十紋字@末広町
銀座線末広町駅から蔵前橋通りを西へ。先客ゼロ、後客10。店の貼り紙によると神田の家系人気店「わいず」の系列店とのこと。開店直後の入店でしたが、すぐにぞろぞろ客がやって来て奥から詰めて座るように案内されました。こちらも人気になっているようです。
店入口脇に設置された券売機で「ラーメン(720円)」を麺固めで注文。ランチサービスは特にないようなので、ライス(100円)を付けてみました。
店内は縦長カウンター9席。「わいず」ほどではありませんが総じてやや手狭で、カウンターの背後が狭めなのに給水器まで水を取りに行かないといけないのはチト面倒。さほどのキャパでもないのに店員が男女4~5名もいました。
とろみが強めのスープは「大量の豚骨、鶏ガラ、昆布を何度も入れ替え」「油は出来るだけ使わず、肉からの旨みを取り出してる」そうですが、出汁の旨みが強烈。濃厚な味わいでいながらぎりぎりしょっぱくはない範囲で上手く仕上げています。
「味濃いめ」をオーダーしようとした後客に「最初から濃いめですがよろしいでしょうか?」と店員が念押ししていたのも納得。卓上にニンニクや豆板醤が置いてありますが、この出来なら変に手を加えないほうが良さそう。脂は特に過不足感なし。
ただ終盤はさすがにくどいかなぁ・・・ライスをつけて濃厚スープでも食べやすくしたのは良いのだけれど、それが却って良くなかったか、最後は箸が止まり気味に。腹にずっしりともたれます。
麺は太い縮れ麺で、家系らしく短め。このスープなら堅めでちょうどいいくらい。
肉は家系にしては上質かつそこそこ厚みがありました。ほうれん草をたっぷり添えたのは良いとしても、それが冷えていて周囲のスープが温くなったのが甚だ残念。
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