【展望】15年第2節山形戦
・今シーズン公式戦に突入してから初めてミッドウィークに試合がない週。中2日、中3日のリズムに慣れてしまったせいか、丸1週間空くと久しぶりの試合のような気がしてなりません。もっとも疲労困憊の選手達にとっては短すぎる休息期間なんでしょうが。
・次節の対戦相手は昨年6位ながらプレーオフを勝ち抜いてJ1復帰を決めた山形。過去プレーオフ昇格組はいずれも一人負け状態でのJ2降格を余儀なくされていますが、開幕仙台戦を見る限り山形も厳しい道のりを歩みそうです。
・基本的には山形はハイプレス&ショートカウンターが持ち味としていますが、仙台戦では高い位置でボールを奪えず、むしろ仙台にサイドを抉られ気味になって前半は防戦一方。守備に決定的な破たんはないものの、概してボールを奪う位置が低いので攻撃の形を作れず。
・野沢が63分に退場になってからは逆に仙台を押し込む展開になりましたが、30分近くを数的有利で戦ったにも関わらず引いて守る仙台を全く崩せず。逆にちょっとした隙を突かれて仙台に先制を許し、最後のCKのチャンスではお約束のごとくGK山岸を上げては見ましたが、それが裏目に出て致命的な追加点を取られて敗戦。
・要するに「山形はJ1では守備はまだしも攻撃面で相当苦労しそう」という印象を受けました。
・戦力は昨年からほとんど変化がなく、レギュラークラスではCB渡辺とMFアルセウが加わったくらい。OUTでは長年在籍していた山形はえぬきの秋葉が目立つくらい。
・また昨年からレギュラー右WBの山田が仙台戦で負傷(左膝内側側副靭帯損傷 全治8週間)し、長期離脱となったのでここは面子が代わります。湘南から加入した宇佐美が有力。
・山形も前節湘南同様前からプレッシャーをかけてくるものと目されます。もっとも湘南ほどボールを奪って人数をかけて一気に攻めてくるわけではないので、浦和はよほど不用意なボールロストを繰り返しでもしなければボコボコにやられる感じはありません。湘南戦のように初めはロングボールを多用してハイプレッシャーを交わしてしまうのも一興。またミシャの嗜好通りにパスワークで交わすのも一興。
・小林監督時代には随分石川のFKに悩まされましたが、仙台戦ではセットプレーの強さのほどは確認できず。
・湘南戦ではコンディション不良でズラタン、李、柏木をベンチ外にしましたが、その回復度合いは不明。また興梠ももともと首を痛めていて強行出場だった上に鼻を強打され、これまた今節の出場可否不明。
・山形戦の後はわずか中2日でアウェー北京国安戦。おそらくそちらのほうに照準を合わせるでしょうし、それゆえ山形戦で無理な選手起用は避けるでしょう。
・従って消去法で考えれば前目は湘南戦と同じ石原・高木・武藤と予想します。ただ予想に反して山形が最初から引いて守ってきた場合、この2シャドーが仇になる可能性がなきにしもあらず。
・左WBは橋本の出番があるのかどうか。山形→北京→広島の3連戦で全部宇賀神を起用するなんてことはありえないでしょうから、相手との力関係を考えればここが橋本の試運転の場として最も相応しいと思いますが。
・右WBは前節平川の出来が攻守とも低調だったので、ブリスベン戦後半同様梅崎の起用がありえます。
・後ろ目は永田と岡本が全体練習に戻ってきたとはいえ、さすがに山形戦でのいきなりの起用は考えられず。ただ、失態続きで自信喪失気味に見える森脇に代えて加賀を右CBに据えるべきだと思うのですがねぇ・・・
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<前節:仙台 2-0 山形>
-----ディエゴ----
--伊東----山崎--
金範容-アルセウ-宮坂-山田
-石川--渡辺--當間-
-----山岸-----
56分 山崎→林
80分 伊東→中島
85分 宮坂→萬代
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