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2015.07.24

【展望】15年2nd第4節名古屋戦

・名古屋とは1stステージ第7節に対戦。浦和は興梠が不在かつ新戦力とのコンビネーション確立は未だ不十分だった時期にも関わらず点差以上の完勝。

・浦和が中3日、名古屋が中2日。しかも浦和は主力の大半が前の試合を休んでいたのに対して名古屋はほぼフルメンバーでの連戦だったので、コンディションの差が名古屋に不利に働いたのは否めません。しかし、名古屋の守備は概して浦和のシャドーとWBのポジションチェンジに全然ついて来れず、また永井は関根の緩急をつけた動きに幻惑されっぱなしで守備面での穴っぷりを露呈し、2失点で済んだのが不思議なくらいの惨状。

・5バック気味に堅く守ってカウンターという単純極まりない戦術が早々と行き詰まって点が取れなくなったためか、一時4バック(4-2-3-1)に戻した試合もありましたが4バック併用とまではいかず、現在はまた3-4-2-1に回帰。

・ただフォーメーションが同じであっても相変わらず怪我人が多いこともあってかスタメンが安定しません。現時点では田口、ダニルソン、レアンドロドミンゲスが欠場中。開幕から不在のレアンドロドミンゲスはなし崩し的に退団するものと思ったのですが、意外にも近々来日見込み。

・そして闘莉王が浦和戦お約束の出場停止(苦笑) 矢野とデュークの小競り合いに全く関係のない闘莉王が介入した末に暴言で一発レッドとは実に闘莉王らしい(重ねて苦笑)。

・守備面での大穴としか思えない左WB永井に西野監督はとうとう見切りをつけたのか、ここ2試合はシャドーにポジションを移しています。ただそうすると左WBの人材難が露呈。またシャドーの永井は縦パス一本で相手最終ライン裏に抜け出せる魅力がある反面、引かれてスペースを消されたり、1トップにボールが収まらないがために永井が前を向けなかったりすると何の役にも立たない面も。

・1トップは川又とノヴァコヴィッチをローテーション起用。単純に二人並べてサイドからバンバン放り込まれるほうが浦和としては嫌なのですが、この二人はよほどかみ合わせが悪いのか、同時にピッチに立つ時間は長くはないみたいで。

・前節清水戦はセットプレーの流れからのアバウトな放り込み→矢野が競り勝ってノヴァコヴィッチが押し込むという形で同点。名古屋の一番怖いのはカウンターではなく、無論パスワークでもなく、そんな力攻に次ぐ力攻。理屈を超えた何かが一番怖い。従って自陣深い位置での不用意なファウルはもちろん、あんまり最終ラインを下げすぎるのも危険。

・かといってボールホルダーにプレッシャーがかかっていないのに最終ラインを上げると永井や小屋松に抜け出される危険あり。

・守備は総失点こそ24と少なくて一見堅守に見えますが、走らない上に概して攻守の切り替えも緩慢で実態としては限りなくザルに等しく、シュートを撃たれまくっている割にはGK楢崎の奮闘でなんとか失点を食い止めているだけ。ビルドアップが上手くないので、湘南のように前から圧力をかけてくるチームには弱い印象。清水にすら苦戦していましたし。

・浦和は那須が出場停止から戻って、レギュラーでは梅崎の状態が気がかりなくらい。間に合わないようであれば広島戦で好調だった高木を再起用してほしいところ。伝統的に名古屋は地上戦に弱く、バイタルエリアがスカスカになりがちですし。

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<前節:清水 2-2 名古屋>

-----川又-----
--永井----小屋松-
輝希-矢田--磯村-矢野
-本多--闘莉王-竹内-
-----楢崎-----

得点:65分 川又(PK)、80分 ノヴァコヴィッチ

53分 田中輝→小川
78分 小屋松→グスタボ
78分 川又→ノヴァコヴィッチ

※53分 闘莉王、一発退場(笑)

<前回:浦和 2-1 名古屋>

-----ノヴァコ-----
--川又----小川--
永井-ダニルソン-矢田-矢野
-牟田--闘莉王-竹内-
-----楢崎-----

得点:90+3分 田中 輝希

HT 小川→小屋松
60分 ノヴァコヴィッチ→磯村
79分 矢野→田中輝

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