なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。@東新宿
副都心線東新宿駅から明治通りを北へ。先客1、後客3。
店内の券売機で「肉そば(790円)」を注文。大・中・小同値段。券売機には分量が明示されていませんが、蕎麦ならたいしたことはなかろうと思い「大」で。
メニューは他に「鶏そば」「とろろ肉そば」「とろろ鶏そば」「ぶっかけそば」「おろしそば」など。
店内はL字型カウンター10席と入口近くに2人掛けテーブル2卓。カウンター背後に段ボールが山積みになっていて、ただでさえ手狭な店内が一層狭くなっているのは鬱。店員は3人いましたが、一人は店に全く似つかわしくない痩身の若いネーチャンで、ただいま絶賛修業中でした。
ザルでもセイロでもなく、丼に蕎麦が山盛りになって登場。蕎麦に上には刻み海苔がたっぷり。肉は立ち食い蕎麦にありがちなさっと煮込まれた豚バラ肉。そして白ゴマと刻みネギが少々。
蕎麦汁のほうにラー油が仕込まれていて、当然ながら蕎麦なのにやたら脂っこい味わいに。ただ辛いというほどのことはなく、せいぜいピリ辛程度。蕎麦汁とのバランスが良いのか、脂っこい割には難なく食べ進められます。白ゴマを噛みしめ、その香りを味わいながら食べ進むのもまた良し。
卓上の天かすでサクサク感を加えるのもまた一興。やりすぎると脂に脂を加える形になってしまいますが。
蕎麦は並太。やや堅めの仕上がりでなかなかの歯応え。この手の店で蕎麦に風味を求めるのは酷なのでそこは目を瞑ります。
最初は脂っぽいものの、食べ進むと表面のラー油が先になくなってしまうせいか、あるいは単に慣れのせいか、特に箸が止まることなく一気に完食。食べ終わる頃になって「生玉子無料」との貼り紙に気づきましたが時すでに遅し。頼めば出してくれたのかな?
ラー油もすっかりなくなったので、券売機横のスープジャーから蕎麦湯(いつから取り置いてあるのか、朝からドロドロ・・・)を蕎麦汁に投入。ラー油にマスクされているうちは判りにくかったのですが、蕎麦汁自体は案外甘目でした。
単に量を食わせるだけのイロモノと思った入店したのですが、期待値が低かっただけにそれなりに満足。
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