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2015.03.24

【観戦記】15年第3節:広島 0-0 浦和

・拾い物の勝ち点1。90分を通じて浦和に見どころはほとんどなく、特に前半は大量失点を喫しても何の不思議はなかったくらいの惨状で、勝ち点1が得られたことで満足する他ない試合でした。

・一方広島は前半思惑通りに試合を運びながら再三の好機で決定力を欠き、後半は尻すぼみ。コンディション面で広島が圧倒的優位なので、終盤怒涛の大攻勢に転じてくるかと思いきや、最後の最後までなぜかリアクションサッカーに徹した挙句、広島も電池切れ。

・最後は浦和はボールを保持するものの無理には攻めない、広島も前に出て積極的にはボールを取りに行かないと、あたかも双方勝ち点1で談合したかのような試合展開に。北京帰り&中4日で遠距離アウェーの浦和は勝ち点1で良しとする然るべき理由がありますが、なんで広島が宿敵(苦笑)を倒す千載一遇のチャンスを生かすべく積極策に出てこないのかなんとも不可解。

・広島が負けているわけでもないのにバックスタンドの観客は後半40分過ぎからゾロゾロ帰り始める始末。ビッグアーチはなにせ交通の便が悪く、帰りの渋滞に巻き込まれるのが嫌で早帰りする人が少なくないのかもしれませんが、終盤の試合展開なら渋滞とは無関係に帰る人が出てもおかしくはないでしょう。

・個人的にはJリーグのレベル低下というか興業としての魅力のなさを象徴したような試合だと思ったのですが、試合終了後この試合に観客席から盛大なブーイングが出ないというのもこれまた不思議でした。

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-----興梠-----
--石原----李---
橋本-阿部--柏木-梅崎
-槙野--那須--森脇-
-----西川-----

56分 石原→ズラタン
56分 李→啓太
64分 橋本→加賀

・それにしても浦和サイドから見ればお粗末な試合でした。特に前半。そしてこの惨劇を引き起こした主因はミシャの謎のスタメン選考あると思います。

・前目はどの選手も大なり小なり連戦でコンディション不良だったり、故障を抱えていたり、また知らん間に宇賀神が小破する不運もあってスタメン選考に傍目からは窺い知れない数々の制約があったのかもしれません。

・ミシャが選んだのは謎の「ありがとう広島!ファン感謝デー+α」。小破した宇賀神に代えて橋本を入れたのはともかく、故障明けの李をシャドーに据えただけでなく、柏木をボランチに下げた一見強気の布陣。広島在籍経験のある選手が6人全員スタメンに並んだのは偶然だと思いたい(笑)のですが、これが全く機能しませんでした。

・まぁ毎試合毎試合スタメンを弄り回ればコンビネーションもへったくれもないでしょうに。コンビネーションの熟成を図るべく、あまり機能しなかったけれども山形戦と同じスタメンで宇賀神を橋本に代えるだけのほうがまだマシじゃないかと思うのですが、青木が縦パスを入れるのに消極的なのがミシャは嫌いなんだろうなぁ。

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・でも前半は浦和が無理に縦パスを入れて来たところを広島に狙われてカウンターで被弾また被弾。広島は5-4-1の布陣で自陣に構えて徹底的にカウンターで梅崎の裏というか梅崎と森脇の間を突いてきました。

・立ち上がりに塩谷→柏で危ない場面を作られたのを皮切りに、梅崎の裏を取った柏→森崎浩の決定機はわずかに枠外。青山→茶島、塩谷→茶島、さらに前半終了間際に茶島→寿人と決定機がありましたが、いずれもシュートは枠を捉えられず。

・浦和は前3人がいずれもコンディション不良、かつコンビネーション不良で全くと言っていいほどボールが収まらず(李はコンディションが万全でもボールは収まらないと思いますが・・・)、易々とボールを失っては広島のカウンターの基点になる始末。

・そして浦和は両WBを含む前5人と後ろ5人との間がぽっかり空いて中盤がないも同然な上に、陣形が間延びして広島の繰り出すカウンターを中盤で潰せずに再三右サイドが大炎上。コンディションの差が出たこともあってか玉際での競り負けも目立ち、また寿人に食いついては見たもののあっさり交わされて背後のスペースを使われてしまうこともしばしば。

・カウンターを得意とするチームに対して柏木ボランチでは支えきれないのはこれまで再三目にしてきたはずなのに、なんでその愚を繰り返すのか。そしてそのリスクに見合うだけ柏木が浦和の攻撃を活性化できているわけではないどころか、試合中になにか考えごとをしているかのように集中を欠いてピンチを招くテイタラク。

・前半の浦和の見せ場は20分くらいに森脇のボール奪取で自ら持ち上がって、パス交換を経て森脇自らミドルシュートを放った場面だけ。

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・決定機を外しまくる広島に助けられて、悪夢のような前半を奇跡的に無失点でやりすごした浦和。さすがにミシャもこの惨状を看過できなくなったようで、石原→ズラタン&李→啓太の交代で「ありがとう広島!ファン感謝デー+α」に幕引き。この交代と柏木をシャドーに上げたことで、浦和にようやく中盤らしきものが生まれ、かつ多少は前のボールが収まるようになって広島のカウンターを簡単には浴びないようになりました。

・李と同じく故障明けのズラタンでしたが、少なくとも李よりはマシな出来で、興梠に代わって1トップに入って千葉をビビらせるくらいの仕事はしていました。90分持たないのでズラタンをスタメンで使えなかったのかもしれませんが。

・ミシャはさらに柏対策として加賀を入れ、森脇を右WBに上げて右サイドをてこ入れ。左WBに転じた梅崎がミキッチと対峙する羽目になったのが気がかりでしたが、ミキッチの衰えが著しいようで大過なし。

・結局ミシャは自分で開けた大穴を後半慌てて繕いに行って、その弥縫策がいずれも奏功し、かつ広島の終盤の退嬰的な姿勢にも助けられてなんとか勝ち点1を持ち帰ったようなもの。勝ち点1の価値は大きいとは思いますが、収穫に乏しい試合だったのは否めません。

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-----寿人-----
--茶島----浩司--
柏--和幸--青山-ミキッチ
-水本--千葉--塩谷-
-----林------

72分 寿人→ドウグラス
82分 茶島→柴崎

・U-22合宿で浅野&野津田が不在のため、シャドーに茶島が入りましたが、これが驚くべき出来。ユース出身で学芸大経由の2年目ですが、過去ほとんど試合出場経験がないとは思えないくらいチームに馴染んでいました。瞬時のスピードがある上にポジショニングが良いせいか、再三森脇を脅かしつづけていました。あれで好機にシュートが枠内に撃てるのなら、即レギュラーになっているのでしょうけど。

・ただ浦和をあと一歩のところまで追い詰めながら終盤積極的に勝ちに行けなかったのは、結局のところ浅野&野津田不在で攻めに転じようにも前目の選手がいないのが響いたのかもしれません。寿人が90分持たないのでドウグラスに代えたものの、ドウグラスはチーム戦術に馴染む、馴染まない以前の問題としてJ1では力不足の感がありあり。

・そしてドウグラスを入れてしまうともはや手元に攻め駒はなく、全弾撃ち尽くし状態。退却するロシア軍を追撃しようにももはや弾がなくて決定的な勝利を収められない日露戦争時の日本陸軍みたいなもので、「終始広島優勢だが引き分けに終わった」のは広島から見てもやむを得ないのかもしれません。

・あとGK林が足元不如意なので、ビルドアップ時にGKへのバックパスが使えないのは広島の難儀なところ。後半千葉が李に絡まれた挙句にボールを失う場面がありましたが、千葉がエリア内で李の腕を抱え込んでいるのでPKを取られてもおかしくはなかったかと。

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