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2014.12.10

浦和2014年総括(2)~得点力不足に泣く

浦和2014年総括(1)から続く)

・昨年終盤に大決壊した浦和の守備。もともと守備への関心が薄いと言われるミシャもあまりにも凄まじい大決壊は堪えたのか、今年は攻守のバランスを重視するようになって失点は激減。

・失点減の主因はGK西川の補強でしょう。守備範囲の広さ&セービング能力の高さ、そして周囲に安心感ももたらす落ち着いた態度もさることながら、足元が上手いのが失点減に繋がったと思います。浦和の最終ラインにプレッシャーをかけられても西川を使って簡単にはぐらかせられる。これが実に大きかったかと。

・西川を失った広島が林を補強したものの、林の足元がさほど上手くないことが祟ってか失点が増えたのを見ると、ミシャスタイルにおけるGKの重要性を改めて実感します。

・また相手にボールを奪われてからの守りへの切り替えも目に見えて速くなったように思いますし、CB、特に槙野がむやみに攻め上がることがなくなったというかむしろ自重気味のスタンスを取っていたのも失点減に大きく関与したと思います。

・ただ守備側に重心を移した結果、得点は減少。攻守のバランスを変えた結果なので得点減はある程度やむを得ないのですが、今年は数多くあった好機に点が取れなかったのが災いして引き分けに終わった試合が目立ちました。また相手に上手く守られて手詰まりのままスコアレスに終わってしまう試合もありました。浦和の引き分け8は上位チームでは柏(9)に次ぐ多さ。

・得点力不足。最後の最後でG大阪に優勝をさらわれた原因はこれに尽きると思います。

・得点力不足に陥った要因は(1)原口離脱&補強の失敗、(2)興梠離脱&控え不在、(3)サイドアタックの弱体化、(4)硬直化した戦術の限界 の4点で説明できるでしょう。そしてこの4点の中では(1)の寄与度がもっとも大きいように思います。

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(1)原口離脱&補強の失敗

 W杯開催に伴うリーグ戦中断と同時に原口がヘルタ・ベルリンへ移籍。今季中の原口移籍はフロントも予想していて、その備えとして李を獲得したところまでは良かったのですが残念ながら原口の穴を埋めることができませんでした。原口とは全くタイプが違う上に、李自身のコンディションも良くなく、原口離脱以前から最終節に至るまでがらミシャがずっと李を使い続けたものの、これといった結果は残せずじまい。

 一時原口同様ドリブルを武器とする梅崎が原口の代わりになるかと思われたのですが、梅崎の好調も長くは続かず。

 パスを多用しての崩しを志向するミシャのスタイルの中ではドリブルで強引に仕掛ける原口は極めて異質な存在でした。しかし、あの強引な仕掛けが相手の強固なディフェンスに風穴を開けて、時には自らゴールをぶち抜き、時には仲間の得点を呼び込んでいたのも事実。

 原口離脱後は強引に点を取りに行くことは難しくなり(というかやろうとする選手もおらず)ミシャスタイルを突き詰めることで点を取るしかできなくなりましたが、相手の対策が進んで、それも次第に手詰まりに。

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