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2014.10.17

【展望】14年第28節仙台戦

・残り試合数(7)と2位との勝ち点差が等しくなり、浦和の優勝がいよいよ現実味を帯びてまいりましたが、G大阪・鹿島・鳥栖と上位陣との直接対決が残っているため、まだまだ予断は許しません。次節から中3日&中3日での3連戦となりますが、仙台・甲府と残留争いの渦中にあるチームから着実に勝ち点3を奪い取って、鹿島との決戦に臨みたいところ。

・ただ仙台はここ数年浦和が苦手とする相手。4月に対戦した際はアーノルド監督がポゼッション重視への転換を試みている最中で、浦和がカウンターを浴びせまくって久しぶりに4-0と大勝しましたが、仙台はその直後にアーノルド監督を更迭。後任は渡辺ヘッドコーチが内部昇格。

・仙台は既に手倉森末期にポゼッション重視に傾きつつあり、アーノルドもその路線を継承したはずですが、全く結果が出なかったため渡辺監督になって再び堅守速攻のカウンタースタイルに回帰した模様。その転換は奏功したように見受けられましたが、なんと第21節から5連敗を喫して、再び残留争いの渦中へ。

・更迭されたアーノルド氏が豪州メディアに向けて「強化担当が無能」「高齢選手が多すぎ」「戦力構成がいびつ」等々あれこれぶちまけまくったようですが、それはまるっきり嘘でもないのでしょう。

・あまり変わり映えの無い戦力で戦術だけ手倉森全盛期類似に戻したところで成績まで元に戻るわけもなく、渡辺監督はピークを過ぎたというか、一時代が終わったチームの幕引きの難しさを噛みしめているだけのような。

・戦力面で前回対戦時からの最大の変化はMF野沢の加入。もともとセットプレーを得意とする仙台にリャン・ヨンギと並んで優秀なプレースキッカーが加わっています。それゆえ自陣深い位置での不用意なファウルは命取り。

・逆に言えばそれが唯一無二の変化といって差し支えなく、他のスタメンはせいぜい怪我人の出入りがある程度で見覚え、聞き覚えのある面子がゾロゾロ。アーノルドの連れ子が監督交代であっさりお役御免になり、代わりの新外国人もハズレ。というか、今冬に獲得した選手はほとんど戦力になっていないような・・・

・スタッツを見ると「堅守」の面影はどこにもなく、複数失点を喫することもしばしば。またウィルソンが絶不調(わずか3得点)なのが響いているのか得点力も乏しく、総得点(24)は貧打の代名詞である新潟(23)と大差ありません。決して多くはない得点に占めるセットプレーの比率が高いのは従来と変わらず。

・守備はリトリート主体で前からはあまりプレッシャーをかけてきません。もともとハイライン&前プレを敢行していたそうですが、裏を取られまくって結果が出なかったのでリトリート主体に改めた経緯がある模様。浦和戦でも特殊なことはやらず、4×2のブロックをスライドさせて浦和のサイド攻撃に対処するものと思われます。

・ボールを奪う位置は概して低いので、攻撃はロングカウンター主体。手数をかけず、縦に速い攻めを繰り出してきます。遅攻になった場合はボールが持てる野沢がいる左サイド偏重のきらいあり。上がってきた梁と絡みながら最後はクロスみたいな。

・ただ遅攻に陥ってしまうと仙台の攻撃のバリエーションは多くはないので、浦和から見ればカウンターで決定機が生まれる気がします。

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<前節:仙台 1-0 瓦斯>

---赤嶺--ウィルソン---
野沢--------太田
---梁---富田---
石川直-上本-鎌田-菅井
-----関------

得点:75分 赤嶺

89分 ウィルソン→柳沢
90+2分 太田→村上
90+4分 野沢→武藤

・DF渡辺、MF角田が負傷離脱中。

・共にカウンターが持ち味のチームのためか、ボールを持たされては崩せずの繰り返しで、結構な塩試合でした。

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