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2015.04.30

【観戦記】15年第8節:甲府 0-2 浦和

・しょっぱい試合を演出することにかけては右に出る者がいない「塩メーカー」樋口監督の策に危うく嵌りかけましたが、浦和は辛抱強くチャンスを窺い、かつ数少ないチャンスをきっちり決めて苦手甲府相手にリーグ戦では久しぶりの勝利。

・小瀬でのリーグ戦は2006年の「伝説の17000人」以来の開催。その試合も引き分けだったので、小瀬でのリーグ戦勝利は浦和J2時代にまで遡ります。

・ガチガチに守ってくる相手との塩試合をなんとかモノにした点は昨年からの成長。ただ2点取って楽勝のはずだったのに、全く攻撃の形を作れなかった甲府に残り10分程度になって自爆で2度決定機を与えてしまったのは要反省事項。名古屋戦のくだらない失点で猛省したと思いきや、このテイタラク。試合の終わらせ方が拙い点はなかなか直らないようで。

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・甲府の布陣は前節の5-3-2から中盤を一人増やしてというかFW阿部拓を2列目に下げてのかなりはっきりとした5-4-1。城福前監督が対浦和戦で常用したのと同じ布陣でかなり守備的に構え、しかも今年ここまで大量失点を繰り返してきたのが嘘のように粘り強く守ってきました。

・浦和は出場停止の宇賀神に代えて高木を入れ、左WBに梅崎を配する「ドリブラー祭り」っぽい布陣。同じように引いて守る松本戦で「ドリブラー祭り」に手応えを得たのかもしれませんが、大量失点を繰り返してきたはずの甲府守備陣は意外に堅く、「ドリブラー祭り」はほとんど機能しませんでした。

・松本は中盤がぐだぐだだったのに対し、甲府の守備ブロックは相当タイト。そのため浦和はズラタンにこそそこそこ縦パスが入るものの、そこからシャドーへの連携、特に高木との連携が上手く取れずに苦戦した印象。武藤はともかく、高木のポジショニングが変でズラタンの落としを受けられる場所にいないのは困りもの。名古屋戦では全体の連携が劇的に良くなったように見受けられたのですが、あれはやっぱり名古屋の守備が緩すぎただけだったのかも。

・中央からの崩しがどうにも上手く行かないので槙野や森脇が盛んに攻撃参加してサイドからの崩しを図るものの、これまた不発。サイドでも全体に連動性が薄れたような塩梅。前半は森脇→高木の対角線への大きなサイドチェンジとか、梅崎→ズラタンへのアーリー気味のクロスといったチャンスがあったくらい。

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・後半になって若干甲府の最終ラインと中盤の間が空きだして、高木のシュートがバーをヒットしたり、ズラタンの落とし→武藤シュートといったチャンスも出来ましたが、やはり決められず。残念ながらほとんど使い物にならなかった高木をミシャは早い時間帯に諦めて李を投入するもさほど戦局は変わらず。

・しかし、いたずらに急がず慌てず攻め続けた甲斐あって、柏木→左から甲府最終ライン裏へ飛び出した梅崎がなんとかゴールをこじ開けて先制。久しぶりに左WBに回ったせいか、梅崎自身の出来も周囲との連係もイマイチで、さらに後半は失点に直結しかねないミスも犯していましたが、それらを全て帳消しにする素晴らしいゴールでした。柏木はズラタンへパスを出したのかもしれませんが、梅崎がその背後に諦めずに飛び込んだことへのご褒美。

・さらに消耗著しい梅崎に代わって入った橋本のクロスがPKを誘発(ボールコントロールにまごつく阿部が突っ込んできた関根を蹴ってしまったもの)。PKキッカーは阿部ではなくなぜかズラタンで、しかも一度は完璧にコースを読まれて荻にセーブされてしまいましたが、こぼれ玉を自ら冷静に蹴りこんで追加点。

・甲府は我慢強く守れていた反面、攻撃は全くと言っていいほど体をなしていなかったため、「2点取れば楽勝」と浦和の選手達に慢心が広がったのかなぁ??? ゴールライン際で粘っていた那須が不意にボールを失ってエリア内に侵入されるとか、槙野のやらずもがなのドリブル&ボールロストからのカウンターで最終ライン裏への飛び出しを許すとか、それまで全くなかった大ピンチを自爆の形で招いてしまいました。

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-----ズラタン-----
--高木----武藤--
梅崎-阿部--柏木-関根
-槙野--那須--森脇-
-----西川-----

得点:74分 梅崎、79分 ズラタン(PK)

63分 高木→李
77分 梅崎→橋本
82分 関根→平川

・昨年甲府にリーグ戦2戦ともスコアレスドローに終わったことが腹に据えかねたのか、ミシャは最下位に沈む甲府相手に意図的なターンオーバー一切なし。これが良かったのかどうかは次節G大阪戦の結果次第。

・宇賀神出場停止で久々にスタメンの高木でしたが、スペースがない状況では何にもできませんでした。ただシュート意欲は非常に強いので、試合終盤のオープンな展開になった時に一発を期待して投入みたいな使い方はあると思います。妙にミシャスタイルのシャドーっぽく矯正してしまうと高木の良さが消えて、小さくまとまってしまう気がしてなりませんが。

・逆に宇賀神出場停止にも関わらずスタメン出場できなかった橋本。途中出場ながら久しぶりにヌルヌルと捉えどころのないドリブル突破が垣間見られ、個人的には悪くないと思いました。ミキッチみたいに相手を抜ききらずともクロスをバンバン放り込める橋本を入れたほうが、甲府相手には「ドリブラー祭り」より効果的だったように思うのですが。

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----アドリアーノ-----
-阿部拓----石原--
阿部翔-山本-新井-松本
-野田--津田--畑尾-
-----荻------

66分 松本→稲垣
71分 石原→伊東
80分 アドリアーノ→堀米

・樋口監督は連戦連戦の中でズタボロだった守備を立て直すのが精一杯で、攻撃にまで手が回らなかったのでしょう。浦和に対してカウンターをちらつかせることすらできませんでした。それゆえ浦和は安心して攻めに専念できたといって差し支えないかと。

・城福前監督は盛田へのロングボールを多用し、盛田のキープ力を信じて周囲がフォローする格好でカウンターを成立させていました。ところがアドリアーノはスピードこそあれボールキープはほとんど期待できず。またたまにアドリアーノに抜け出しを許しても槙野なり森脇なりがなんとか追いついてシュートを撃たせず。

・またスペースへ蹴りこんでアドリアーノを走らせるのではなく、妙に中盤で繋ごうとしたのも対浦和では完全に裏目。浦和の守備は素早い攻守の切り替え&中盤で囲い込んでの潰しが基本なので、甲府はその格好の餌食になってしまいました。もっともボールを奪った浦和のカウンターに鋭さがなく、みすみす甲府の帰陣を許すというのも困ったものですが。

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たかはし@西武新宿

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 西武新宿駅南口の向かい辺り。旧新宿コマ劇場との間にある雑然というか猥雑な一帯に立地。先客3、後客2。

 治安が良くないところなのに券売機が店外というのはどうかと思いますが、基本と思しき「焼きあご塩らー麺(800円)」を注文。メニューは「背脂醤油らー麺」との二本立て。ランチサービスは特にありませんでした。

 店内は横長L字型カウンター10席強。水セルフですが、給水器が店奥に一つあるだけなので少々難儀。カウンターの椅子も高めですが、荷物入れの籠を出してくれました。店のキャパの割にはスタッフが4人もいるのが気になります。

 卓上にはごま塩、黒胡椒、白胡椒、一味、ゆず胡椒とあれこれ調味料を配置。

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 「塩」を謳ってはいますがスープはやや茶濁。ウンチク書きを読むと、要するに豚のゲンコツに焼きあご(とびうお)を主体とする魚介を重ねたものとのこと。売り物の「焼きあご」の効きが結構強くてやや癖のある独特の旨み、そしてわずかな渋みと魚臭さがスープに個性を与えています。

 最初の一口、二口は「こりゃ面白い!こりゃ美味い!」と思ったのですが、残念なことに総じて甘目で、しかも味が濃すぎてご飯が欲しくなるくらい。従ってスープを飲み進む気は起りませんでした。

 麺は菅野製麺所の平打ち並太縮れ麺。麺のところどころに黒い粒々あり。つるつるっとした食感、程よいコシ、そしてスープの絡みも文句なし。

 チャーシューは柔らかくて肉質が楽しめる優れもの。他に白髪ネギ、水菜、メンマ。

 方向性は面白いのだが、もうちょっとやりようがあっただろうな思われる惜しい一品でした。またそれ以上に店の佇まいといい、出すラーメンといい、周囲から浮きまくっているような・・・

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2015.04.29

大ニセモノ博覧会@歴博

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国立歴史民俗博物館@佐倉で開催中の「大ニセモノ博覧会-贋造と模倣の文化史-」を見学してきました。

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面白かったのは絵画の真贋について専門家のコメントがついていること。そもそもホンモノと画風が全然違っていて「ニセモノ」を名乗るのもおこがましいものから、画風はよく似ているが落款や印章でようやくニセモノと判るものまで、ニセモノのレベルも様々。

ややこしいのは病気等で画力が衰えたり、濫作が祟ったりして「出来が悪いホンモノ」が存在すること(笑)

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また、ホンモノのコピーなんだが、ホンモノとは違う味わいを出していてある意味ホンモノを超えているものもあったりします。「鑑定団」の世界もめちゃ奥が深い。

企画展示室2室(A・B)を使っての展示なのでゆっくり見て回っても2時間くらいで終わります。5/6までの開催なので興味がある方はお早めに。

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2015.04.28

【展望】15年第8節甲府戦

・甲府は勝ち点3で現在最下位。リーグ戦総得点はわずか2点で、総失点は15。「点が取れない上に守れない」という最悪のチーム状態で、現在リーグ戦5連敗中。ナビスコ杯も1分2敗でグループ最下位に沈む惨状で、浦和としては是非とも勝ち点3を取っておきたい相手。

・なにせ昨年は2試合ともスコアレスドローに終わり、甲府から勝ち点を2しか取れなかったのが優勝を逃した一因になったといっても過言ではありませんから、重要な一戦です。

・甲府は2年連続J1残留に成功した城福監督の慰留に失敗したのがケチのつけ始め。やむなく前横浜M監督の樋口氏を招聘しましたが、どうもこの交代が良くなかったのかもしれません。樋口監督は横浜Mでこそリーグ優勝目前にまで行き、天皇杯を獲りましたが、過去山形・大宮・横浜FCと戦力に恵まれないクラブでは失敗の連続です。

・城福前監督は、極端に言えば「全試合引き分けでもOK」と割り切って守備を重視しつつ、隙あらばカウンターでぽっこり得点を挙げて「勝ち点34+α」を取りに来たようなスタイルでしたが、樋口監督は基本「塩メーカー」とはいえよりアクティブなサッカーを志向する分、前年の遺産が上手く継承されていないような気がします。

・「遺産」といえば昨年までの主力選手、特にCB佐々木を広島にぶっこ抜かれ、さらにCB青山がタイへ旅立ってしまったのも打撃。さらに城福がとうとう使いこなせなかったクリスティアーノが柏へ去ったのはともかく、ジウシーニョもいなくなって、外国人選手は大幅入れ替え。これでは誰が監督をやっても序盤は苦労するのは間違いありません。

・代わって入った新戦力はこれまたハズレ。徳島から来たアドリアーノはスタメン出場しているものの未だ1得点(といってもチーム全体で2得点ですが)。新外国人ブルーノ・ジバウはベンチにも入れず、ウィリアム・エンリケに至っては早々に登録抹消になり、代わっていったん契約見送りになったはずのマルキーニョス・パラナと再契約する始末。

・佐々木と青山の穴は大卒2年目の畑尾ないし大ベテランの津田と元浦和の野田が埋めてはいますが、野田は開幕来わずか6試合でイエローを3枚もらって前節出場停止。また畑尾や津田は昨年ほとんど出場機会がなかった選手です。

・監督交代で最も割を食っているのがラーメン王盛田。もっとも盛田は「点を取ることを全く期待されていない捨て駒的CF」という、極端なまでに守備的だった城福ならではの特異な使われ方だったので、今年割りを食うのが自然な気も。

・さらに甲府は昨年来基本的に3-4-2-1のフォーメーションを敷いてきましたが、今年は3ボランチの3-3-2-2みたいな布陣も併用。もっともどっちみち守る時間が長く、両サイドが下がって5-4-1になるか5-3-2になるかという違いでしかありませんが、選手が大きく入れ替わってる上にフォーメーションをコロコロ変えるのはどうなんだろう???

・また負けが混んで自信を失っているのか概して玉際に強さ、鋭さ、そして粘りがなく、昨年なら考えられないくらい軽いプレーで人数は足りているのにしょーもない失点を重ねる場面が目立ちます。アドリアーノが守備をサボりがちなせいか中盤の守備負担がでかく、引いて守っても相手にボールを回されまくって中盤が消耗し、終盤に大決壊というのも今年の甲府にありがちなパターン。

・相手の出方がどうあれ、浦和はメンバー構成が実に悩ましい。まずは宇賀神が出場停止なのでその穴埋めが見所。単純に橋本を入れるのか、平川を入れて関根を左に回すのか、あるいは梅崎をWBに回して空いたシャドーに高木を入れるのか。

・さらに中2日で迎える次節G大阪戦を睨んでどこまで主力を入れ替えるのか。ミシャは今年ACLでは極端なターンオーバーを敷いて大失敗しましたし、かといって過去リーグ戦ではスタメンを固定し過ぎて終盤失速する一因を作ってきました。

・甲府には甚だ失礼ですが、ミシャがここで「適度な」ターンオーバーのあり方を見いだせないようなら来年の契約は難しいだろうと思います。セカンドステージでも夏場に過酷な連戦が待ち構えていることですし。

・甲府は主力CBに高さがない(野田(169cm)・山本(175cm)・津田(179cm))のが泣き所で、橋本の高精度クロス→野田のサイドへ流れたズラタンがヘッドが有力な武器になりそう。

・また甲府はボールを奪うと昨年みたいにいきなりFWへロングボールを放り込んでくるわけではなさそうなので、浦和が攻守を素早く入れ替えて前から嵌めに行く守り方も機能しやすいと思います。

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<前節:川崎 3-0 甲府>

--阿部拓--アドリアーノ--
--稲垣----石原--
阿部翔--山本---松本
-畑尾--津田--土屋-
-----荻------

62分 土屋→新井
70分 稲垣→伊東
87分 石原→渡邉

※野田が出場停止

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2015.04.27

【観戦記】15年第5節:浦和L 2-2 仙台L

・序盤4度あった決定機を一つも決められず、逆に仙台に最初のチャンスを決められた後は急激に失速。長野投入後になんとか体勢を立て直して、カウンターを喰らいながらも2点ビハインドを追いついてドロー。いやはやなんともジェットコースター的というか、わずか90分の間にメンタルの浮き沈みがはっきりと判る若い、若すぎる試合内容。面白いし、将来に期待は持てるのだけれども勝つには一歩も二歩も足りない気がしました。

・長船が故障し、さらに猶本、加藤、藤田と中盤がなぜかごっそりベンチ外。代わりに高卒1年目や高校生がぞろぞろスタメンで出ているのですから、こうなってしまうのもやむを得ないのかもしれませんが、最終ラインが安定しないことも相まって、このままでは残留争いに巻き込まれた一昨年と同様、厳しい結果に終わりかねません。

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・猶本に加えて加藤もなぜか不在で、柴田をSHからボランチに回した関係で、SHに吉良&清家という布陣。要するに前目は「アタッカー祭り」と化したわけですが、これが序盤大爆発。浦和の出足は良すぎるくらいに良く、前からのプレスが嵌まりまくって決定機を量産。

・しかし、吉良が決定機で3度もシュートをバーにぶち当てたのがケチのつけはじめ。逆にバイタルエリアでの寄せが甘くなったところで、川村にミドルシュートをぶち込まれてまさかの失点。仙台はこれが最初のチャンス。

・さらに自陣深い位置からの仙台スローインへの対応で混乱が生じ、あれよあれよという間にまた失点。最初の失点で心が折れたわけではないのでしょうが、どう見ても集中力を欠いたような情けない失点でした。攻めている時には調子をこぎまくり、いったん受けに回ると脆くも崩れ去る。そんな感じ。

・その後の浦和はほとんど攻撃の形を作れず。白木や後藤にボールが入って、吉良が前を向けると序盤のような迫力ある攻撃を仕掛けられますが、前線にボールが入らないと簡単に手詰まりに。両SHはボールを持ってタメを作れるタイプではない(特に清家)ので、SBとの連携によるサイド攻撃が出来ないように思います。

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・そこで吉田監督は白木に代えて長野(ユースの高校2年生!)を投入し、柴田が右SH、清家がFWへ。しかも長野はボランチというにはあまりにも高い位置にずっといて4-1-3-2みたいな格好。この交代はかなり効果があって、裏抜けが得意な清家が仙台の最終ラインを押し下げ、柴田が右でタメを作ることで反撃開始。

・1点目は左サイドからのクロスを最前線に飛び出した吉良が飛び出したGKの前でわずかにつま先で触ったもの。2点目は北川→長野→柴田ときれいにパスが繋がってのゴール。

・ただイケイケ状態で前がかりでバランスを崩している以上、カウンターを喰らいやすいのは如何ともしがたく、実際2、3度決定機を作られてしまいましたが、そこは平尾がなんとかセーブ。

・この試合で特筆すべきなのは左SBに抜擢された北川。JFAアカデミー福島所属の17歳で先日特別指定選手で浦和に来たばかりにも関わらず、全く物怖じすることなく攻撃面でその才能を如何なく発揮。終盤は攻撃のキープレイヤーになったがごとくボールが回って来て見るからにヘロヘロになってしまいましたが、見事90分出場。さすがに高畑との連携やポジショニングは少々怪しく、サイドに穴を空けてしまう場面も散見されましたが、来たばかりの高校生にそこまで期待するのも酷。

・清家は盛んに裏抜けを狙うだけではなく、複数のDFを前にして自分でぶち抜きに行く場面が何度も見られました。結果的に不発に終わりましたが、ああいうダイレクトにゴールへ向かう、ファーストチョイスがシュートだという選手はトップにはいないので非常に新鮮。逆に言えば、この選手をSHに置くのはどう考えても悪手。後藤をSHに回したほうがまだマシ。

・終盤ヘロヘロになった栗島に代えて臼井を投入。臼井が右SBをこなせるのかどうか皆目判らないのですが、単に左サイドからのクロスのターゲットとして期待しただけなのかも。

---後藤--白木---
吉良--------清家
---岸川--柴田---
北川-高畑--乗松-栗島
-----平尾-----

得点:23分 川村(仙台)、25分 浜田(仙台)、58分 吉良、82分 柴田

55分 白木→長野
78分 栗島→臼井

(終了時)

---後藤--清家---
吉良---長島---柴田
-----岸川-----
北川-高畑--乗松-臼井
-----平尾-----

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2015.04.26

【観戦記】15年第7節:浦和 2-1 名古屋

・ATに入ってからの失点で画竜点睛を欠く格好になってしまいましたが、内容は点差以上の完勝。無用の失点のために「ベストゲーム」と言い切ってしまうのはやや躊躇われますが、今季で最も内容が良かった試合だったのは間違いありません。

・何が良かったって、今シーズン初めてチーム全体に「連動」が感じられるようになったこと。前節横浜M戦で左サイドの武藤-宇賀神-槙野の連携がぐんぐん良くなっているのが判りましたが、その連携がこの試合では右サイドにも広がり、さらにズラタンもしっかりと絡みだしました。

・石原長期離脱&依然興梠不在という状況の下、限られた手駒の中でミシャがついに最適解を見出したのでしょう。昨年終盤興梠が離脱しただけであっさりと詰んでしまったことを思えば、興梠抜きでもここまでできるようになるとはまさに感☆RUIもの。ここまでに2カ月を費やし、ACL惨敗という多大な犠牲をも払いましたが、ようやくズラタン&武藤といった新戦力がミシャシステムに嵌ってきた模様。

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・もっとも浦和が良かった以上に、名古屋の出来が酷すぎたのかもしれません。広島相手に機能したらしい新システムがこの日は全く機能せず。詰めが甘い浦和だから2失点で済んだようなもので、川崎相手なら4,5点取られていたかも。試合後の西野監督は呆然、唖然、すっかり憔悴しきったような表情で、この出来では早々に選手起用なり、システムなりの再見直しに追い込まれるかもしれません。

・浦和が中3日、名古屋が中2日。しかも浦和は主力の大半が前の試合を休んでいたのに対して名古屋はほぼフルメンバーでの連戦だったので、コンディションの差が名古屋に不利に働いたのは否めません。ただ「永井&矢野斬り込み隊長のもとで、前目は走りまくれ!」みたいなやり方でターンオーバーをやらないこと自体にそもそも無理があったのではないかと。

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-----ズラタン-----
--武藤----梅崎--
宇賀神-阿部-柏木-関根
-槙野--那須--森脇-
-----西川-----

得点:39分 関根、52分 武藤
 
69分 梅崎→李
75分 武藤→青木
84分 関根→永田

・試合は最初から最後まで浦和ペース。名古屋は一応5-4-1で引き気味に守っていますが、中盤、特にダニルソンと矢田が中途半端に浦和のパス回しに食いついてくるのが災いしてか最終ラインとの間が空きまくり。同じ5-4-1で守る先日の水原三星はもちろん、山形と比べても守備は段違いに緩く、守備ブロックにも何にもなっていない感じ。

・名古屋がミラーゲームに持ち込んで1対1で負けまくった挙句に劣勢に陥ったならまだしも、浦和の各選手の連携の取れた動きの前に1対1にすら持ち込めないのですから話になりません。

・宇賀神vs矢野の左サイドは早い時間帯に決着がついて宇賀神の完勝。武藤&宇賀神の連携プレーで矢野の裏は早々に大炎上。時間の経過と共に同じような現象が右サイドにも広がり、梅崎&関根の連携プレーで永井の裏が炎上。要するに名古屋の守備は浦和のシャドーとWBのポジションチェンジに全然ついて来れないみたいで。また永井は関根の緩急をつけた動きについて来れず、守備面での穴っぷりを露呈。

・またこの試合で不思議だったのは武藤や梅崎に簡単にパスが通り、しかもいとも簡単に前を向けること。ミラーシステムで臨んでくる相手だと大抵はシャドーにべったりマークがついているので、シャドーが前を向くどころかそこにパスを出すことさえ難儀するはずなんですが・・・

・そんな名古屋相手に浦和は両サイドからチャンスメーク。さすがに名古屋の中央は堅くて浦和はチャンスは作るものの決定機には持ち込めない時間帯が長く続きましたが、39分に森脇→ズラタン→関根でついに先制。いや正確には闘莉王のクリアミス(笑)によるアシスト付ですが、とにかく地上戦に弱い名古屋の伝統を余すところなく披露。

・その直後にショートカウンターで柏木→宇賀神→関根の絶好機がありましたが、関根のシュートは楢崎の正面。なぜか柏木に闘莉王がプレッシャーを掛けに行ったり、中に入った関根を永井も牟田も見失っていたりと笑いどころ満載でしたが。

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・後半に入って名古屋は小川に代えて小屋松を投入したものの浦和優勢は変わらず。いや名古屋に一度だけ、まさに千載一遇のビッグチャンス(=浦和セットプレーからのカウンターで小屋松が3人を交わして独走)がありましたが、それも西川が果敢な跳び出しでクリア。試合内容はズタボロでもなぜか勝ち点だけは持ち帰るのもまた名古屋の伝統で、圧倒的に優勢な試合をひょんなことから追いつかれるとメンタルがアレすぎる浦和はその後どうなったか判ったものではなく、この西川のスーパープレーは大きかったと思います。

・柏木→武藤→宇賀神→飛び込んだズラタンの決定機は楢崎に阻まれましたが、先の西川のスーパープレーの直後、柏木→関根→ズタラン→梅崎と繋いで、梅崎のクロスを武藤が腹で押し込んで追加点。きっちりミートしたシュートは入らないが、どさくさっぽい形で点を取る武藤。どんな形であれ一点は一点。あそこに顔を、いや腹を出すのが大事。ニアに阿部が飛び込んでいたのが不思議でしたが、これも武藤のゴールを事実上アシスト。関根も梅崎もフリーにしている名古屋も相当なものですが。

・2点取った浦和はその後やや引き気味に構えてカウンター狙い。西川のゴールキック一発で最前線の武藤に繋いだ決定機がありましたが、武藤のシュートは仕様通り枠外。

・ミシャは2シャドーを下げ、さらに関根を下げて永田を入れる万全の逃げ切り策を打ったにも関わらず、ATに入ってまさかの失点。セットプレーからのごちゃごちゃで点を取るという、これまた名古屋の伝統芸能が炸裂したものですが、失点に絡んだのが途中投入の李であり青木だったというのが甚だ残念。李は守備をさぼってダニルソンに楽々放り込むを許してしまいましたし、そもごもFKを取られるに至ったのは青木のパスミスですし。

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-----ノヴァコ-----
--川又----小川--
永井-ダニルソン-矢田-矢野
-牟田--闘莉王-竹内-
-----楢崎-----

得点:90+3分 田中 輝希

HT 小川→小屋松
60分 ノヴァコヴィッチ→磯村
79分 矢野→田中輝
 
・名古屋は守備が大決壊しただけではなく、シュート数もたった4本で攻撃もさっぱり。

・西野監督は故障明けのノヴァコヴィッチを1トップに起用。那須が苦戦したものの、ノヴァコヴィッチは周囲との連携に難があるようで、ノヴァコヴィッチのポストプレーを上手く生かしたのは1回だけ(それも川又がオフサイド)。

・ただ那須が苦戦しているのは事実だった以上、ノヴァコヴィッチを途中で下げたのは傍目には不可解。ノヴァコヴィッチを下げて川又・永井をそれぞれ一列前に上げては見たものの(ダニルソンが左WBへ)、カウンター以外に攻撃の形を持たない現状ではどうにもならず。というか、この形をやるなら最初からやるべきで、2点取った浦和にスペースを消された状態で永井を前に出しても意味がないかと。

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2015.04.25

つつじまつり@根津神社

根津神社のつつじが見頃を迎えています。

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今年のつつじまつりは5月6日まで。

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2015.04.24

【展望】15年第7節名古屋戦

・次節の対戦相手はミシャ体制下では比較的相性が良い名古屋。ちなみに名古屋は森保監督@広島にも相性が悪く、先日初めて勝ったんだとか。浦和は昨年最終節に実に不甲斐ない試合内容で逆転負けを喰らったばかり。

・面子は昨年とほとんど変化はなく、主力級では玉田を放出して、その代わりに清水からノヴァコヴィッチが加わったのが目立つくらい。

・レアンドロ・ドミンゲスと田口が故障離脱中。さらに水曜日のナビスコ杯で本多が負傷。レアンドロ・ドミンゲスは昨年終盤に故障して以来ずっと離脱中。

・いる面子に大きな変化はない反面、田口の故障や後述のフォーメーション変更との兼ね合いからか起用されている面子には多少変化があって、右SB/CBに千葉から出戻りのベテラン竹内が入ったり(代わって牟田がアウト)、2年目の松田や小屋松(昨年大怪我)がスタメンに入るようになりました。

・監督も継続 & 手駒に大きな変化はなく、また昨年は無理やりすぎる世代交代&怪我人多発の影響もあって苦しんだ前半とは一転して後半はまずまずの戦績。従って今年は上位グループに入ってきてもおかしくはなさそうなところ、なぜかスタートダッシュに失敗してしまうのが西野マジック。第4節まで2分2敗、かつ昇格組の松本に土俵際まで追い詰められ、甲府にも不覚を取って一時は最下位に転落する惨状。

・そこで西野監督は第5節広島戦から突如フォーメーションをそれまでの4-2-3-1ないし4-1-4-1から3-4-2-1へ変更。苦手の森保広島対策だったのかもしれませんが、それが奏功していきなり広島・清水相手に連勝。

・守備時はやや中盤ぐだぐだながらも5-4-1みたいな恰好でブロックを作って、ボールを奪うと一気にカウンターを仕掛けてきます。逆に言えば現時点ではポゼッションは捨てているも同然で速攻一本槍。両サイドから川又ないし松田へ向けてバンバンクロスを放り込んできます。

・矢野と永井をWBに配して見かけは超攻撃的なのがポイント。両選手とも激しい上下動を全く厭わないタイプですが、超ディフェンシブでもはや本職SB化しつつある矢野はともかく、永井の守備力は未知数。またWBは深い位置から長い距離を走って攻撃参加しないといけないので消耗もハンパではなく、連戦や夏場では持たないんじゃないかと。

・また鈍足の闘莉王が最終ラインを上げたがらないせいか、前線でフォアチェックを仕掛けている際に往々にして最終ラインと中盤の間にぽっかり穴が開く場面が散見されます。

・セットプレーでの得点が多いのも相変わらず。どんなに試合内容がぐだぐだであってもセットプレー一発で勝ち点だけはしっかりもぎ取るのが名古屋の伝統芸能で、シーズンを通しての結果は内容相応の中位に終わってしまうのですが、容易ではない相手なのも確か。

・浦和はACLから中3日のホームゲーム、名古屋がナビスコ杯から中2日のアウェーと日程的に浦和が有利。しかも浦和がACLで主力を大量に温存した反面、名古屋はナビスコ杯をほぼフルメンバー(ダニルソンがベンチスタート&途中出場しただけ)で戦い、しかも終盤は横浜Mにボールを回されてヘロヘロになったのでコンディションでは相当浦和が優位と目されます。

・お恥ずかしい内容、お恥ずかしい結果で早々にACLから脱落した浦和はリーグ戦で良いところを見せて雑音を払拭するしかありません。原口にやられまくったことに象徴されるように地上戦にはとにかく弱い名古屋なので、武藤なり高木なり関根なりが一発ぶちかましてくれることを期待します。

・サイドの主導権争い云々といった戦術的な問題よりも、昨年終盤のG大阪戦敗戦後みたいに、先日のACL惨敗を精神的に引きずってしまうのが最大の懸念事項かもしれません。

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<前節:名古屋 3-1 清水>

-----川又-----
--松田----小川--
永井-ダニルソン-矢田-矢野
-本多--闘莉王-竹内-
-----楢崎-----

得点:6分 松田、18分 永井、48分 川又

61分 松田→小屋松
73分 小川→ノヴァコヴィッチ
76分 永井→磯村

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2015.04.23

有彩@西川口

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 西川口駅西口を出て北側にある「西川口一番街」内。先客1、後客4。かつては風俗店が密集していた一帯にあって、この店が入っているビルも昔はそうだったんじゃないかなぁという気配が濃厚(苦笑)

 店内の券売機ボタン先頭の「鶏だし醤油らぁめん(680円)」を注文。並盛(150g)、中盛(200g)同値段なので中盛にしてもらいました。他に「魚介鶏だし塩らぁめん」「豚骨鶏魚介醤油らぁめん」「豚骨鶏魚介つけめん」など。総じて値段は安めに設定。

 店内のレイアウトが非常に珍妙で手前ほぼ半分がぽっかりと空いており、店奥に縦長カウンター4席+2席、4人掛けテーブル1卓。店主一人で切り盛りしているので席を少なくしているのでしょうが、それ以上にここはもともと飲食店向けの造りじゃないんでしょうなぁ、多分。水セルフ。

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 店内は飾り気もなくて素寒貧としていますが、出て来たラーメンは文句なし。スープは雑味がないあっさり味。かえしも控えめにしてじっくりと鶏出汁の旨みを味わえるよう工夫されています。そしてアクセントとしてわずかに揚げネギ。また中盛でもスープとのバランスが崩れたような感じは特にしませんでした。

 麺は自家製の細麺ストレート。つるつるした啜り心地、そして細麺の割にそれなりに噛み応えがあり、スープとの相性、絡み具合も言うことなし。これは気に入りました。麺堅めを注文している後客がいましたが、その必要は全く感じず。

 脂っ気少な目のチャーシューは柔らかい仕上がりなのに、これまた噛み応えがあってまずまず。他に白髪ネギ、青菜、メンマ、海苔。

 西川口にハイレベルの店が出来て嬉しい限り。

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2015.04.22

【観戦記】15年ACL G組第5節:浦和 1-2 水原三星

・1分4敗、勝ち点わずか1というこれ以上ない悲惨な結果で今年のACLは最終節を待たずにグループリーグで敗退決定。リーグ戦の結果如何に関わらず、今シーズン終了後にミシャの責任が問われてもおかしくないほどの恥辱にまみれた格好でアジアの舞台を去ることになりました。

・この試合は後半頭から3選手を一気に代え、先制点を奪ったことで一応見せ場は作ったことは作ったのですが、終わって見ればそれは線香花火が燃え尽きる際に放つ一瞬の輝きだったようで、その後は燃えカスと化した浦和を水原があっさり逆転。

・というか、浦和が前半をスコアレスで終えて後半見せ場を作れたこと自体が奇跡的で、前半は2、3点取られて失望のあまりハーフタイムで客が帰りだしてもなんら不思議はなかったくらいズタボロの試合内容。あっさり逆転されるのも力の差通りで、縦横斜め、どこから見てもぐぅの根も出ない完敗でした。

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・完敗を喫した主因はスタメン選考でしょう。横浜M戦から中2日、そして中3日で名古屋戦が控え、さらに甲府・G大阪戦と休みなく続く過密日程で選手を入れ替えるのは理に適っているのですが、柏木・槙野・西川の3選手を除く8選手を前節横浜M戦から一気に入れ替えてしまうのはいくらなんでもやりすぎ。

・ミシャは過去天皇杯でスタメンを総入れ替えした挙句、J2クラブにいいところなく負けたり、負けはしなかったもののJ未満のクラブに苦戦したりとターンオーバーの稚拙っぷりをこれでもかこれでもかとご披露してきたわけですが、今年も性懲りもなく繰り返す大失態。

・リーグ戦では故障者が出たこともあって前3人は極端なまでにコロコロ入れ替える一方、3列目より後ろはほぼ固定(せいぜいWBの片方を入れ替えるくらい)することで、前3人のコンビネーション不足に苦しみながらも勝ち点を積み上げてきました。

・ところが相手が格段に強いACLではなぜかWBやボランチ、はてはCBまで入れ替えてしまう。リーグ戦ですら連携不足で苦しんでいるのに、ACLでそれだけ入れ替えればチームが機能するはずもなく、また久々に出て来た選手も試合勘や90分間走れるだけの力を失っていて実力の半分も出せずじまい。

・リーグ戦&ACLを通じて万遍なく、かつちびちび選手を入れ替えるような計画性をミシャは全く持ち合わせていません。それゆえ今年リーグ優勝して、来年またACLの舞台に立つことになったとしても、今年のあんまりなACLの負けっぷりを見て「ミシャにはこれ以上無理じゃね?」という意見が吹き上がって来てもなんらおかしくはないでしょう。たとえその監督交代が悲惨な結末を招こうとも。

・そしてこの試合に限って言えば、ミシャは既にACLを諦めていたのでしょう(絶対に公言はしないでしょうけど)。極端なスタメン入れ替えはまだしも、ベンチの面子で今年試合に出ているのはたった3人で、武藤・宇賀神・関根・森脇・那須は完全休養。そしてその使いものになるたった3枚の駒を後半頭からいっぺんに使ってしまえばもはやミシャに打つ手なし。

・もっとも観客数も寂しい限り。今年のACLは3試合とも14000人弱で、シーチケ対象外だった初戦のブリスベン戦とその後2試合の観客数に大差がなかったのは衝撃的。いきなり3連敗だったのが北京戦・水原戦の客足に響いたのでしょうが、もはやACLに強い関心を持っている人は14000人程度しかおらず、しかも3連敗で早々と諦めムードが広がってしまうような状況下で、ミシャに「わずかな可能性に賭けて最善を尽くさんかい!」と息巻くのもどうかと思います。

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-----李------
--高木----柏木--
橋本-啓太--青木-平川
-槙野--永田--加賀-
-----西川-----

得点:(浦和)69分 ズラタン、(水原)74分 コ チャウォン、89分 カイオ
 
HT 橋本→ズラタン
HT 加賀→梅崎
HT 啓太→阿部

・それにしても悲惨な試合でした。前半だけで水原に決定機を与えること3度。そしてそれらを全て西川が防いでなんとか後半に望みを繋ぎましたが、試合内容は全くお話になりませんでした。

・水原は5-4-1の陣形で高い位置にブロックを敷いてのカウンター狙い。浦和対策の典型で、今の浦和レギュラー陣なら「対策の対策」もある程度出来上がっていますが1.7軍仕様ではどうにもなりませんでした。

・とにかくボールを前に運べない。最前線では往々にして敵味方が10人惑星直列よろしく並んでいてパスを出そうにも出せず。サイドからの縦パスで打開しようにも両サイドとも連携が壊滅的でどうにもならず。最終ライン裏を突く試みも散見されましたが、パス精度が低い上に、水原のCBも速くて高木では振り切れず。そして啓太なり、引いてきた柏木なりに無理に繋ごうとすればたちまちカットされてカウンター攻撃を喰らう。

(後半)

-----ズラタン-----
--高木----李---
橋本-柏木--青木-平川
-槙野--永田--阿部-
-----西川-----

・西川の奮戦でかろうじて前半無失点で終えたことで、ミシャはズラタン・梅崎・阿部を一気に投入。これが見事に奏功していきなり浦和のボールが前に進みだしました。ある程度ボールが持てるズラタンが前に、そして相手に囲まれながらも縦パスが出せる柏木が後ろに下がったことで、パスの出し手&受け手が共に劇的に良くなった効果なのでしょう。

・そして梅崎→平川→高木、李→高木、青木→ズラタンと続々決定機を作り、ついに高木→ズラタンで先制。

・このまま1-0で逃げ切りに成功していれば、裏のブリスベンvs北京国安の結果如何で浦和のグループリーグ敗退が決まったとしても「やるべきことはやった」という満足感が得られたかもしれませんが、残念ながら5分後に早々と同点に追いつかれ、試合終了間際に致命的な2点目を取られて逆転負け。

・浦和右サイドからのクロスを中でヘッドという全く同じ形での2失点。端的に言えば平川が電池切れを起こしているのにもはや替え駒が打てず、阿部が右サイドに引っ張り出されたのが失点に繋がったわけですが、1失点は中でコが全くのどフリー(青木が戻ってない・・・)、2失点目はカイオに永田が付ききれずと、中もあんまりな対応の連続。今年の浦和はリーグ戦では終盤がやたら強いのですが、普段出ていない面子だと昨年までの仕様通り終盤に失速するみたいで。

・水原は全くと言っていいほどラフプレーがなく、フィジカルの差を生かしてゴリゴリ押してくるわけでもなく、ロジカルに攻め、守ってくる普通に良いチームでした。もっとも浦和が弱すぎた嫌いは拭えませんが。

・この試合の数少ない収穫は高木とズラタンに連携が出来つつあること。もっとも高木は興梠や石原が戻ってきた場合にベンチに入れるかどうかという立場なので、この日に二度の逸機はチームにとっても本人にとっても痛恨でした。

・逆に李と青木は今後出番あるかなぁ???あと橋本も苦しい。前半だけでお役御免になったのは青木ではなく啓太だったのが意外でしたが、啓太はもう90分持たないのだとすると青木を使わざるを得ない場面が来るのでしょうが、あまりにも消極的なプレーの連続ではミシャもおかんむりでしょうに。

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2015.04.21

【閉店】中華食堂 大門@川口(2)

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 川口駅東口コモディイイダ前、「珍来」の横。先客2、後客6。「大門製麺所」のアンテナショップで、約1年ぶりの再訪。

 前回はメニュー先頭の「大門ラーメン」だったので、今回は「大門タンメン(830円)」を注文。

 店内は厨房に向かって縦長カウンター6席と4人掛けテーブル2卓、2人掛け2卓。

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 スープは「大門ラーメン」と同じ動物系主体の魚介混じりで、あっさり塩味の古典的なタンメンを期待する向きには意表をつかれるかも。ここのスープは味が濃すぎるのが難点。野菜の多いタンメンだとそれがだいぶ緩和されて食べやすくなりますが、それでも終盤はややしょっぱさが気になってきます。

 一方、麺はそこそこ噛み応えがある太麺ストレート。さすが製麺所のアンテナショップらしく、麺が良いので後客で「つけ麺」の注文が多かったのも納得。

 具はキャベツ、玉ねぎ、ニンジン、ネギ、モヤシ、豚肉、そしてイカゲソも少々。糸唐辛子が彩を添えています。麺共々それなりにボリュームがあります。

 「大門ラーメン」よりはかなりマシで、総じてまずまずの出来だとは思いますが、これならリンガーハットで「野菜たっぷりちゃんぽん」を食ったほうが安くていいんじゃないの?という気が拭えず。

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2015.04.20

【期間限定】大分佐伯ラーメン@池袋

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 池袋駅東口、駅前のドンキホーテの裏あたり。先客2、後客4。「白神」「長尾中華そば」「神仙」に続くの期間限定の出店。但し、大分県佐伯市のラーメン店を誘致したわけではないことが、店内に「渡なべ」の麺箱が置いてあるところから伺えます。先客2、後客4。

 店内の券売機で「ラーメン(730円)」を注文。さらに先客が共に「大盛(100円)」にしていたので、つられて(?)大盛にしてみました。メニューは「味噌ラーメン」との2本立て。

 店内は横長I字型カウンター9席のみ。かなり手狭で椅子の間隔も狭く、背後のスペースもあまりありません。水セルフ。

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 丼の縁にスープや胡椒などがべったりついた、なんだかなぁなビジュアルで登場。

 スープは濃いめの豚骨醤油ですが、ニンニクがかなりきつい上に胡椒もたっぷり。さらに脂も多め。細モヤシを多めに添えて箸休めにしているのも判ります。

 麺は細めのストレートでわずかにざらざらごわごわした食感。スープの絡み、相性はいたって良好ですが、大盛にしても量は普通のラーメンと大差ありません。デフォルトだとめっちゃ少ないのでは?

 他に小さくバラ肉チャーシューが2枚、青ネギ、白ゴマ。

 なお佐伯のほとんどラーメン屋ではレンゲを付けないとの理由からこの店でもレンゲは出さないそうです。単に食べにくいだけで何のメリットもないと思いますが、注文すれば出してくれるとのこと。

 総じてジャンキーかつチープな味わいで、量をも考えれば割高感は否めず。もっとも期間限定出店でリピーターなんて考えていないんでしょうけど。

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2015.04.19

【観戦記】15年第6節:浦和 2-1 横浜M

・決定機の数では互角、いや見方によっては横浜M(以下「鞠」)のほうが多かったかもしれません。浦和絶体絶命の大ピンチ、鞠にとっての絶好機を前半に3回、後半に1回作られてしまい、ドローどころか浦和が負けても特に不思議はない試合内容(特に前半)だったと思いますが、そこを西川と阿部の好守でなんとか1失点で切り抜けたのが浦和の勝利に繋がりました。

・また後半立ち上がりの大ピンチを凌いだ後の浦和の試合運びはまさに盤石。ボールを持たされてしまった際の鞠の攻撃力不足を逆手に取るかのように、浦和は何度もカウンターでチャンスメークしながら時計の針を進めてそのまま試合終了。浦和も浦和で何度もサイドからチャンスを作っているにも関わらず、決定機どころかシュートに持ち込めないのは困ったものですが、妙に試合をややこしくする局面を作ることなく勝ちきれたのはたいしたもの。

・さらにズラタンが終始孤立無援気味ながら1トップで中澤&栗原を背にしながらボールをしっかりキープできたこと、そして武藤と宇賀神&槙野との連携が時間の経過とと共にどんどん良くなるのがはっきりと判ったのも収穫。1トップと2シャドーの関係はズラタンと武藤にうっすらと線が浮かんできたかどうかといった程度ですが、興梠&石原不在の間はしばらくこの3人で我慢するのもよさげ。

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・ただ前半死にかかったのもまた事実。鞠は4-3-3、いや見ようによっては4-2-4とも取れる布陣で浦和の最終ライン、特に阿部と那須に圧力をかけてきました。浦和はサイドにボールを持ち出せばブロックがスライド。無理に縦パスを入れたり、柏木に預けたり、あるいは阿部や那須がドリブルで前に運ぼうとしたところでボールを奪ってカウンター。

・失点場面はその鞠の狙い通りで、孤立無援のズタランが3人に囲まれてボールを失ったところから三門→伊藤の抜け出しを許してゴール。その前にも阿部のパスミスからアデミウソン→伊藤に決定機を作られています(ここは西川がセーブ)。

・失点を喫するまで浦和もノーチャンスだったわけではありません。鞠は普通に4バックでブロックを形成してボールに寄せてくるので、往々にしてボールを逆サイドが空きがち。従って浦和は鞠のプレスを交わして空いたスペースにボールを展開できればチャンスを掴めますが、前半その形でフィニッシュに結びついたのは柏木→宇賀神のカットイン&シュートだけかな。あとは序盤に槙野ドリブルで中央進出→ズラタンシュートもわずかに枠外があったくらい。

・武藤の同点ゴールは今年の浦和にしては珍しく中央突破が嵌ったもの。宇賀神→武藤が意表をつくタイミングでシュートを放ったのが奏功し、シュートは緩々だったにも関わらずGK榎本は反応できず。シュートは武藤の仕様らしくポストを直撃したものの、その跳ね返りを武藤自身が詰めてゴール。相手を崩した感じは全然しませんが、「シュートは撃ってナンボ」なことを改めて実感。

・また同点ゴールに至る前のビルドアップの過程で武藤が下がって柏木が珍しく前に出ていたのも面白いと思いました。武藤→柏木→宇賀神→武藤と繋がってのゴールでしたが、柏木・武藤の縦のポジションチェンジなんてそうそうはないでしょうから、相手は対応しづらいかと。

・梅崎の逆転ゴールはいかにも浦和らしい左右のゆさぶりから。宇賀神低いクロス→ズタランのシュートは榎本に阻まれるものの、関根が拾って中で梅崎がヘッドでズドン。武藤と比べると梅崎の出来は良いとは言い難く、ズラタンとも関根ともあまり絡まない風でしたが、ここは良いポジションを取って大仕事をやってのけました。。

・後半立ち上がりにCKの連続で自陣深くに押し込まれた後、スローインから喜田→伊藤→アデミウソンに決定機を作られましたが、枠内シュートを阿部がゴールライン上でかろうじてクリア。浦和が九死に一生を得たとしかいいようがない大ピンチでしたが、その場面を凌いだ後の試合運びは全く危なげなし。そしてこれが鞠後半最初で最後のシュートとなってしまいました。

・なにせ浦和は逆転に成功した以上、ビルドアップにリスクを冒す必要がなくなったのがでかい。前半鞠に狙われまくった無理な縦パス、無理な持ち上がりなんて全然する必要がなくなったので、鞠の狙いも完全に空回り。アデミウソンなんて途中からボールを追わなくなったような・・・

・さらに後半は浦和は攻守の切り替えの早さ、動きの良さで鞠を圧倒。何度か鞠の攻撃を中盤で潰してカウンターを仕掛ける場面がありました。ただチャンスを作っても単にクロスを上げておしまいになることが多く、フィニッシュに結びついたのは数えるほど。高さがあるとはいえ単にズタラン目がけて放り込むだけでは中澤&栗原のいる鞠には通用するはずもなく、中へ入る選手の工夫が必要でしょう。この試合、サイドからのクロスに逆サイドのシャドーが飛び込む場面が2回(共に合わず)ありましたが、ああいうパターンを織り交ぜないと。

・追加点は取れませんでしたが、鞠が最後に繰り出したパワープレーにもミシャは加賀を投入して難なく対処。中村も藤本もいない鞠はセットプレーでもこれといったチャンスは作れず、そのまま試合終了。

20150418015

-----ズラタン-----
--武藤----梅崎--
宇賀神-阿部-柏木-関根
-槙野--那須--森脇-
-----西川-----

得点:42分 武藤、45+1分 梅崎

77分 梅崎→高木
82分 ズラタン→李
87分 関根→加賀

・最後の交代はともかく、梅崎→高木、ズラタン→李の交代は「勝っているのにボールをキープできない選手を入れる」ようなもので本来あまり良い手とは言えないでしょう。また武藤が右に回ったことでせっかく良好だった宇賀神&槙野との連携を断ち切ったようなものですし。従ってこの交代は火曜日の水原戦を睨んで主力を下げた以上の意味は見出しがたいかと。

・埼スタでの鞠戦は歴史的に良い思い出はほとんどないのですが、昨年に続く連勝。ただ観客数は昨年から大きく減ってしまいました(38,226→33,793)。昨年の対戦がGW(4/29)だったことを割り引いたとしても、ビジターが多く来場する鞠戦にしては寂しい結果。2012年には同じくGW中の対戦(5/3)とはいえ44,422も入っていましたから3年の間に約1万人減。鞠が再び中位クラブに転落し、かつ目玉不在だったとしてもなぁ・・・

20150418006

-----伊藤-----
齋藤---喜田--アデミウソン
---三門--ファビオ---
下平-中澤--栗原-小林
-----榎本-----

得点: 34分 伊藤 翔

67分 ファビオ→富澤
76分 小林→兵藤(三門が右SB、喜田がボランチへ)
85分 栗原→矢島

・こちらも選手交代が不発。最後にパワープレーを仕掛けるなら栗原を前に上げたほうがまだマシじゃないのかと傍目には思うのですが、そこでなんで矢島なんだろう???

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2015.04.18

【メモ】浦和 2-1 横浜M

(スタメン)

故障の石原に代えて武藤はともかく、高木に代えて梅崎は謎。

啓太と平川がまたベンチ外で、加賀がベンチ入り。

鞠は兵藤に代えて伊藤がスタメン。

(前半)

浦和、内容はイマイチで先制されたが、意外にも前半終了間際にドタバタと逆転。

鞠は433みたいな恰好で浦和の最終ラインに圧力をかけて浦和のビルドアップを阻害。浦和のミスを誘ってのカウンター狙いか。

浦和は阿部の出来が悪く、阿部のミスから伊藤に決定機を許したが、西川がなんとかセーブ。序盤にはアデミウソンの抜け出しを許すピンチもあったが、これも西川がセーブ。

しかし、カウンターでついに伊藤の抜け出しを許して失点。

浦和はサイドにボールを持ち出しても鞠のブロックスライドが早くて苦労したが、鞠の空いたサイドへの展開に成功すればチャンスになる。

ズラタン→武藤のゴールは武藤が意表を突いたタイミングでシュートを撃ったのが奏功したもので、崩した感はしなかったが、2点目は左サイドからの崩しがハマった。

ズラタンのシュートのこぼれ玉を関根→梅崎。梅崎はここまで全くいいところがなかったが、よく詰めていた。

ズラタンの1トップはかなりやれているが、2シャドーとの連携は今日も心もとない。

(後半)

立ち上がりにセットプレーからのながれで撃たれたシュートを阿部が辛うじてクリアする場面がらあったが、後半のピンチはそれが最初で最後。あとは鞠に全く何もさせず。

浦和は逆転した余裕もあってか、前半とは違ってビルドアップに難儀することなく、両サイドからチャンスメイク。

しかし、単にクロスを上げるだけで工夫が足りず、決定機にはならない。

ただ左サイドで宇賀神、槙野、武藤の連携が劇的に良くなった。

守っては切り替えの早さ、動きの鋭さで鞠を圧倒し、鞠の攻撃を中盤で寸断。

鞠の選手交代は何の効果もなく、最後のパワープレーも意味なし。

ミシャが加賀投入は良かったが、高木と李はお疲れの選手を下げた以上の意味はないか。

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角中中華そば@幡ヶ谷

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 京王新線幡ヶ谷駅南口から甲州街道を西へ。先客1、後客2。神保町の店は1年と持たず、いつの間にか幡ヶ谷へ移転。「九秀」の居ぬきかな? 

 神保町では「中華そば」を試食済みなので、今回は新メニューの「幡ヶ谷ブラック(700円)」と「白めし小(80円)」を注文。ニンニクの有無を聞かれたので「あり」で。メニューがやたら増えていて、他に「濃厚中華そば」「モー烈煮干しそば」「つけそば」など。
 
 店内は横長カウンター8席で背後が狭く、かつ客の出入りと共に甲州街道から風が吹き込んでくるのが鬱。水セルフ。

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 名前から想像がつく通り「富山ブラック」を意識したような外観ですが、富山の「大喜」あたりと比べるとライスを付けないとしょっぱくて食えないレベルではないどころか、スープもかなり濃い味付けながら一応飲める範囲内。

 スープは豚骨ベースのようですが、ニンニク有だとどうしてもその味や香りが支配的になってしまうので、スープを飲まない(飲めない)ことを前提としないならニンニクは自分で適宜投入できるようにしたほうがいいような。

 麺は細い縮れ麺で、水気が少なそうなゴワゴワした食感。残念なことに量が少なく、そういう意味でライスは必須かな。

 麺の上には豚バラ肉が少々と刻み青ネギがたっぷり。これに胡椒を振りかけるとふしぎなほどライスがよく合います。

 「富山ブラック」を多分に意識しながらも、食べ手を選ばないようにかなり手を加えた一品かな。しかもそのチューニングが見事に良いほうに転んでいます。

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2015.04.17

【展望】15年第6節横浜M戦

・次節の対戦相手横浜M(以下「鞠」)は、川崎ほど苦手ではありませんが、得意とも言い難いなんとも微妙な相手。長らくお互いなぜかホームゲームで負けるという不思議な関係を築いていましたが、一昨年は久しぶりにダブルを喰らい、逆に昨年はダブル達成。ただダブル達成とはいえ、共に我慢に我慢を重ねての辛勝で内容で相手を凌駕した感じは全くありません。

・鞠は3年間指揮を執った樋口に代えてエリク・モンバエルツが監督に就任。フランスの若手育成で定評があるらしいのですが、トップチームでの実績となるとなんとも言えず。リーグ初戦の川崎戦で大敗し、いきなりエルゴラ評点で「伝説の3.5」を叩きだした時にはどうなることやらと思いましたが、その後は2勝2分と上々の出来。

・監督が代わった反面、主力選手の顔触れは昨年とそれほど変わっていません。準主力級で小椋(G大阪)と藤田(湘南)が去って、サンパウロFCからアデミウソンが鳴り物入りで加入したのが目立つくらい。天野・比嘉・熊谷といったレンタルバック組はリーグ戦出場なし。

・そして相変わらず主力に怪我人が多く、中村が長期離脱中の他、ラフィーシャと奈良輪が故障中。そういえばキャンプ期間中にはFW陣が全滅したような。

・マルキーニョスが去った後の鞠はとにかくFWの人材難に泣かされ続け、お膳立てまでは完璧なのにそのお膳をFW陣が全部ひっくり返してしまうという、鞠サポの腸が煮えくり返るであろう試合の連続。

・そんな中、シティのコネで待望の点取り屋としてアデミウソンが加入したわけですが、リーグ戦4試合、ナビスコ2試合で未だノーゴール。前節仙台戦で見たところ「俺が俺が」というタイプでは全然なく、むしろ周りを上手く使うタイプのようですが、悪く言えば点取り屋らしい怖さ、迫力がない。現状では「点取り屋」の期待とは裏腹にそういうタイプじゃない選手が来てしまったみたいな。中村やラフィーニャが復帰してようやく真価を発揮するのかもしれませんが、「期待の若手」にも関わらず欧州から声がかからないのはそれなりに理由があるんでしょうなぁ。

・監督交代の影響がはっきりと表れたのが選手起用。樋口監督の下では両ボランチは富澤&中町が鉄板でしたが、モンバエルツ監督は三門と本職CBの&ファビオに入れ替え。

・そして中村不在のトップ下には昨年まで全く実績のない喜田(ユース出身3年目)を第4節からスタメンに抜擢。ただ本職ボランチでいわゆる「司令塔」ではなく、できれば高い位置でのボール奪取&カウンターの基点として期待されているみたいな。代わって藤本がサブに転落しています。

・前節はロングボールを多用する仙台が相手のためか、相手の最終ラインに厳しくプレッシャーをかける場面がしばしば見られましたが、積極的にショートカウンターを狙う風でもありません。押し込まれるとブロックを作って対応はしていますが、仙台と比べると中盤の並びがいかにもアバウト。とはいえ、鞠は伝統的に両CBを筆頭に対人の強さで守ってしまうので大過はなし。

・また中村不在の影響か、コロコロ転がってはセットプレー一発を狙う伝統的な鞠臭さは今のところ影を潜めています。とはいえ、リスクをかけまくって点を取りに来るタイプでもなさそうなので、鞠戦らしい塩試合を覚悟したほうが良さそう。

・浦和は依然興梠が別メニューな上に、前節負傷した石原に長期離脱の可能性すら出てきたので当面1トップはズラタンに頑張ってもらうしかありません。

・前節平川や啓太がベンチからも外れたのも気がかりですが、ミシャの眼から見れば思った以上に使える駒が少ないのかなぁ?なんだかスタメンが変だと思える試合が目に付きます。

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<前節:横浜M 1-1 仙台>

-----アデミウソン----
齋藤---喜田---兵藤
---三門--ファビオ---
下平-中澤--栗原-小林
-----榎本-----

得点:90+3分 ファビオ

62分 兵藤→伊藤
74分 栗原→矢島

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2015.04.16

洋食いしだ@赤羽岩淵

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 南北線赤羽岩淵駅の南東、商工住が混在する雑然とした一角にぽつんと建っている古色蒼然とした洋食屋さんです。先客ゼロ、後客3。

 卓上のメニューを見て、「やきめしスペシャル(ナポリタン&サラダ付:800円)」を注文。メニューは各種カツ、フライを中心になんでもありといった感じ。

 店内は厨房に向かってL字型カウンター6席と、小上がりに2人掛けテーブル3卓。洋食屋に小上がりというのは妙ですが。店は老夫婦で切り盛り。店内の飾り物でオヤジが強烈な巨人ファンなことが丸判りで軽く鬱。また昭和の名残なのか喫煙可なのも困りもの。

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 やきめしとナポリタンがワンプレートで出てくるとは完全に意表を突かれました。ボリューム自慢の店ではなく、ビジュアルにもある程度気を配ったような感じ。

 というか、洋食屋なのにピラフではなく純然たる「やきめし」。具はソーゼージ・にんじん・ピーマン・玉ねぎ・玉子といったところ。妙に香辛料を効かせるわけではなく、かつしつこくない程度に仕上げた一品。

 ナポリタンは脂が少な目で麺もぐったりではないので、古典的なナポリタンよりはちょっと上品かも。ただ食後やきめし共々「今日はやたらソーセージを食ったな」という気がしました(苦笑)。サラダはポテト主体ながらコールスローも少々。 総じてボリューム的にはちょうどいい感じ。

 赤羽のアーケード街からちょっと離れていて、近所の人しか来そうにない店ですが、落ち着きのある良い店だと思います。

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2015.04.15

阿吽 浅草店

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 地下鉄銀座線田原町駅から国際通りを北へ。湯島にある担々麺人気店の支店です。先客ゼロ、後客2。

 店内の券売機で「汁無し坦々麺(830円)」を標準の3辛で注文。4辛は同値段で5辛は100円増し。平日ランチサービスでライスが50円と格安なので、それも付けてみました。

 なお「阿吽」はどちらかというと汁無しが売り物だと思っていたのですが、ボタン先頭は「担々麺」でした。後客も「担々麺」を注文。

 店内は横長カウンター8席で湯島よりかなりこじんまりしています。水セルフ。紙エプロンのサービス付き。厨房内には男性スタッフ2名。なお当方は「奥から詰めて座ってください」と言われたのですが、後客は特段指示なし。なんなんだろう?

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 湯島店同様、真っ白、かつ紡錘状の風変わりな器で登場。肉そぼろ、山椒、ラー油などを混ぜ混ぜ。

 麺はやや太めかつやや平たい感じ。やや柔らか目の茹で上がりだったのが残念でしたが、もっちりした食感、そして歯応えもそれなりにあって悪くありません。

 その麺に肉そぼろやごまだれ、香辛料がしっかり絡みつき、辛さはさほどでもありません(といっても個人的にはこれで十分)が、どちらかといえば痺れのほうが強く出るタイプ。干しエビが面白いアクセントになっていますが、水菜はさしたる箸休めにならず、麺に埋没気味。

 美味いことは美味いのですが、ちょっと味が濃すぎてライスがあったほうが食べやすいかな。終盤どうしても底にたまりがちな肉そぼろのサルベージ利用にもなりますし。

 湯島のほうは行列店になってから何年も行ってないので、浅草店との差異なんて全然判らないのですが、現状でも上々の出来。担々麺で再訪してみます。

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2015.04.14

ど・みそ@西新井

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 東武伊勢崎線西新井駅西口を出てすぐ。再開発から取り残されたような、雑然とした一角に立地。先客1、後客4。京橋の「ど・みそ」がいつの間にか多店舗展開していて、こんなところにも出店。

 相変わらず味噌味一本で勝負しており、「みそこってりらーめん(780円)」と「半ライス(100円)」を注文。

 店内は入口近くに2人掛けテーブル2卓と店奥に縦長カウンター7席。水セルフ。

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 「こってり」の名に違わず、味噌と背脂とにんにく等が渾然一体、どろどろになって丼を満たしています。ただデフォルトだと微妙に物足りないので、卓上の一味を投入してピリ辛仕上げに。もっともスープは塩分高すぎで飲む気が起らない自殺系ですが。

 麺の上にはモヤシがどっさり。この大量のモヤシがあるゆえに見た目は「こってり」にも関わらず、しつこさを全く感じずに済みます。

 麺は浅草開化楼の平打ちに近いやや太めの縮れ麺。やや柔らか目の仕上がりなのが不満ですが、コシがそれなりにあるのでスープに負けている感はありません。ただ量が多くはないので半ライスをつけたほうが良さげ。

 このらーめんの残念なところは、チャーシューはおろかひき肉すらなく、具が大量のモヤシと海苔、コーン、そしてニラがわずかに認められる程度でかなり割高なこと。また底に沈んだコーンがもったいないので穴開きれんげがあるといいのですがねぇ。

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2015.04.13

【TV観戦記】15年第5節:川崎 1-1 浦和

・ミシャが過去ズタボロに負けに負けまくった等々力。さすがに対浦和仕様の3バックで待ち構える川﨑に対して正面攻撃を仕掛け続ける愚をミシャなりに悟ったのか、自陣に引いてのカウンター狙いに戦術転換。

・その狙い自体は妥当だと思いましたが、その甲斐もなく前半で失点してプランは瓦解。攻撃はサイド一辺倒かつ決定機らしい決定機はほとんど掴めないまま試合を終えようとしていたところ、最後の最後でセットプレーが炸裂して何とかドロー。

・試合内容は負けと言って差し支えないと思いますが、それでも超苦手の等々力で勝ち点1を掴んだのは実に有意義。内容の良くない試合でも勝ち点を掴み取る。先制されてもいたずらに焦ることなく、リスクをコントロールしながら前に出て勝機を模索する。昨年までならいったん先制されると慌ててしまい、さらにカウンターを喰らって失点を重ねる試合が少なくありませんでしたが、その愚を犯さなかっただけでも評価に値する試合でしょう。

・「展望」で「スコアレスのまま終盤まで勝負をもつれ込みさえすればセットプレー一発で勝機を見出しうる」と記しましたが、ミシャの狙いはそれに合致したもの。前半は5-4-1で自陣に守備ブロックを形成し、川崎の攻撃を中盤で寸断&リスクをかけずに少人数で縦に速い攻めを仕掛けるミシャの意図が明白でした。

・ただそういう戦術を取るならなんで右WBは守備が心もとない関根だったのか。そしてボランチが柏木なのか。平川や啓太がベンチにも入らないのを見るとこのスタメンは致し方ない選択なのかもしれませんが、戦術とスタメンが合致していないのもこれまた明白。

・失点は案の定関根が対面の車屋にぶち抜かれたところから。その前にも1度車屋にフリーでクロスを入れられてしまうピンチがありましたから、起こるべきして起こった失点だったと思います。

・ミシャはそのリスクを冒してまで関根の攻撃力に賭けたのでしょうし、実際関根が可能性のあるクロスを上げた場面もありましたが、上げた先でズラタンはがっちりマークされてシュートに持ち込めず。

・浦和の攻撃は前後半ともサイド一辺倒。ぞれ以外の流れの中からの攻撃でチャンスになりかかったのは前半柏木のロングパスでズタランが川崎最終ライン裏に飛び出した場面だけかな?ズラタンに縦パスを当てて前三人で中央突破を図るといったミシャらしい攻撃なんて全くと言っていいほど見受けられず。

・それは前三人のコンビネーションが壊滅的なのでできないのか、コンビネーションが不完全な中で無理に中央突破を図るとカウンターを喰らうリスクが高いだけなので敢えて封印したのかは判りません。

・ただ概して1トップと2シャドーの位置が遠く、2シャドーはズラタンとの連携を放棄してWBとの連携を重視したポジションを取っている、あるいは独力でサイド突破を図ろうとしているように見えるのは気になりました。

・また極端にいえば「前三人は各自で頑張ってくれ!」みたいな割り切りをするならばコンビネーションによる打開が持ち味の石原よりも独力突破が期待できる武藤や梅崎のほうが妥当にも思えます。そして全く良いところがなかった石原は不運にも故障退場。

・失点して前に出ざるを得なくなった後半も高木→ズタランのチャンスがあったくらい。関根は消耗して沈黙を強いられ、左サイドで槙野が孤軍奮闘するも決定的なチャンスを作り出せず。武藤&梅崎投入後も戦局に大きな変化なし。

・点が入る感じはほとんどしませんでしたが、それでも先述のように焦りまくって傷口を広げるという浦和にありがちな失態を犯さなかったのは評価されてしかるべき。板子一枚で防いでいるみたいな、一歩間違えれば大決壊しかねない不安定極まりない形ではありましたが、素早い攻守の切り替え&中盤での激しい潰しでなんとか川﨑の反転攻勢を防ぎきりました。また試合終盤では運動量で川崎を凌ぎ、玉際で競り勝ち、セカンドボールを浦和が拾う場面が目立ちました。

・流れの中から点が入る気配はほとんどありませんでしたが、最後の最後で川崎の泣きどころ(=セットプレーの守備)を突いて浦和同点。前半にも柏木CK→槙野ヘッドで惜しい場面があり、普段のスタイルを捨ててセットプレー一発に賭けたのは間違いではなかったことを敵地での勝ち点1という形で実証。興梠復帰まで前三人のコンビネーションはズタボロなままでしょうから、こんな試合が増えるのかもしれません。

-----ズラタン-----
--高木----石原--
宇賀神-阿部-柏木-関根
-槙野--那須--森脇-
-----西川-----

得点:89分 ズラタン
 
62分 石原→武藤(負傷による交代)
68分 高木→梅崎
88分 関根→李

・最後の最後でようやくヘッドが炸裂したズタラン。それまでは相手の厳しいマークでシュートを撃ちきれない、あるいはなんとかシュートに持ち込んでも枠を捉えられない場面だらけで正直失望しかかりましたが、FWは1点決めれば全くの無問題。そもそもズラタンがいなかったら執拗なサイドからのハイクロス攻撃なんて成立しなかったのですから、興梠不在の中でよく頑張ってくれたと思います。

--レナト--大久保--
-----森谷-----
車屋-中村-大島-エウシーニョ
-谷口--角田--武岡-
-----西部-----

得点:35分 森谷

86分 森谷→山本

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2015.04.12

裏ぶれん@竹ノ塚

03

 竹ノ塚駅北側の踏み切りを東へ直進。「武藤製麺所」を通り過ぎて、竹ノ塚神社の手前。「ぶれん」が定休日(基本的に月曜日)に限定メニューを始めたと聞いて往訪。先客4、後客5。

 メニューは「ラー油入り冷たい肉つけそば(800円)」と「ラー油入り温かい肉つけそば(850円)」の2種類で「温かい」ほうを注文。並・大同料金なので「大」にしました。

 店内はL字型カウンター5席と4人掛けテーブルが2卓。正面が全面ガラス張りなのでかなり明るく感じます。水セルフ。

01

 玉ねぎが浮いたつけ汁はラー油入りでピリ辛に味付けしている、本質的には蕎麦つゆみたいな和風仕立て。「つけ汁はちょいづけにして」との店のアドバイスでしたが、確かに醤油がきつくてたっぷり浸けてしまうとしょっぱくて食えないでしょうな。

 刻み海苔や白ゴマ、甘辛く煮込んだ豚小間切れ肉が乗った麺はもっちりとした太麺で、コシもそれなり。卓上の天かすを適宜投入するとコクが増し、またサクサクっとした食感も楽しめてこれもまた一興。

 店では「半分くらい食べたら、卓上の生卵を絡めて食べる」ことを推奨しています。それはそれで面白いとは思いましたが。もともとの完成度が高いので、わざわざ生卵を入れて味を変えなくてもいいかな。

 つけ汁がしょっぱく、かつ量も多いので、スープ割りは相当薄めないと飲めません。というか、ちょいづけ推奨ならそもそも蕎麦汁みたいに小さい器で、適宜御猪口からつけ汁を追加しながら食べれるようにすべきじゃないかなぁ?

 まぁそれは些細な話で、裏メニューのほうが表より気に入りました。

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2015.04.11

【展望】15年第5節川崎戦

・かつては等々力での対戦成績は良かったように記憶していますが、風間監督就任後等々力で全く勝てなくなったどころか、スコア・内容ともズタボロで負ける試合が目立つようになってしまいました。メインスタンドの大改修がそんな嫌な流れを断ち切ってくれるといいのですが。

・川﨑はオフにそこそこ選手の入れ替えがあり、主力級ではCBジェシ、SB田中裕、ベンチ級でGK杉山、CB中澤、MFパウリーニョ、金久保、稲本、FW森島がアウト。

・代わりにSB車屋(筑波大)・エウシーニョ、CB角田(仙台)、FW船山(松本)、杉本(C大阪)らが加わり、その結果最終ラインは谷口以外は全員新加入メンバーで構成。小宮山や登里、實藤、井川といった昨年まで最終ラインにいたはずの面々はカザフィ―大佐に粛清されたのか、今年はとんと見かけなくなりました。

・中盤より前目のスタメンは昨年からほとんど変わっていませんが、FW小林悠が故障したので第4節から杉本が出場中。しかしその杉本も水曜日のナビスコ杯清水戦で小破して船山に代えられたので、浦和戦での出場可否不明。

・川崎のフォーメーションは可変的というか風間監督がフォーメーションそのものにこだわりがないせいか、相手に応じて結構変えてきます。前目の配置はあまり細かく詮索しても仕方ありませんが4バック、3バック両方ありで、過去浦和戦では3-4-2-1でミラーゲームを挑んできたこともしばしば。

・川崎が浦和相手に3-4-2-1を敷いてきたのは昨年第19節@等々力(川崎2-1浦和)、一昨年第16節@等々力(川崎4-0浦和)、一昨年ナビスコ準決勝1st Leg@等々力(川崎3-2浦和)、さらにその前年第31節@等々力(川﨑4-2浦和)となぜかホームゲームに偏っていて、しかも全て完勝。

・しかも川崎は浦和戦にはいつもの「革命戦術」を半ば封印して、レナトを最大限生かすようなカウンターを主軸に据えてきました。

・これまで浦和戦で嵌りに嵌っている策を風間監督があえて変えるとは思えないのですが、川崎の出方は蓋を開けてみるまで判りません。

・川崎の弱点はセットプレーの守備。あんまりな失点の数々に業を煮やしてか、とうとうCKの守備をゾーンからマンツーマンに変えたようです。セットプレーが得意な浦和はスコアレスのまま終盤まで勝負をもつれ込みさえすればセットプレー一発で勝機を見出しうるかと。逆に言えば殴り合いになってしまうと攻撃力というか決定力の差が如実に出て不利は免れません。

・また川崎がカウンターに脆いのも相変わらず。ただ足元から足元へ繋ぎまくって、簡単にはボールを失わないチームなので、ボールの奪いどころをしっかり見極めないと単にボールを追い掛け回すだけになってしまいます。そして相手に食いつき過ぎて裏を取られるのが最悪パターン。

・ミシャがやり方を変えてくるとは想像できないのですが、毎度毎度同じような形でボコボコにやられる、特に森脇がレナトに徹底的にやられてしまうのはどうしたものでしょう。今度ばかりはWBの守備負担が極めて多いので関根のスタメン起用は難しいでしょうし、柏木ボランチなんて自殺行為以外の何ものでもありません。

・不用意に攻めに出るととんでもない目に遭うのが判り切っている相手なので、広島戦の後半みたいな塩試合でも大いに結構。とにかく終盤までロースコアで推移させるのが勝利の近道だと思います。

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<前節:川崎 4-1 新潟>

レナト--大久保--杉本
-----森谷-----
---中村--大島---
車屋-谷口-角田-エウシーニョ
-----西部-----

得点:22分 杉本、58分 レナト、71分 大久保 87分 大久保

80分 レナト→小宮山
85分 森谷→武岡
90+2分 大久保→三好

・序盤は新潟のハイプレスが効いて川崎は全く何もできなかったが、マイケルの凡ミスに乗じて川崎が先制。その後は引いて守る川崎に新潟は手も足も出ず、逆に川崎がカウンターの好機を着実に決めて大勝。もっとも川崎に好機の数がそれほど多かったわけではなく、決定力の高さが目立った。

※続くナビスコ杯清水戦もスタメンは全く同じ。

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2015.04.10

なりたけ 池袋店@池袋

03

 池袋駅東口から明治通りを南へ。南池袋1丁目の交差点をすぎてすぐ。先客2、後客2。千葉県を中心に店舗展開している「濃厚背脂」が売り物の店です。

 券売機で「しょうゆらーめん(680円)」と「半ライス(100円)」を注文。脂の量は「普通」で。メニューは「みそらーめん」との2本立て。大盛はいきなり2玉になってしまうようです。

 店内はL字型カウンター15席。水セルフですが、券売機横に給水器があるだけなので慣れないとチト面倒。

02

 「スープが濃いと思われる方は調整用のスープを加えますので遠慮なく申し出てください」との旨の張り紙がありましたが、確かに飲む分にはかなりしょっぱい。但し、麺を絡ませる分には特段問題ありませんし、ご飯にもよく合います。というか、そもそもこの手のスープは飲む気が全く起こらないからなぁ。

 麺は若干太めのストレート麺で噛み応えが強く、大のお気に入り。

 その上に大量のもやしとネギ、そしてメンマ。このままだとちょっと味わいが単調になりがちなので、卓上の胡椒を適宜まぶしながら食べ進めるのが吉。チャーシューは野菜に隠れがち、かつぐずぐずと崩れやすいタイプ。

 量的には半ライスをつけなくても十分ですが、ライスがないと大量のもやしやネギを持て余しがちかも。

 脂は食べているときはそれほど気にならなかったが、食べ終わった後に相当脂が残っていてビジュアル的にびびりました(苦笑)

 個人的にはあまり期待値が高くなかったのですが、その高くはない期待値を上回る出来でそれなりに満足。

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2015.04.09

【観戦記】15年ACL G組第4節:浦和 1-1 北京国安

・終盤なんとか同点に追いつき、さらに愚行で北京に退場者が出て一気に逆転の機運こそ高まりましたが、残念ながら同点どまり。浦和のグループリーグ突破の可能性は著しく小さくなってしまいました。

・北京はバタージャとダムヤノビッチがベンチスタートという駒落ち仕様でしたが、それでも十二分に強く、このグループではやはり実力が頭一つ抜けていることを実感。

・浦和はなんとか同点に追いつきはしましたが、後半攻めた割には決定機らしい決定機はそれほど掴めず。それどころか前半2度21番(フェイズラフ)の失態で命拾いし、後半もポストに救われる場面が1回ありましたから、浦和は手持ちの駒でよく頑張ったけれども90分を通じてみればホームで引き分けが精一杯の実力だったような気がします。

01

・ただやれることをやり尽したのかなると、モヤモヤ感が残る試合だったのも事実。特にスタメン選考。興梠に加え、なぜかズラタンが不在となると1トップのサードチョイスは前回の北京戦や山形戦で試行済みの石原だと思うのですが、ミシャはなぜか過去失敗続きの李を選択。

・そして案の定前三人はこれといったのコンビネーションを見せられないまま時間が徒過。端的に言えば李と石原は距離が近すぎて被りまくり、逆に武藤は遠すぎ。

・バイタルエリアでフリックを多用するもののコンビネーションが全然で単なるボールロストに終わる場面が非常に多く、見ている側は「そんなんやったら撃てよ!!」と心で叫んでしまいがち。

・また勝たないと話にならない試合でミシャが柏木をボランチに下げたのはやむを得ないにしても、その相方が啓太ではなく青木なのもびっくり。

・阿部が松本戦で小破してベンチスタートを余儀なくされたのは不運ですが、阿部の代わりが青木だというのは啓太がもはや90分闘えない状態なのかなぁ??? ただ青木が相手のプレッシャーを交わして縦パスを出すどころか前すら向けず、横パスで逃げ続けるのには参りました。

・さらに結果論になりますが、今年出番が減っている平川の出来がこれまたさっぱりだったのも大誤算。「いったん縦につっかけてはボールを森脇に戻す」だけの仕事を延々と繰り返すだけで、これでは前半でお役御免になるのも致し方なし。

・宇賀神不在でスタメンに入った橋本も良いとは言い難い出来でしたが、それでも前半何度か北京GKと最終ラインの間へ可能性を感じるクロスを供給し、その良さを垣間見せてくれました。ただ先制されて北京が引き気味になった時点で橋本の良さを生かせなくなり、早めの交代を余儀なくされたものと考えます。

・選手の怪我の度合いやコンディションを踏まえてミシャなりに考えた上でのスタメンなのでしょうが、低調な前半と急に火が付いた後半の出来の差を見るともうちょっとやりようがあっただろうという気がしてなりません。それでも勝てたかどうかは怪しいレベルの相手だったとは思いますが。

02

-----李------
--武藤----石原--
橋本-柏木--青木-平川
-槙野--那須--森脇-
-----西川-----

得点: 33分 ユー・ダーバオ 74分 槙野

HT 平川→関根
65分 橋本→高木
72分 石原→阿部

・序盤は共に最終ラインを高く上げて、中盤でのがっぷり四つ。北京は前から圧力をかけて浦和のビルドアップを阻害。そして玉際の競り合いには滅法強く、浦和は立ち上がりから苦戦気味。

・浦和は前三人&右サイドが全く機能しないので攻撃は専ら橋本のクロスのみ。北京もロングボール一本、ないしパスワークを駆使して浦和の最終ライン裏を狙い続け、最初に決定機を掴んだのは北京。フェイズラフが浦和最終ライン裏へ飛び出して西川と1対1になりながら、なぜか中途半端すぎるゆるゆるのシュートを撃ってしまって自沈。

・北京2回目の決定機は武藤のシュートの跳ね返りを拾ったフェイズラフがそのまま独走したもの。ここは森脇が駆け戻ってなんとか防ぎましたが、その直後のCKで失点。CKで橋本が競り負けたのはともかく、落とした先で李のマークが外れていたことによる何ともあっけない失点でした。

・全く良いところがなかった浦和は失点直後に石原→左サイドでフリーだった武藤のカウンターで波状攻撃を仕掛けましたが、柏木のシュートはセーブされて得点ならず。

・後半頭から不振の平川を下げて関根を入れたのが奏功して、浦和は右サイドで攻撃の形ができ始めたけれども、相手も両SHが下がって6バックっぽくなりながら必死に防戦。

・橋本に代えて左WBに高木を入れたのは守備のリスクばかり高くてどうかと思いましたが、さらに阿部を左CBに入れて槙野をWBに、高木をシャドーに押し出して左サイドも一気に活性化。高木が強引に放ったシュートで得たCKが槙野のゴールを生んだところまではよかったのですが、残念ながらそれが精一杯。

・左サイドからのクロスで李に2度チャンスがありましたがシュートは共に枠外。関根のカットイン&シュートは角度がなくてGKにぶち当て。北京に退場者が出た後は那須を最前線に上げてパワープレーを試みましたが、それも実らず。

・後半随分攻めはしたけれども、なんだかんだといってもそんなに決定機は作れておらず、ドローは実力相応でしょう。もはや結果しか意味がない状況なんですが、それでも後半選手達が闘う気持ちを見せてくれたことで、クソ寒い中スタジアムへ来てよかったと思いました。

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2015.04.08

呉田@北浦和

05

 北浦和駅西口から線路沿いに南へ。駅から近いものの人通りが少ないところに立地。先客1、後客ゼロ。屋号は「ごでん」と読みます。

 券売機はなく、メニューを手渡されて基本と思しき「塩らーめん(770円)」を注文。さらに「白飯(100円)」を注文したところ、どうもご飯が炊けていなかったようで、代わりに「スパムおむすび(200円)」を同値段で出してくれました。後払い制。

 店内はL字型カウンター11席。外観、内装、及び調度品に金かけてカフェ風に仕上げています。接客係もラーメン屋らしくない若いねーちゃんで、注文を取るとそそくさと箸置きに箸をセット。

02

 スープは鶏がやや強めに出た魚介まじりの清湯。塩気を抑えめにして出汁の旨みをじっくりと味あわせる趣向のようで、最近のらーめんにしては薄味かつ破格の出来です。揚げネギが添えてありますが、香ばしさを際立だせるほどではなく、味わいの上ではそれほど目立ちません。

 とろろ昆布を添えてあるのが面白いといえば面白いのですが、麺を絡ませるとスープが薄味なだけにとろろ昆布の味が突き抜けてしまう感じ。チャーシューもすぐにぐだぐだに崩れてしまうタイプなので、これまた麺に絡ませて食べるしかなさそうですが、そうすると豚の臭みがやや気になりました。これまた悪くはないのですが。

 麺は自家製、細麺ストレートでつるつるした食感。スープに合わせてか、かなり柔らかめに仕上げていますが、ちょっとやりすぎかなぁ。好みからは外れていました。

 他に白髪ネギ、青ネギ。

03

 このラーメンだと白飯は合いそうにないので、スパムおむすびに変えてくれたのはラッキーでしたが、それが超苦手の紫蘇入りで即死。

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2015.04.07

【閉店】瑞鶴 環六本店@要町

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 地下鉄有楽町線要町駅から山手通りを北へ。昔「麺厨房 ちーらん」→「麺のきもち」があったところ。先客2、後客ゼロ。

 店内の券売機ボタン先頭の「中華そば(850円)」を注文。しょっちゅう店が入れ替わる立地なのに無謀としかいいようがない価格設定。前の店もそんな感じでしたけど。但しランチタイムは中盛・大盛無料サービスとのことで「中盛」で注文。さらにライスサービスありとのことでしたが、それは辞退。他に「つけそば」「まぜそば」。

 店内は前店そのまんまでくの字型カウンター8席。背後がやや手狭。水セルフ。厨房内にはオバハンが二人いましたが、一人は絶賛修業中みたいな。

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 とろみがついたスープはよくありがちな動物+魚介系ですが、魚粉はほとんど目立たず、かなり動物寄り。ライトな味わいというより、なんかぼんやりしていて物足りなさは否めず。

 麺は細めの縮れ麺。うーーーん、どう考えても茹ですぎじゃないのかなぁ、これ??? ぐったりしていてどうにもなりませんでした。スープがぼんやりしているのも湯切りが甘いせいかも。

 そして何より驚いたのはこの値段でチャーシューがないこと。いくらなんでもそりぁないで、しかし・・・・入れ忘れた可能性が無きにしも非ずですが、いずれにしてもアウトです。他にメンマ、青ネギ、海苔。

 この感じだと早晩轟沈でしょうなぁ・・・

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2015.04.06

十紋字@末広町

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 銀座線末広町駅から蔵前橋通りを西へ。先客ゼロ、後客10。店の貼り紙によると神田の家系人気店「わいず」の系列店とのこと。開店直後の入店でしたが、すぐにぞろぞろ客がやって来て奥から詰めて座るように案内されました。こちらも人気になっているようです。

 店入口脇に設置された券売機で「ラーメン(720円)」を麺固めで注文。ランチサービスは特にないようなので、ライス(100円)を付けてみました。

 店内は縦長カウンター9席。「わいず」ほどではありませんが総じてやや手狭で、カウンターの背後が狭めなのに給水器まで水を取りに行かないといけないのはチト面倒。さほどのキャパでもないのに店員が男女4~5名もいました。

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 とろみが強めのスープは「大量の豚骨、鶏ガラ、昆布を何度も入れ替え」「油は出来るだけ使わず、肉からの旨みを取り出してる」そうですが、出汁の旨みが強烈。濃厚な味わいでいながらぎりぎりしょっぱくはない範囲で上手く仕上げています。

 「味濃いめ」をオーダーしようとした後客に「最初から濃いめですがよろしいでしょうか?」と店員が念押ししていたのも納得。卓上にニンニクや豆板醤が置いてありますが、この出来なら変に手を加えないほうが良さそう。脂は特に過不足感なし。

 ただ終盤はさすがにくどいかなぁ・・・ライスをつけて濃厚スープでも食べやすくしたのは良いのだけれど、それが却って良くなかったか、最後は箸が止まり気味に。腹にずっしりともたれます。

 麺は太い縮れ麺で、家系らしく短め。このスープなら堅めでちょうどいいくらい。

 肉は家系にしては上質かつそこそこ厚みがありました。ほうれん草をたっぷり添えたのは良いとしても、それが冷えていて周囲のスープが温くなったのが甚だ残念。

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2015.04.05

ナカジマ会館の駅そば復活

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北陸新幹線開業に合わせて大改装された長野駅。

Photo

改装工事中に待合室にあった駅そば屋「小菅亭」がなくなってしまいましたが、改装後は大きなお土産売り場の横にナカジマ会館が経営する駅そば屋が出来ていました。

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ナカジマ会館は長野駅の駅弁業者で、在来線ホームに駅そば店を出していた時期もあったのですが、いつしか共に廃業。

それが今般駅そば店が独立店舗として復活しました。でも独立店舗なのにメニューは上写真通りたった4種類。

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「天ぷらそば(390円)」を試食。

首都圏を席巻するNRE系の駅そばよりははるかに美味いのですが、個人的には「生そば」を売り物にしていた「小菅亭」が移転開業してくれたほうが良かったなぁ。

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【観戦記】15年第4節:浦和 1-0 松本

・エリア内にベタベタ人を貼り付けているだけの相手に随分手こずりましたが、終盤に森脇が豪快にミドルシュートを決めてしっかり勝ち点3を確保。

・松本のチャンスらしいチャンスは後半浦和最終ライン裏に抜け出しかかった池元がバー直撃のシュートを放った1回こっきりで、得意のセットプレーはその機会すらほとんどなく、最大限頑張ってスコアレスドローに持ち込むのがやっと。有体に言って「座して死を待つばかり」だったと思います。

・前節山形戦に続いて面白い試合ではありませんでしたが、守りを固めているだけでほとんど得点の可能性がないレベルの相手からちゃんと勝ち点3をもぎ取れたのは非常に喜ばしいこと。昨年超守備的な甲府に対して2試合ともスコアレスドローに終わったことを思えば、浦和も多少進歩しているのでしょう。もっともそれなりにカウンターの怖さがあった甲府に比べて、山形や松本は攻撃力が格段に落ちる相手だったのは割り引く必要があると思いますが。

04

・なお決勝点を決めた森脇は「まぐれ」と謙遜していましたが、あれはまぐれでもなんでもなくて、広島時代を含めて過去何回か目にしている森脇の得意パターン。逆にいえば森脇にあの得点能力がなかったらCBとしてあんまりな失態を繰り返してきた森脇をあえて使う意味なんて全然ないわけで。

・反町監督にしてみればJ2では喰らうはずがないシュートを決められたことになるのでしょうが、森脇からすれば必然のゴールとは言わないまでもそれなりに可能性のある選択をしたまで。

00

-----ズラタン-----
--高木----梅崎--
宇賀神-阿部-柏木-関根
-槙野--那須--森脇-
-----西川-----

得点:85分 森脇良太

57分 柏木→啓太
62分 梅崎→武藤
77分 高木→李

・興梠が負傷欠場。かつ水曜日に必勝が求められる北京国安戦が控えていることもあってか、前3人はズラタン・高木・梅崎という目新しすぎる組み合わせ。おまけに右WBに関根を起用。槙野を含めてドリブル大好きの選手だらけで、ミシャはドン引きの相手を強引にこじ開けるつもりだったのかもしれませんが、その結果はなんとも微妙。

・浦和にしては珍しくシュートを撃ちまくりはしましたが悉く枠外or相手を直撃。シュート数の割には決定機は多くはなく、前半3度あった決定機を決められずに次第に強引さだけが目立った印象。もっともその強引さがこれまでの浦和に欠けていただけに一概に悪いわけではないのでしょうが。

・きっちりと5-4-1の陣形で自陣深い位置に守備ブロックを組む山形と比べると、松本の守備はあまり組織性が感じられず。特に中盤がぐだぐだ。

・松本は前三人がしきりに浦和の最終ラインを追い掛け回すものの、その後ろが付いてこないので、中盤がスカスカになりがち。従って浦和はいとも簡単に松本のプレッシャーを交わしてビルドアップ。交わされた松本は中盤の選手が素早く帰陣するものの、なんとなくぐだぐだの布陣のままでエリア内をがちがちに固めるだけ。それでも守るには守れていましたが、これじゃ池元や岩上はヘロヘロになるばかりで点を取る力は残らないかと。

03

・そんな松本に対して浦和は序盤から大攻勢をかけたものの、どうにも決め手を欠き、そうこうしているうちに松本に「守り慣れ」の余裕を与えてしまいました。

・立ち上がりに梅崎ミドルシュートのこぼれ玉を高木が空振り&柏木のシュートは大きく枠を逸れたのがケチのつけ始め。前半のうちに関根→ズラタン、梅崎→高木と絶好機がありましたがいずれも決められず。

・この試合、久しぶりに右WBでスタメン起用された関根が何度も松本左サイドを蹂躙していましたが、関根が作ったチャンスをフィニッシュに結びつけられたのが先述のズラタンだけかなぁ? 終盤敵陣を深々と抉ってゴールに迫りながらも、クロスは誰にも合わずにファーへ転々。最後は関根が相手を二人引きつけたのが森脇のゴールの遠因になりはしましたが、なんだかんだといっても周囲との連携に難があったのかも。

・またズラタンはそれなりに最前線でボールを収めてくれるものの2シャドーとの連携がイマイチで、ズラタンが叩いたところに誰もいない場面がちらほら。2シャドーはボールを収められるタイプではなく、ズラタンのフォローのもとに前を向いてナンボのはずですが、前三人の連携で崩す場面はあまり見受けられず。ただ前半は松本の中盤がルーズだったので、それでもなんとかなりましたが、後半は松本の守備がややタイトになって梅崎も高木も窒息気味に。

・槙野を再三攻撃参加させても地上戦だけではどうにもならず、李を投入した時点でズラタン&李へのハイクロス攻撃のウェイトを増やすのかと思いきや、そのような気配もなし。松本の守備は両サイドを捨てたも同然なのでクロス攻撃はありだと思ったのですが・・・

・ただ松本は引き過ぎてバイタルエリアが空きがちになったのが最後は命取りに。

・浦和の守備はほぼ完璧。那須は松本の頼みの綱であるオビナに全く何もさせず。槙野も岩上の突破に良く食らいついていました。またそれ以前に敵陣でボールを失った後の攻守の切り替えが早く、松本に前線へ精度の高いボールを蹴りこませる余裕を与えていませんでした。

・松本にシュートはおろか、前線へボールを運ぶことすら許していない以上、松本得意のセットプレー&ロングスローの機会も限定的。従って1点しか取れませんでしたが、浦和完勝といって差し支えないでしょう。

02

-----オビナ-----
--池元----岩上--
岩沼-喜山--岩間-隼磨
-酒井--後藤--飯田-
-----村上-----

62分 池元→前田
87分 喜山→阿部
90+1分 オビナ→塩沢 勝吾

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2015.04.04

【メモ】浦和 1-0 松本

(スタメン)

前がズラタン、高木、梅崎、両サイドが宇賀神、関根、ボランチに柏木が下がるとかなり攻撃的というかドリブラーだらけのメンバー構成。

(前半)

休み明けにありがちなぼんやりした入りは見受けられず、序盤から浦和攻勢。

梅崎ミドルシュートを皮切りに高木、柏木にチャンスがあったが決められず。

その後も関根→ズラタン、梅崎→高木とチャンスがあったが、いずれも決められず。

浦和は休み明けが良い方に出て動きが良く、球際の競り合いで勝っているし、セカンドも良く拾えている。

ただズラタンと2シャドウの連携がイマイチなのと、サイドからのクロスがズラタンに合わないのが残念。

関根が久しぶりに躍動しているが、未だ報われず。

守っては那須がオビナを完封。槙野も岩上を封じていて、松本はカウンターで2回チャンスになりかかったくらいか。松本得意のセットプレーのチャンスは全く与えていない。

(後半)

引き続き浦和が大攻勢。

ズラタンが、高木が、槙野がエリア近辺からシュートを撃ちまくるが、ことごとく枠外。

柏木→啓太の交代は趣旨不明。北京戦を睨んだものか?

微妙な出来に終わった梅崎と高木を武藤と李に代えた時点でサイドからのクロス攻撃を強化すると思ったのだが、その気配もなし。

しかし、森脇得意の右サイドからファーへのミドルがついに決まって浦和ついに先制。そのまま逃げ切り。

松本のチャンスは裏に抜け出しかかった池元?がバー直撃のシュートを放っただけ。ずっと守っているだけでは得意のセットプレーの機会も得られない。

浦和は負けてはいけないどころか、ホームでは引き分けもまずい相手にちゃんと勝てたのはなにより。昨年甲府にスコアレスドローに終わったことを考えれば進歩だろう。

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2015.04.03

【展望】15年第4節松本戦

・前節から中1週空いてJリーグ再開。相手はJ1初昇格の松本山雅。浦和が往々にしてやらかしがちな「初昇格クラブへの初勝利プレゼント」は前節既に清水がやらかし済みなので、ある意味平常心で闘えます。

・松本初昇格であるだけではなく、オフに昨年の主力(船山・犬飼・山本・多々良・サビア)を含む大量の選手流出があり、それを補う大量の選手補強を主にJ2クラブの主力をぶっこ抜く形で敢行しているので、現在のレギュラークラスでJ1で長年活躍していた顔馴染みのある選手といえば田中隼磨しかいません。

・ただ松本は浦和とは対照的に難しいことは全くやらないスタイルなせいか、新加入選手がコンビネーションに難があってイマイチ機能しないなんてことはなく、新加入でスタメンで出ている池元(北九州)、酒井(京都)、後藤(岡山)あたりは実績相応・額面通りの働きをしていると思います。

・また新外国人選手オビナは今のところ当たりといって差し支えない出来で、昨年までの大黒柱だった船山離脱の穴を感じさせず。点取り屋としての能力はまだ何とも言えませんが、少なくとも前線でのボールの収め役として十二分に機能しており、また体型の割には運動量も豊富で守備もしっかりやっています。たださすがに終盤は息切れが著しいようですが。

・得点源は一にも二にもセットプレー。「崩された覚えは全くないのだが、気がつけばドサクサ紛れに点を取られている」という、いかにも浦和がやらかしそうな相手です。深い位置からのFKや岩上のロングスローはもちろんのこと、ハーフライン辺りからのFKでも放り込みで得点を狙ってきます。

・そして点になる可能性があるセットプレーなりスローインなりにたっぷりと時間をかけ、また自陣で無理に繋ごうとはせずに外に蹴りだしてしまうことが多いので、松本の試合はとにかく間延びしがち。この間延びが相手の集中力を殺ぐのかも・・・

・セットプレー以外は深い位置でボールを奪ってのロングカウンター。オビナ目がけて蹴り込むか、池元や岩上を相手最終ラインの裏へ走りこませるかといったくらいのバリエーションはあり、またオビナにボールが収まった時は思い切りよく人数をかけてきます。

・相手の最終ラインに前からプレッシャーをかけることもありますが、広島にはあっさりと交わされて徒労に終わったこともあってか、現時点では機を見て発動する程度でショートカウンターを積極的に狙っている様子はありません。基本的に5-4-1でのドン引き守備。

・しかも中央への縦パスにせよ、サイド攻撃にせよ、不用意に相手に食いつかず、徹底的にスペースを埋めて中央で跳ね返すみたいな感じ。変に食いついてしまうと1対1の能力差でやられてしまうので多少間をおいてスペースを埋めることに専念しているのかもしれません。従って攻めている側からすればある程度自由にやらせてもらっているように見えるけれども、最後の最後で弾きかえされてしまうようなもどかしい時間が長く続きがち。

・松本のスタメンは今のところリーグ戦では完全固定。この辺は選手の大量入れ替えの影響かと。

・浦和は久しぶりにまとまった休みが取れましたが、その間興梠が故障で代表から離脱。3/27に流通経済大とのTMには武藤と宇賀神、平川が出ていないので、この辺の状態も気がかり。

・ドン引きの相手をいかに崩すかが課題になる試合になるのは明々白々なので、ミシャはまたしても柏木ボランチで臨むのでしょうなぁ。

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<前節:清水 0-1 松本>

-----オビナ-----
--池元----岩上--
岩沼-喜山--岩間-隼磨
-酒井--後藤--飯田-
-----村上-----

得点:19分飯田

62分 池元→石原
86分 オビナ→塩沢

※続くナビスコ杯FC東京戦でも全く同じスタメン。

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2015.04.02

たちばな@北新井

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 えちごトキめき鉄道・北新井駅から駅東側を走る国道を南へ徒歩20分ほど。先客ゼロ、後客5。よくテレビ・雑誌に登場する有名店らしいのですが、開店が10時と早く、昼飯時には早いせいかまだガラガラでした。

 北陸新幹線開業に伴って平行在来線は悉く第三セクターに転換されてしまいましたが、えちごトキめき鉄道もその一つ。

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 JR東日本から新潟地区で走っていた中古車両を譲受けて健気に頑張っています。

 入店して早速売り物の「とん汁ラーメン(800円)」を注文。もっともここはラーメン屋ではなく、あくまでも「とん汁」がメインの店で、メニュー先頭は「とん汁定食」でした。

 店は田舎のロードサイド店らしい大箱でテーブルがずらずらっと並ぶ一方、カウンターは10席弱。全部で50席あるかないか。

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 麺が見えないのでぱっと見はただのとん汁。残念なことにそのとん汁がぬるい。これが決定的に印象を悪くしちゃったかなぁ・・・

 とん汁に中華麺を入れただけというわけではなく、とん汁にラーメン用のスープと合わせているようですが、いかにも中途半端というかなんというか。味噌ラーメンのスープと考えればややぼんやりに過ぎる気もするし、とん汁にしては和のテイストに乏しい気もするし。

 またスープの問題というより、スープに対して麺が強すぎるのが良くないかな。麺は並太緩い縮れ麺で、堅めの仕上げというわけでもないのですが、とん汁テイストにこれが合わないのかも。

 さらにいえば大きな豆腐。これは絶望的にラーメンに合わないような・・・

 というわけで、ここでは奇をてらわずにフツーに「とん汁定食」を味わったほうがよさげ。

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 そして山を見て心を整えるの巻。

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2015.04.01

大喜 駅前店@富山

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 北陸新幹線開業と共に駅を大改装したものの、在来線高架化がこれから控えていることもあってか、金沢駅と比べてなんとも賑わいに欠ける富山駅。

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 とはいえ、せっかくなので「富山ブラック」を代表する「大喜」の駅前店にほぼ9年ぶりに再訪。先客5、後客1。なお大喜は富山駅「とやマルシェ」の中にも店を出したので、旅行者にはさらに便利に。

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 メニューは相変わらず中華そばのみ。「中華そば・小(750円)」と「ライス(160円)」を注文。ライスがないと食えないラーメンだし、ライスをつけるとなると中華そばは「小」で十分なのは前回確認済。

 店内は間口が狭い割には奥行きが深いという妙な造りになっていて、入り口付近にテーブル席、奥にカウンターが2列。

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 これまた相変わらず真っ黒。かなり太めの麺にもスープの黒が滲んでいます。

 具はチャーシュー、メンマ、刻みネギだけですが、その上にたっぷりと黒胡椒がかかっています。店内の注意書きには「よくかき混ぜて具をよくスープになじませること」と書いてあるので、その通りにぐちゃぐちゃと。麺は硬めの仕上がりでややゴワゴワした食感。

 スープはこれまた相変わらず半端じゃなくしょっぱい。メンマも辛め。また厚めのチャーシューが「チャーシュー麺」を名乗ってもおかしくないほどたっぷり入っていますが、これまた濃い目の味付け。

 ウンチク書きにはチャーシューやメンマを麺と「同時に口の中へ運び入れ」と記されていますが、それだといくらなんでもしょっぱすぎて食えません。従ってネギで変化を付けながら麺を一通り片づけ、チャーシューやメンマは専らご飯のおかずとして楽しみました。

 ちなみに中華そばにはレンゲが付いてきません。これはスープを飲まないことを前提としていることの表れかもしれません。ちなみに私はスープをほとんど残しました。というか、飲む人がいるのなぁ???

 このラーメンはその特異性にこそ面白みがあり、旅行の思い出にもなり、またマニア受けするのも良く判るのですが、美味しいかと言われればちょっとどうかなぁ・・

 なお9年の間にライスが10円しか上がっていない反面、中華そばは150円も値上げされていて苦笑。

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