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2015.05.22

【展望】15年第13節鹿島戦

・次節の対戦相手はACL早期敗退仲間(苦笑)の鹿島。但し、浦和と違ってリーグ戦の戦績も振るわず暫定8位(4勝3分4敗の勝ち点15)。しかも負けた相手が清水・湘南・甲府・神戸と悉く下位チームのためか、順位ないし勝ち点以上にチーム状態が悪く見えます。

・勝ち点を伸ばせない原因は割とはっきりしていて、一つは守備が不安定なこと。ここまでリーグ戦で完封は1試合(第12節FC東京戦)しかありません。総失点15はJ1で特に多いわけではないので、大量失点はしないが毎試合コンスタントに1~2点取られるイメージ。しかもセットプレーでの失点が多いのが特徴。最近セットプレーの守備をマンマークからゾーンに変えたようですが、慣れないうちは失点を積みかさねるだけじゃないかと。

・今年やたら目立つのがGK曽ヶ端の大チョンボ。これが最終ラインに動揺を与えているような気がしてなりませんし、セットプレーでの失点が多いことに直結しているのではないかと思います。もっとも傍目には曽ヶ端レベルのGKをずっと使っていることのほうが不思議なんですが。またACL敗退に直結した凡ミスに象徴されるように小笠原の衰えが深刻なのが最終ラインの負担になっているのかも。

・もっとも失点が多いのは今年に始まったことではなく、昨年も上位チームでは失点が多いほう。それでも3位に食い込めたのは得点も多かった(総得点64=リーグ1位)からに他なりませんが、今年は点も取れておらず(総得点16)、接戦の末に負ける、あるいは引き分けに終わる試合が目立ちます。

・点が取れないといっても攻めの手数自体は多く、フィニッシュだけがどうにもならないイメージ。従って点が取れなくなった主因はやはり昨年終盤から長期離脱中のダヴィの穴埋めに失敗したことに求めざるを得ないでしょう。オフに完全移籍で加入することで合意していたジネイがメディカルチェックに引っかかって御破算になったのがケチのつけ始め。やむなく徳島から獲得した高崎を1トップに据えては見たものの力不足は否めずリーグ戦未だ無得点。

・高崎は徳島でかなりポストプレーが上手くなっていてびっくりしましたが、徳島と鹿島では1トップに求められる資質が全然違います。そもそも徳島では相手が守備を固めてくるなんてあり得なかったでしょうから、ボールを受ける際の相手のプレッシャーが格段に強くなる鹿島で思うように働けないのかも。

・トニーニョ・セレーゾ監督は早々に高崎に見切りをつけて金崎を1トップに起用。海外で鳴かず飛ばずだったものの金崎は全く試合勘を失っておらず、開幕からSHで活躍しここまでチームトップの3得点を上げていましたが、第7節に「金崎良い人伝説」に自ら終止符を打つくだらない退場劇を披露した後に怪我をした模様。従って現在の1トップは大卒2年目の赤崎が務めていますが、これまた力不足。

・但し、件のジネイが紆余曲折の末前節からベンチに入り、途中出場で早速ゴールしているので、次節浦和戦ではジネイがスタメンで1トップに起用される可能性があります。また金崎も全体練習には戻ってきている模様。

・ジネイは大型FWですが思いのほかスピードがあり、また守備もさぼらないというJリーグ向きFWの様子。広島戦ではGK林にプレッシャーを掛けにいって林のミスを誘ってごっつぁん気味ながらもいきなりゴール。足元のボールは確実に収めるものの、空中戦の強弱までは確認できず。大型FWだけれども足元にボールを欲しがる強化版高崎だったりして。

・2011年以来久々のACL参戦にも関わらず鹿島の即戦力補強はささやかで、先のジネイ・高崎・金崎以外は広島からCBファン・ソッコを獲得したくらい。CB植田が五輪代表でチームから離れることもあって、ファン・ソッコがCBスタメンとして定着しましたが、それ以外のスタメンは昨年と顔触れはほとんど変わっていません。

・戦力が厚いとは言い難い上にセレーゾが相変わらずメンバーを固定しがち(大胆にスタメンを変更した甲府戦ではまさかの敗戦(笑))で、ACLでヘロヘロになってしまったのも鹿島不振の一因なのでしょう。

・運が悪いことに前節左SB山本が負傷。左SBは本職の控えがいない(前節は右SB西が左に回る)ので、浦和はここが狙い目。

・いつものことながら鹿島は浦和戦用に何か特殊なことをやってくるチームではありません。前節広島戦も同様で、4バック最終ラインがスライドして攻撃に対応。前線からプレッシャーをかけてビルドアップを限定して、あわよくばショートカウンター狙い。

・広島はGKへのバックパスが使えないので鹿島の前からの積極的な守備がそれなりに有効でしたが、西川がいる浦和には意味がなさそうな・・・・浦和は前節FC東京戦同様、慌てずに鹿島のプレッシャーを掻い潜って空いているサイドから仕掛けることになろうかと思います。逆に柏木が狙い撃ちに合うようだと浦和即死。

・鹿島が多少変わったことをやってくるとすれば2ボランチが2シャドーにべったりマンマーク気味に付いてくるくらい。自然浦和にボールを持たせる格好になり、浦和は縦パスを入れられなくなって、自然我慢比べの試合になるでしょう。

・浦和は(鹿島もですが)週央にACLもナビスコ杯もないという、お恥ずかしいばかりのスカスカ日程なので、スタメンで変化があるとすればシャドーの一角だけ。しかも鼻骨骨折のズラタンに無理はさせられないでしょうから、李か梅崎かという選択だけだと思いますが。

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<前節:鹿島 2-2 広島>

-----赤崎-----
カイオ----土居---遠藤
---小笠原-柴崎---
山本-昌子--ファン---西
-----曽ヶ端----

得点:65分 小笠原(PK)、68分 ジネイ

49分 山本→伊東(負傷による交代)
58分 赤崎→ジネイ
78分 土居→本山

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