東北2014秋(9・完)~三陸鉄道南リアス線
(東北2014秋(8)から続く)
BRTは大船渡市の盛駅に到着。ここから釜石へ三陸鉄道南リアス線が伸びていて、今年4月5日に全線で運行再開。
隣にJR盛駅。こちらは鉄道復旧の目処が建っていませんが、駅舎だけ2012年12月にリニューアル。
「あまちゃん」効果で賑わう北リアス線とは対照的に、こちらは地元客がほとんどで車内も実に静かなもの。
南リアス線はリアス式海岸の内陸部を長大トンネルで抜けてゆくので車窓はあまり面白くなく、しかもたまに海が見えるところはことごとく津波で壊滅していて復興途上といった塩梅。やはり胸が痛くなります。
終点釜石着。上写真はJR釜石駅(ここも2012年12月にリニューアル)で、三陸鉄道はその脇にごく小さな駅を構えています。
高台にある「鉄の歴史館」へ足を運んでいました。鉄一般の話ではなく、釜石における製鉄の歴史を、その創業に大きく貢献した大島高任を中心に紹介したもの。釜石製鉄所は官営として出発したが大コケしたとか、三井の傘下だった時期があったとか、興味深い話がゾロゾロ。
高炉こそ休止してしまいましたが、新日鉄住金は今でも釜石では巨大な地位を占めています。
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