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2015.08.26

鯛塩そば 灯花@四谷三丁目

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 丸の内線四谷3丁目駅から外苑東通りを北へ。新坂に入ってすぐ。「北の大草原」→「豚と鶏の物語」の跡地で、曙橋駅のほうが若干近いかも。近所の「塩つけ麺 灯花」の2号店との位置づけで先客1、後客7。

 店内の券売機を見るとメニューを絞り込んでいるようで、売り物の「鯛塩そば(780円)」に「鯛めし・小(120円)」を付けてみました。人気店らしく奥から詰めて座らされます。

 店内は前店から一新されて明るくすっきりしており、超手狭な本店とは対照的。L字型カウンター10席。水セルフ。スタッフは2人いて接客もスマートですが、いっぺんに2杯ずつしかできないようで回転悪そう。

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 不定形の丼で登場。黄金色に輝く、透明度の高いスープは鯛の旨みがはっきり判ると判る優れもの。鯛をいただく慶事なんてとんとご無沙汰ですが、久しぶりに鯛らしい鯛を賞味できた気分。あっさり味、かつ塩が妙にとんがっていなくて鯛の旨みを十二分に引き立たせています。ただ単なる鯛スープと考えればかなりの出来なのですが、麺に絡ませるとなるとちょっと弱い、あっさりしすぎているんじゃないかな?

 麺は三河屋製麺の細めのストレート麺。細めの割りは噛み応えがあって好きなタイプですが、スープに対しては心持ち強すぎるような。またスープがやや少ないせいか、麺が玉になっていて食べにくい嫌いがなきにしもあらず。

 チャーシューはいかにも上質かつ柔らかで、スープを損なわない出来。他に穂先メンマ、小さい麩、青ネギ。

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 一方の鯛めし。値段的に仕方ないのですが、鯛が乗っかっているわけではなく、細かいすり身を炊きこんだわけでもなく、塩そばを先に食べて舌がマヒしているせいか、ものすごーーーく薄い味付けで限りなくただの御飯でややごわごわした炊き加減。一応青ネギと白ゴマ、あられがのってはいますが、これだけで食べるのは厳しく、スープをかけて食べるのが前提なのかも。

 そして鯛めしにスープをかけると、超薄味だった鯛めしが一変。スープとの相性という意味では正直塩そばよりこちらのほうが出来がいい気がしました。

 面白い試みだとは思いますが、上品すぎるので個人的には一回で十分。

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