東北2014秋(4)~松島
(東北2014秋(3)から続く)
東日本大震災では相対的には津波の被害が小さかった松島。
観光地を歩いている限りは被災の爪痕はほとんど判らないレベルにまで復興が進んでいましたが、駅前には今なお不通区間の残るJR仙石線の代行バスが停まっていました。
海に突き出した格好の五大堂。坂上田村麻呂が奥州遠征の際に毘沙門堂を建立したのが始まりとされ、現在の建物は伊達政宗が1604年(慶長9年)に創建。
伊達政宗が1604年(慶長9年)から5年をかけて再建し、江戸時代には伊達家代々の菩提寺として栄えた瑞巌寺。残念ながら現在は平成の大修理の真っ最中で国宝の本堂は非公開。
その代わりに同じく国宝の庫裡を特別公開していました。
瑞巌寺は非常に太っ腹で、フラッシュを使用しない限り何でも撮影可。本来は本堂に安置している御本尊、藩祖政宗公・2代忠宗公の大位牌、三代開山木像も大書院で特別に公開。
これも特別公開中の陽徳院(政宗公の正室愛姫)御霊屋。2006年から3年をかけ創建当初の豪華絢爛な姿に復元されました。
瑞巌寺の隣にある円通院。伊達政宗の嫡孫光宗の霊廟として、1647年(正保4年)瑞巌寺第100世洞水和尚により三慧殿が建立され開山されたもの。
円通院は紅葉の名所で、ライトアップも行われるそうですが、見頃はまだまだ先でした。
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