【観戦記】14年第34節:浦和 1-2 名古屋
・最初のCKを槙野が決めて早々と先制したものの、その後は全く良いところがなく逆転負け。
・G大阪戦で敗れ、鳥栖戦では試合終了直前に追いつかれてドローに終わって2位に転落したことで選手達は心理的にダメージを受けたであろうことは想像に難くありませんが、そのダメージを全く克服することができなかったのか、実に低調な試合内容で敗れたのが何より残念でした。
・確かに優勝する可能性は低くなった。でも全く望みがないわけではない。そのわずかな望みに賭けて必死にあがき、なりふり構わず闘いに闘ったけれども、惜しくも優勝に届かなかったのなら仕方がない。勝負事だから負けること自体は受け入れられる。でも、この試合はなんだ??? ハナから優勝を諦めているかのような、何とも気が抜けたプレーの連続。これではG大阪が徳島相手にドローで終わるという僥倖に恵まれたのに、その運を掴めないのは当然も当然。
・言っちゃなんだが、もはやメンタル的にズタボロの柏木はスタメンどころかベンチにすらおいてはいかんレベルでした。あれじゃ周りに悪影響を及ぼすばかり。セットプレーで同点に追いつかれ、ミシャがマルシオを用意した際にてっきり柏木を下げるものと思ったのですが、下げたのは青木という型どおりの采配。戦術も選手起用も硬直的なミシャには歯車が狂ったチームを短期間に立て直すだけの手腕はありませんでした。
・同点に追いつかれて前がかりになった浦和は名古屋のカウンターの格好の餌食に。そして不整脈の診断を受けてここ2試合ベンチからも外れていた啓太をなぜか3人目に投入し、その啓太が永井にプレゼントパスをして逆転負け。責任を感じたのか、啓太は試合後号泣したまま場内一周というなんとも気の毒な姿になってしまいましたが、ここはどう考えても試合ができるのかどうかすら怪しい啓太を投入した監督が責められてしかるべき。
・G大阪戦では骨折が完治していない興梠を投入し、最終戦では不整脈の診断が下っている啓太を投入して、共に敗戦。そんなに他の選手に信用がおけないのでしょうか??? 確かに天皇杯やナビスコ杯で出てきた控えメンバーの出来は芳しくありませんでした。でもこんな選手起用を繰り返しているようでは控えメンバーのモチベーションはだだ下がりになるでしょうし、チームの一体感が失われかねないと思います。
・3年連続して終盤に大失速。失速の主因はそれぞれに異なると思いますが、一度崩れだすとどうにもならないこのチームのひ弱さは真に嘆かわしい。しかも若いチームならともかく、どちらかといえばベテランが多いチームにも関わらず。
-----李------
--梅崎----柏木--
宇賀神-阿部-青木-平川
-槙野--那須--森脇-
-----西川-----
得点:2分 槙野
65分 宇賀神→関根(負傷による交代?)
74分 青木→マルシオ
86分 平川→啓太
-----川又-----
永井---矢田---小川
--ダニルソン--田口---
本多-闘莉王-牟田-矢野
-----楢崎-----
得点:72分 牟田、89分 永井
52分 闘莉王→田鍋(負傷による交代)
68分 小川→松田
90+2分 川又→中村
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