パンチョ@池袋
池袋駅東口向かいの「みずほ銀行」脇の路地を直進。先客6、後客4~5。
ナポリタン専門店を謳う店ですが、往訪時は「オムナポ」を大々的に売り出し中で券売機ボタンの半分くらいがオムナポ関係で埋め尽くされる有り様。まぁ客単価引き上げに懸命なのは判りますが、基本メニューの「ナポリタン」単品を見つけるのに一苦労。
小(300g)、並(400g)、大(600g)同価格(650円)で、「横濱ナポリ舌」でナポリタンの400gは大した量ではないのを経験済みなので、思い切って大にしてみました。またナポリタン専門店を謳っているにも関わらず、ミートソースのメニューも豊富。
店は地下にあって薄暗く、しかも島式カウンター8席と、2人掛けテーブルを5卓きちきちに詰めた感じで手狭。壁一面に昭和末期~平成初期くらいの映画やアイドルのポスターが貼られていて、量自慢の店だけれどもメインターゲットは若者ではなくオッサンなことを言外に匂わせており、実際客層はそんな感じでした。
卓上には大きなタバスコ瓶とかけ放題の粉チーズなどが鎮座。紙エプロンも常備。
ドドーンと銀皿で登場。600gだと流石にボリュームがあり、食い切れないほどではありませんが、満腹感で一杯。麺は太目(定食のおかずに付いてくるようなナポリタンと比べるとかなり太い)で、ややぐでっとした感じ。脂ギトギト、ケチャップまみれで濃い味付けなのはお約束で、具にウインナーと玉ねぎ、ピーマンが少々。
この手合いはじっくり味わっていると脂が急速に腹にもたれてくるので、タバスコや粉チーズの加勢を受けながら一気呵成に食べてしまうに限ります。美味いと言ってしまうのはどうかと思いますが、思わず箸が止まってしまうほど不味くもない。良くも悪くも「昭和の味」そのまんまな一品です。
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