目もカウンターから。左サイドを疾走した岡崎→ファーに遠くから走りこんできた柴崎がボレー。
・前半にも2度柿谷に決定機がありましたが共に決まらず、終わって見れば「柿谷推しから武藤推しへ」と何か様の潮目の変調を感じさせた格好に(謎)。今年の年賀状は武藤で決まり!
・また本田のFKがポストを叩く一幕もありましたが、この試合は「イケメンじゃないと点は取れない日」だったのかも。それに気づいたのかアギーレは田中を投入。もっとも下げたのが細貝なのが不可解でしたが。
・一方守備はお粗末そのもの。1失点目は水本が緩くてアバウトな横パスをカットされてカウンターを喰らい、必死に背後から追走するもこれまた不用意なPKを与えてしまったもの。
・2失点目はもっと酷い。GK正面に飛んだミドルシュートを川島後逸ってありえないわなあ・・・ キック精度に難点を抱える上にシュートブロックも怪しくなっている川島をテストマッチで2試合続けて起用したアギーレの意図は全く持って不明。
・また失点にこそ直結しませんでしたが単なるパスミス、いやそれ以前の連携ミス、ポジショニングの悪さに起因するようなミスも頻発し、前半だけで複数失点を喰らってもなんら不思議ではない惨状。人選ミス(森重アンカーとか)なのか、単に4-3-3に慣れてない選手が多いだけに過ぎないのかは良く判りません。時間が解決する問題であるなら全く差し支えないのですが。
・あとこの試合で不満だったのはテストマッチなのに選手交代が3人だけだったこと(交代枠は6)。ウルグアイ戦では「呼んだ新顔はちゃんと使った」点を高く評価したのですが、ベネズエラ戦では柴崎をフルに使っただけで、それ以外の新顔起用はなし。オウンゴール松原と扇原は2戦とも出場機会がありませんでしたし、森岡もウルグアイ戦で3分出ただけ。
・もっともJリーグを全く見たことがなかった監督&スタッフが、直前にちょこちょこっと観戦した試合でたまたま目についた選手を招集してみたものの、手元で練習させてみたら「なんじゃ、こりゃーーー」だったのかもしれませんが。
・チーム作りに時間がかかるのはやむを得ないとしても人選もまだまだ流動的な様相。そんな状態でクラブの邪魔になるような選手招集は勘弁願いたいものです。
柿谷---大迫---本田
--柴崎----細貝--
-----森重-----
長友-水本-吉田-酒井高
-----川島-----
得点:51分 武藤、67分 柴崎
HT 柿谷→武藤
HT 大迫→岡崎
75分 細貝→田中
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