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2015.03.31

カレーのチャンピオン 近江町店@金沢

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 祝・北陸新幹線開業!ということで早速金沢まで試乗してきました。

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 金沢自体はもう何回も来ているので観光とは名ばかりの事実上の散歩を一通りすませた後は

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 近江町「いちば館」地下にある「カレーのチャンピオン」へ。

 あまり定義がはっきりしない「金沢カレー」。首都圏では「ゴーゴーカレー」が大々的に店舗展開していますが、「カレーのチャンピオン」の店は地元石川県を中心に西日本中心で首都圏にはほとんどありません。店外の券売機で「LカツカレーM(690円 ※サービスタイム価格)」を注文。

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 ウィキ先生によると、金沢カレーの一般的な特徴は以下の通り。

・ルーは濃厚でドロッとしている。
・付け合わせとしてキャベツの千切りが載っている。
・ステンレスの皿に盛られている。
・フォークまたは先割れスプーンで食べる。
・ルーの上にカツを載せ、その上にはソースがかかっている。
・ルーを全体にかけて白いライスが見えないように盛り付ける。

 試食したところ、確かにそう。でも、見た目はともかく味わいの上で地方色というか、際立った個性があるわけではないんだよなぁ・・・特に可もなく不可もなし。

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2015.03.30

坂本@笠岡(岡山県)

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 山陽本線笠岡駅から徒歩5分弱。駅西側に見える跨線橋のたもと当たり。先客6、後客7。ボロボロの外観で醤油の香りが外に漏れ出していますが、地元客で賑わっていました。

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 ちなみに笠岡は岡山県の最西端にある街で、天然記念物カブトガニの繁殖地として有名。

 「坂本」のメニューは「中華そば」しかなく、並が500円、大が700円で、並を注文。この店の面白いのは箱に無造作に500円玉や100円玉が置いてあって、客がその箱で適宜会計を済ませてゆくこと。もちろん無人ではなく、店のオッチャン、オバハンが箱の近くにいます。当然ながら「万札お断り」の貼り紙有り。

 店内もボロボロで、6人掛けのテーブルが1卓、4人掛け1卓、2人掛け3卓と広くはない店内に大小のテーブルを目一杯詰め込んだ風。

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 レンゲなしで登場。スープは判りやすい鶏ガラベース。ただ出汁よりも醤油がかなり前面に出ていて、出汁の旨みをかき消しがちなのが残念。スープの色合いほどにはしょっぱくはないのが救いですが。

 麺は細めのストレートですが、不可解なことに、食べ始めは粉っぽさを感じるほど固くて参りました。次第にスープに馴染んでくることはくるのですが・・・

 また具にも鶏を多用していますが、これも堅くて旨みが抜けちゃったような感じでイマイチ。他に大ざっぱに切りそろえられたネギ、メンマ。

 地元では人気店のようですが、私には全く合いませんでした。

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御口直しというわけではありませんが、ついでに倉敷まで足を伸ばしてしばし散策。

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2015.03.29

タルタルチキンカツ丼@かつや

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 産業道路沿い・蕨の「かつや」で期間限定で販売中の「タルタルチキンかつ丼(税込529円)」を早速試食。店は結構繁盛していて、しかもその半数くらいが「タルタル」を注文していました。

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 チキンにタルタルソースといえばから揚げベースの「チキン南蛮」が定番な気がしますが、「かつや」なんであくまでもチキンかつがベース。ただチキンカツ自体は淡白な味わいなので、そこにタルタルソースだけというのはイマイチ相性が悪いせいか、チキンカツにソースをかけてあるのがポイント。

 そしてカツの下には千切りキャベツが少々。

 単調で飽きやすいソースかつ丼よりも味わいに変化があって面白いと取るか、重いものに重いものが積み重なって見ただけで胃もたれすると取るかは微妙なところ。個人的には悪くない出来だと思います。

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【観戦記】15年第1節:浦和L 2-3 I神戸

・比較的良かった時間帯に先制点を奪ったところまでは良かったものの、試合を通じてみれば劣勢の時間帯が長く、残念ながら逆転負け。昨年ははっきりとした誤審があったり、また神戸のアンフェアなプレー連発で後味の悪い試合がたび重なりましたが、この試合ははっきりとした力負けでした。

・新加入の白木が高卒新人とは思えないくらい出色の出来で奮戦してはいましたが、さすがに現時点では白木一人で浦和の攻撃力不足を解消するには至らず。従って昨年同様堅い守備をベースに1、2点くらい取って逃げ切ってしまうのが浦和の勝ちパターンだろうと思うのですが、この試合は守備がかなり不安定だったように見受けられました。3点も取られては浦和に勝ち目はありません。

・試合開始から10分くらいは中盤でボールを奪えずにいとも簡単に最終ラインが大炎上し、GK池田の好守でなんとか失点を免れる惨状。

・その後はようやくプレス網が機能し始めて浦和が攻勢に転じましたが、後半になると1対1での当たり負けが目立ちはじめ(特に加藤が再三なぎ倒されていて気の毒・・・)、さらにカウンターを喰らった際の戻りが遅くなって再度劣勢に。

・また横パスをさらわれて大ピンチを招く場面もありました。従って結果は1点差負けでしたが、試合内容的にはもうちょっと差がついて然るべきでしょう。

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・スタメンは新加入の長船がCBに入り、堂園が抜けた右SBに乗松が回る格好。またGKは昨年負傷でスタメンの座を平尾に譲っていた池田がカムバック。面子だけ見ればこれといた駒不足は感じないのですが、オフ期間中長船が代表に取られたり、怪我人が多発したりして、この面子で練習した期間があまりないのかもしれんなぁと感じさせる場面がちらほら。

・また神戸は両SBが強力なこともあって、浦和はサイド奥深く抉られてしまう場面が頻発。前半終了間際の高瀬のゴールは和田が裏を取られたところから。和田は随所で自爆ボタンをぽちっと押してしまいがちで、川澄&近賀を相手にするには正直力不足でした。

・陣形がコンパクトでSHとSBで相手のサイド攻撃を防げているうちはいいのですが、SHがバテて守備に戻れなくなるとかなり辛い。ボランチがサイドの加勢に回るとバイタルエリアを良いように使われてしまいます。京川の得点はパスワークで浦和守備陣をきっちり崩してのもの。

・3失点目はCK→ニアで澤がヘッド。澤の得意パターンを喰らったのはなんともいただけませんが、この時浦和は前に3人残して勝負に出ていたので、目を瞑るしかなかったのかも。でもその直後にCKで長船が1点取り返したので、3失点目が実にもったいない結果に。まぁ結果論に過ぎませんが。

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・守備はいかにも熟成不足で昨年より後退した印象だった一方、攻撃は明るい兆しが。先述の白木がポストプレーをこなすだけでなく、自らドリブルでボールを前に運んでゴールを狙うなど、いわゆる「万能型FW」の片鱗を随所で披露。これで昨年専らポストプレーを担っていた後藤の負担がぐっと軽くなり、ボールの納まりどころが増えたことで浦和の攻撃がぐんと迫力を増すかもしれません。

・ただ比較的良かった前半でも相手のサイド奥深くまでボールを運んで、誰にも合わないクロスで終わってしまう場面が多く、この辺は昨年とあんまり変わっていないかなぁ。先制点は左からのクロスが右の柴田へ通り、柴田の折り返しに後藤が飛び込んでヘッドという見事なものでしたが、悪く言えば流れの中からの決定機はこれだけ。

・神戸と比べると浦和は中央突破の力が格段に劣ることもあってか、攻撃のバリエーションに乏しいのは否めず。また高い位置でボールを奪うと神戸は着実にフィニッシュにまで持って行くのに対し、浦和はそこまで持って行けないのも気になりました。

・とはいえ、白木は今後大いに楽しみ。万能型の白木に、生粋のストライカーである吉良なり清家なりがどう絡んでゆくのか。この試合は途中投入の吉良も清家も不発に終わりましたが、チームの熟成が進むと共に面白いものが見られるかもしれません。

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---白木--後藤---
加藤--------柴田
---岸川--猶本---
和田-高畑--長船-乗松
-----池田-----

得点:34分 後藤、90+1分 長船

70分 加藤→清家
79分 和田→吉良
79分 岸川→臼井

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---大野--高瀬---
京川--------川澄
---伊藤--澤----
鮫島-田中--甲斐-近賀
-----海堀-----

得点: 得点 44分 髙瀬、70分 京川、90分 澤

70分 京川→増矢
80分 大野→中島
85分 高瀬→南山(負傷による交代)

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2015.03.28

だいはちっこ@東池袋

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 東池袋交差点を南西へ入る。すぐ近くで新豊島区役所を絶賛建設中。先客ゼロ、後客2。なんか聞いたことがある屋号だなと思ったのですが、近所にあるタンメン専門店「だいはち」の姉妹店とのこと。

 店外の券売機ボタン先頭の「タンメン(700円)」を注文。並(180g)から大盛(300g)まで同値段で、中盛(240g)で注文。また塩・醤油・味噌が選べるとのことで塩にしてみました。こちらはタンメン専門店ではなく、「つけ麺」や「ニンニク辣麺」といったメニューも。

 有楽町線東池袋駅4番出口から高速道路沿いに南へ。外観が地味なので危うく通り過ぎそうになりました。平日夕に往訪。先客3、後客ゼロ。

 店は狭小、かつ柱がある関係で左側にカウンター2+1席、右側に5席という変わった配置。戸を開け放ちにしても換気がイマイチなせいか店内にうっすら油煙が立ち込めています。水セルフ。

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 スープは古典的なあっさり味ではなく、若干「トナリ」の影響を受けたような動物系ベースのちゃんぽん風味。良くも悪くも「トナリ」のようなこってり感はなく、どちらかといえば淡白な味わいで、生姜もなし。従って飽きが来るのも早く、途中で胡椒を投入。貼り紙によると「麺とかえしは本店で手作り」とあり、逆に言えば出汁と具は本店とは違うようで。

 麺は若干細めのストレートでちょっと頼りない気がしました。淡白なスープに合わせるとこんなものなのかもしれませんが、麺の堅さの注文ができるようなので、「堅め」にしたほうがベター。

 そして本店同様、白菜、もやし、玉ねぎ、にんじん、にら、キャベツ、きくらげなどの野菜がたっぷり。豚肉こまぎれも少々。ただもやしが少々くったり加減だったのは残念。

 趣味的にはさして面白味はありませんが、コストパフォーマンスはいいので近所の人、というか新区役所の工事関係者には便利かも。

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2015.03.27

安行桜@川口・蜜蔵院

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川口・安行の「密蔵院」へ花見に行ってきました。

ウチからだとかなり距離があるためか、恥ずかしながらここの桜の存在は今年3月の「広報 かわぐち」で知った次第。

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門前に桜のアーチ。

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安行桜はソメイヨソノよりも咲くのがやや早く、また花が小ぶりで色がやや濃いのが特徴。

境内にはささやかながら売店も出ていました。

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たに@尾道

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 山陽本線尾道駅から、西へ歩いてすぐ。先客8、後客ゾロゾロ。駅から非常に近いという場所柄、観光客や出張族が目立ちましたが、御揃いの作業服姿で昼飯を食いに来た一団もいました。

 券売機はなく、手渡されたメニューから基本の「尾道ラーメン(580円)」を注文。後払い制。店内はカウンターだけですが、縦に長くて20席以上ありそう。

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 背脂がぷかぷか浮かぶ、典型的な尾道ラーメン的ビジュアルで登場。表面の脂が結構多いせいか、「魚のだしとしょうゆをベースに、鶏ガラやトンコツで煮込んだ」とされるスープはかなり熱く、しかもなかなか冷めないのには驚きました。ただ脂の多さの割にはしつこい感じはしません。出汁としょうゆ、そして脂のバランスが良く、旨みたっぷりで、しかも飲みやすくて満足。

 麺は井上製麺の細めストレート。店内に「かためで出す」との断り書きがありましたが、堅いというよりコシが強いといったほうが適切かも。スープは良く絡んでこれまた結構なのですが、量は少な目。地元客風の方が悉く「半チャン」とか「唐揚げ」とかがついた定食を頼んでいたのも道理。

 具は大き目だが薄いバラ肉チャーシュー、白っぽいメンマ、青ネギ。

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ラーメンだけ食いに来たわけではなく、一応観光らしいこともやるにはやっています(苦笑)

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2015.03.26

ごらんアウェー:広島2015 ~ 広島駅あれこれ等

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広島へは専ら飛行機で行くようになったせいか、近年広島駅に行く機会が激減してしまいましたが、久しぶりに様子を見に行ってきました。お目当ては上写真の227系。

ありとあらゆるボロ電車が集い、JRになっても一切新車が投入されないため「國鐡廣島」と揶揄されつづけた広島についに登場した新車。

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駅自体もちょこちょこ改装されていて、駅名表示板にラインカラーらしきものを導入。といっても、首都圏みたいに方面別に色分けされた電車が来るわけでもなく、悉く黄色い奴がやってくるという罠。

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最も顕著に変わったのが跨線橋。岡山駅ほどではありませんが、それでもかなり広くてすっきり。

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その一方で1番ホームのうどん屋が閉店。新跨線橋内の「駅麺家」としてリニューアルオープン。

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広島駅は駅入口改札と出口とが大きく離れている特徴がありましたが、それが今般旧入口改札側へ一本化され、旧出口改札は封鎖されてしまいました。

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日曜の早い時間帯から開いている店なんて限られているので、福屋デパ地下の「みっちゃん」へ。早い時間にも関わらず買い物ついでの客でそこそこ混雑。

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注文したのは肉・イカ・エビ入りの「スペシャルそば入り(1,050円)」。特に何の変哲のない一品ですが、最近は妙に凝ったふわふわしたものよりも、スタンダードなものに安心感を覚えるようになりました。中に大葉なんて入れられたらたまらんし。

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今年はACLがあるためか、広島に来た赤者は明らかに少な目。

1年ぶりのビッグアーチで気がついたのは、長らく故障したまま放置されていたフルカラーの大型映像装置が直っていたこと。

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整形熊がスタジアムを周回していましたが・・・

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整形前のものもぼちぼち片づけるなり、張り替えるなりしたほうが・・・

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クソつまらん試合でしたが、儲けものとしか言いようがない勝ち点1で大満足。昭和テイスト溢れる人々による大反省会で広島の夜は更けてゆくのであった。

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2015.03.25

鷆@草加

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 草加駅西口から高架沿いに北へ。すぐ近くに「眞司」あり。先客ゼロ、後客3。外壁はガラス張りなのにドアだけが木製という変な外観。屋号は全く見たことがなさげな漢字ですが「てん」と読むようで。

 券売機ボタン先頭の「鶏白湯そば(780円)」を注文。他に「煮干しそば」「濃厚つけ麺」など。

 店内はカウンターが2本縦に並んで5+3席。

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 ドロドロ、ザラザラのスープは非常に判りやすい鶏白湯ベジポタ。鶏の味わいはしっかり活きており、また冷めにくいので厳冬期には助かります。刻みタマネギを入れて食べやすくしてあるものの、終盤は飽きるのは否めず。

 麺は並太ほぼストレート。ドロドロスープに負けない仕上がりでこれもまずまず。

 残念なのは具。いんげんはともかくレンコン、プチトマトは全然スープにで合っていません。レンコンはほとんど味が付いていないせいか浮いた存在だし、またプチトマトは青臭いだけだし。

 鶏チャーシューは薄くて柔らかくて単体だと美味そうなんですが、これまた濃いドロドロスープに味が埋没しがち。他に三つ葉。

 ベースは上出来なんですが、ビジュアルばかりに気合が入っていて、料理として成功しているとは思えないのが残念。

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2015.03.24

【期間限定】らあめん花月「船橋ソースラーメン」@川口本町

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 近所の「らあめん花月」で期間限定の「船橋ソースラーメン」の幟を見かけたので早速試食。近場なんだけれども入店するのは実は初めて。先客ゼロ、後客1。

 メニューが多いせいか、店内の券売機ボタンはやたらごてごてしていて難儀でしたが、お目当ての「船橋ソースラーメン(750円)」をなんとか見つけ出して注文。

 店内は縦長カウンター8席と店奥に4人掛けテーブル1卓。水セルフ。だいぶくたびれていて、薄暗くて、店のオヤジも元気なさげ。

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 うーん、ぱっと見はどう見てもつゆに浸かった焼きそば。きゃべつ・もやし・玉ねぎ・紅しょうが・豚ばら肉・青海苔といった焼きそばでお馴染みの具材がずらずらっと並んでいます。ただ野菜は炒めたのではなくスープで煮込んであるようなので、脂っ気はありません。

 で、そのスープですがソースで味付けしてあるものの、その酸味やスパイシーさが突出するわけではなく、脂っぽくもなく、良くも悪くも無難な出来。たぶん普段「花月」の他のメニューで使っているスープのアレンジなんでしょうけど、その割には良く出来ていると思います。

 一方いただけないのが麺。細い縮れ麺ですが、コシに乏しくなんとも頼りなくてチープな出来。ソース焼きそばをイメージした麺だそうですが、これじゃカップ焼きそばと大差ないかと。

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【観戦記】15年第3節:広島 0-0 浦和

・拾い物の勝ち点1。90分を通じて浦和に見どころはほとんどなく、特に前半は大量失点を喫しても何の不思議はなかったくらいの惨状で、勝ち点1が得られたことで満足する他ない試合でした。

・一方広島は前半思惑通りに試合を運びながら再三の好機で決定力を欠き、後半は尻すぼみ。コンディション面で広島が圧倒的優位なので、終盤怒涛の大攻勢に転じてくるかと思いきや、最後の最後までなぜかリアクションサッカーに徹した挙句、広島も電池切れ。

・最後は浦和はボールを保持するものの無理には攻めない、広島も前に出て積極的にはボールを取りに行かないと、あたかも双方勝ち点1で談合したかのような試合展開に。北京帰り&中4日で遠距離アウェーの浦和は勝ち点1で良しとする然るべき理由がありますが、なんで広島が宿敵(苦笑)を倒す千載一遇のチャンスを生かすべく積極策に出てこないのかなんとも不可解。

・広島が負けているわけでもないのにバックスタンドの観客は後半40分過ぎからゾロゾロ帰り始める始末。ビッグアーチはなにせ交通の便が悪く、帰りの渋滞に巻き込まれるのが嫌で早帰りする人が少なくないのかもしれませんが、終盤の試合展開なら渋滞とは無関係に帰る人が出てもおかしくはないでしょう。

・個人的にはJリーグのレベル低下というか興業としての魅力のなさを象徴したような試合だと思ったのですが、試合終了後この試合に観客席から盛大なブーイングが出ないというのもこれまた不思議でした。

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-----興梠-----
--石原----李---
橋本-阿部--柏木-梅崎
-槙野--那須--森脇-
-----西川-----

56分 石原→ズラタン
56分 李→啓太
64分 橋本→加賀

・それにしても浦和サイドから見ればお粗末な試合でした。特に前半。そしてこの惨劇を引き起こした主因はミシャの謎のスタメン選考あると思います。

・前目はどの選手も大なり小なり連戦でコンディション不良だったり、故障を抱えていたり、また知らん間に宇賀神が小破する不運もあってスタメン選考に傍目からは窺い知れない数々の制約があったのかもしれません。

・ミシャが選んだのは謎の「ありがとう広島!ファン感謝デー+α」。小破した宇賀神に代えて橋本を入れたのはともかく、故障明けの李をシャドーに据えただけでなく、柏木をボランチに下げた一見強気の布陣。広島在籍経験のある選手が6人全員スタメンに並んだのは偶然だと思いたい(笑)のですが、これが全く機能しませんでした。

・まぁ毎試合毎試合スタメンを弄り回ればコンビネーションもへったくれもないでしょうに。コンビネーションの熟成を図るべく、あまり機能しなかったけれども山形戦と同じスタメンで宇賀神を橋本に代えるだけのほうがまだマシじゃないかと思うのですが、青木が縦パスを入れるのに消極的なのがミシャは嫌いなんだろうなぁ。

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・でも前半は浦和が無理に縦パスを入れて来たところを広島に狙われてカウンターで被弾また被弾。広島は5-4-1の布陣で自陣に構えて徹底的にカウンターで梅崎の裏というか梅崎と森脇の間を突いてきました。

・立ち上がりに塩谷→柏で危ない場面を作られたのを皮切りに、梅崎の裏を取った柏→森崎浩の決定機はわずかに枠外。青山→茶島、塩谷→茶島、さらに前半終了間際に茶島→寿人と決定機がありましたが、いずれもシュートは枠を捉えられず。

・浦和は前3人がいずれもコンディション不良、かつコンビネーション不良で全くと言っていいほどボールが収まらず(李はコンディションが万全でもボールは収まらないと思いますが・・・)、易々とボールを失っては広島のカウンターの基点になる始末。

・そして浦和は両WBを含む前5人と後ろ5人との間がぽっかり空いて中盤がないも同然な上に、陣形が間延びして広島の繰り出すカウンターを中盤で潰せずに再三右サイドが大炎上。コンディションの差が出たこともあってか玉際での競り負けも目立ち、また寿人に食いついては見たもののあっさり交わされて背後のスペースを使われてしまうこともしばしば。

・カウンターを得意とするチームに対して柏木ボランチでは支えきれないのはこれまで再三目にしてきたはずなのに、なんでその愚を繰り返すのか。そしてそのリスクに見合うだけ柏木が浦和の攻撃を活性化できているわけではないどころか、試合中になにか考えごとをしているかのように集中を欠いてピンチを招くテイタラク。

・前半の浦和の見せ場は20分くらいに森脇のボール奪取で自ら持ち上がって、パス交換を経て森脇自らミドルシュートを放った場面だけ。

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・決定機を外しまくる広島に助けられて、悪夢のような前半を奇跡的に無失点でやりすごした浦和。さすがにミシャもこの惨状を看過できなくなったようで、石原→ズラタン&李→啓太の交代で「ありがとう広島!ファン感謝デー+α」に幕引き。この交代と柏木をシャドーに上げたことで、浦和にようやく中盤らしきものが生まれ、かつ多少は前のボールが収まるようになって広島のカウンターを簡単には浴びないようになりました。

・李と同じく故障明けのズラタンでしたが、少なくとも李よりはマシな出来で、興梠に代わって1トップに入って千葉をビビらせるくらいの仕事はしていました。90分持たないのでズラタンをスタメンで使えなかったのかもしれませんが。

・ミシャはさらに柏対策として加賀を入れ、森脇を右WBに上げて右サイドをてこ入れ。左WBに転じた梅崎がミキッチと対峙する羽目になったのが気がかりでしたが、ミキッチの衰えが著しいようで大過なし。

・結局ミシャは自分で開けた大穴を後半慌てて繕いに行って、その弥縫策がいずれも奏功し、かつ広島の終盤の退嬰的な姿勢にも助けられてなんとか勝ち点1を持ち帰ったようなもの。勝ち点1の価値は大きいとは思いますが、収穫に乏しい試合だったのは否めません。

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-----寿人-----
--茶島----浩司--
柏--和幸--青山-ミキッチ
-水本--千葉--塩谷-
-----林------

72分 寿人→ドウグラス
82分 茶島→柴崎

・U-22合宿で浅野&野津田が不在のため、シャドーに茶島が入りましたが、これが驚くべき出来。ユース出身で学芸大経由の2年目ですが、過去ほとんど試合出場経験がないとは思えないくらいチームに馴染んでいました。瞬時のスピードがある上にポジショニングが良いせいか、再三森脇を脅かしつづけていました。あれで好機にシュートが枠内に撃てるのなら、即レギュラーになっているのでしょうけど。

・ただ浦和をあと一歩のところまで追い詰めながら終盤積極的に勝ちに行けなかったのは、結局のところ浅野&野津田不在で攻めに転じようにも前目の選手がいないのが響いたのかもしれません。寿人が90分持たないのでドウグラスに代えたものの、ドウグラスはチーム戦術に馴染む、馴染まない以前の問題としてJ1では力不足の感がありあり。

・そしてドウグラスを入れてしまうともはや手元に攻め駒はなく、全弾撃ち尽くし状態。退却するロシア軍を追撃しようにももはや弾がなくて決定的な勝利を収められない日露戦争時の日本陸軍みたいなもので、「終始広島優勢だが引き分けに終わった」のは広島から見てもやむを得ないのかもしれません。

・あとGK林が足元不如意なので、ビルドアップ時にGKへのバックパスが使えないのは広島の難儀なところ。後半千葉が李に絡まれた挙句にボールを失う場面がありましたが、千葉がエリア内で李の腕を抱え込んでいるのでPKを取られてもおかしくはなかったかと。

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2015.03.23

じゃじゃおいけん 浅草店@TX浅草

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 TX浅草駅を出て「浅草今半」のある公園六区入口交差点を西へ。先客、後客ともゼロ。首都圏では珍しいじゃじゃ麺の専門店です。

 オープン記念ということで、中盛(140g)から2.5人前(350円)まで同一料金(700円)の大サービスをやっていたので、「大盛り(210g)」を注文。

 店内は縦長カウンター10席。若い店主一人で切り盛り。水セルフ。

 卓上には肉味噌、ラー油、酢、カレーパウダー、ニンニク、コショウといった調味料がごてごて。

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 大盛りのせいか、皿ではなく浅めの丼で出てきました。麺の上には肉味噌、きゅうり、ネギ、しょうがといったお決まりの品々。

 ひとしきりまぜまぜしてデフォルト状態で二口、三口食べてみましたが、デフォルトだと良くも悪くもじゃじゃ麺の特色であるしつこさ、くどさに欠けるような気がします。そこでラー油やニンニクを適宜投入して味を変えながら食べ進みました。

 麺は水分が多い、うどんに近いようなもっちりタイプ。じゃじゃ麺は往々にして麺が柔らかすぎる場合があるのが困りものですが、ここのは悪くはないといったところ。大盛りといっても210gなので一気に完食。チータンタンは割愛。

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2015.03.22

小半@蕨(2)

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 蕨駅西口から徒歩5分ほど。約3年ぶりに再訪。先客ゼロ、後客7。屋号は「こなから」と読みます。

 メニュー先頭は「濃厚つけめん」でしたが「中華そば(700円)」を注文。並盛(140g)、中盛(210g)同値段とのことですが、中盛で。他に「濃厚味噌つけめん」、数量限定で「鶏白湯」など。

 店内は縦長カウンター10席のみ。郊外店らしく座席の間隔はゆったり目ですが、椅子がやや高いのは難。また空いているうちから手前から順に座らせようとするのも鬱。入口扉の建付けが悪くて隙間風が入って、入口近くは寒いんだよなぁ・・・

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 揚げネギ油を入れた小壺と共に登場。スープは魚介系の出汁が強めに出ながらも、動物系出汁とのバランスも良いあっさり醤油味。ただ微妙に妙な臭みがあって気になりました。刻みネギが良くないのかも。前回来たときは全く気にならなかったのですが、これでは大幅減点は避けられず。

 麺は三河屋製麺の並太ストレート。スープとの相性は良く、つるつるとした食感もまずまず。中盛の麺に対してもスープに過不足感はありません。

 終盤に揚げネギ油を入れてみたところ味わい一変。コクが深まってなかなか面白いかと。もっとも揚げネギの香ばしさはだいぶ失われてしまった気もします。

 チャーシューは柔らかく煮込んだのと、肉質をしっかり残したのとが1枚ずつ。他に海苔、刻みネギ、玉ねぎ、青菜。

 つけめんのほうが無難でしょうか。

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2015.03.21

パンチョ@池袋

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 池袋駅東口向かいの「みずほ銀行」脇の路地を直進。先客6、後客4~5。

 ナポリタン専門店を謳う店ですが、往訪時は「オムナポ」を大々的に売り出し中で券売機ボタンの半分くらいがオムナポ関係で埋め尽くされる有り様。まぁ客単価引き上げに懸命なのは判りますが、基本メニューの「ナポリタン」単品を見つけるのに一苦労。

 小(300g)、並(400g)、大(600g)同価格(650円)で、「横濱ナポリ舌」でナポリタンの400gは大した量ではないのを経験済みなので、思い切って大にしてみました。またナポリタン専門店を謳っているにも関わらず、ミートソースのメニューも豊富。

 店は地下にあって薄暗く、しかも島式カウンター8席と、2人掛けテーブルを5卓きちきちに詰めた感じで手狭。壁一面に昭和末期~平成初期くらいの映画やアイドルのポスターが貼られていて、量自慢の店だけれどもメインターゲットは若者ではなくオッサンなことを言外に匂わせており、実際客層はそんな感じでした。

 卓上には大きなタバスコ瓶とかけ放題の粉チーズなどが鎮座。紙エプロンも常備。

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 ドドーンと銀皿で登場。600gだと流石にボリュームがあり、食い切れないほどではありませんが、満腹感で一杯。麺は太目(定食のおかずに付いてくるようなナポリタンと比べるとかなり太い)で、ややぐでっとした感じ。脂ギトギト、ケチャップまみれで濃い味付けなのはお約束で、具にウインナーと玉ねぎ、ピーマンが少々。

 この手合いはじっくり味わっていると脂が急速に腹にもたれてくるので、タバスコや粉チーズの加勢を受けながら一気呵成に食べてしまうに限ります。美味いと言ってしまうのはどうかと思いますが、思わず箸が止まってしまうほど不味くもない。良くも悪くも「昭和の味」そのまんまな一品です。

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【展望】15年第3節広島戦

・広島は浦和同様リーグ戦連勝スタート。甲府&松本と相手に恵まれた感は否めませんが、その辺は浦和も似たようなもの。

・ただ浦和がACL遠征帰りの中4日なのに対し、広島はナビスコ杯予選リーグが休みの週に当たっていて平日の試合がなく、コンディションは断然広島有利。昨年浦和の日程が有利だのなんだの散々言いがかりをつけていた御仁もいたような気がしますが、あれはなんだったのかと。

・戦力を見ると広島は相変わらず主力の流出が止まず、石原&高萩と同ポジションの主力が同時に抜ける惨状。またサブクラスではファン・ソッコが流出。

・代わってドゥグラス(徳島)、佐々木(甲府)、工藤(京都)などを獲得。ドゥグラスは一応寿人に代わって途中投入されるのが定番化しているようですが、佐々木は後ろ3枚が鉄板化している中で使いどころ不明。工藤はベンチにも入っていません。

・石原と高萩の穴は昨年サブに回ることの多かった森崎浩とユース出身高卒3年目の浅野が埋めてそれなりに戦える形にはなっていますが、運が悪いことにU-22マレーシア合宿で浅野と野津田が浦和戦不在。従って、森崎浩の相方が誰になるのかが注目点になります。

・また昨年夏に一時注目された皆川はどういうわけか今年ベンチにも入っていません。もっとも昨年既に尻すぼみっぽかったようですが。

・従って面子的には前目が相当薄く、しかも寿人が90分持たないので代えが必須にも関わらず信頼できる控え選手が見当たらない感じ。前節松本戦を見ると、寿人に代わって投入されたドゥグラスが機能しているとは言い難かったようですし。

・面子の異動があったにせよ、広島に戦術面で大きな変化があるわけもなく、いつものがっぷり四つの闘いになるものと予想されます。昨年夏のリーグ戦では怪我人が多発した広島が極端に守備的な構えを敷きましたが、今回守備的に戦う可能性があるのはむしろ浦和のほう。

・北京に連れて行ったものの出場回避せざるを得なくなった興梠や、そもそも遠征も出来なかったズラタンの回復度合いは不明。北京国安戦で出場しなかった宇賀神や青木、那須がスタメンに戻るのは間違いありませんが、右WBとか右CBとかはどうするのかなぁ・・・

・西川はともかく、リーグ戦プチ中断期間中くらい休ませたかった興梠や槙野まで代表に招集されたのはなんともいやはや。水原三星戦以来延々と続いた連戦に次ぐ連戦が一区切りつくこの一戦で、またしてもミシャが選手を無理使いして自爆しそうな気がしてなりません。

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<前節:松本 1-2 広島>

-----寿人-----
--浅野----浩司--
柏--和幸--青山-ミキッチ
-水本--千葉--塩谷-
-----林------

得点:7分 柏、45+3分 森崎浩

70分 寿人→ドウグラス
86分 森崎和→佐々木
90分 浅野→柴崎

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2015.03.20

肉そば総本店 麺屋 宗@ときわ台(2)

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 ときわ台駅北口ロータリーからすぐ。ファミマの向かい。4年ぶり2度目の往訪。先客2、後客ゼロ。

 券売機でシンプルなメニューを見つけるのに一苦労しながら、売り物の「肉まきそば(750円)」を注文。醤油と塩が選べるので醤油に。他に「まぜそば」「つけ麺」も。

 店内はV字型カウンターが10席ほど。水セルフ。店内には昔の雑誌の切り抜きがペタペタ貼ってあって、そこはかとなく落魄感が漂っています。

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 口が広くて底が浅めの丼で出てきました。チャーシューの上に生姜がデンと添えられています。

 生姜を混ぜる前にスープを確認してみたところ、かなり甘め。鶏ベースなんでしょうが、かえしが少々きつい嫌いあり。食べているうちに生姜が混ざり込んでゆきますが、思いのほかすっきり感はありません。

 麺は細めのほぼストレート麺で、やや堅めの仕上がり。スープの絡みは文句なし。三河屋製麺とカネジン食品の麺箱が目に付きましたが、どちらの麺なのかは判らず。

 肉を麺に絡めながら食べることを想定して、チャーシューは脂身がほとんどない柔らかなロース肉を使っています。ただ「肉そば」を称する割には肉は多くはありません。肉の質を度外視して量ばかり出してくる店よりはよほどマシですが。

 他に穂先メンマ、もやし、青ネギ。

 量が少ないのが困りもの。100円でライスお替りし放題のようですが、ご飯に合うようにも思えず。というか、ご飯をつけると必然的にチャーシューがおかずになってしまい、「麺を肉に巻いて食べる」という店のコンセプトが成り立たないというジレンマが(苦笑)

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2015.03.19

一福@初台

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 オペラシティ辺りから西へ伸びる不動通り商店街の中ほど。京王新線初台駅が最寄りになりますが、かなり北へ外れています。先客1、後客1。大昔に一度来たことがありますが、知らん間に場所が少し変わり、店も小奇麗になったよう。

 
 店内の券売機で売り物の「味噌らぁめん(730円)」を注文。他に「味噌つけ麺」「醤油らぁめん」など。面白いことに「カレーライス」も出しています。ランチサービスは特にありません。

 店内はL字型カウンター7席と店左奥に4人掛けテーブル1卓。厨房内にはオバハンが二人。水セルフ。

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 スープは甘めで脂っ気が少なく、味噌にしてはさらさらっとしています。しかも動物系主体の出汁がよほどしっかりしているのか、味噌がやたら自己主張することなく、最後まで飽きることなくぐいぐい飲めます。底のほうに麦味噌らしい粒々が少々。

 麺は並太緩い縮れ入り。やや柔らか目なのが個人的には物足りなかったのですが、スープに合わせるとこんなものなのかも。

 チャーシューは意外にも肉厚でほぐれやすいタイプ。肉自体は美味いのですが、スープに合わせるにはもうちょい薄味のほうが良さげ。

 スープに刻みネギに交じってなぜか小さな揚げカスみたいなのが浮かんでいましたが、これはちょっと邪魔。他にメンマ、海苔。

 細かい難点はあるものの、総じて食べ手を選ばない、万人受けする出来だと思います。

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2015.03.18

春の火災予防運動@浜松町駅

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放水開始(^^)/

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【TV観戦記】15年ACL G組第3節:北京国安 2-0 浦和

・ACL3戦全敗。まだグループリーグ突破の可能性が完全に潰えたわけではありませんが、絶望的と言って差し支えないところにまで追い込まれてしまいました。

・この試合も浦和にチャンスが全くなかったわけではありませんが、相手に押し込まれる時間が長い(特に前半)だけでなく、決定機の数も相手のほうが多かったと思います。

・そしてそんな手強い相手に決めるべきところを決められず、我慢すべきところを我慢できずに失点し、最後は集中が切れたかのようなミスに乗じられて致命的な追加点を取られるという、判で押したような浦和の負けパターンをまたまたご披露。

・北京国安はグループリーグで最も強いという印象を受けましたが、それ以上に浦和が弱すぎる。浦和はACLで闘えるレベルに達しておらず、さらにいえば今の延長線上ならACLで闘えるレベルに到達する見込みも薄いと言わざるを得ません。

・中2日で長距離遠征付のアウェーゲーム。連戦連戦でコンディションを崩している選手が少なくない上に、ピッチはボコボコ。この条件下で普段通りのサッカーをやれというのがどだい無理な話で、実際攻守とも浦和らしさが表現できた時間帯なんてトータル15分もなかったと思います。ただ普段のサッカーができない、させてもらえない時のオプションが乏しい。いやACLレベルでいえばオプションはないといっていいくらい。

・そして今年はそれなりにターンオーバーを取り入れてはみたものの、なぜか幾人かの選手を無理使いする傾向は変わらず。後ろ目は補強に失敗した上に、怪我人が多発したこともあって代えるに代えられない事情は理解できますが、なぜ不調の柏木を、森脇を使い続けるのか。そして前節山形戦で興梠を無理使いした挙句、北京戦ではベンチ外とせざるを得なかった大失態をどう考えているのか。

・結局のところ、ミシャの硬直した戦術と硬直した選手起用が「それなりの水準にまで到達するが頂点には届かない」主因でしょうし、そしてその「それなりの水準」でACL圏入りを続けたところでACLには届かないのだと思います。

・だからといってここでまた一から始めると「それなりの水準」にも届かない可能性が高いもどかしさ。著しくバランスを失しているとはいえ、あれだけの大補強を敢行してもらいながらACLはグループリーグすら突破できなかったとなると、リーグ優勝でもしないとミシャの契約延長はないでしょうし、それで妥当と考えますが、シーズン途中でまたしても自爆ボタンを押してしまう愚だけは避けるべきでしょう。

-----石原-----
--武藤----柏木--
橋本-阿部--啓太-平川
-槙野--永田--森脇-
-----西川-----

得点:78分 バタージャ、84分 ユ ダバオ

63分 啓太→高木
71分 武藤→梅崎
80分 平川→関根

・スタメンは出場停止の那須の代わりに故障明けの永田を起用した他、山形戦のスタメンから興梠→武藤、宇賀神→橋本、梅崎→平川、青木→啓太と計5人入れ替え。山形戦での無理使いが祟って興梠をベンチ外にせざるを得なかったのはミシャが繰り返す大失態。小破したズラタンが間に合わなかったのも誤算。

・それなりに面子を入れ替えたものの、前半の浦和は武藤に2度チャンスがあったくらいで、ほぼ防戦一方。中2日での長距離移動でコンディションボロボロなのか、玉際で競り負けまくってほとんどの時間で押し込まれっぱなし。相手は特に上手いわけではないのですが、とにかくボールが奪えないので浦和はひたすら耐えるしかありませんでした。特に啓太の状態が良くないのか、中盤でボールを奪えないのが極めて厳しかったかと。

・後半に入ってようやくそれなりにボールが前に運べるようになり、両WGが高い位置を取るいつもの浦和っぽくなりはしましたが、これといった決定機が作れないどころかシュートにも持ち込めず。

・北京は石原に縦パスを入れたところを徹底的に潰してきた感がありあり。またサイドで良い形でボールを持つ展開にならないので、橋本の良さも発揮できず。浦和らしい攻撃でチャンスが作れたのは、後半半ば永田が突如自らドリブルで持ち上がって梅崎→永田で終わった場面くらいでしょうか。

・前半2度あった武藤の単騎突破、終盤の梅崎→石原といずれも手数をかけない縦に速い攻めでチャンスがあり、それを意識的にオプションとして磨いてゆけばミシャも一皮剥けるのではないかと思いますが、それは「暢久にやる気があれば」と言うようなもの。

・またDF裏に抜け出した武藤2度目の好機は是非とも決めてもらいたかったのですが、「チャンスはアホほど作るが決められない」のが仙台時代からの武藤の仕様。武藤は頑張っているのが傍目にも判りやすい選手なので責めたくはないのですが、とはいえACLを闘う上で補強選手の質は十分だったの???という話に帰着してしまいます。

・永田のお約束=「一試合一回のうっかり」による大ピンチなど、何度か危ない場面を好セーブで凌いでいた西川でしたが、失点は残念ながらその西川のミスから。FKのハイボールに対して永田とダムヤノビッチ、そして飛び出してきた西川の3人が交錯するような格好になり、西川がボールを弾ききれずにこぼれたところをバタージャに易々と蹴りこまれて失点。今季初出場の永田との連携もどうだったのか?

・またダムヤノビッチは日テレがやたら連呼するほどアジアでは反則技的なスーペルな選手、いわゆる「ワ級」とは思えなかったのですが、それでも対応が厄介な選手だったのは確か。ダムヤノビッチ自体は封殺できたが、それに気を使うあまり、他の選手にやられてしまう。こうなるとACLレベルでは「外国人選手枠だだ余りって何なの?」という話に。

・致命的には2失点目は森脇のボールロストから。数々のホールディングの反則を主審に見逃してもらう僥倖に助けられ続け、なぜかマッチアップしている選手と妙に仲良しげになりながら奮戦してはいたものの、最後にボロが出てジ・エンド。

・この日は前でボールがほとんど収まらないので両CBが攻撃に出るどころではなく、そうなるとわざわざ疲労困憊&自信喪失&CBとしては能力不足の森脇ではなく加賀で良かったのではないかと思いますが、この辺は結果論か。でも後ろ目で唯一投入できる加賀をほとんど使わず(使ったのがなぜかブリスベン戦の右WB!)、公式戦全試合で森脇に拘り続けたのはミシャの失策でしょう。

・個人技一発とかセットプレーとかじゃないと点が取れそうにないので、高木の投入はありだと思います。当然ながら高木の守備は心もとないので投入は終盤の勝負どころだろうと考えていたところ、ミシャはなんと63分に高木を投入。しかも啓太を下げて柏木をボランチに据える硬直的かつあまり当たらない恒例の博打。そして残念ながら高木はフィジカルが弱すぎてアジアレベルでは全く使い物にならず、この交代は失敗。

・さらに前半浦和唯一の武器だった武藤を北京がラフプレー連発で壊してしまうという、なんともACLらしいトラブルでミシャはやむなく梅崎投入。今季不振の梅崎ですが、高木とは対照的に、妙に吹っ切れている時の梅崎らしい縦に速い動きを連発して嬉しい誤算。でも梅崎のクロスを永田も石原も決められず。

・ACL残り3試合、無為無策のまま、いつもの負けパターンを繰り返して終わるのか、あるいは来年のACL(あるかどうかは定かではありませんが)へ向けて何かを掴んで終わるのか、可能性が極めて乏しかろうと、いや可能性が完全に潰えたとしても浦和の闘いぶりに目を凝らしてゆく所存です。

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2015.03.17

【閉店】はち@高田馬場

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 高田馬場駅から早稲田通りを西へ。高田馬場郵便局を過ぎてすぐ。「肉肉ラーメン」の跡地。先客、後客ともゼロ。

 店外の券売機ボタン先頭の「鶏ぽためん(730円)」を注文。並・大盛同値段なので大盛りで。さらに半ライスのサービス付き。さらに薬味となる玉ねぎの量(多め/少な目)を聞かれましたが普通で注文。他に「鶏ぽた辛めん」「鶏ぽたカレーめん」「あっさり中華そば」など。

 店内はL字型カウンター9席。卓上に辛子高菜、胡椒,ラーメンのタレ、山椒、魚粉など。厨房の中には一人だけでしたが、店の周りをうろうろしながら券売機をゴソゴソいじっている人がいて、その人がオーナーなのかな? さらに食べ終わる頃にバイト君がやってきました。客は来ないんですが(苦笑)

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 スープはドロドロ。ポタージュ系にありがちな青臭さはないので助かりましたが、かといって鶏が全面に出ているかというとそうでもなく、なんとなくぼんやりした印象を受けました。味が濃すぎてくどいよりははるかにマシですが、ドロドロの割には見た目ほど味が濃厚ではなく、ひょっとすると卓上の調味料で自分なりにカスタマイズするのが前提なのかもしれません。これだと玉ねぎをつけなくてもなんら差し支えなさそう。

 麺大盛りでもスープに不足感はありませんが、スープが心持ちぬるい辺りに悪影響が出たかも。

 麺は平打ちっぽい極太麺。口当たりは柔らか目ですが、コシが強くてドロドロスープも良く絡み、麺自体は気に入りました。ただぼんやりしたスープに対して麺の存在感がありすぎで、相性は疑問です。また大盛りでもそれほど多い感じはしませんでした。

 チャーシューもやや淡白な味わい。他に海苔、糸唐辛子、カイワレ、きざみネギ。

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2015.03.16

祝!上野東京ライン開業

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上野東京ライン開業に伴い、東京駅の様子を見に行ってきました。

いやぁ、城南地区の皆さんには謎としかいいようがない行き先の数々。たぶん高崎だけじゃないかなぁ、それなりに知名度があるのは。これに「籠原」が加わる恐ろしさ。

「どこへ連れてゆかれるかさっぱり判らない」恐怖を城南地区の皆さんにもじっくり味わっていただく趣向で開業されたものですから。

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伊豆へ向かう「スーパー踊り子」と常磐線特急の並びなんて、違和感ありまくり・・・

東京駅を出てすぐの首都高をくぐったら一気に急坂で神田駅で東北新幹線の上まで駆け上がり、さらに秋葉原へ向けて山手線等と同じ平面までどどっと駆け下るなかなかの難コースというか難工事。防音壁だらけでビジュアル的にはイマイチでしたが。

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【閉店】中華そば 葵@川口芝下(2)

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 産業道路「芝宮根」交差点を東へ。丸源ラーメンや牛角の手前。先客1、後客2。一応蕨駅が最寄りになりますが、かなり距離があって電車でのアクセスは非現実的。駐車場が2台分あるようです。

 ほぼ半年ぶり2度目の往訪になりますが、今回は3月末まで限定の「台湾まぜそば(800円)追い飯付」を注文。ニンニクの要否を聞かれましたが、もちろん有りで。

「中華そば」「塩そば」「つけそば」「まぜそば」といった定番メニュー以外にもゲリラ的に限定メニューを出している模様。

 店内は横長L字型カウンター10席ちょっと。水セルフ。店内は店主と女性アシスタントの2人。

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 卵黄、きざみ海苔、にら、きざみネギ、台湾ミンチ、魚粉など台湾まぜそばではお馴染みの品々。台湾まぜそばは概して味がやたら濃くて、しかも味わいが単調なため、どこで食べてもそんなに大きな差は出ませんが、限定メニューの割には試作感、片手間感はなくて上々の出来。全くと言っていいほどしつこさ、くどさを感じることなく一気に食べ進められました。辛さはピリ辛程度。ニンニクも程よい効かせ具合。

 麺は太めで柔らか目の仕上がり。しかし口当たりが柔らかい割にはコシが強くてもっちりとした、うどんに近いような食感でこれもまずまず。

 丼の底に大量の台湾ミンチが残るので、無料の「追い飯」を入れてもらってミンチもニラもネギもすべて完食。

 飽きやすい気がしないでもありませんが、たまに食べる分にはいいかな。

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2015.03.15

スタジアムの風景~埼玉スタジアム2015

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昨日ちょっと気になったのですが、メインスタンドの広告が微妙に減ったような・・・

もっともここの広告は埼玉スタジアムの持ちスペースで、浦和とは無関係みたいですが。

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【観戦記】15年第2節:浦和 1-0 山形

・山形の堅固な守備に苦しんで浦和は決定機どころかチャンスらしいチャンスも僅少。

・山形に全くチャンスを与えてはいませんでしたので悪い試合ではなかったのですが、かといって良い試合ではなく、少なくとも面白い試合ではなかったかと思いますが、終盤に阿部のスーパーゴールが飛び出して勝ち点3を無事ゲット。

・山形は守備こそほぼ完璧に機能していましたが、如何せんボールを奪ってからの攻め手に乏しく、シュート数わずか4で敗戦。CKは1本も取れなかったのでGK山岸の見せ場(?)もなし。

・昇格組との連戦はいずれも容易な試合ではありませんでしたが、終わって見れば浦和連勝。リーグ戦はこれ以上ないスタートが切れました。

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・山形はいつもの3-4-2-1ではなく、はっきりした5-3-2のフォーメーション。山形は2011年以来のJ1復帰なのでミシャスタイルの浦和と対戦するのは初めてですが、石崎監督は柏や札幌在籍時にミシャスタイルを経験済みのためか、その対策は手慣れたものなのでしょう。そして浦和対策に割ける練習時間なんてたいしてなかったにも関わらず、きっちり機能させる石崎監督の手腕も並々ならぬもの。

・山形は布陣こそ後ろに人数を割いてはいますが、前半は決してドン引きではなく、むしろ最終ラインを極力押し上げて陣形をコンパクトに保ち、浦和の中盤のビルドアップをコンパクトな陣形内でのプレッシャーで潰しに行くような感じ。特にサイドに追い込んでからの宮阪の鋭い寄せに苦しんで前半の浦和右サイドは何もできませんでした。

・浦和は無理に縦パスを入れると自殺行為になりかねないためか、山形最終ラインの裏狙いの攻撃が目立ちましたが、散発的かつ単調なものに留まって、流れの中でチャンスらしいチャンスは前半終了間際に左サイドに振って槙野→石原→興梠→青木と繋がった1回のみ。

・後半になってミシャは青木→武藤ではっきりと攻めのサインを出しただけでなく、無理使いしては見たもののさっぱりだった興梠を諦めて前節上出来だった高木を投入。さらにこれまた低調な出来に終始した梅崎を下げて関根を後半半ばを待たずに投入するというミシャらしいというか、無謀としか思えない強気一辺倒の駒捌き。

・ついでにミシャは後半頭から梅崎と宇賀神の左右を入れ替えましたが、あれは前半右サイドの出来があんまりだったからなのかどうか。

・ミシャが自力でボールを前に運べる選手をベタベタ張ったのと、山形の運動量が落ちて陣形の隙間が広がったのが相まって、後半になって浦和は積極的に仕掛ける回数こそ増えたものの依然としてチャンスはなかなか作れず。形になったのは宇賀神→石原と森脇→石原の2回くらい。浦和が前にボールが運べるようになった反面、山形の最終ラインが深くなって深い位置でブロックを作るようになり、スペースがなくなって高木や関根は窒息気味に。

・ただあんまり引くとぽっかり空いたバイタルエリアからミドルシュートを喰らってしまうというのもよくある話。山形のクリアボールを後方から走りこんできた阿部がダイレクトボレーで叩き込んで苦しい試合に終止符。抑えの効いた実に見事なシュートでした。浦和でこのシュートを生で見られただけでこの試合はお腹一杯。

・その後に武藤がスルスルっとドリブルでエリア内に突入する絶好機がありましたが、シュートはポストを直撃してダメ押しならず。

・文句なしのMOMにも関わらず、試合後の阿部は言葉少な。連戦連戦でも全く代えが効かず、途中で下げるわけにもいかないので相当お疲れなのでしょうし、「こんなところで満足してはいけない」という自戒もあるのだと思います。

・試合後は山岸が場内を一周して丁重に挨拶。移籍元でも移籍先でも愛され、頼りにされた山岸。誰もがハッピーになれる良い別れの挨拶でした。

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-----興梠-----
--石原----柏木--
宇賀神-阿部-青木-梅崎
-槙野--那須--森脇-
-----西川-----

得点:83分 阿部

HT 青木→武藤
62分 興梠→高木
68分 梅崎→関根

(試合終了時)

-----石原-----
--高木----武藤--
関根-阿部-柏木-宇賀神
-槙野--那須--森脇-
-----西川-----

・ズラタンと李が故障してやむを得ないのかもしれませんが、ミシャは首を痛めている興梠を無理使い。そして案の定というかなんというか、興梠はほとんどボールに絡むことなく62分でアウト。中2日でアウェー北京国安戦が控えていることを考えれば、ここで興梠を無理使いする必要があったとは思えないのですが。最初から石原1トップで良かったかと。そして武藤を投入時に真っ先に下げるのが興梠ではなく、青木だったのも驚き。

・槙野を含めて左サイドにドリブラーばかりがベたべた並ぶ異様な光景(もっともさすがに後半の槙野は自重して全くと言っていいほど攻撃参加しませんでしたが)。高木を入れるのはともかく、梅崎の代わりに入れるのが高木と特徴が被る関根なのか???

・ドリブラーを入れると分厚い敵守備網に個人技で風穴を開ける期待が持てる反面、ボールを失ってカウンターを喰らう可能性も高まります。その際に後ろに控えるのが柏木だと往々にして大惨事になるわけで。

・この試合は山形の反撃能力が乏しいことを見越した上でのアタッカー祭りだったのかもしれませんが、もうちょっと強い相手だと自爆していたかもしれない。結果オーライな気がしてならないミシャの采配でした。

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--ディエゴ---山崎--
-宮阪--アルセウ--松岡-
金範容------宇佐美
-石川--西河--當間-
-----山岸-----

61分 宇佐美→舩津(故障による交代)
72分 山崎→川西
86分 松岡→伊東

・前節仙台戦終了後に右WB山田とCB渡辺の故障が判明して共に長期離脱。ただでさえ層が薄いのにレギュラーを2枚欠く苦しい台所事情。さらに山田の代えに入った宇佐美が試合中に負傷する不運も。

・前節仙台戦を見た際にも思いましたが、「守備はほぼ完璧に機能しているものの、点を取る形が見えない」のが山形の現状。そもそも概してボールを奪う位置が低い上に、両FWが守備に奔走しているため、なんとかボールをもらってもそこからゴールまでが滅茶苦茶遠い。

・また浦和に致命傷になりかねないミスがないわけではなかったのですが、そこに付け込んで一気にフィニッシュにまで持ってゆけず。

・小林監督の際には守り倒した上に「石川のFK→田代の頭」でぽこっと1点取ってしまう必勝パターンがありましたが、この試合ではセットプレーも脅威にならず。もっともCKはゼロ、敵陣深い位置でFKを得る機会もあまりありませんでした。

・阿部のシュートは山岸もどうにもならず。浦和の決定機も少ないので山岸のシュートストップの見せ場もなし。ただ浦和のセットプレーに対する山岸の対応が非常に落ち着いていて安定感抜群だったのが目を惹きました。

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2015.03.14

【閉店】キッチン南海@東池袋

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 豊島岡女子学園と高速道路を挟んだ向かい辺り。近くに東京福祉大あり。良くも悪くも旧態依然、昭和の香りプンプンな洋食店です。まだ昼飯時には早いせいか、先客ゼロ、後客3。

 外のメニューを見たところカレー類が先頭で、次いで定食類といった構成でしたが、「唐揚げメンチミックス定食(680円)」を注文。他に豚生姜焼き、串カツ、アジフライ、チキンカツ、コロッケ等定食のバリエーションは豊富ですが、メニューに載っている組み合わせ内では750円が最高価格。後払い制。なお後客でカレーを頼んでいるのは一人だけでした。

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 店内は手狭で4人掛けテーブル3卓、2人掛け1卓、一人掛け1卓と狭い店に目一杯テーブルを詰め込んだ格好。しかもそのテーブルが小さく、4人掛けに4人座るのはしんどそう。また巨人のポスターカレンダーが目立つのも鬱。店は老夫婦で切り盛りしているようです。

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 揚げたてで登場。ワカメの味噌汁とお新香付。さらにナポリタンとキャベツが少々付いてくるとはいえ、あとは茶色い物体が威圧感を持って迫ってくるなかなかのボリューム。コストパフォーマンスは申し分なく、そして客がオッサンだらけなのも頷けます。惜しむらくは、メンチカツの火の通りが甘くてイマイチ。唐揚げは上出来でしたが。

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2015.03.13

【展望】15年第2節山形戦

・今シーズン公式戦に突入してから初めてミッドウィークに試合がない週。中2日、中3日のリズムに慣れてしまったせいか、丸1週間空くと久しぶりの試合のような気がしてなりません。もっとも疲労困憊の選手達にとっては短すぎる休息期間なんでしょうが。

・次節の対戦相手は昨年6位ながらプレーオフを勝ち抜いてJ1復帰を決めた山形。過去プレーオフ昇格組はいずれも一人負け状態でのJ2降格を余儀なくされていますが、開幕仙台戦を見る限り山形も厳しい道のりを歩みそうです。

・基本的には山形はハイプレス&ショートカウンターが持ち味としていますが、仙台戦では高い位置でボールを奪えず、むしろ仙台にサイドを抉られ気味になって前半は防戦一方。守備に決定的な破たんはないものの、概してボールを奪う位置が低いので攻撃の形を作れず。

・野沢が63分に退場になってからは逆に仙台を押し込む展開になりましたが、30分近くを数的有利で戦ったにも関わらず引いて守る仙台を全く崩せず。逆にちょっとした隙を突かれて仙台に先制を許し、最後のCKのチャンスではお約束のごとくGK山岸を上げては見ましたが、それが裏目に出て致命的な追加点を取られて敗戦。

・要するに「山形はJ1では守備はまだしも攻撃面で相当苦労しそう」という印象を受けました。

・戦力は昨年からほとんど変化がなく、レギュラークラスではCB渡辺とMFアルセウが加わったくらい。OUTでは長年在籍していた山形はえぬきの秋葉が目立つくらい。

・また昨年からレギュラー右WBの山田が仙台戦で負傷(左膝内側側副靭帯損傷 全治8週間)し、長期離脱となったのでここは面子が代わります。湘南から加入した宇佐美が有力。

・山形も前節湘南同様前からプレッシャーをかけてくるものと目されます。もっとも湘南ほどボールを奪って人数をかけて一気に攻めてくるわけではないので、浦和はよほど不用意なボールロストを繰り返しでもしなければボコボコにやられる感じはありません。湘南戦のように初めはロングボールを多用してハイプレッシャーを交わしてしまうのも一興。またミシャの嗜好通りにパスワークで交わすのも一興。

・小林監督時代には随分石川のFKに悩まされましたが、仙台戦ではセットプレーの強さのほどは確認できず。

・湘南戦ではコンディション不良でズラタン、李、柏木をベンチ外にしましたが、その回復度合いは不明。また興梠ももともと首を痛めていて強行出場だった上に鼻を強打され、これまた今節の出場可否不明。

・山形戦の後はわずか中2日でアウェー北京国安戦。おそらくそちらのほうに照準を合わせるでしょうし、それゆえ山形戦で無理な選手起用は避けるでしょう。

・従って消去法で考えれば前目は湘南戦と同じ石原・高木・武藤と予想します。ただ予想に反して山形が最初から引いて守ってきた場合、この2シャドーが仇になる可能性がなきにしもあらず。

・左WBは橋本の出番があるのかどうか。山形→北京→広島の3連戦で全部宇賀神を起用するなんてことはありえないでしょうから、相手との力関係を考えればここが橋本の試運転の場として最も相応しいと思いますが。

・右WBは前節平川の出来が攻守とも低調だったので、ブリスベン戦後半同様梅崎の起用がありえます。

・後ろ目は永田と岡本が全体練習に戻ってきたとはいえ、さすがに山形戦でのいきなりの起用は考えられず。ただ、失態続きで自信喪失気味に見える森脇に代えて加賀を右CBに据えるべきだと思うのですがねぇ・・・

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<前節:仙台 2-0 山形>

-----ディエゴ----
--伊東----山崎--
金範容-アルセウ-宮坂-山田
-石川--渡辺--當間-
-----山岸-----

56分 山崎→林
80分 伊東→中島
85分 宮坂→萬代

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2015.03.12

まる文@赤土小学校前

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 西日暮里駅から尾久橋通りを北へ。「東尾久本町通」交差点そば。日暮里・舎人ライナー「赤土小学校前」駅が最寄り。先客ゼロ、後客2。

 券売機ボタンを見るとつけ麺が先頭でしたが「らーめん(700円)」を注文。並(150g)・中(200g)同値段なので「中」で。

 店内は縦長カウンター9席。その背後に2人掛けテーブル1卓。カウンターの背後が不自然なほど広く、そこになぜか小さなテーブルを1卓だけ置いてありますが、その一方でコート掛けが見当たらず、冬季はチト不便。店はご夫婦で切り盛りしているのかな?

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 中盛りのためか、やや大き目の丼で登場。スープは鶏・豚骨+魚介系ですが、魚粉はあまり目立たず、どろどろ・ざらざら感は全くなく、むしろさらっとしています。動物系と魚介系のバランスが良く、またやたらしょっぱくもなければ、物足りなさを感じることもなく、良い意味で中庸。

 麺は自家製の太麺ストレートでつけ麺と共用かな? つるつる、もちもちっとした食感は悪くないのですが、さらっとしたスープにはやや強すぎる感もなきにしもあらず。

 チャーシューはパサパサでイマイチ。大ぶりのメンマも苦手。他に刻みネギ、海苔、かいわれ。

 総じてよくありがちなタイプで、それゆえ食べ手を選ばない、万人受けする一品でもあります。

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2015.03.11

【閉店】つじ田 奥の院@飯田橋

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 飯田橋駅東口から目白通りを南へ。人気店「つじ田」の裏にあり、なんだか一見さんでは非常に入りにくい店構えです。先客・後客ともゼロ。

 戸外の券売機で「煮干蕎麦・並(780円)」を注文。他に「煮干つけ蕎麦」。

 ほんのりと煮干し臭漂う小料理屋風の店内はL字型カウンター8席。冷水&温かいお茶がセルフ。

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 小さめの丼に並々とスープが注がれて登場。当然受け皿付き。

 スープは煮干ががっつり効いていて、えぐみこそ感じませんが少々食べ手を選びそうなレベル。丼の淵に魚粉がめだちますが、ざらざら感はありません。食べ進むにつれてちょっとしょっぱくなるのが難。

 麺は三河屋製麺の細いストレート。堅め・柔らか目の指定もできるようですが、スープとの相性・絡み具合ともデフォルトで全く問題なし。わずかにぼそぼそとした食感が特徴。

 臭い消しのつもりなのはざっくりと刻まれたネギがたっぷり入っています。甘みがあって悪くはないのですが、個人的に白ネギは苦手なので、こんなにあってもなぁ・・・

 他に柔らかいチャーシュー2枚、細いメンマ、海苔。

 細かい難点があるとはいえクォリティー的には大満足なんですが、客足が伸びないのはロケーションのせいでもあり、人を寄せ付けない外観のせいでもあり、食べ手を選びそうな味のせいでもあり。

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2015.03.10

【閉店】Shumen Doushi@南与野

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 埼京線南与野駅から埼大通りを東へ。隣にセイムスあり。先客ゼロ、後客6というか埼大の学生さんっぽいグループが一団となってやってきました。

 券売機で「正油SOBA(700円)」を注文。他に「塩SOBA」「つけSOBA」など。ランチサービスは特にありませんでした。

 店内は横長カウンター9席。シンプルかつ清潔感のある内装には好感が持てましたが、座っていると背中に日射しが窓越しに直撃して冬季でも少々難儀。もっとも普段はロールブラインドを下ろすのでしょうが。

 厨房には店主ひとり。水セルフ。

Shumen00

 やや大き目の丼で登場。スープは牛ベースのようで、ちょっと洋風な味わい。かえしや表面に浮く油とのバランスが良く、優しく、それでいてコクと深みがあって相当気に入りました。底にちょこっと鷹の爪が沈んでいて面白いアクセントに。

 麺は並太ほぼストレート。心持ち柔らか目の仕上がりですがスープとの相性、絡み具合とも全く問題ありません。

 チャーシューの代わりに牛そぼろを入れたのは面白い試み。他に穂先メンマ、笹切りネギ、かいわれ、海苔。

 埼大通り沿いにはポツポツとラーメン屋が点在していますが、その中では質的には頭一つ抜けているかも。

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2015.03.09

【閉店】ばりこて@高田馬場

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 高田馬場駅から駅前の「さかえ通り」の末端付近。先客2、後客ゼロ。玉石混交ながら周囲は飲食店だらけで競争が激しく、斜向かいの「ややや」はあっという間に潰れたようです。

 券売機はなく、着席するとやおらメニューを渡され、基本と思しき「博多ラーメン(650円)」を麺かためで注文。麺の固さはやわ・ふつう・かため。・ばりかた・なまの5段階。「なま」でも食べられるのが店のウリみたいで。

 豚骨臭漂う店内はL字型カウンター8席と店奥にカウンター4席。厨房にはスタッフ2名。卓上にはすりごま、紅しょうが、辛子高菜、にんにく、いりごま等々。

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 わずかにトロみのある濃厚豚骨スープ。泡立ちにもそそられるものがありますが、豚骨の旨みがぎゅっと詰まっていてこれは美味い! 首都圏ウケを狙って妙にカスタマイズせず、ど直球での豚骨勝負には恐れ入りました。

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 麺は極細ストレート麺。「かため」だとちょっと頼りなかったので「替玉(120円)」は「ばりかた」にしてみましたが、個人的にはこれが最適でした。

 この手のラーメンにしてはチャーシューにも力を入れているように伺えますが、如何せん小さくて薄いので大勢に影響なし。

 帰り際に「替玉券」を4枚ももらいましたが、替玉券なしでも十分安いのにこりゃたまらんわ! といっても替玉券を頻繁に利用できるほど近くはないのですが(苦笑)

 この界隈は「ぼたん」がなくなってからハイレベルの博多ラーメンは絶えて久しかったのですが、ここは大当たりです。

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2015.03.08

【TV観戦記】15年第1節:湘南 1-3 浦和

・ようやく今年公式戦初勝利。前半は「湘南スタイル」に嵌りかかり、PKで先制された時にはどうなることかと思いましたが、前半のうちに同点に追いつき、後半はほぼ一方的な浦和ペースに転じて逆転勝ち。

・圧倒的な運動量を誇る湘南が後半になって連戦でヘロヘロの浦和より先に失速したのが非常に意外かつ不可解で、浦和が意図して湘南を文字通りの「無駄走り」に追い込んだような気なんて全然しないのですが、偶然だろうがなんだろうが鮮やかな逆転勝ちだったのは確か。先制されればあっさりそのまま土俵を割り、先制しても守り切れないのが通例だった浦和の逆転勝ちなんていつ以来だか思い出せないし。

・またこの試合はコンディション不良で柏木を欠き、後半は興梠も負傷退場した状態での逆転勝ちだったのが実にでかい。昨年終盤興梠を欠いただけで大失速した浦和が、さらに柏木も欠いても勝てるなんて誰が予想できますか!! 急遽起用された新戦力(石原・武藤・高木)がそれぞれに持ち味を出し、誰がどう見ても著しくバランスを欠いた大量補強が丸々無駄というわけでもなかったことが判っただけでも有意義な勝利だったと思います。

・新戦力は武藤&石原だけでスタートした浦和でしたが、前半はどう見ても劣勢。試合開始早々阿部のパスカットから武藤がエリア内に抜け出した好機があった(その折り返しでシュートを興梠が撃ちきれず)後は、終始湘南のペースに合わせたかのようなドタバタした状態で推移しました。

・湘南の前からの激しいプレッシャーを回避すべく早目にロングボールを蹴って最終ライン裏を狙っていたという積極的意図があったのならたいしたものですが、その割にはえらくキックがアバウトで、湘南のプレッシャーを落ち着いて交わしているようには見受けられず。

・また前半は湘南を消耗させるという意図(?)は徹底されていたわけでもありませんでした。時間の経過と共に浦和はボールを保持しながら攻撃の形を作れず、シュートを撃ちきれずに湘南守備網に引っかかり、湘南お得意の人数をかけまくったカウンター攻撃を浴びる場面が目立ち始めました。

・槙野のシュートブロックでかろうじて絶体絶命の大ピンチを逃れる場面もありましたがやはり湘南優勢の時間帯を凌ぎきれず、カウンターのピンチで森脇がホールディングの反則でイエロー&PKを取られ、遠藤が決めて湘南先制。手を使った反則を厳しく取ることは事前に通告されていたはずで、森脇のはどう見てもファウル。この日も森脇は精彩を欠いたままで、早い時間帯に森脇のミスをカバーしようとした那須が早々にイエローをもらってしまったのがケチのつけ始め。

・ただでさえチーム状態は芳しくない上に先制点を取られてしまった浦和。そのままいつものようにズルズルとあっさり土俵を割るかと思いましたが、同点は非常に意外な形から。この日は柏木不在でプレースキッカー不在。宇賀神がFKを蹴ろうとしている時には、暢久や高原がCKを蹴っている時に感じたような眩暈を覚えたものですが、その宇賀神が非常に意外なことに精度の高いボールを出し、興梠がヘッドで合わせて浦和同点。

・飛び出したGK秋元はボールをパンチできずに興梠をパンチする始末で、興梠は無念にも負傷退場。後半ミシャはやむなく石原を1トップに上げ、シャドーに高木を投入。過去の実績やキャンプでの出来からすればシャドーに梅崎を起用しても不思議はないところで高木を起用したのが結果的に大当たり。戦局に応じた選手交代が下手なミシャらしくない上策で、これは大量補強の効果なのか、あるいは偶然に近い「かいしんのいちげき」なのか。

・冒頭に記したように後半になって湘南の運動量が浦和より先に落ちたのがなんとも不可解。浦和のアバウトなロングボール攻撃によって激しい上下動を強いられた結果なのかもしれませんし、単に開幕戦で気負って飛ばし過ぎたのかもしれませんが、湘南の陣形が間延びしたことで浦和は前3人、特に石原に簡単にボールが入るようになりました。石原が興梠の代役として十二分に使えるのが判ったのがこの日の収穫。

・石原の活躍と高木投入が効いて中盤を支配するようになってからはほぼ一方的な浦和ペース。人数をかけて湘南を押し込んだ状態から森脇の横パス→武藤スルー→宇賀神が得意のカットインからのシュートで逆転。

・さらにカウンターのチャンスで宇賀神→青木の左サイドからのクロスをファーで那須が叩き込んで試合を決定づける追加点。なんでそこに那須がいるのかさっぱり判らんのですが、同点に追いつく前にも那須がパスカットしてそのまま自分で持ち上がる場面がありましたから、那須なりに狙っていたのでしょう。ここぞという時に素早くカウンターを繰り出してさくっと点を取るのはキャンプでの狙いだったようですし。

・最後は加賀を右CBに投入して森脇を右WB、関根をシャドーに上げ、これといった紛れを生じることなく逃げ切り。逆転してからの守備陣は集中を切らすことなく大過ありませんでした。

-----興梠-----
--武藤----石原--
宇賀神-阿部-青木-平川
-槙野--那須--森脇-
-----西川-----

得点:41分 興梠、75分 宇賀神、77分 那須

HT 興梠→高木
70分 平川→関根
86分 武藤→加賀

・この試合ではブリスベン戦でお休みだった武藤、平川、青木、後半のみ出場の石原をスタメン起用。コンディション不良が報じられたズラタン、李、柏木は全てベンチからも外れました。特に柏木をベンチ外にしたのはミシャにしては思い切った決断だと思います。代えがいない後ろ目の選手ならともかく、大量補強で選手が余りまくっている前目でコンディション不良の選手を無理使いするようではチームが瓦解しかねませんから、当然と言えば当然な決断。

・ただ意外だったのは橋本の出番が回ってこなかったこと。攻撃はともかく、守備面で槙野との連携に難があるのかもしれませんが、キャンプで一番の輝きを見せた橋本が3戦連続で出番なしというのは少々不可解。その一方連闘を余儀なくされた宇賀神がこの日MOMといって差し支えない活躍を見せたのですから、世の中何が起こるか判らないもの。

・左WBでは橋本の高精度クロスに対し、宇賀神はカットインからのシュートとそれぞれに持ち味があり、上手く使い分けられればそれに越したことはないのですが、するとキャンプで試行した宇賀神右WBとは何だったのか?という話が持ち上がるわけで。

・後半投入の高木が実に面白い。石原とのコンビネーションはまだまだというか距離が離れすぎていてミシャスタイルには全然嵌っていないように思えて仕方ありませんが、ドリブルで突っかけてくる上に遠目からでもシュートも撃ってくる高木は結構厄介だった模様。ミドルレンジのFKがバーを直撃する見せ場も。高木は「一見全然噛みあってない異質な存在なんだけど、それゆえに相手が対応に困る」という待望の原口の後継者になってくれるといいですが、原口ほどのシュート精度は期待できない分、FKで高木なりの良さを出してゆければ、豊パパも大喜びでしょう。 

・また武藤はスピードがあるので、石原にボールが収まった直後に武藤に裏を取られる可能性を相手は常に念頭に置かざるを得ず、これまた面倒。高い最終ラインを敷く相手に今後武藤は有力な武器になるかもしれません。

・阿部の出来は良いとは言い難かったのですが、気迫が漲っていました。しばしば湘南の選手にも厳しい表情、口調で詰め寄ったりしていましたし。浦和を背負う者の気概。これぞキャプテン。これを見ただけでも今日は良かったと思います。

-----大槻-----
--大竹----高山--
菊池-菊地--永木-古林
-三竿--バイア--遠藤-
-----秋元-----

得点:36分 遠藤(PK)

56分 大竹→岡田
65分 高山→山田
80分 岡田→キム・ジョンピル

・湘南から見れば「湘南スタイル」を存分に発揮し、優勢だった前半のうちに1点しか取れなかったのが敗因。特に大槻のシュートが槙野を直撃したのが痛恨の極み。なんだかんだといっても昨年のチーム得点王ウェリントンを失ったのが大きいのかもしれません。

・また後半の選手交代が全く奏功せず、途中投入の岡田を怪我でもないのに下げる羽目になったのは残念でした。

・やりたいことははっきりしているので、この日の敗戦が浦和の強さ(苦笑)によるものなのか、単にJ1では厳しいゆえなのか、数試合見てみないとなんとも言えません。

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2015.03.07

六@神泉

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 井の頭線神泉駅の真ん前。「轍」の跡地。先客2、後客6。

 売り物の「辛味噌煮干葱らーめん(780円)」を注文。金沢のラーメン屋とのコラボだそうで、「100年蔵出し加賀味噌」を使っているんだとか。

 辛さは1辛~3辛が選べ、2辛にしてみました。3辛のみ20円増し。またライスは大・中・小すべて50円と安いので「ライス中」も付けてみました。他に「つけ麺」もやっているようですが、メニューはかなり絞り込まれています。

 煮干し臭がほのかに香る店内は横長カウンター8席と4人掛けテーブル2卓、2人掛け1卓。水セルフ。紙エプロンのサービス付き。店はご夫婦で切り盛りしているのかな?

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 不気味な赤い粉は「バーズアイ」という香辛料。スープは思いの外粘り気が強いのが特徴。豚骨+鰯に煮干香味油を合わせたものだそうですが、煮干は辛味噌に紛れてしまい、麺を絡めて食べている分には煮干しの存在は正直良く判らず。そもそも2辛は個人的には辛すぎたというのもありますが(苦笑)。

 食べ終わってスープをちょっと飲んでみて初めてはっきりと煮干しの存在が判るくらい。もっともいかにも自殺系っぽいので2、3口で止めましたが。

 麺は村上朝日製麺の太めほぼストレート麺。もっちりとした食感が嬉しく、しかもどろどろのスープに最後まで負けず。

 炙り入りのチャーシューはトロトロというより単に脂が多め、しかも妙に甘い味付けで辛味噌と全く合っていない気も。

 笹切りネギは箸休めとしてどっさりのせているのでしょうが、熱々のスープと冷たいネギのギャップがでかくてこれも正直イマイチでした。

 ネギよりむしろライスのほうが箸休めになるというのは変な感じですが、脂っぽくはないが味が濃すぎてどうしても飽きやすいので、小ライスがあったほうが食べやすいでしょう。量的にはなくても差し支えありませんが。

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2015.03.06

スエヒロ館@川口元郷

 ブックオフで本を売ったついでに、斜向かいにあった「スエヒロ館」へ。注文したのは「日替わりランチ・Aセット(税込950円)」。この日は「国産牛ハンバーグ+トマトソース&カキフライ」でした。日替わりと言っても「国産牛ハンバーグに揚げ物が付いて、さらにソースが変わる」というメニュー構成は不動。

 Aセットはライス&ミニサラダ付き。さらにスープバー(4種類あり)&ドリングバー付。Bセットだとミニサラダがサラダバーになって+200円(税抜)。

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 ハンバーグはガストの500円ランチで出てくるものなんかと比べるとさすがに遥かにマシですが、ステーキハウスの出すハンバーグと考えれば可もなく不可もなし。

 なおご飯お替り自由ですが、最初を大盛りにしてもらったので一杯で十分でした。

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【展望】15年第1節湘南戦

・いよいよJリーグ開幕。といっても浦和は既に公式戦を3試合もこなしているせいか、個人的には開幕を迎える高揚感なんて全然なくて、数多ある大会の一つが巡ってきたという感じしかしません。言うなれば「ナビスコ杯グループステージ始まる」と同じような感じ。さらに言えば公式戦3連敗という重い事実が高揚感を失わせているのだろうでしょうけど。

・相手は昨年J2をぶっちぎりで優勝した湘南。このくらいの戦績を引っ提げて来たチームだと松本や山形と「昇格組」と一括りにしてしまうのは失礼であり、昨年ぎりぎりで残留した清水や仙台、甲府あたりよりははるかに手強いと考えざるを得ません。

・曺監督の掲げる「湘南スタイル」。豊富すぎる運動量をベースに素早く攻守を切り替え、激しく積極的なプレッシングでボールを奪ったらスピーディーに前へ前へとボールを動かし、しかも後方から選手がわらわら湧き出るかのように攻め立てる。観ていて実に痛快。

・負けが混んでいるせいか、どうしても思考がネガティブになりがちで「出しどころに迷っているうちにボールを奪われる」「緩い横パスをカットされる」「無理に縦パスを入れたところを狙われる」「CKのチャンスかと思いきや、CKのこぼれ玉を先に拾われてロングカウンターを浴びる」等々、これまで何度も繰り返された浦和のやられ方の数々を湘南相手に披露してしまうような気がしてなりません。選手は中2日で体も頭もお疲れでしょうし。特に最終ラインと阿部と柏木。

・ただ湘南にも泣きどころがあって、昨年の主力選手が少なからず流出していること。チーム得点王のウエリントンを筆頭に、MF武富、DF丸山、DF宇佐美といった主力が流出。代わりに高山が早々に出戻ってきた他、FW藤田、MF山田、DF坪井、さらにブラジル人選手を3名を獲得しましたが、高山はともかく他の選手は戦術理解&チームへのフィットにそれなりに時間がかかるものと目されます。

・もっとも浦和も選手を入れ替えまくっているうちに組織の熟成度は大幅に落ちているように見受けられ、チームの完成度では湘南と似たり寄ったりかもしれませんが。

・湘南はトルコでキャンプしていたこともあってPSMで仕上がりを確認することもできず、今季の基本スタメンも全く判りません。ただ戦術にブレがないことだけは確実。

・湘南のフォーメーションは浦和とガチンコが生じやすい3-4-2-1。狭い局面で発生する1対1で優位に立てばそのままチームが優位に立ち、後手後手に回るようであればたちまち劣勢になる判りやすい構図。昨年の浦和であればJレベルだと同一フォーメーションのチームはむしろやりやすい相手のはずですが、何分今の浦和はお疲れ&自信喪失気味。

・今のところ「凶」としか言いようがない浦和のローテーションですが、ブリスベン戦で「謎の温存」だった橋本が出てくるのは間違いないでしょうし、普通に考えれば平川や青木もスタメン起用されるのでしょう。4連戦の最後なので、コンディションさえ悪くなければローテーションに拘らずにブリスベン戦後半からいじらないというのもありだと思いますが。

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2015.03.05

麺屋 KABOちゃん@駒込(2)

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 駒込駅から本郷通りを北へ。霜降商店街入ってすぐ。2年ぶり2度目の往訪。先客ゼロ、後客3。

 メニューがだいぶ増えていて、今回は「味噌中華そば(850円)」を注文。他は基本の「しもふり中華そば」に加え、「塩」や「つけ麺」など。相変わらず券売機はなく前金制。

 店内はL字型カウンターのみ6席程度で狭小。店主が一人で切り盛り。

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 スープは見た目から来る印象と違ってさらさらで脂っ気はさほど感じられず。花椒などスパイスが効いているのが特徴ですが、これまた見た目と違って辛くもしょっぱくもなく、味噌ラーメンにしては珍しくスープをぐいぐいと飲む気にさせるものがあります。

 麺は細めの緩い縮れ入りで、心持ち柔らか目ですが、スープとの相性は問題なし。麺は「しもふり中華そば」と同じかな? 量は少な目。

 チャーシューは豚が2枚と鶏が1枚。ともにそれなりに厚みがあって、しかも豚は弾力性が強くて噛みきれず(苦笑)。でも共に肉質が良くて十分楽しめました。

 他にメンマ、ネギ、かいわれ。

 店が狭苦しいので混むと難儀ですが、この出来なら十分再訪に値します。脂ギトギトでやたら味が濃いだけの凡百の味噌ラーメンが少なくない中で際立ってユニークな存在。ちょっと高いですが。

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【観戦記】15年ACL G組第2節:浦和 0-1 ブリスベン

・試合の入りが非常に悪く、軽い、軽すぎる、あるいはなんとも緩慢なプレーの連続で早々に失点。後半に入ってようやくエンジンに火が付いたかと思えば、那須がこれまた軽率極まりないプレーの挙句退場になってエンジンストップ。その後は数的不利にも関わらず、バランスを崩して攻めに出たもののこれといった決定機は作れず、追加点を取られなかっただけマシという散々な試合内容でACL連敗スタート。

・試合終了後は大荒れのゴール裏を阿部がなだめに回る一幕があり、心が痛みました。

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・試合開始早々のしょーもない失点と不用意極まりない退場劇。これじゃ何をやっても勝てないと思いますが、ミシャの謎の迷走も糾弾されてしかるべきでしょう。

・何が驚いたって加賀の右WB起用。キャンプ中胃腸炎で出遅れたこともあって、加賀は公式戦初出場。スタメン発表を見て加賀が右ストッパーに入り、森脇が右WBに回るものと思ったのですが・・・

・さらに驚いたのはこれまた公式戦初出場となる興梠がどう見てもズラタンと同一平面上で2トップを形成していること。

・ミシャの戦術が行き詰まりつつあるのは確かで、ミシャが選手起用なり、ポジショニングの微調整で閉塞感を打開しようとするのも判らなくはないのですが、連戦につぐ連戦の最中にやることかね、これは??? 

・長いキャンプの間に行われた練習試合で加賀WBや純然たる2トップを試行したなんて聞いたことがありません。ブリスベン戦の前にミシャにしては珍しく非公開練習をやっていたので、おそらくそこでテストしたのではないかと思われますが、1日やそこらの練習ではどうにもならなかったようで、新布陣はほとんど機能しないまま45分を無駄に過ごしてしまいました。加賀に至っては前半途中で森脇とポジションを入れ替える始末。

・昨年C大阪が慣れないミラーシステムで浦和に挑んで惨敗した際に、ミシャは「鵜の真似をする烏は溺れる」と当時のポポビッチ監督を揶揄していましたが、その言い回しを借りれば「策士の真似をするミシャは溺れる」といったところでしょうか。ミシャは残念ながら戦術に幅がなく、選手交代で局面を打開するのも不得手で、たまに変わったことをすれば大抵裏目に出る気がしてなりません。昨年のホーム鳥栖戦で豊田対策で右CBに濱田、右WBに森脇を起用した際もそれがものの見事に裏目に出ましたし。

・ミシャも試合後の記者会見で「私自身が今日の前半のスタートにミスをしたからです。前半は少し、後半の立ち上がりと違った形で試合に入りました。それが前半と後半の違いです。後半はいつものやり方に戻しました。」とこの新布陣が失敗に終わったことを率直に認めています。

・後半頭から加賀とズラタンを下げて梅崎と石原を投入。布陣もいつもの1トップ2シャドーに戻したことで、那須が退場するまでのわずか5分程度でしたが、浦和に光が射し込みました。昨年前半の基本布陣から原口を石原に代えただけなので、これが機能するのは当然といえば当然。浦和が立ち返るべきところは微動だにしていません。

・逆に言えば、今の低迷はターンオーバーというかローテーションというか、新戦力当てはめの試行錯誤を繰り返し、複数の選手を入れ替えまくっていることによる副作用なんでしょう。

・メンバーを固定すれば目先の結果は得られるが、過酷な日程ゆえにすぐに破綻する。かといってローテーションで選手を入れ替えても組織が機能するほど成熟度は上がっていない。行き詰まり傾向にあるとはいえベースがしっかりしているのは間違いないので、今はひたすら艱難辛苦に耐えるしかないんだと思います。

・開幕連敗で早々に監督の首が飛んだ2008年に今をなぞらえる向きもいるようですが、「チーム戦術が確立している」「チーム内に内紛を抱えているようには見えない」という2点で2008年とは明らかに違っています。おそらく今も昔も変わっていないのは「やたら自爆ボタンを押したがる人がいる」ことだけでしょう。道のりは平坦でないどころか、出血しながらヨロヨロ歩いているようなものですが、苦しさのあまり自爆してしまう愚を犯さないよう願うばかりです。

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--ズラタン---興梠---
-----柏木-----
宇賀神-阿部-啓太-加賀
-槙野--那須--森脇-
-----西川-----

得点:3分 ボレロ
 
HT:ズラタン→石原
HT:加賀→梅崎
83分:啓太→李

・思い出すだけで腹立たしいのは試合開始早々の失点。こぼれ玉に対する競り合いで宇賀神が競り負けたのはまだしも、ボールホルダーに対して柏木と阿部の2人で対峙し、一度はボール奪取に成功しながらすぐさま柏木がボールを失ったのは何だったのか。あんなところでボールを失ってしまったら失点に直結するのは当たり前。ブリスベンが序盤積極的に前からプレッシャーをかけてきたのが予想外だったのかどうか。

・ズラタンと興梠の2トップも不発。興梠が出てくるとズラタンは興梠ほどポストプレーが上手くなく、李よりはマシな程度なのが丸判りだったのは残念でしたが、それ以上に興梠とズラタンの役割どころが全然整理されず、お互いバラバラに動いているようにしか見えませんでした。「まともに練習してないことを本番でやるとこうなる」の見本みたいなもので、前半でお役御免になったズラタン個人の責めに帰するのは気の毒だと思います。

・この日の唯一の収穫はついに抜錨した興梠が昨年と変わらぬパフォーマンスを披露してくれたこと。それだけにこの日唯一の決定機だった柏木→興梠の決定機は決めてほしかった。シュートをGKにぶつけてしまうのが興梠らしいといえばそれまでなんですが、当面興梠のいるいないでチームパフォーマンスが大きく変わる傾向は続きそうです。

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・興梠が決定機を決められなかったとはいえ、その後も浦和ペースだっただけに那須の退場は痛恨の極み。横パスをカットされ、裏に抜け出されたところをラグビータックルでは誰がどう見ても、イルマトフだろうが岡部だろうが一発レッド。永田負傷離脱中で代えがいないだけに、那須退場は次節北京国安戦にも尾を引きそう。

・那須退場で阿部と柏木が一つポジションを下げて数的不利ながら反撃を試みましたが、気負いもあってかビルドアップの過程でミスが続出してカウンター喰らいまくり。後ろ目の選手でまともに機能しているのは西川だけというテイタラク。ブリスベンが前線でどフリーの選手へボールを出すタイミングが遅れて何度もオフサイドになったのに助けられましたが、大量失点してもなんら不思議はない惨状でした。

・80分過ぎになるとブリスベンも攻守の切り替えが遅くなって浦和がカウンター気味に攻めに出る場面が増えましたが、攻撃がそれなりに形になったのは興梠→李ヘッドだけかな?あと梅崎のシュートは大きく枠を逸れたのか。いずれにしても追加点を取られなかっただけで良しとせざるを得ない、見どころは後半わずか5分だけというお粗末な内容で試合終了。

・気になったのは森脇の不振。2試合続けて試合を決定づける失点に絡み、さすがの森脇もメンタル的に参っているのか、プレーが酷く消極的でオドオドしているように見えました。梅崎投入で下げるのはてっきり森脇だと思ったのですが、ここで森脇を残すのがミシャが「子飼い大事」と批判される所以でしょうなぁ。

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2015.03.04

【TV短感】2015年ACL F組第2節:城南FC 2-0 G大阪

・早い時間帯に失点し、その後は引いてカウンターを狙う相手を攻め倦み、これといった決定機を作れないまま後半半ばに追加点を許して完封負け。第1節広州富力戦と全く同じような試合展開でG大阪はACLグループリーグ連敗スタート。

・城南が滅茶苦茶強いという感じは全くありませんでしたが、それ以上にG大阪に良いところなし。広州富力と違って城南DF陣はパトリックに結構手を焼いているように伺われ、実際パトリックは再三右に流れ、時に中央で体を張って局面打開を図ろうとしているように見受けられましたが、決定機は後半オ→パトリック→阿部の1回きり(シュートはGK正面)。概して他の選手との距離が遠く、パトリックが孤立しがちだったように思います。

・この試合のパトリックの相方はリンス。長谷川監督はFWをパトリック・宇佐美・リンス・赤嶺、SHを阿部・大森・倉田、SBを藤春・米倉・オといったグル―プ内でスタメンをローテーションさせていて、この辺はミシャの「スタメン総取り替え」よりは組織を機能させるうえではるかにマシな策だと思いますが、リンスのスタメン起用はどうなんだろう???スペースがあってこそ活きる選手で、まさに勝っている時の「仕上げ」が最適。逆にあまり相手が前に出てこない局面では使いづらいと思うのですが。

・あと負傷離脱中の今野の穴はでかいようで、代役たりうる明神は大ベテランで連戦が効かず、小椋では単に力不足。この試合では小椋がエリア内で相手を抱え込んでしまってPKを与えたのが直接の敗因になってしまいました。長谷川監督は前半だけで小椋を見切り(?)、明神を中2日で投入したものの、その出来はあまり芳しくありませんでした。2失点目ももとはと言えば明神がパックパスを奪われてカウンターを喰らったところから。

観戦記でも触れましたが、ゼロックス杯でのG大阪の出来も褒められたものではなく、セットプレーで先制点を取るまでG大阪はほとんど攻撃の形が出来ていません。勝敗を分けたのはG大阪以上に浦和が酷かっただけのこと。

・従って、ACLでのG大阪連敗スタートは不思議でも何でもないのですが、これで週末のリーグ開幕戦でG大阪があっさり勝ってしまうようならJリーグのレベル低下はかなり深刻だと考えざるを得ません。

---リンス---パトリック--
倉田--------阿部
---小椋--遠藤---
オ--金---丹羽-米倉
-----東口-----

得点:8分 リカルド・ブエノ、68分 ファン・ウィジョ

HT:小椋→明神
70分:阿部→宇佐美
70分:米倉→藤春(オが右SBへ)

・遠藤と東口の代えが効かないとは当然として、CB岩下不在が不可解でしたが、岩下は故障持ちで連戦が効かないらしい。

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2015.03.03

前原商店@朝霞台

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 東武東上線朝霞台駅南口から伸びる通りを直進。「サミット」のある交差点を左へ。駅から徒歩10分弱。「ラーメン」と記された暖簾しかないので店に入るのには勇気が要りますが、幸い先客がいたので続いて入店。後客2。

 メニューはなんと黒板に大書された「ラーメン(650円)」のみ。あとライスの無料サービスがあったので、それも注文。

 さらに妙なのが店内。大昔の会議室で使っていたような長テーブルと丸いパイプ椅子を壁際に4+2席セット。その間にはぽっかりと大きなスペースが広がり、さらに店奥には使っていない小上がり。おまけに店内は薄暗くて、とても飲食店とは思えない不気味な雰囲気。前の店が撤退した後、極力初期投資をかけずに開店した結果なんでしょうが・・・ 厨房には店主のみ。

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 乗せものが多いせいか、スープが極端に少なく、バランスがよくありません。ラーメンにしては明らかにスープが少なく、まぜそばにしては多いというなんとも奇妙な状態。またこのスープは背脂たっぷり、かつ味が濃い上にかなり甘め。となると、狙いとしてはスープというよりまぜそばのタレに近いんだろうなぁ・・・

 麺は平打ちの縮れの強い太麺でやや固め。二郎系の麺のようにワシワシと食べる感じ。麺堅めを頼んでいる後客がいましたが、全くその必要は感じず。

 そして角煮状のチャーシューがごろごろ。値段を考えれば驚くべきほどの分量であり、しかも肉質も悪くありません。ただスープ同様甘くて、またこれだけ量があるとしまいにはしつこく感じるのもまた確か。海苔を絡めてチャーシューを消化するにはご飯を付けたほうが絶対に良いでしょう。

 箸休めにもやし、白髪ネギ。さらに半熟玉子が丸々一個ついてきましたが、量的にはもう勘弁(笑)

 極めてユニークですし、コストパフォーマンスが抜群なので一度来る価値はありますが、そのクォリティーには疑問符がつきます。

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2015.03.02

山猫軒@朝霞台

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 東武東上線朝霞台駅南口を出て武蔵野線高架沿いに西へ。朝霞台中央総合病院の北。近くに「ラーメンK」あり。先客3、後客7。

 券売機はなく、卓上のメニュー筆頭の「中華そば(730円)」を大盛(+100円)で注文。細麺と中太麺が選べたので中太麺で。さらに面白いことに鶏油とマー油が選べるので鶏油で注文。

 他に「塩そば」「濃厚そば」「濃厚塩そば」、及びそれらに対応する「つけそば」各種など。

 店内は厨房に向かってカウンター5席、窓際に4人掛けテーブル2卓、2人掛け2卓。店主と女将さんの2人で切り盛りしているようで。

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 うーん、どう見ても大盛りは失敗。麺とスープのバランスが崩れてしまいました。

 スープは節など魚介系がかなり強めに出た和風。ただちょっと脂が多すぎる嫌いがあって、和風といえどもあっさり感はありません。

 中太麺の選択も失敗だったかなぁ・・・やや堅めの仕上がりで、スープに対して強すぎました。またスープは黒黒とした色合いの割には味がそれほど濃くないので、中太麺だとスープの絡みも微妙。

 バラ肉チャーシューはほどよく脂がさし、トロトロ感があってなかなかの出来。他にメンマ、青ネギ、海苔。

 ミスチョイス2発で店の実力を殺いでしまったようなので、他のメニューで出直してみます。

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2015.03.01

いろり庵 きらく@浦和

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 浦和駅コンコース内。高架化完成によってできた店で、自家製かき揚げが売り物で、かき揚げそば(420円)を注文。高架下にあるのでやむを得ないとはいえ、店のど真ん中にどでかい柱があって、外観に比べると店はかなり狭いのが難。

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 NREの店ですが、川口・南浦和・武蔵浦和等々にある一般的な駅そば店よりは格段に質が向上。かき揚げがサクサクなのはもちろん、麺も細めでつるつる、出汁も若干甘め(かき揚げの油が良くなったのも出汁に好影響か?)。その分値段も上がっています(川口のかき揚げそばは370円)が、これなら許容範囲内。

 従来のかき揚げそばは蕎麦食っているというより粉食っているようなもんだったからなぁ。NREがまともな方向へ動き出したのは喜ばしいことです。

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【TV観戦記】FUJI XEROX SUPER CUP 2015:G大阪 2-0 浦和

・ゼロックス杯は一応タイトルであり、賞金もかかっているとはいえ、始動早々11日で4試合というクレイジーな日程の中でACLやリーグ戦と比べ優先順位が格段に落ちるのは確か。

・おまけに浦和は韓国から戻っての中2日、G大阪はホームからの中3日とコンディションで浦和に不利だったのも否めないか思います。

・従ってこの大会をミシャがテストマッチとして利用するのは一向に構いませんし、結果が出なかったのも残念ではありますが、それ自体は責めるつもりは全くありません。

・この試合は一連のキャンプの戦略的目的、すなわち今後延々と続く過酷な日程をこなすべく「誰が出てもそれなりのゲームができる」ことが確認・達成できていれば、結果の如何を問わず成功と評して差し支えなかったと私は考えています。

・ところが、試合は攻守にわたって内容も悪ければ結果も悪いとズタボロ。浦和はただボールを保持しているだけで、自陣でブロックを形成するG大阪に対して決定機らしい決定機は作れずじまい。おまけに水原三星戦と全く同じような形(セットプレーでファーの森脇をやられる)で失点し、前がかりになったところをさらにカウンターでやられるというお馴染みの負けパターンの繰り返し。

・ミシャは「試合全体を通して、80分くらいは我々がチームとしてコントロールしながらゲームができていました。」というけれども、ただボールを持たされていただけで、相手守備陣に風穴を開けるような攻撃がほとんどできなかった80分を「コントロール」というのかどうか甚だ疑問。

・もっとも負けた監督が「ワシがわるぅございました。」「ワシがまちごぅていた」というわけがなく、自己弁護&選手擁護に終始しても全然かまわないのですが、「盗人にも三分の理」じゃないけどもうちょっと説得力のある言い訳を披露してほしいもの。負けた時の言い訳すら画一化しているようでは、引き出しが少ない監督、もう出がらしになってしまった監督と評されても仕方ありません。

・審判団は確かに酷かった。謎のオフサイド、謎のバックパス見逃し等浦和に不利な判定もあれば、G大阪に不利な判定もあり、まことにJリーグ開幕を飾るに相応しいクソ審判団だったと思いますが、残念ながら迷裁きが勝敗を左右するようなものではありませんでした。ミシャがくどくどと審判を批判するのは正直見苦しいと思います。そんな暇があったらセットプレーの守備をなんとかしてほしいものです(苦笑)。

-----李------
--高木----梅崎--
関根-阿部--柏木-平川
-槙野--那須--森脇-
-----西川-----

56分 高木→ズラタン
72分 梅崎→武藤
87分 那須→啓太

・浦和は水原三星戦から中2日と厳しい日程なので、事前予想通り前目&WBを総入れ替え。負傷中の永田&岡本はともかく、加賀はまだスタメンで使えるレベルにないのか、後ろ3人が誰一人として代えられなかったのは残念でした。

・純然たる新戦力は高木だけなんですが、昨年終盤全く機能しなかった李1トップ&梅崎シャドーに、戦術理解&連携に難があり、というかフィジカルが弱くてそもそもシャドーの適性すら怪しげな高木を加えたところで機能するわけがないと思っていたら案の定。浦和は前三人にほとんど縦パスが入られませんでした。

・中に相手を寄せられないので両WBに展開してもWBがフリーでボールを受けられる場面が少ない上に、たちまちG大阪に2人がかりで対応されてどうにもならず。前半は散発的にミドルシュートを放つのが精一杯。後半になって森脇のクロス→高木がシュートを撃ちきれなかった場面が一番マシだったくらい。

・高木を諦めてズラタンを投入したことで多少前でボールが収まるようになり、梅崎→ズラタン、森脇→関根と前半よりは若干チャンスめいたものが出来てはきましたが得点ならず。特に関根がどフリーでG大阪最終ライン裏に抜け出した場面はこの試合唯一無二のチャンスでした。

・G大阪もパトリックを投入し、ようやく両チーム役者がそろった中で、先制したのはG大阪。遠藤CK→パトリックが那須に競り勝ち、落としたところに宇佐美。宇佐美をマークしていたはずの森脇はボールばかり見ていて宇佐美を見失う大失態。水原三星戦と全く同じやられ方で、これには目も当てられません。

・失点直後のドタバタ劇も相変わらず。東口ゴールキック→槙野があっさりパトリックに競り負け、関根と那須のあんまりな対応で宇佐美に際どいシュートを放たれてしまいました。

・失点後は自陣深く引いて守るG大阪に対して、浦和は人数をかけて攻め込むも全くと言っていいほど崩しきれず。武藤を入れてシャドーに回っていた李を下げるものと思っていたら、ミシャが下げたのは多少マシに思えた梅崎のほう。李がボールを持ったままズルズルを後ろに下がってきた一幕がありましたが、あれには参ったなぁ・・・

・そのまま何の見せ場もなく試合終了かと思いきや、終了間際に赤者の怒りの炎に火を注いでしまったのが槙野。槙野が縦パスを至近距離にいた選手にぶち当て、跳ね返りを拾ったパトリックが対面の阿部をものともせずに一人でゴール。この試合を通じて槙野の攻撃参加が非常に目立ち、どこかでやらかすだろうなと思ってはいましたが、目も当てられない格好でやらかすとは・・・

・「興梠・ズタラン・石原を3人とも欠いた状態では攻撃が成り立たない」「関根&槙野の縦並びはリスクでか過ぎ、あるいは持ち味を相殺しているのでは?」「4-1-5の1にしては動き過ぎる柏木はどうなの?」等々、今後のターンオーバーないしローテーションのあり方について反省だらけの試合であり、同時に「槙野と森脇の守備意識はどうなっているのか?」等攻守のバランスが2013年並みに崩れつつあるような気さえする、とにかく残念な試合でした。

--宇佐美--赤嶺---
倉田--------大森
---遠藤--明神---
藤春-丹羽--岩下--オ
-----東口-----

得点68分 宇佐美、90+4分 パトリック

63分 赤嶺→パトリック
78分 宇佐美→リンス
90+1分 大森→阿部

・G大阪はほぼ北京国安広州富力戦通りとの予想もありましたが、パトリック→赤嶺、小椋→明神、阿部→倉田、米倉→オと意外にも4人も入れ替え。

・G大阪の試合内容も褒められたものではありませんでした。自陣でブロックを作って粘り強く戦いながら前半お休み(当然ながらノーチャンス)→後半一気にラッシュをかけてくるゲームプランかと思いきや、やはり腰が引け気味で、先制点に至るまでのチャンスらしいチャンスは森脇の裏を取ってから明神の枠内シュートで終わった一回だけ。

・G大阪の新戦力=赤嶺のテストという面ではこちらも何の収穫もなく、パトリックが出てきてようやくゲームが動く始末。ただ長谷川監督は昨年来FWはフルに使わず(というか宇佐美が90分持たないこともあって)試合途中で適宜交代させて過密日程をこなすのが慣例になっており、赤嶺も大過さえなければいい、パトリックを多少休ませる仕事さえしてくれればいいと割り切っているのかも。

・守備は最後まで大崩れすることなし。そして我慢を重ねている間に、数少ないチャンスをしっかり決められるところが浦和とは雲泥の差。もうザルで強打する西野時代の面影は全くありません。

・でも浦和相手にしたたかな戦いぶりを見せたG大阪がホームで北京国安広州富力に完敗を喫したとあっては「Jリーグの凋落」が囁かれても仕方ないのかも。

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