浦和2014年総括(1)~総論
12年:3位 勝点55 得点47 失点42
13年:6位 勝点58 得点66 失点56
14年:2位 勝点62 得点52 失点32
・惜しくもリーグ優勝には届きませんでしたが、ミシャ3年目も前年より勝ち点は伸び、しかも失点が激減したため得失点差も大幅に改善。この成績を見ればミシャに4年目を託すことを早々に決めたのは至極当然です。
・ただ3年連続して終盤に失速。失速の原因は一昨年&昨年とは異なるように思いますが、あまりにも悲劇的、かつあまりにもお粗末な失速ぶりゆえミシャ及びフロントに対して批判の声が高まるのも無理からぬところ。
・監督の求めに応じてそれなりに補強をした(質的に充分だったのかはともかく)にも関わらず、今年もタイトルに手が届かなかったことが批判を増幅させているようにも思います。また外部補強を進める一方で、浦和生え抜きの選手が次々チームを去ることになったのもミシャ及びフロントに対して批判が強まる一因になっているようにも伺えます。
・最後の3試合があんまりな結果、あんまりな内容だったためにこの1年全体の印象が滅茶苦茶悪くなりがちですが、どこからどう見ても一昨年、昨年よりマシだった年なのは数字を見れば明らか。一昨年は土台固めに明け暮れてかろうじて3位に滑り込んだだけ、昨年は優勝争いはしたけれども一度も首位には立てなかったことを思えば、今年は優勝が現実的な地位を長く保っており、壮絶な最期にも関わらず「感動をありがとう!!!」といっても良いくらいの出来。
・例えて言えば「頂上に手が届きそうなところにまで来ていながら、最後に滑落して9合目くらいまで転がり落ちてしまったようなもの」で、私はまた来年新しい装備を揃え、新しいスタッフも雇って9合目から頂上を目指せば良いように思います。言い換えれば、最後の滑落だけを声高に取り上げて再度麓から登りなおそうとする赤者がわらわら出てくるのが不思議でなりません。
・ただ滑落したのは運不運の問題ではなく、なるべくしてなった可能性は十二分にあります。滑落の原因を突き止め、しかもそれはミシャの手ではどうやら解決できそうにない=ミシャでは頂上に辿り着けそうにないことがはっきりすればミシャに別れを告げるのはやむを得ないと思います。そして来年はその見極めの年になるでしょう。
・もっとも難儀なことに浦和のフロントの能力ではミシャよりマシな登山家を連れてくる可能性は小さいでしょう。下手をすると「浦和生え抜きの新米監督」を連れてきかねません。そして5合目どころか、3合目あたりで遭難を繰り返す浦和へ逆戻り。その愚を避けるためにもなんとかして来年はタイトルを確保したいものです。
※以後、浦和滑落の原因について考えるところを稿を改めて徒然なるままに書き連ねてゆきます。
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