« ちとせ@曙橋 | トップページ | 担々麺本舗 辣椒漢 駒込店@駒込 »

2015.09.04

【観戦記】15年ナ杯準々決勝第1戦:新潟 5-0 浦和

・あまりにも惨めすぎる惨敗。今年のナビスコ杯は初戦で事実上終わってしまいました。

・代表招集で興梠・ズラタン・槙野・西川が不在(槙野は後日故障が判明し、代表離脱)。ズラタン・槙野・西川は代表常連なのである程度不在時の心積もりは出来ていたでしょうが、興梠がいないのはひょっとしたらミシャにとって予想外だったかもしれません。石原も長期離脱中なので、1トップを過去ほとんど機能しないことが実証済の李に頼らざるを得なくなった時点でかなりの苦戦は予想されました。

・代表組がごっそりいないだけでも十二分に難しい試合なのに、よりによってこの試合でミシャが悪癖(=カップ戦での極端な選手入れ替え)を披露する始末。那須を外し、さらに阿部を左CBに転用したため、CKからGKまでセンターラインがごっそり入れ替わった格好に。そして両WBも入れ替え。

・ミシャのこういう極端なターンオーバーが上手くいった試しがなく、過去天皇杯で失態を繰り返し、今年はACL惨敗の引き金に。そしてこの試合でさらに経歴に泥を塗り重ね。

A05

・リーグ戦は怪我や出場停止でもない限り、ミシャは調子の良し悪しに関係なくスタメン固定。今年は大量補強の余波でリーグ序盤レギュラー陣の見極めに時間を要しましたが、いったん固まったらそれっきり。そして案の定、先の横浜M戦でレギュラー陣の疲弊が見え隠れし始めて、今年もミシャお決まりの「秋の大失速」の予感ムンムン。

・ミシャは長丁場を闘う上で必要な「計画的な細かいターンオーバー」がとにかく苦手。そしてカップ戦では極端なターンオーバーを敷いて早々に敗退し、リーグ戦もレギュラー陣の疲弊と共にジリ貧に陥ってタイトルに手が届かずに終了。コンスタントに上位をキープできるので悪い監督ではないが、タイトルには手が届かない。今年もその定評を覆すのは難しそう。

・横浜M戦どころか、そのかなり前から宇賀神の疲弊は顕著で、その代役として橋本を試用する機会なんていくらでもあったはずなのに、よりによって最もメンバー編成の難しいこの試合で入れ替えるかね、フツー。この試合を見ても橋本はコンビネーションに難があるのは一目瞭然ですが、この日唯一のビッグチャンスに絡んだのを見ても使いどころがあるのもまた確か。普段はベンチ据え置きで、コンビネーションを磨く時間を与えられないのは不可解極まりないかと。

・代表組不在でただでさえスタメン編成が難しいのに、さらにミシャが無理を加え、おまけに3点ビハインドになって自爆ボタンをポチッとな。

・0-3で試合を終えていればまだ第2戦でほんのわずかながら可能性が残っていたであろうのに、ミシャはいきなり3枚代えで特攻指令。しかし点が入る雰囲気は微塵も感じられないまま、逆にカウンターを浴びまくってあれよあれよという間に怒涛の2失点。よくもまぁここまで事態を悪いほうへ悪いほうへと持って行けるもんだとある意味感心。

・第2戦を待たずして事実上今年のナビスコ杯は敗退。控え組は何のアピールもできず、宇賀神や関根の完全休養にもならず、何一つ得るものがない、ただただ悲しくて腹立たしい大敗でした。

A08

-----李------
--武藤----梅崎--
橋本-青木--柏木-平川
-阿部--永田--森脇-
-----大谷-----

62分 平川→宇賀神
62分 橋本→関根
62分 李→高木

・新潟は故障で小泉を欠く他は完全無欠のフルメンバーで、前回対戦同様に4-2-2-2の布陣。最終ラインを押し上げ、かつ2トップ&SHが浦和の最終ライン&GK大谷に厳しく詰め寄ってくるのも前回同様。

・予想されたことながら浦和は前三人にボールが収まらず、たまに収まったところで相互の連携が悪くて、ボールキープがままならず。浦和らしくボールを細かく繋ぎながら相手を押し込んだ場面なんて15分過ぎに少しあっただけ。

・またそれ以前にビルドアップにも難儀。前半GK大谷自身は厳しく詰め寄ってくる新潟2トップに対して大過こそなかったものの、慌てて近くの味方に出してしまい、その味方が新潟のプレスを受けてボールを失って新潟の波状攻撃を浴びる場面が散見されました。

・浦和が余りにも簡単にボールを失うので、前半は普段とは逆に新潟がボールを支配して浦和を押し込み、浦和が5-4-1の布陣で耐える時間が結構長く続きました。ただこういう展開に新潟は慣れていないのか、ここぞという場面でパスミスが多く、また良い形を作っても最後の最後でシュートはブロックされがち。

・逆に劣勢の浦和がカウンターでチャンスを掴みかかる場面もあり、36分には李→橋本→梅崎のビッグチャンスも。無理に無理を重ねたスタメンで臨んでいる割には前半は大善戦といって差し支えない内容だったと思います。「わざと新潟にボールを持たせてカウンターを狙う」という意図を持ってやっているならたいしたものですが、たぶん偶然の産物でしょう(苦笑)。

・苦しいながらも悪くはない状況で前半を終えられそうだったのに、最後の最後で落とし穴に嵌るのが浦和。終了間際に柏木がレオシルバにファウル。柏木2枚目のイエローか?と思って浦和の選手達の集中が切れたのか、大井の素早いリスタートで山崎に抜け出されて非常に勿体無い格好で先制を許してしまいました。

A15

・点が取れそうにない浦和にとって先制点を許しただけでもしんどいのに、後半開始早々にCKからさらに失点。ファーへのボールに対して大谷がいかにも挙動不審で山本康に簡単に折り返されたところで勝負あり。その折返しに反応する大井にも舞行龍にも自由にやらせているのも全くいただけません。

・2点ビハインドで浦和は集中力が切れてしまったのか、舞行龍→山崎への縦パスで森脇が簡単に交わされてしまったのが契機となってわずか6分後に致命的な3点目を喰らってしまいました。

・アウェーゴールの一つでも奪おうとしたのか、ここでミシャが繰り出したのが件の3枚替え。明らかに浮き足立っているというか、冷静さを失っている選手達を落ち着かせるのが先決なのに、選手交代で火に油を注ぐ始末。

・武藤の1トップというかゼロトップなんてほとんど練習もしてないでしょうし、両WBを疲弊したレギュラー陣に戻したところでどうにもならないのも自明。

・新潟がご丁寧にも大野を投入して5バックを敷いたのも奏功して、必死に地上戦を仕掛けるもなんら得点の気配は漂わず、簡単にボールを失ってはスカスカの守備網を新潟の鋭いカウンターでズタズタに切り裂かれてやらずもがなの2失点。指宿に弄ばれる森脇、ラファエル・シルバに簡単に振り切られる永田、両選手に限らずあちこちで繰り返される失態の数々。

・違う大会とはいえ、横浜M戦に続く大量失点。いみじくもミシャが明言するように「我々は今、危機的状況にある」のは間違いありません。

A17

---山崎--指宿---
加藤-------山本康
--小林裕--レオシルバ--
コステス-大井-舞行龍-川口
-----守田-----

得点:45+3分 山崎、50分 舞行龍、56分 指宿、75分 指宿、82分 ラファエル

66分 加藤→大野
76分 山崎→ラファエル
85分 山本康→端山

|

« ちとせ@曙橋 | トップページ | 担々麺本舗 辣椒漢 駒込店@駒込 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17585/62214542

この記事へのトラックバック一覧です: 【観戦記】15年ナ杯準々決勝第1戦:新潟 5-0 浦和:

« ちとせ@曙橋 | トップページ | 担々麺本舗 辣椒漢 駒込店@駒込 »