野村屋本店@佐野 ~ 耳うどん
かなり前に「ケンミンショー」で取り上げられていた「耳うどん」。「耳うどん」は佐野市仙波町に昔から伝わる郷土料理だそうで、佐野駅から徒歩10分足らずのところにある「野村屋」で大々的に売り出しています。本業は蕎麦屋のようですが、暖簾にはでかでかと「カレー煮込耳うどん」。
「カレー」は初手にしてはちょっと変化球すぎると思い、「田舎風耳うどん(850円)」を注文。他に「もつ煮込耳うどん」「味噌煮込耳うどん」。もちろん単なる「耳うどん(780円)」もあります。
店内は手狭で4人掛けテーブル4卓、小上がりに4人掛け3卓。先客5、後客7と結構繁盛していて「耳うどん」を注文している人もそれなりに。
思いの外仰々しい丼で登場。
「田舎風」というのは「けんちん汁風」という意味のようで、さといも・ニンジン・ごぼう・大根・油揚げ等々お馴染みの具がどっさり。体が温まって厳冬期には最適。
底に沈んでいる「耳」を掘り出してみました。リアル耳すぎます(笑)。見た目通り「うどん」でもなんでもなく、強いていえば「だんご汁」の「だんご」に近いかなぁ。堅いわけではありませんが、かといってもっちり感もあまりなく、なんとも微妙な食感。「耳」は10個以上ゴロゴロしており、それなりに腹にたまります。
汁はごく普通の関東風醤油味で、ドロドロ感は全くありません。
最後になぜか蕎麦湯が出てきました。蕎麦湯で割らないと汁が飲めないわけではないのですが、これはどう使うのが正解なんだろう???
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