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2015.05.01

【展望】15年第9節G大阪戦

・昨年第32節、引き分けでもなんら差し支えなかった試合をなぜか勝ちにいって墓穴を掘り、カウンターを喰らって敗戦。この敗戦が引き金となって浦和は目の前にあったはずのリーグ優勝を逃してしまいました。

・あれから約5カ月。ファーストステージの折り返し時点で再び首位vs2位の形で迎えるリベンジマッチですが、連戦の中での対戦なのでどちらもコンディションは良くなく、疲労からくる大チョンボが勝敗を分けてしまう可能性は小さくありません。従ってビッグマッチにも関わらず、いやむしろビッグマッチにありがちな、お互い無理せずに隙を伺い続けるという、非常にじれったい試合展開になるかもしれません。

・幸か不幸か浦和はACL敗退が早々と決まって5/5のブリスベン戦が純然たる消化試合なのに対し、G大阪は5/6にACLグループリーグ突破をかけた城南FCとの対戦があるので、G大阪のほうが圧倒的に浦和戦への取組み方が難しい。端的にいってしまえば「無理せず引き分けで十分」という思いはG大阪のほうが強いのではないかと思います。ゆえにG大阪は浦和にボールを持たせてカウンター狙いで来るでしょう。

・G大阪の今の最大の武器は「プティック今野→エンドレ→パチョレック→GS」からなるカウンター。無論G大阪はカウンターだけが持ち味のチームではありませんが、どちらかといえばカウンターのほうが数段怖いイメージ。

・パトリックは強靭なフィジカルを有する長身FWですが、どちからといえば最前線で体を張りまくるタイプではなく、右に流れてボールを引き出すのが得意なタイプ。パトリックが流れて空いたスペースに後方から阿部なり、大森なりが突っ込んできます。それゆえGSが閉店していてもあまり弊害はなく、むしろパトリックに仕事をさせないことのほうが重要。

・パトリックは他の選手を活かすだけではなく、パトリック自身にもそれなりに得点能力があるのが厄介。スピードもそれなりにあるので裏へ抜けられるとそのままフィニッシュまで持っていかれますし、フィジカルが強いのでマークを吹き飛ばしてゴールをねじ込むことも多々。

・とはいえ昨年暮れの対戦では浦和は試合終盤までG大阪の繰り出すカウンターにもきっちり対処し、パトリックにも宇佐美にも何の仕事もさせず、両者とも途中交代に追いやることに成功しています。従って「まず負けはない」試合展開だったにも関わらず、なぜか自爆。悔やんでも悔やみきれない敗戦でした。

・今年序盤G大阪がACLでもリーグ戦でも苦戦したのはブティック今野の開店遅れが最大の原因で、中盤で良い形でボールが奪えない上にカウンターに脆く、ボールを持たされてはカウンターの脅威にさらされる試合が続きました。その今野は前節松本戦ベンチスタートで浦和戦に向けて準備。甲府相手に意図的なターンオーバーを全くやらなかったミシャと好対照。

・もっとも今野は62分に投入を余儀なくされたのであんまり休んではいませんが、今野をベンチスタートにして無理やりリーグ戦出場経験のない井手口をスタメン起用したことに象徴されるように、長谷川監督はミシャとは対照的にこまめなローテーションが得意。それが奏功して昨年終盤の過密日程を乗り切っての3冠に繋がりました。

・端的にいえばSBは「米倉・藤春・オ(左右可)」、CBは「岩下・丹羽・金」SHは「大森・阿部・倉田」のグループでくるくる回しています。

・逆に長谷川監督をもってしてもどうにもならないのが「今野→遠藤→パトリック→宇佐美」の4人。特に明神が故障し、今季獲得した小椋が使い物にならないので今野を休ませられないのは長谷川監督にとって誤算だったかと。またリンスが仕上げにしか使えないのも困ったものですし、新加入の赤嶺はほとんど戦力視されてないみたいで。

・そして悪いことにCB岩下、SBオ・ジェソクが故障し、さらに前節SB米倉まで故障。岩下と米倉は浦和戦に強行出場するとの観測も流れていますが・・・

・一方、浦和は宇賀神が出場停止から戻り、次のブリスベン戦が消化試合なのでターンオーバーもへったくれもなく名古屋戦と同じメンバーで臨んでくるのでしょう。ただリーグ戦&ACLともほぼ出ずっぱりだった後ろ目の選手は疲労が顕著で、甲府戦でも横パスを奪われたり、危険な位置でボールを失ったりと相手が甲府じゃなかったら即死していたであろうミスが散見されました。

・興梠は復帰間近でG大阪戦での起用も有力視されていますが、昨年暮れ以来無理使いして故障を繰り返しているだけに、ここは自重してほしいところ。

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<前節:G大阪 1-0 松本>

--宇佐美--パトリック--
大森--------阿部
---遠藤--井手口--
藤春-金---丹羽-米倉
-----東口-----

得点:16分 宇佐美

62分 井手口→今野
70分 宇佐美→リンス
81分 米倉→小椋(故障による交代)

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