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2014.12.08

関口訓充選手、契約満了

・今季契約満了の関口訓充選手と来季の契約を更新しないことが公式発表されました。

・関口は2013年にベガルタ仙台から完全移籍で加入。ドリブルが武器で運動量が豊富、しかも左右ともこなせる関口は、何かと消耗が激しいWBで大ベテランの平川、あるいはまだサイドで確固たる地位を築いていなかった宇賀神に取って代わるものと期待されました。

・しかし加入年のキャンプで故障して出遅れ、その後もミシャスタイルへの適応に苦しんでほとんどの試合で途中からの出場止まり。しかし、シーズン終盤になって徐々に周囲と噛みあうようになり、ナビスコ杯準決勝第2戦では関口のクロスが決勝点に繋がりました。

・あのクロスに大きな可能性を感じ、今年はやってくれるだろうと思ったのですが、残念ながら今年も平川&宇賀神の牙城は崩せずリーグ戦はもっぱらベンチスタート。

・ナビスコ杯でスタメン出場したものの、日立台で対面の橋本和にボコボコにやられて前半だけでお役御免になってしまいました。そしてこの試合がミシャの関口への心象を著しく害したように思います。皮肉なことに、関口をボコボコにした橋本和を獲得するとの報道もチラホラ。

・さらに同ポジションのライバルとして関根が台頭し、関口は控えの攻め駒の役を関根に奪われてしまいました。ミシャが無理に若手を優先的に使ったわけではなく、関根がミシャの期待に応えて短時間で結果を出したこと=健全な競争による序列の逆転ですから、これは致し方ありません。ただプロ生活10年超になった関口がユースを出たばかりの新人に負けて出番を失ったのは心理的に堪えたかも。

・時折切れ味鋭いドリブルで見せ場を作り、スタジアムを沸かせることもありましたが、結局のところ得点に結びついたのは原口送別会と化したナビスコ杯名古屋戦のみ。原口退団後シャドーでの起用が模索されても不思議はなかったのですが、ここでも同じくドリブルを武器とする梅崎がポジションを掴んで離さず。

・非常に特徴がはっきりしている選手で、しかもまだ28歳ですからその特性を活かせる場はいくらでもあるでしょう。真紅のユニフォームに袖を通した選手はいつまでも浦和の選手。これからも関口の活躍を見守り続けてゆこうと思います。

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