【展望】14年第31節横浜M戦
・興梠骨折。マルシオ復帰以降ここまで怪我人らしい怪我人を出さずに闘ってきた浦和ですが、リーグ戦も大詰めの時期になって代えが効かない選手が離脱しました。
・前節鹿島戦で負傷退場した興梠の診断結果は思いの外重く、次節アウトどころか今シーズン中の復帰も難しいかもしれません。
・浦和の攻撃はとにかく最前線でボールが収まることを前提に成り立っているようなもので、その収めどころとして大活躍していた興梠の離脱は大打撃。シーズン序盤は李の1トップを試しては見たもののイマイチ機能せず、結局昨年同様興梠1トップに復した経緯があるだけに、興梠離脱をどのようにリカバリーするのかが今節以降の見所。
・普通に考えれば李が1トップに入り、空いた2列目にマルシオなり梅崎なりが入るのでしょう。ただ李はボールキープが苦手で興梠の代役としてはあまりにも力不足。また直近の2試合を見るとマルシオも梅崎もあまり多くを期待できそうにありません。総じて原口が誰が見ても不向きな1トップを張っていたミシャ初年に戻った感すらあり、あの年も終盤は点が取れずに苦しみました。
・もっとも興梠一人が欠けてガタガタになってしまうようであれば、浦和のチーム力は所詮その程度だったということ。幸い残り試合が少なく、この苦境をここまで出番の少ない選手をも含めて総力戦で乗り切ってもらいたいものです。
・対戦相手の横浜M(以下「鞠」)は勝ち点44の10位で優勝どころかACL圏入りも困難な位置。ACLはグループリーグで敗退。天皇杯は3回戦負け、そしてナビスコ杯も準々決勝(といっても初戦ですが)で敗退と全く良いところなく、シーズンを終えようとしています。
・守備は堅いが点が取れないのも相変わらず。リーグ戦総失点(26)は、浦和が4失点を2回やらかしたこともあって、いつの間にかリーグ最少に。その一方、総得点(33)は下から数えたほうが早いレベル。
・とにかくFWがしょぼくて、伊藤翔の得点はわずか5(これでもチーム得点王)。中断期間中にラフィーニャを獲得し、得点力不足解消の兆しが見えだしたと思ったら8月下旬に故障して現在復帰の目途が立たず。従って鞠お得意のセットプレーだとか、後方から齋藤がドリブルで突っ込んでくるくらいしか点が取れそうな感じはありません。
・また現在鞠は怪我人多発中。前節C大阪戦では小椋、中町、三門、富澤が故障等により欠場し、本職のボランチが全くいません。
・但し、同じく故障で離脱していた栗原がベンチに戻ってきました。
・前回の対戦では浦和の決定機は数えるほど。横浜Mにいたっては決定機ゼロというシオシオな試合でしたが、浦和がセットプレー一発で勝利。今回もそんな試合になってしまう気がしてなりませんが、もう浦和が勝てればなんでもいいです。
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<前節:横浜M 0-0 C大阪>
-----伊藤-----
齋藤---中村---佐藤
---兵藤--藤本---
下平-ファビオ--中澤-小林
-----榎本-----
HT:伊藤→藤田
75分:藤本→端戸
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