大喜 駅前店@富山
北陸新幹線開業と共に駅を大改装したものの、在来線高架化がこれから控えていることもあってか、金沢駅と比べてなんとも賑わいに欠ける富山駅。
とはいえ、せっかくなので「富山ブラック」を代表する「大喜」の駅前店にほぼ9年ぶりに再訪。先客5、後客1。なお大喜は富山駅「とやマルシェ」の中にも店を出したので、旅行者にはさらに便利に。
メニューは相変わらず中華そばのみ。「中華そば・小(750円)」と「ライス(160円)」を注文。ライスがないと食えないラーメンだし、ライスをつけるとなると中華そばは「小」で十分なのは前回確認済。
店内は間口が狭い割には奥行きが深いという妙な造りになっていて、入り口付近にテーブル席、奥にカウンターが2列。
これまた相変わらず真っ黒。かなり太めの麺にもスープの黒が滲んでいます。
具はチャーシュー、メンマ、刻みネギだけですが、その上にたっぷりと黒胡椒がかかっています。店内の注意書きには「よくかき混ぜて具をよくスープになじませること」と書いてあるので、その通りにぐちゃぐちゃと。麺は硬めの仕上がりでややゴワゴワした食感。
スープはこれまた相変わらず半端じゃなくしょっぱい。メンマも辛め。また厚めのチャーシューが「チャーシュー麺」を名乗ってもおかしくないほどたっぷり入っていますが、これまた濃い目の味付け。
ウンチク書きにはチャーシューやメンマを麺と「同時に口の中へ運び入れ」と記されていますが、それだといくらなんでもしょっぱすぎて食えません。従ってネギで変化を付けながら麺を一通り片づけ、チャーシューやメンマは専らご飯のおかずとして楽しみました。
ちなみに中華そばにはレンゲが付いてきません。これはスープを飲まないことを前提としていることの表れかもしれません。ちなみに私はスープをほとんど残しました。というか、飲む人がいるのなぁ???
このラーメンはその特異性にこそ面白みがあり、旅行の思い出にもなり、またマニア受けするのも良く判るのですが、美味しいかと言われればちょっとどうかなぁ・・
なお9年の間にライスが10円しか上がっていない反面、中華そばは150円も値上げされていて苦笑。
| 固定リンク