東北2014秋(8)~大船渡線BRT
(東北2014秋(7)から続く)
気仙沼駅は港から20分ほど内陸へ進んだ高台にあったため津波の難を逃れ、一ノ関や南三陸各地へ向かうターミナルとして機能しています。駅舎は2012年12月にリニューアルされたばかり。
もっとも鉄道が機能しているのは内陸を走る一ノ関~気仙沼間だけで、海岸部を走る気仙沼線の一部(気仙沼~柳津)や大船渡線の一部(気仙沼~盛)はBRTと称するバスで代行運転中。
乗車したのは「海」号。
観光用に改造された車両で一部の座席が海側を向いています。
一部区間は線路敷を利用した専用道路を走るのがBRTの特徴。
とはいえ、一般道を走る区間のほうが圧倒的に長く、かつ鉄道よりも風光明媚なところを走っているような気もしましたが・・・
陸前高田に代表されるように津波で壊滅的な被害を受けた地域のど真ん中も走るので、正直気が重くなりました。小なりといえども現地に金を落としたつもりなので、それが復興の一助になれば。
上写真の橋のように見えるのは土砂運搬用の巨大ベルトコンベア。「奇跡の一本松」の近くをBRTが走っていて、バス停も設けられているのですが、陸前高田に張り巡らされたベルトコンベア群に圧倒されているうちに、どれが一本松なのか判らないまま通過。
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