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2016.02.29

新福菜館本店@京都

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 京都駅烏丸口から東へ。高倉塩小路下ル。京都ラーメンの老舗で、早朝から営業していることや、隣にこれまた老舗の「第一旭」があることでも有名。いつ来ても結構混んでいて先客12、後客8~9。驚いたことに外国人観光客の姿も。

 いつの間にか外装をリニューアルしたようですが、相変わらず店内は極めて雑然としており、しかもさほど広くもない店内に4人掛け簡易テーブルが所狭し(全部で6卓)と並べられています。カウンター席はわずか3席のみ。店内は手狭なのに水がセルフなのはちょっと難儀。

 強面の兄さんにカウンター席を案内され、早速「中華そば・並(700円)を注文。ヤキメシ(500円)の評価も高いのですが、夕方にヤキメシ付きは食いすぎなので自粛。

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 黒々としたスープがこの店の最大の特徴。見た目ほどしょっぱいわけではなく、豚骨&鶏がら中心の出汁の味がちゃんと楽しめます。ただ残念なことに出汁が弱くなったのか旨みが乏しくなったような気がしました。。

 麺は中太ストレート麺。柔らかめの店が多い京都にあって、ここは割としっかりとした麺を出すのが好きだったのですが、この日の麺はいつもよりも柔らかめで食感ももちもちしておりイマイチでした。

 ネギが多めに添えられてる他、薄いながらもバラ肉チャーシューがたっぷり。なお野菜類はネギしかなく、モヤシもメンマもありません。

 この出来だと東京のFC店で済ませてもいいかなぁ・・・ 混んでいるとはいえ、隣は店外に行列が出来ているのに対し、こちらはそこまではいかないのも納得。

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2016.02.28

【TV観戦記】16年1st第1節:柏 1-2 浦和

・シドニー戦に続いて内容は今一つながら、中2日の厳しい日程をなんとか乗り切ってアウェーで勝ち点3をゲットし、Jリーグ開幕戦勝利。結果は万々歳ですが、今後浦項戦・磐田戦と中3日での連戦が控える中で課題が多かった試合だったと思います。

・明らかにコンビネーションに難がある柏に対して前から前から相手を嵌めに行く守備が機能している時間帯に2点、3点と取れていれば楽勝だったはずですが、誤審にも苦しめられて1点しか取れず。60分くらいから前でボールが奪えなくなって幾度かカウンターを喰らって案の定失点。こういう試合展開は今後もしばしば見受けられることでしょう。

・ただ「立て続けに失点」という最悪の事態は免れ(大津→秋野シュートがバーを直撃するという極めて危険な場面がありましたが)、那須&駒井と守備立て直しと思しき選手交代で悪い流れを凌ぎながら、セットプレーで1点もぎ取って逃げ切り。柏のセットプレーの守備の拙さはこの試合でも存分なく披露され、ズラタン投入はそこを突く意味では大当たりでした。

・思うように縦パスが入らず、攻撃はサイド一辺倒。守備は60分くらいでガス欠。おまけに誤審でゴールは認められず、GKへのバックパスは不問とされ、大津の阿部へのひじ打ちにはファウルすら取ってもらえずと審判団に随分苦しめられましたが、それでも勝ち点3をもぎ取るとは真に浦和らしからぬ勝負強さ。昨年の1stステージ同様、冴えない内容ながら勝ち点を拾い続ける試合がしばらく続くのかもしれません。

-----興梠-----
--武藤-----李--
宇賀神-阿部-柏木-関根
-森脇--槙野--遠藤-
-----西川-----

得点:52分 武藤、84分 ズラタン

62分 李→ズラタン
73分 柏木→那須
80分 関根→駒井

・ミシャは中2日の厳しい日程を踏まえて、シドニー戦から一部スタメンを変更。スタメンからズラタン・梅崎・青木・永田が外れて、興梠・李・柏木・遠藤を起用。おまけに梅崎と永田は完全休養で、代わりに高木及びなんと新人の伊藤がベンチ入り。

・遠藤が永田の代わりにCB中央に入るなら大過は無かったと思いますが、ミシャは遠藤を右、槙野が中央、そして森脇が左というキャンプで試行した形で臨み、これが60分以降の浦和の守備の不安定さを加速させたような気がします。

・槙野はつまらないところで手を使ってイエローをもらった場面を除けば守備はほぼ完璧な出来で、攻撃面でも宇賀神へのロングフィードも披露し、CB中央で十分使えることを実証。

・遠藤は積極的な守備&素早い攻守の切り替えで縦にフィードorサイド攻撃、そして1対1の強さを見せるなどこれまた上々の出来。2回ビルドアップにミスがあって柏のカウンターを誘発してしまいましたが、初スタメンと思えないほどの適応力を見せてくれただけでこの試合は十分でしょう。

・問題は左CBに入った森脇。早くもお疲れなのか、早い時間帯に秋野に抜け出されそうになってイエローをもらったのを皮切りに守備で脆さを見せる場面が目立ち、失点場面ではオリベイラにあっさり抜け出されるなど散々。攻撃面では周囲、特に宇賀神との連携に明らかに難があって森脇の攻撃参加自体が少なく、しかも効果的でなく、リスクだけが増える有り様。

・従って、現状は槙野リベロ自体はありだが、代わりの左CBに適任がいない現状では弊害のほうが大きいように思います。キャンプでは橋本が左CBとして試行されていましたが、次戦以降橋本の起用があるのかどうか。あるいは数々の失態に目を瞑りながら森脇を我慢して使うのか。

・また机上の計算ではこの日のローテーションは理に適っているのですが、残念ながら柏木はコンディションが依然良くないようで、終始体が重たそう。プレースキッカーとしての仕事以外は何をやっているのかさっぱり判らない状態で、攻撃面では柏木の不振がビルドアップ、特に縦パスの入らなさに拍車をかけていたような気も。柏は4-4-1-1っぽい布陣で自陣に構えて徹底したショートカウンター狙い。しかも中央を締めているので、浦和は安易に縦パスを入れてカウンターを喰らう愚を避けたかったのかもしれませんが。

・柏木の不振に加え李の出来もイマイチでボールが収まらず、興梠に至ってはほとんどボールが回ってこない惨状。武藤一人がやたら切れ味鋭く動いている感じで、この日も李のシュートのこぼれ玉にいち早く反応して先制点。ただ先制した場面では李が増嶋を背負って粘りながら反転シュートまで持って行ったところで半ば勝負ありで、ここは李のフィジカルの強さが活きました。

・柏の守備ブロックの両サイドは空いているので、縦パスでの揺さぶりを織り交ぜなくても浦和両WBによるサイド攻撃はそれなりに形になり、関根→武藤 & 宇賀神→李と決定機。しかし胸で押し込んだ武藤のゴールはなぜか認められず、李のゴールはハンドの判定。そして60分くらいから守備が機能しなくなり、かつ両WBの疲労が顕著になって浦和のサイド攻撃はフェードアウト。失点場面は宇賀神の無謀すぎるタックルが交わされた場面から。

・よってミシャが出来の悪い李、柏木、そして疲労困憊の関根を順次下げたのは粘り強い闘う意味で全て妥当。特に立て続けにカウンターを浴びた時間帯に柏木を諦めたのはミシャらしからぬ手堅い選手交代だと思います。

・ただズラタンの出来も良くはなく、興梠との連携も元の壊滅状態に戻った感すらありましたが、そのズラタンがしんどい時間帯にヘッドを決めてくれました。出場時間が短い割にはやたら点を取るズラタンの勝負強さが今年も健在だと良いのですが。

・ATに突入しようという時間帯に阿部が大津のひじ打ちを喰らって口から出血。阿部が口元を包帯でぐるぐる巻きにして、さるぐつわにしか見えない状態でプレー。どこから沸いてきたのか6分もあったATを凌ぎきってなんとか逃げ切り勝ち。

-----オリベイラ----
大津---茨田--エデルソン
---大谷--秋野---
輪湖-中谷--増嶋-伊東
-----中村-----

得点:64分 大谷

59分 エデルソン→田中
65分 茨田→山中
73分 オリべイラ→武富

・柏の攻撃はいたってシンプルで、縦に速いカウンターのみ。序盤は浦和の高い位置での速い潰しに苦しめられて全く何もできませんでしたが、35分くらいから徐々にカウンターを様になりはじめ、浦和の寄せが甘くなった60分くらいからついに何度かカウンター炸裂。

・得点場面は田中投入後右SHにオリベイラが回ったのが結果的に奏功。さらにいえば、伊東のドリブル突進が効果的で、浦和の脆弱な左サイドを見事にぶち破りました。またボールが持てるオリベイラが逆サイドへ大きく展開してカウンター攻撃を導いた場面もあり、コンビネーションが確立して来れば厄介な存在になりそう。

・逆にそれまで右SHにいたエデルソンは全く何もできず。この日はなぜかゲームキャプテンを務めていましたが、この出来ではスタメンから外れる日は近いのでは?

・ただカウンターの形は出来でもコンビネーションが出来ていないので確実にフィニッシュにまで持って行けず。またオリベイラが足を攣って交代を余儀なくされてからは次第に手数も減少。浦和が2点目を取って引いてしまうと反撃らしい反撃も出来ずに試合終了。

・新監督を迎えて、攻撃面でやりたいことが一応出来たのは収穫だったのかもしれませんが、吉田監督の色はほとんど残っておらず、残り香すらないという更地からの積み上げには時間がかかるでしょう。ほとんどポゼッションに拘る様子はなく、前半浦和のプレッシャーを受けて簡単に縦にロングボールを蹴りだしてしまうのには驚きました。

・さらにちばぎんカップで露呈したセットプレーの守備の拙さはなんら改善されておらず。マンツーマンで守るものの、増嶋が槙野に、中谷がズタランに負けて何度も決定機を与えていれば、そりゃ1回は決められるでしょうに。

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2016.02.27

ちよがみ@東京駅

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 東京駅一番街「東京ラーメンストリート」内。先客5、後客ゾロゾロ。

 店外の券売機で「醤油中華そば(770円)」を注文。他に「塩中華そば」「すたみな醤油中華そば」といったラインナップ。

 店内は4人掛けテーブル3卓、2人掛け2卓。さらに左側壁沿いにカウンター9席。

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 最初は鰹節を中心とする魚介系の出汁が美味いと思いましたが、次第にかえしの強さが気になりはじめました。また表面の油が多め。量が多いのはともかく、かすかに古い天ぷら油みたいな香りがしてどうにもいただけません。

 麺は細めのごく緩い縮れ麺。つるつるした食感が心地よく、歯応えも程よく、スープの絡みも悪くありません。ただ肝心のスープが・・・

 メンマは妙な臭みがあって全然ダメ。チャーシューもなんか味わいが変でどうしたものか。他に水菜、刻みネギ、海苔。柚子皮か何かを散らして赤や黄色の彩りを加えていますが、味わいの上では影響なし。

 麺以外は全く評価できない残念な一杯でした。

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2016.02.26

天下ご麺 大津店@浜大津

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 京阪電車浜大津駅の斜向かい。大津港口交差点そば。先客5、後客6。客層は近隣のサラリーマンだらけ。

 店内の券売機でボタン先頭の「近江塩鶏麺(700円)」を注文。メニューは多彩で「鰹武士醤油麺」「黒トロ淡海麺」「えび味噌麺」「鶏の白醤麺」等々。つけ麺は季節毎にメニューを変えながら提供。

 店内は広くて縦長コの字型カウンター20席。照明を落とし、BGM共々落ち着いた雰囲気を演出しているのに店員の声が馬鹿でかくて全て台無し(苦笑)。

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 かなり浅めの、スープ皿に近い丼で登場。結構塩ダレがきつめ。ただ塩がとんがっているわけではなく、鶏出汁と合わさってまろやかな味わいに仕上がってはいますが、鶏出汁の旨みを生かせているかとなるとちょっと微妙。

 麺は細めのストレート麺。柔らか目の仕上がりで好みに合わず。堅麺は合わないだろうとは思いますが。量が少なめのせいか、何がしかご飯ものを付けている客が多いのも道理。

 鶏チャーシューは部位を変えて2、3種添えているのかな? 穂先メンマはちょっと酸味があってイマイチ。他に半熟玉子、青菜、白ネギ、海苔。値段の割りには具が充実しているのは評価できます。

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【展望】16年1st第1節柏戦

・Jリーグ開幕。初戦の相手柏は主力が大幅に入れ替わり、しかも監督が代わっている上、PSMはちばぎんカップを見ただけなので「展望」といってもさほど多くのことは語れません。まさに出たとこ勝負。

・柏は昨年下部組織のキャリアが長い吉田が監督就任。ネルシーニョ時代はあれだけタイトルを取りまくりながら、下部組織とトップが違うサッカーをやっていることが柏なりの悩み。超優秀な下部組織を持つ柏ならではの、浦和からみれば次元が違いすぎてクラクラするお悩みで、吉田監督招聘でその問題の一挙解決を目論んでいたはずですが、残念ながらリーグ戦で苦戦続き。

・柏もサポーターなりスポンサーなりの要求水準が上がってしまったのか、どんなに高い理想を掲げようとも結果が出ない監督への風当たりが強かったようで、まるでフィンケ浦和を見るような気も。そしてわずか1年で吉田監督はお払い箱になり、ブラジル人のメンデス監督を招聘。

・しかし、たった1年で方針を大転換しては選手の心証も良かろうはずがなく、クリスティアーノ・工藤・鈴木・キムチャンス・菅野・藤田・近藤と主力どころか実績あるバックアップまで流出。甲府からのレンタルだったクリスティアーノはともかく、工藤や鈴木の移籍先を見ると「何がなんでも柏を出たい!」という強い意志しか感じられないのですが・・・

・そこでGK中村を福岡からレンタルバックした上、やむなくFWディエゴ・オリベイラ、FW伊東(甲府)、CB鎌田(仙台)らを補強。さらにFW田中順也が突如スポルティング・リスボンから復帰。そのため前目はそれなりに豪華。ちばぎんカップで見たところオリベイラは1トップとしてはボールの収めどころとしてそれなりに機能しており要注意。ただ右SHに回ってからの出来はさっぱり。

・また右SBはキムチャンスと藤田がいっぺんに抜けたのでちばぎんカップでは伊東を転用していました。このままならどう見てもここが最弱点。また鈴木が抜けたことも相まって最終ラインが安定するまでに時間がかかりそう。経験が浅いCB中谷も狙い目。

・さらに本職右SB今井をなぜかCBに据えたり、左SB山中を一つ前の左SHに上げたりと、いかにもJリーグ未経験の新監督らしい試行錯誤も。

・柏は開幕戦である一方、浦和はシドニー相手に一叩きしてから中2日で日程面の不利を抱えているのでスタメン構成が見もの。ミシャはシドニー戦で昨年のレギュラー組から興梠・柏木・那須を外してズラタン・青木・永田を起用しました。選手の入れ替えは理になかったもので試行錯誤的色彩は一切なく、実にミシャらしくありません(苦笑)

・柏戦のスタメンはこの3人をそっくりそのまま入れ替えても何の不思議もありません。またやたらシャドーの頭数がいるので梅崎の代わりに石原が入ったり、柏木がシャドーに入って遠藤がボランチに入ってもおかしくありません。

・気になるのは両WB。シドニー戦で宇賀神も関根も90分使ってしまいましたが、さらに中3日でアウェー浦項戦があるので消耗の激しいWBを上手くローテーションしないと先々しんどいでしょう。従って頭数が揃っているシャドーにWBをこなせる梅崎をスタメンで使うのはあまり得策でないと思うのですが。

・日程上の不利があるとはいえ、チームの成熟度は浦和のほうがはるかに上。柏は新監督を迎えて戦術の浸透度も低ければ、新戦力が多くてコンビネーションに難もあるでしょうから、今年こそ上手く選手層を活かして勝ちきって欲しいものです。

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<参考>ちばぎんカップ:千葉 3-0 柏

-----オリベイラ----
大津---茨田--エデルソン
---大谷--小林---
輪湖-中谷--鎌田-伊東
-----中村-----

46分 茨田→山中(山中が左SHへ)
46分 鎌田→今井
57分 小林→田中(大谷アンカーの4-3-3に布陣変更へ)
64分 エデルソン→秋野
78分 輪湖→太田
87分 大谷→栗澤

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2016.02.25

【観戦記】16年ACL H組第1節:浦和 2-0 シドニー

・何かと難しい公式戦初戦ながら、グループステージ突破のためには是非ともホームで勝ち点3を確保しなければならないという難しい命題を課せられた浦和。さすがに初戦らしくパス回しにぎこちなさが垣間見られ、パス精度も低ければ受け手とのタイミングも合わない等々、試合内容は正直ぐだぐだ。

・ただコンディションだけは闘えるレベルに仕上がったようで、しかも屈強なシドニー相手に当たり負けするような場面もあまりありませんでした。むしろシーズン真っ最中のはずのシドニーの出来が芳しくなかったのが意外。長距離かつ真夏から真冬への移動が結構堪えたのかもしれません。よって、双方ぐだぐだながら相手のミスにきっちり付け込んだ浦和が勝ち点3をものにした試合といって差し支えないでしょう。

・武藤のゴールは正直シドニーDF陣&GKの連携ミスの賜物。しかし、そこに抜け目なくつけ込んで点を取るのがいかにも9番の仕事らしい。仙台時代はチャンスに良く絡むが絶望的にシュート精度が低いと思っていたのですが、いつの間にか芸風一変。角度のないところからきっちり決めてくれました。

・2点目は梅崎に代わって投入された興梠の真骨頂。シドニー最終ラインの裏抜けに成功し、かつ飛び出して来たGKよりわずかに早くボールに触ってPKを誘発。

・きっちり崩しての決定機はあまりなく、興梠投入直前の関根→梅崎が惜しかったくらい。あと前半CKからの流れで槙野バイシクル。

・一方ピンチらしいピンチはCKからのこぼれから放たれた至近距離からのシュートを西川が顔面でブロックした場面だけ。終盤にぽっかり空いたバイタルエリアから放たれたシュートは西川が難なくセーブ。

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・早い時間帯に先制を許したシドニーは前半半ば過ぎから積極的に前に出てきて浦和の最終ラインどころか西川にすらプレッシャーをかけてきましたが、少々ぎこちない浦和のパス回しに翻弄されて高い位置でのボールカットはほとんど出来ず、阿部が一度致命傷になりかねないパスミスをやらかしたのみ。浦和の運動量が落ちた後半半ば過ぎからシドニーがボールを持つ時間帯が長くなりましたが、これといった崩しのアイデアはないままで、チャンスらしいチャンスは先述のバイタルエリアからの一発のみ。

・今年の注目点だった浦和の守備=「ぼくはバイエルンになる!」は結局のところ良く判らず。前から嵌めてゆく守備自体は昨年もままやっていましたし、別にマンツーマンで相手に付いて行ったようには見えず、やり方自体はさほど変わっていない気がしました。ゆえに嵌らなかったら相手に広大なスペースを与えてしまうのも同じ。特に森脇が高い位置でなぜかスライディングしてあっさり交わされたのにはクラクラ。

・この日の主審はやたら細かくファウルを取る傾向があり、浦和は前半自陣深い位置でのファウルが多くて気になりましたが、後半は主審の癖に慣れたのか自陣深い位置でのファウルは激減。この辺りは浦和らしくない成長ぶり。

・まだまだ仕上がり途上ながらホームで勝ち点3を確保するという命題は確実にクリア。直近2大会は初戦で敗れてグループリーグ突破を難しくしてしまいましたが、今年は逆に弾みがつきそうな大きな一勝だったと思います。

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・仙台時代は浦和に惨敗して、その直後に解任されたアーノルド監督。さすがに今回はそれなりに浦和を研究したようで、5-4-1で高めの位置に守備ブロックを形成。序盤はずるずるリトリートしていましたが、先制されてからより一層高く最終ラインを押し上げて、浦和の最終ラインどころか西川にまでプレッシャーをかけに来ました。

・これはかなり効果があって浦和は先制後前半終了までボールを保持するもののほとんど攻撃の形が作れなくなってしまいました。柏木不在の影響は大きく、効果的な縦パスがほとんど入らない。というか、両ボランチが最終ラインに下がって中盤に穴が開き、5-0-5みたいな格好になってしまう場面が非常に目立ちました。

・よって攻撃は最終ラインから両WB、特に関根を走らせるだけという単調なものに。高い最終ラインの裏狙いはオフサイドの山を築くだけで全く効果なし。

・しかし後半になると両ボランチの位置が改善されて中盤らしきものが生まれ、がんばれ関根くんで最終ラインを下げて、開いた中盤から再度縦パスでズラタンや梅崎に裏抜けを図る攻撃が徐々に奏功。そして梅崎に代えて裏抜けが上手い興梠を入れたのがいきなり効いて、興梠がPKを得て自ら決めて追加点。

・この日のシドニーのような浦和対策はJリーグでも良く見られるもの。決定機の数こそ多く作れませんでしたが、閉塞した戦況を打開して見せただけでもこの日は十分。その打開の過程で、昨年全くと言っていいほど噛みあわなかったズタランと興梠のコンビネーションが格段に良くなっているのが判ったのがこの試合の収穫でしょう。

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-----ズラタン-----
--武藤----梅崎--
宇賀神-阿部-青木-関根
-槙野--永田--森脇-
-----西川-----

得点:8分 武藤、65分 興梠(PK)
   
61分 梅崎→興梠
75分 青木→遠藤
87分 武藤→柏木

・永田と青木、ズラタンがスタメンで那須、柏木、興梠がベンチスタート。昨年の鉄板スタメンから3人入れ替え。中2日でリーグ戦初戦となる柏戦があるので故障明けの柏木は無理使いせず、かつ体格に勝る相手にフィジカルが強いズタラン&永田と入れたものと目されます。

・その3人のうち永田が見事スタメン起用に応えた格好。前半はショートパスやドリブルでの持ち上がりがちょっと怪しい場面がありましたが大過はなく、中盤が思うように機能しない中で本来の持ち味である広角のロングフィードを随所で披露。そして何より守備での頑張りが目を惹きました。シドニー相手にハイボールであれだけ勝てると実に頼もしい。そして阿部の凡ミスには身を挺してシュートブロック。

・試合終了後、サポーターが永田コールしているのに永田は全然それに気がつかない。たぶん周辺の選手と今日の反省事項、修正事項の確認でもしていたのでしょう。最終ラインの競争が激しくなって今の永田は目の前のことで精一杯。でもそれでいいのだ。

・オフにバラエティーに出まくって、今日しょーもないプレーをしでかしたら何を言われても仕方がない槙野でしたが、今日の出来はほぼ完璧。関根を軸に右サイドを使う場面が多かったので本人の攻撃参加は自重気味。ただ終盤何を思ったのがドリブルで前に仕掛けてボールロストしたのは槙野らしい悪癖。

・関根も同じような時間帯で意味不明なドリブル&ボールロストがあり、大過は無かったとはいえやはりリードしている時の試合運びにはまだまだ改善の余地大。

・ミシャは全体の運動量が落ちて来たところで青木に代えて遠藤を投入。遠藤の位置は青木よりやや高く、ミドルシュートでシドニーGKを脅かす場面も。

・今日の試合は関根を酷使しているので最後の交代は関根→駒井だと思ったのですが、ミシャは武藤→柏木で中盤を再活性化。それはそれで悪くはないのですが、今年も関根&宇賀神をを使い倒すのかな?

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2016.02.24

【TV短感】全北現代 2-1 FC東京

・全北は積極的な補強を敢行した後の公式戦初戦らしくコンビネーション不足が顕著で随所でパスミスを連発。しかもそもそもFC東京(以下「瓦斯」)を相手にしていないというか、江蘇蘇寧戦に照準を合わせてコンディション調整途上といった感。プレーオフで一叩きしている瓦斯のほうが明らかに動きは軽そう。

・よって瓦斯がつけこむ余地はいくらでもあり、少なくとも勝ち点1は確保できたような気がしてなりませんが、後半立ち上がりに東と米本が絶好機を決められなかったのが響きました。逆に瓦斯のミスは見逃してもらえずにきっちり崩されて2失点。

・最初の失点が典型ですが、今年の瓦斯は昨年とは真逆に攻撃に人数をかけてきます。よって不意にボールを失った際にはどうしてもカウンターを喰らいやすい。

・瓦斯はハ・デソンが小破してベンチ外となった上に、前半半ばに駒野が故障したのも不運。やむなく徳永が左SBに回り、橋本が右SBへ。ボランチには幸野を投入しましたが、橋本と幸野が守備面で脆さを露呈し、とりわけ本職ではない橋本は徹底的に狙われてしまいました。また米本を交わされると幸野が行方不明でバイタルエリアが往々にしてユルユル。ACLでこのレベルの選手を起用しなければならないようではいかにも苦しい。

・また前田が何の役にも立たず、ほとんどフィニッシュに絡めない(但し、阿部のゴールは前田とのワンツー)どころか不用意すぎるパスミスで失点のきっかけを作ってしまいました。瓦斯は両サイドからいくら攻撃の形を作ろうとも前田の出来がこれでは先々フィニッシュに苦しむかも。

---阿部--前田---
東---------水沼
---橋本--米本---
駒野-丸山--森重-徳永
-----秋元-----

得点:87分:阿部

21分:駒野→幸野(負傷交代)
70分:東→河野
77分:水沼→バーンズ

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2016.02.23

天下一品 八条口店@京都

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 京都駅八条口から西へ。堀川通を渡った先の近鉄京都線高架下。先客ゼロ、後客1。

 「ラーメン(700円)」にライスとサラダが付いた「ラーメン定食(721円)」が滅茶苦茶割安なので、ついつい注文。量的にはライスなんて要らない時間帯だったのに我ながら貧乏根性に苦笑。当然ながらオーダーは「こってり」。かなり前に北白川本店で食べた時は細麺orレギュラーを聞かれたのですが、ここは何も聞かれず。

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 店内はテーブル席主体で6人掛けと4人掛けが2卓ずつ。店奥にカウンター6席。外観はまだしも中が相当くたびれているというか煮詰まっていて、椅子なんて破れていないものはない感じ。オッチャン二人でやっていて、暇な時間帯のせいか片方は店の隅で早めの晩飯。

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 鶏がらや野菜類をベースにした、もはやスープとは言いがたいどろどろの何物か。ただこのどろどろ感の割にはくどさ、胃もたれ感は全くなく、並太麺を絡めながらぐいぐいと食べ進められるのは天一の不思議なところ。ただこの店は結構どろどろ度というか煮詰まり度がきつく、しかも麺が苦手のやわやわなのが手伝って終盤箸が止まってしまいました。

 こうなるとサラダやたくあんが付いてくるのは大助かり。それがたとえどんなにパサパサのキャベツであろうとも。

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浦和2016の諸論点 - 開幕へ向けて

・今年の浦和について練習試合どころか練習すら全く見ていません。浦研や各種ニュースから漏れ出てくる情報だけをもとに「ぼくのかんがえたうらわれっず」を声高に論じたところで何の説得力もないのは重々承知。さはさりながら開幕前に断片的な情報を繋ぎ合わせて一喜一憂というか妄想に妄想を積みかさねるのはサポーターの恒例行事みたいなもの。よって、明日の開幕を前に今年の浦和の気になるところをつらつらと書き留めておきます。

(1)ぼくはバイエルンになる!

 今年の目玉はなんといってもこれ。日刊スポーツの記事によると

相手がボールを保持している局面ではコート全面でマンツーマン守備を敷き、より高い位置で相手にプレッシャーをかける。ボールを奪取したら、すぐに縦パスを入れる。同時に最終ラインを、一気にハーフライン付近まで押し上げる。

なんだとか。

 「最終ラインを高く押し上げてコンパクトな布陣を敷き、ボールを奪われたら素早く攻守を切り替えて高い位置からボールを奪いに行く」だけなら昨年もしばしば取り組んでいることで特段目新しくありません。後半半ば以降運動量が落ちて相手にプレッシャーがかからなくなってからの大失速をどう回避するか、あるいは浦和のプレッシャーを避けてハイボールを最終ライン裏へ放り込んでくる相手にどう対処するのかという問題が残るだけで。

 どうにも判らないのはなんでマンツーマン守備がセットになるのか。相手にプレッシャーをかけにゆくにはボールホルダーに最初に行く奴、それが突破された際に備えてフォローする奴と守備側の複数の選手が能動的に連動しなければならないはず。相手の動きに受動的にならざるを得ないマンツーマン守備とはベクトルが真逆なんじゃないかと。

 というか、もともと浦和の守備は連動性が希薄で一人抜かれたら決定的に破綻するのがオチ。

 槙野「森脇がやられたようだな…」
 那須「フフフ…奴は浦和3バックの中でも最弱…」
 西川「○○如きにやられるとは浦和3バックのツラ汚しよ…ってお前ら早く戻れよ!!!」

みたいな光景がしばしば見られるのに、なんでその方向をさらに推し進めるのか全く理解できないのですが。

 そして最大の謎は「バイエルンってそんなことを本当にやっているのか???」

(2)槙野リベロってマジかよ???

 鹿児島合宿の練習試合の最後のほうでは槙野が3バックの中央に入っていました。那須にやや衰えが見え隠れし、ポカが多い永田に全幅の信頼は置けない中で高い最終ラインの裏をスピードのある槙野と西川の飛び出しでなんとかカバーしたいのかもしれません。

 ただそうなるともともとバックアップに乏しかった左CBを誰が務めるのかという問題が生起します。練習試合では橋本、遠藤などを試してはいましたが、誰を据えるにしても宇賀神&武藤との連動しての左サイド攻撃の迫力は失われます。

 というか、遠藤&イリッチを補強し、橋本がWBからCBに下がるのが濃厚になったため、昨年から一転して最終ラインの競争が激化。昨年は前目の選手をやたら補強したのと怪我人の発生が相まって、前目の最適な組み合わせを見つけるのに時間を要し、それがACL早期敗退の一因になってしまいました。今年はその試行錯誤を最終ラインでやらかしてしまうのではないか、という懸念が。何より準備期間が短かっただけに・・・

 昨年は数々の失態を犯しながらも重用せざるを得なかった森脇のスタメンの座も怪しくなり、それはそれで大いに結構なのですが。

(3)ジャンジャン溢れる悲しみのべビーローテーション

 これは今年に始まったことではないのですが、なにせミシャはローテーションが下手。ナンボ補強してもミシャが使う駒が限られていて、そうこうしているうちにレギュラーとベンチメンバーの実力差がどんどん開いてますますレギュラー組に頼らざるを得なくなってしまう。そしてベンチ組を使う機会がようやく巡ってきたかと思えば、総とっかえみたいな極端なやり方で試合に臨んで案の定大敗。

 レギュラー固定という点は森保監督も大差ありません。しかし、たまに出てくる広島のバックアップメンバーがレギュラーと遜色なく働くのを見ると、ミシャのマネジメントに問題があるような気がしてなりませんが、昨年ほとんど出番がなかった橋本や加賀が浦和を出なかったことを思えば、ベンチ組もミシャに不満があるわけでもなさげで。

 ミシャもさすがに山ほどいる2列目の活用だけは会得したみたいで、昨年は武藤を軸に梅崎・高木・李を適宜使い分け。今年は石原が復帰し、駒井が加入して一層2列目がだだ余りになるので、梅崎がWBに回る機会が増えると思います。そうなると調子落ちの宇賀神or関根をスタメンで無理使いしなくて済むはず。

 CFはリーグ戦は興梠、ACLはフィジカルが強いズラタンが基本。ボランチだけは今年不在がちな遠藤に多くを期待できない以上、阿部と柏木を使い倒すしかなさそう。最終ラインの懸念事項は(2)で見た通り。

 実績ある選手の頭数はそれなりにいるので、ACL向け、そしてリーグ戦向けのスタメン構想を妄想し始めると止まりませんが、どう見ても調子落ちの選手、怪我持ちの選手を無理使いした挙句、それが仇になって勝ち点を落とす愚だけは避けてほしいものです。

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2016.02.22

みよし 駅前店@松山・三津 ~ 三津浜焼き

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 松山市郊外の三津浜地区に一風変わったお好み焼きがあると聞いて早速往訪。訪れたのは伊予鉄道三津駅にほど近い「みよし 駅前店」。 オバチャンが一人で切り盛りしている小さな店で、先客、後客ともゼロ。

 メニューはなんと「肉卵台付きそば」と「肉卵台付きうどん」のみ。シングルで580円、ダブル840円と格安。お好み焼きってもともとは子供のおやつ代わりで安くて当たり前のはずですが、大阪も広島も妙な方向へ行ってしまったからなぁ・・・ 早い時間からダブルなんて食べたらその後の行程が壊滅するので「肉卵台付きそば」をシングルで注文。

 店内は4人掛けテーブル2卓と鉄板周りのカウンター5席。カウンターというか鉄板が小さく、オバチャンと至近距離で向かい合わせになるのが恥ずかしいのでテーブルで待機(苦笑) 換気扇を回してはいますが、店内に油煙が立ち込めるのは如何ともしがたし。

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 クレープ状の生地の上にキャベツや肉などを入れて焼くあたりは広島風そのもの。ただそばを先に焼いて生地の上に乗せ、その上にキャベツ等を乗せるみたいで。そばを別に焼いてから本体を被せる広島風と工程が違います。

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 そして焼き上がるとなんと生地を二つ折りに! 従ってビジュアルが広島風とまるで違います。なんで店の看板に「広島風お好み焼き」と大書しているのか謎ですが・・・ なおマヨネーズは好みに応じて出してくれます。

 味わいの上で特徴的なのは結構魚臭いこと。仕上げ等で魚粉を多用しているためだと思います。港町っぽくてこれはこれで良いのですが好みは分かれそう。さらに具に輪切りのちくわが目立ちます。

 焼きそばにもソース味がしっかり付いているせいか、総じて味はかなり濃い目。マヨネーズをかけるとくどくなりすぎるので、かけないほうが無難。キャベツは入っていますがもやしがなく、昨今のふっくらした広島風に慣れると野菜が少ないせいか、濃い味に飽きが来やすいかも。

 焼きそばは若干柔らか目の焼き上がり。生地ももっちり。デフォルトでも結構ボリュームがあり、ダブルは相当の覚悟をもって臨む必要がありそう。

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 沿線には見覚えのある電車がうろうろ。

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 三津浜は古くから松山の外港だったため、四国で最も早く鉄道が開業。新駅舎も田舎の小駅とは思えない瀟洒なデザインでびっくりぽんや!

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2016.02.21

【閉店】葵@川口芝下

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 産業道路「芝宮根」交差点を東へ。丸源ラーメンの手前。一応蕨駅が最寄りになりますが、かなり距離があって電車でのアクセスは非現実的。9か月ぶりの再訪ですが、すっかり人気店になったようで先客6、後客7と早い時間帯から繁盛。一時は中に待ち客も。店内の様子を見て、諦めて帰る人もちらほら。

 メニュー先頭の「中華そば」は経験済みなので、今回は「鶏そば(800円)」を注文、他に「つけそば」「まぜそば」など。先・後客の注文は見事なまでにバラバラでした。

 店内は横長L字型カウンター10席ちょっと。水セルフ。

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 スープは名古屋コーチンの丸鶏のみを使用したとのことですが良くも悪くも鶏臭さがなく、かつ鶏出汁よりも塩だれが前に出たような味わい。しょっぱく感じるほどではありませんが、個人的には好みから外れていました。雑味がないあっさりした味わいですが、ただそれだけといった印象。

 麺はストレートかつ細め。スープとの相性を考えてか、柔らか目の仕上がり。柔らか目の割にはそこそこコシがあって悪くはありません。堅めを注文していた後客がいましたが、このスープに堅めはちょっとどうかな?

 チャーシューは豚と鶏、いずれも柔らかいのにやたら弾力性があって食感が面白く、しかもあっさりスープを壊さない淡白な味わい。

 他に半熟玉子半個、穂先メンマ、三つ葉、白髪ネギ。

 この感じだと「中華そば」のほうが断然好み。

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2016.02.20

【TV短感】ゼロックス杯:広島 3-1 G大阪

・どちらも引いて守ってカウンター狙い。持たされたら無理しないの繰り返しで、決定機どころかシュートらしいシュートもほとんどないまま前半終了。いかにも開幕前の暖気運転風な様相で、大雨の中非常に見づらいスタジアムへ出かけた方々はまことに気の毒に思いましたが、後半になってゲームが動いてようやく観るに値する試合に。

・後半早々先制したのは広島。右サイドから塩谷→寿人がGKの目の前でピンポイントで合わせた、いかにも寿人らしいゴール。寿人もさすがですが、外を回るミキッチを囮にしてマークが緩い塩谷の高精度クロスもこれまた見事。

・こうなると「前半は手堅く守って凌いで後半勝負。先制したら前に出て来た相手に対して浅野を投入してカウンターを狙いまくる」という広島の必勝パターン。丹羽が顔にぶち当てられたボールでなぜかPKを取られる誤審で広島が追加点を得る一幕がありましたが、結果的にその誤審は勝敗には影響なし。

・G大阪はカウンターから阿部クロス→宇佐美ヘッドで1点こそ返したものの、前に出た割にはさほど攻めの形を作れず、広島のカウンターの脅威にさらされ続けて広島完勝。

・共に中2、3日でACL初戦を控えている関係でスタメン構成が難しいはずですが、どちらも選手層が厚くて手抜き感は一切なし。強いて言えばG大阪は岩下・西野とCBに怪我人が多いせいか、今野をCB起用せざるを得なくなっているのが今後1カ月の連戦を闘う上で難儀かと。さらに米倉もいないのでSBの控えもいません。

・また新戦力のテストという意味合いも強い試合ですが、その点でも途中出場のウタカが強烈な印象を残した広島のほうが収穫大だったかと。CKのこぼれ玉をダイレクトボレーで叩き込み、試合を決定づける3点目をゲット。ウタカはドウグラスの穴を埋めて余りある活躍を見せてくれるのかも。

・一方G大阪はアデミウソンがスタメン出場。昨年までのG大阪の攻撃はパトリックだけ抑えておけば何とかなりましたが、パトリック以上にボールが持てるアデミウソンが入って今後コンビネーションが高まればかなり厄介になりそう。ただこの試合では広島の堅守の前に何もできないまま、ACLを睨んでか早めにお役御免。現状ではコンビネーションに勝る倉田のほうが良さげ。同じく新戦力の藤本は出場時間が短くて印象に残らず。

・井手口にしても茶島にしても、昨年苦しい日程を凌ぐためにやむなく起用していた選手が起用された場で自信を持ち、今年になってスタメンとして計算できるレベルになるとは、いやはや羨ましい限り。

-----寿人-----
--柴崎----茶島--
柏--和幸--青山-ミキッチ
-佐々木-千葉--塩谷-
-----林------

得点:51分 寿人、57分 浅野(PK)、73分 ウタカ

53分 寿人→浅野(負傷交代)
69分 柴崎→ウタカ
83分 青山→丸谷

----パトリック-----
宇佐美--アデミウソン--阿部
---遠藤--井手口--
藤春-今野--丹羽--オ
-----東口-----

得点:68分 宇佐美

60分 パトリック→長澤
60分 アデミウソン→倉田
76分 阿部→藤本

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桃花春@宇多野

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 京福電鉄北野線宇多野駅から高雄へ抜ける国道を歩くこと5分強。先客6、後客7。いかにも近所のオッチャン、オバハンといった風がほとんどですが、仁和寺が近いせいか観光客らしき姿もちらほら。

 ラーメンに焼きめしがついた「焼きめしセット(900円+税→970円)」を注文。「ラーメン(税抜600円)」+「焼きめし(税抜500円)」と比べるとえらく割安なので、それを注文したのですが・・・

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 店内はL字型カウンター8席と4人掛けテーブル3卓。外観はどこにでもありそうなラーメン屋なのに内装は妙に凝っています。店員の落ち着いた接客にも感心。

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 スープは豚骨ベース。しかもニンニクがきつい上に背脂も相当混じっていて相当こってり。最初は甘いかなっと思ったのですが、すぐにくどくてしょっぱいと感じるようになりました。

 麺は並太の緩い縮れ入り。京都にしては麺がしっかりしていて、濃いスープにはよく合います。

 チャーシューは薄くて心持ちぱさつき加減ですが、チャーシューメンと見まごうばかりにたっぷり出てくるのにはびっくり! 他に九条ネギ、メンマ。

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 チャーハンは型崩れしていてビジュアルを損ねているのはまだしも、これってどう見てもハーフサイズじゃないのかな??? ハーフサイズなら「セット」って全然安くないやん(´・ω・`)ショボーン 卵を多めに使っていますが、仕上がりがややべちょっとしていてイマイチ。

 実際「焼きめしセット」を注文している人が多いのですが、この感じならラーメン単体、あるいはラーメンのくどさを考慮して「ライス小(税抜100円)」を付ければ十分かと。

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2016.02.19

優勝軒 草加店@松原団地

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 東武伊勢崎線松原団地駅西口から日光街道へ出て北へ。隣に松屋あり。「らーめん 勇」の跡地。先客2、後客7。

 店内の券売機を見たところ、ボタン先頭は「もりそば」でがっかり。続いて外観が二郎風の「富士らーめん」で一段とテンションが下がり、「濃厚豚骨らーめん」が一番下。こりゃあんまり期待できそうにないなと思いながらも「濃厚豚骨らーめん(830円)」を注文。郊外店にしてはえらく高めの価格設定。

 着席すると意外なことに醤油、味噌、辛味噌が選べるとのことで、辛味噌をチョイス。ランチサービスなし。

 店内は基本的には前店そのままですが、カウンターの座席は撤去されてテーブル席のみに。4人掛け2卓、2人掛け3卓、6人掛け3卓。スタッフは4人もいますが水セルフ。客から見えるカウンター上で、カセットコンロでスープを温めているのにはびっくり。

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 スープはラー油で真っ赤。辛味噌といっても味噌のほうに仕掛けがあるわけではなく、ラー油を多用してピリ辛に仕上げただけのよう。おまけに背脂もたっぷり。当然脂っぽくてくどいのは否めず、当然飲み進む気にはなりませんが、旨みは結構あって悪くありません。

 麺は太目の緩い縮れ入り。辛うじてもっちり感は残っているものの柔らかすぎて全く好みに合わず、どう見ても濃くてこってりしたスープに対して弱すぎ。

 メンマは若干臭みがあってイマイチ。他に薄いチャーシュー、味玉半個・ほうれん草・海苔・刻みネギ。

 この内容では明らかにコストパフォーマンス悪すぎ。特に量が多いというわけでもなく、現状では長持ちしないと思います。前店も1年ちょっとしか持ちませんでしたが。

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2016.02.18

むさし坊@武蔵浦和 ~ 期間限定:八丁味噌らーめん

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 武蔵浦和駅・埼京線の西側。図書館の北にある高層マンションの1F。ほぼ2年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客1。

 今回は期間限定の「八丁味噌らーめん(750円)」を注文。前回の「むさし坊ラーメン」麺では太麺/細麺が選べたのですが、今回は何も聞かれず。ただ麺の堅さを聞いてきたので、堅めでお願いしました。他にゆず塩、担々麺、つけ麺等。

 店内はL字型カウンター13席。マンションに同居した店舗にしてはびっくりするくらい天井が高く、トロピカルというか恐竜ファンタジーっぽい大壁画が印象的。

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 名古屋名物味噌煮込みうどんを意識したような浅い丼で登場。ただ味噌煮込みうどんとは違ってスープは必要以上に味噌味が支配的ではなく、どろどろでもなく、ごくふつうに飲んで味わいを楽しめます。「むさし坊ラーメン」は無化調がウリではかなり塩加減抑えめでしたが、その方向性が「八丁味噌」に上手く嵌ったのかもしれません。

 味噌は「八丁味噌・信州味噌・京都の米味噌」のブレンド。随分と香ばしいので揚げネギを浮かべているのかな?と思ったのですが焦がし味噌にしているそうで。ベースは「むさし坊」同様鶏白湯かな?

 麺は平打ち縮れ麺。堅めでお願いしたはずですが、さほど堅さは感じられず。スープとの相性を考えれば太麺のほうが良さそうですが、この麺でも辛うじてスープとのバランスが保たれていて、スープに負けている感じはせず。

 チャーシューは味噌漬け炙りで、適度に崩れゆく様が面白い逸品。ごぼうといい、もやしといい、それぞれに歯応えが楽しく、良い箸休めになります。他に刻み青ネギ、糸唐辛子。

 この出来なら通年メニューになっても良さそうなものですが。

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2016.02.17

河北や@小川町

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 都営新宿線小川町駅から南へ下がって三土代町交差点を西へ入る。先客ゼロ、後客1。

 「山形肉そば」が売り物の店で、そばだけだとちょっとランチには寂しいので「肉そばミニカレーセット(720円)」を注文。店内の券売機ボタンがやたらごてごてしていて慣れないとまごつきます。肉そばは温かいのと冷たいのがあり、季節柄温かいので。山形的にはどちらかといえば「冷たい」推しだと思いますが。

 「肉そば」に代えて「肉中華」があり、サイドメニューはカレー以外にカツ丼と正体不明の「かぶり丼」というのがありました。

 外観は立ち食いそば屋で、暖簾にも「立食い」と書いてあるのですが、全然立ち食いではなくテーブル席主体。4人掛け2卓、2人掛け5卓。店奥にカウンター5席。夜は居酒屋になるようでつまみや日本酒が充実。厨房内にはオバハンがずらり。

 茹で置きをさっと出すわけではなく、食券を渡してからしばし待たされました。まだ空いているからなのかもしれませんが、この辺も立ち食いそば屋っぽくありません。

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 いかにも田舎蕎麦然とした黒っぽくて平たい麺。かなり堅めの仕上がりで、心持ち粉っぽい感じさえしました。

 かけ汁は鶏肉・鶏がらベースで表面の脂こそ多めながらも全体はいたってあっさり薄味でやや甘目。ただこの汁とのバランスを考えると、麺が強すぎるように思います。普段山形で蕎麦を食べる時は大抵板そばで、堅い麺はむしろ大好物なのですが・・・

 麺の上にある鶏は出汁を取った後のものなのか、旨みが抜けてしまってもっぱらその堅い歯ごたえを楽しむ感じ。

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 カレーは真っ黒でとろみが強いタイプ。旨味は十分ですが、見た目と違ってスパイシーさに欠け、全くと言っていいほど辛くありません。これだとカツ丼のほうが良かったかなぁ・・・あるいは肉そば単品でも400円と安いのでそば大盛りでもいいかなぁ・・・

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2016.02.16

ぼにしも@練馬

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 西武池袋線練馬駅南口から目白通りへ出て東へ。先客ゼロ、後客5。

 店内の券売機でボタン先頭の「らーめん(650円)」と「小ライス(100円)」を注文。他に「塩らーめん」「油そば」など。

 店内は縦長L字型カウンター10席。厨房内には店主のみ。水セルフは良いのですが、グラスが店奥のテーブルに固めて置いてあってチト面倒。テレビではJ-Sportsの番組が流れていてラーメン屋らしくありません。

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 屋号から煮干しがウリの店と勘違いしがちですが、ここは「東京らーめん」がウリ。鶏がらベースと思しきスープは超あっさり、すっきりした味わいで、しかもかえしが妙に自己主張することなく、ほんのり甘めといった程度。実に飲みやすくて万人受けしそう。化調に頼りすぎでコショウが良く合う古典的な醤油ラーメンとは全く趣きを異にしています。

 麺は細めの緩い縮れ入り。若干堅めで心持ち粉っぽく、スープには強すぎる印象。普段は堅め好きですが、さすがにこのスープだと柔めでも良さそう。また量は少な目。たぶんそうだろうと思って小ライスをつけたのですが、超あっさりスープだとライスのおかずには厳しく、「チャーシュー丼セット(850円)」にしておけば良かったと後悔するも時すでに遅し。

 バラ肉チャーシューは程よい煮込み加減で言うことなし。一方、味玉はスープに合わせるにはちょっと濃すぎかと。他に海苔、メンマ。

 この出来なら「塩らーめん」も面白そう。

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2016.02.15

【閉店】カラツケ グレ@仲御徒町

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 日比谷線仲御徒町駅を出てすぐ。昭和通りの東、三井住友銀行の裏辺り。先客ゼロ、後客5。

 店内の券売機で初心者にお勧めの「ニクカラ(肉入りつけ麺)」を大盛(880円)で注文。食券を渡すといきなり辛さを聞かれましたが、どのレベルがあるのか判らないので「普通」で注文。後客の話を聞いていると辛さは小辛・中辛・大辛の3段階あって、「普通」は「小辛」扱いになるようです。

 他に「タンカラ(野菜炒め入り)」「ニラカラ」「辛そば」など。「辛いつけ麺」専門店を称していますが、「辛そば」はラーメンです。

 店内は横長カウンター9席のみ。水セルフ、紙エプロンサービスあり。スタッフは2名で少々日本語が怪しげですが、応対は全く問題ありません。茹で上がりに8分かかるとの貼り紙有り。

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 グツグツ煮えたぎったつけ汁がチゲ鍋に入って登場。絡みを良くするためか、若干とろみがかっています。「小辛」だとほとんど辛くなくてコチュジャンの甘さやスープの旨みのほうが圧倒的に前に出てくる感じ。これはこれで悪くないのですが、辛さを求めるなら中辛以上にすべき。

 麺は浅草開化楼のもので太めのストレート。堅めの茹で上がりで、当然ながら噛み応えもしっかり。つけ汁に合わせるとこんなものでしょう。

 つけ汁の中には薄い豚バラ肉が3、4枚でわざわざ「ニク」を冠するほどの量ではなし。またチゲ鍋と違ってネギとかニラとかの野菜が少ないので、美味いことは美味いのですが飽きが来るのも早いかも。

 隣で食べていた「辛そば」が美味しそうだったので、次回はそれで。

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【TV短感】ちばぎんカップ:千葉 3-0 柏

・開幕戦で対戦する柏の現状を確認するためにちばぎんカップをTV観戦。

・柏は昨年の最終ラインから鈴木、近藤、キム・チャンス、藤田が抜けた上、なぜかエドゥアルドも増嶋もおらず、後ろはかなり苦しい布陣。後半は右SBが本職の今井をなんとCBに起用。おまけに右SBに甲府ではFWだった伊東を転用しているのでいろいろ割り引かないといけないかとは思いますが、セットプレーで3失点を喫して千葉に文字通りの完敗。

・最終ラインの不安定さゆえかゲームの入りが芳しくなかった柏は15分に千葉ショートコーナーで早々と失点。中谷のクリアミスを拾われたものですが、その後も出来を見ても中谷はJ1レベルに達していないような。前半終了間際のカウンターのピンチで小池にぶち抜かれた場面は噴飯物でしたし。

・2失点目もCKから。D・オリベイラに当たったボールが大外にいたエウトンに押し込まれたものですが、ここではCB今井のマークがずれてしまいました。

・3失点目は阿部FKから。イ・ジュヨンへの中谷のマークがユルユルでいとも簡単にヘッドを許すテイタラク。いやぁ、柏がセットプレーに弱いという記憶はあんまりないんですが・・・というか、浦和も笑い事ではないんですが(´・ω・`)ショボーン

・柏は昨年までのポゼッション一辺倒を改め、縦に速い攻撃を仕掛ける形をも交えたいようですが、千葉が早い時間帯に先制して4-4-2で自陣にリトリートしてしまったため縦に速い攻めの形はさほど見せられず。

・しかもビルドアップに結構苦労。ボールキープ力があり、しかも自分である程度ドリブルで前に運べるFWオリベイラに縦パスが入り、大津なりエデルソンなりのフォローが入ってなんとか攻撃の形を作れるだけ。オリベイラが結構使えそうなのがこの試合の収穫。

・ただ田中順也を投入して布陣を4-3-3に変更し、オリベイラを右WGに回した辺りからその唯一の攻め手もなくなってしまいました。オリベイラはサイドで終始窮屈そうにプレーしてフェードアウト。

・伊東の右SBコンバートはかなりリスキーだと思いますが、まだコンビネーションなり前に飛び出すタイミングなりがイマイチなのか、リスキーな割には効果的な攻撃参加は出来ておらず、概して右サイドは機能不全。前半エデルソンのクロスを茨田がミートしきれなかった場面が一度あっただけかな?

・千葉の長澤は66分に小池に代わって右SHで出場。FKを蹴ったのにはびっくり! コンディションがまだ不十分なのがスタメンに至らない主因かなのかも。

-----オリベイラ----
大津---茨田--エデルソン
---大谷--小林---
輪湖-中谷--鎌田-伊東
-----中村-----

HT 茨田→山中(山中が左SHへ)
HT 鎌田→今井
57分 小林→田中(大谷アンカーの4-3-3に布陣変更へ)
64分 エデルソン→秋野
78分 輪湖→太田
87分 大谷→栗澤

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2016.02.14

まりちゃん@会津田島

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 会津鉄道会津田島駅から線路沿いに浅草方面へ進んで徒歩5分強。国道沿いに建っていますが、あんまりな外観にちょっと引いてしまいました。先客7、後客5。しかも客は全員オッサン。

 もともとはラーメン屋だったのかもしれませんが、今や完全に「ソースカツ丼(950円)」が売り物で先客、後客とも全員それを注文。「ソースカツ丼&半ラーメン」というセット物を頼んでいる剛の者もいましたが、やはりそれなり体型の方。

 店は小上がりに4人掛けテーブルを5卓並べただけ。夫婦で切り盛り。昼飯時にどっと客が来たばかりだったのか、先客は誰も食べておらず。御夫婦は共に厨房に籠り切りで注文もなかなか取ってもらえず、当然ながらかなり待たされました。揚げ立てのカツを出しているのである程度致し方ありませんが。

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 かなり大きめの丼で登場。味噌汁、たくあん、ほうれん草のお浸し、さらになぜか冷奴付き。

 ソースはやや酸味がきついのが特徴。大きなカツにたっぷりとソースがかかっており、カツと比べるとご飯の量が少ない(といっても絶対量が少ないわけではない)ためか、ちょっとソースの量が多すぎる気がしました。またカツはやや堅めで脂身も少な目。

 カツの下にキャベツの千切りが隠れていますが、これも量が多くはないので、おまけに付いてくるほうれん草やたくあん等が箸休めに大活躍。

 自家製のキムチ唐辛子も付いてくるのでカツに塗ってみましたが、もともと味が濃すぎるものがさらに濃くなってしまうだけであまり意味なし。

 店のオッチャンは寡黙ですが、オバチャンは話好きで、屋号通りこのオバチャンで持っている店みたい。

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2016.02.13

【TV短感】PSM:大宮 2-1 山形

・まだ開幕まで2週間あって実力の見極めには難しい時期だと思いますが、J2優勝でわずか1年でJ1に復帰した大宮についての感想を簡単に。

・大宮は最終ラインから丁寧に繋いでくるけれども、相手を崩しきるだけの力はない。ボールをキープしながら相手を押し込んで結局のところムルジャをターゲットとするクロスで終わってしまう印象。妙なポゼッション志向がJ1で命取りになるかも。

・変に手数をかけるより家長→ムルジャと簡単にボールを繋げられるほうがよほど怖い。先制点は最終ラインからのロングフィードからムルジャ→ペチュニクと非常にシンプル。この日の山形の出来では浮遊する家長を抑えられず、一つの凡ミスが即刻致命傷に。

・サイド攻撃は泉澤がいる左が相対的に強力で、左SB沼田との連携も良好。2点目はほぼ沼田の個人技に近いが、泉澤→カットインした沼田の得点。沼田は前半にもムルジャへ良質のクロスあり。またペチュニクがフィットすると右サイドもそれなりに強力になるのかも。

・一方守備は強固とは言い難く、明らかに攻撃に難がある山形相手で助かったなという印象。両CBは簡単にポストプレーをやらせすぎだし、両サイドは裏を取られる場面もちらほら。そしてバイタルエリアで簡単に前を向かれる場面も。失点場面は左サイドを抉られた際の沼田の対応がお粗末。

---家長--ムルジャ---
泉澤-------ペチュニク
---横山--岩上---
沼田-河本--菊地-和田
-----塩田-----

(得点)
22分 ペチュニク
70分 沼田

HT 岩上→大山
HT 塩田→加藤
66分 ペチュニク→横谷
74分 泉澤→黒川
81分 ムルジャ→清水
88分 菊地→山越

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大塚屋@市ヶ谷

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 市ヶ谷駅から外堀通りを東へ。新見附橋のたもと付近。開店15分前に到着したところさすがに先客ゼロ(苦笑)。その後開店までに4人。ただその後が続かず、開店後は2人のみ。もともと「くるり」の市ヶ谷本店で、そのリニューアルだそうですが、「くるり」時代は未訪。

 店内の券売機を見ると、なんとメニューは「辛味噌ラーメン」と「辛味噌つけそば」のみ。ボタン先頭の「辛味噌ラーメン(750円)」を注文。

 店内はL字型カウンター7席のみ。椅子の間隔、カウンター背後のスペース共やや手狭。水セルフ。厨房内には店主と接客係のみ。

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 スープは「くるり」との連続性を伺わせる超ドロドロ。しかもニンニクがめちゃ効いています。脂&塩分過多で飲むといかにも体に悪そうな自殺系の典型で、食べ始めは麺を引きずり出すのにも一苦労。辛さはほんのピリ辛程度で、辛さ耐性の低い私でも全く問題なく、辛さを求める向きには物足りないかと。

 麺は平打ちっぽい太目のほぼストレート。表面は柔らかくてもっちりしていますが、それでいて噛み応えは十分で、ドロドロスープをしっかりと受け止めています。麺は200gあるそうです(その割には大盛りを頼む客が多かった)が、白髪ネギが良い箸休めになるのか、ドロドロスープの割には案外食べやすい気がしました。もっとも食後はさすがにずっしりと胃にもたれますが。

 スープの中にはサイコロ状のチャーシューがゴロゴロ。そして炒めすぎでくったりしたモヤシやひき肉、ニラなどの炒め物が底のほうに沈殿。具をサルベージしながらご飯を食べるのも面白そうですが、麺の量が多い上にご飯を付けるとさすがに食い過ぎなので割愛。

 場所的にも、またラーメンの性格的にも近所の法政の学生さんだらけの店だと思っていたのですが、意外にもサラリーマン風の方がほとんど。でもニンニクが強烈なこれを昼に食って、その後問題ないのかなぁ???

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2016.02.12

坂内食堂@喜多方

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 喜多方には何度か来たことがありますが、「朝ラー」を体験すべく再訪。「朝ラー」をやっている店の中から最も早く7時から開いている「坂内」をチョイス。超有名店ですが、喜多方の本店は初めて。先客3、後客4といずれも地元民風。

 とりあえず着席しようとするとレジの兄ちゃんに呼び止められ、先にレジで注文&会計とのこと。朝には重たすぎですが、名物の「肉そば(950円)」を注文。

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 観光シーズンには大いににぎわうであろう店内は実に広々。4人掛けテーブル5卓と6人掛け1卓。さらに小上がりに4人掛け5卓。カウンターは3席だけ設けてあります。水セルフ。

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 麺を覆い尽くすチャーシュー、そしてスープが溢れんばかりになみなみと注がれて登場。スープは豚骨ベースのあっさり味。ただややしょっぱく、かつ単調なきらいも否めず。

 麺は強い縮れ入りで太め。コシがかなり強く、かつつるつるとした食感も楽しい優れもの。もちろんスープとの相性、絡み具合も申し分なし。

 チャーシューは必要以上に煮込むことなく、あっさりと茹で上げた感じ。総じてやや堅めなのはともかく、脂身が多いのには閉口。朝からこの脂はきつい。スープの単調さと脂身地獄を救うべく、途中から卓上の胡椒を投入。他にメンマ、刻みネギ。

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2016.02.11

一笑らーめん@赤塚

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 有楽町線赤塚駅から川越街道を北へ。先客ゼロ、後客4。

 メニュー先頭の「一笑らーめん(690円)」を注文。麺の堅さを聞いてきたので「堅め」で。またランチタイムは半ライスサービスとのことなので、それもつけてもらいました。券売機はなく後払い。

 メニューは他に「黒一笑(醤油とんこつ)」「赤一笑(特製唐辛子ダレ)」「味噌」「つけめん」など。

 店内は厨房に向かって縦長カウンター7席と4人掛けテーブル2卓、2人掛け1卓。刻みネギ入れ放題という昨今あまり見かけなくなったサービスあり。

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 「一笑らーめん」は「塩とんこつ」を謳っていますが、とんこつはいたってマイルドで甘ったるいタイプ。概して単調かつ特に引き込まれる要素もなく、すぐに飽きて卓上の高菜を投入

 麺は並太ほぼストレート。スープがライトなので、堅めだとやや強すぎて失敗。またデフォルトだとちょっと量が少ない気がしました。半ライスをつけてちょうど良いくらい。

 バラ肉チャーシューはそこそこ厚みあり。他にメンマ、海苔。

 スープの出来、及び店先の看板に「養生らーめん」と記されていることから察するに「百歩ラーメン」と関係があるのかもしれません。

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2016.02.10

美志満@桜台

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 西武池袋線桜台駅南口から千川通りへ出て東へ。先客2、後客5。

 メニューは「塩」と「魚介塩」が2枚看板で「醤油」もあるにはあるといった感じ。店内の券売機で「塩らぁ麺(750円)」を注文。ランチサービスはなし。水セルフ。

 店内は縦長カウンター8席のみ。厨房内には店主のみ。食券を手渡すと奥から詰めて座るように促されましたが、なるほど開店して早々に満席に。

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 黄金色に輝くスープは表面の鶏油が多めのためあっさりとは言い難いもののコクが深く、それでいて雑味がないすっきりした味わい。出汁のベースは鶏ではなく豚骨。そこに少量の香味野菜や日本酒を加えたとのこと。飲み進むと次第にしょっぱさが増してきたので完飲は止めましたが、飽きは来ず、物足りなさもなく、非常にバランスが良い出来。

 麺は塩ラーメンには珍しいやや太めの平打ち麺。スープが濃い目なせいか、これが実によく合います。スープの絡みは申し分なく、やや堅めに仕上げているせいか噛む応えもあり、さらにつるつる、もっちりした食感も楽しい逸品。

 柔らかな鶏チャーシューは超薄味でわずかに黒胡椒を効かせたもの。ザーサイは奇をてらったのかもしれませんが、個人的には苦手でげんなり。他に穂先メンマ、海苔、糸唐辛子、青ネギ。

 次は魚介塩で。

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【TV短感】ACLプレーオフ:FC東京 9-0 チョンブリ

・棚ぼたでACLプレーオフ出場にこぎ着けたFC東京(以下「瓦斯」)。ホームで盛大にやらかして「初笑い」を提供してくれるものと期待しながら中継を見ていましたが、チョンブリの出来というか動きがあんまり過ぎて序盤で勝敗が決してしまっただけでなく、何の見せ場もつくることも出来ずに大敗。

・瓦斯が提供した笑いは秋元がキックを焦って(?)ボールを持ったままエリアを飛び出してハンドを取られる「海堀現象」くらい。

・タイと東京では冬は気温差がありすぎて遠来のチョンブリがコンディションを整えるのは容易ではなく、その点は気の毒だとは思いますが、昨年は柏と互角の戦いを演じていただけに今回のチョンブリの失態は目に余りました。

・チョンブリ各選手の体が温まってくれば多少勝負になるかと思いきや、そんな感じは微塵もなし。

・GKは終始不安定で、瓦斯のセットプレーのたびに珍プレー連発。両サイドはいとも簡単にぶち破られ、おまけにクロスを入れられた先ではマークずれまくり。これでは話になりません。

・チョンブリの出来が酷すぎて瓦斯の実力のほどは正直全く判らず。ただ短いオフ明けのシーズン初戦にしては随分と動きが良いのには驚きました。毎年「ちばぎんカップ」にピークを持ってくる千葉もびっくりみたいな(笑)

・また今年の瓦斯はボールを奪うためにかなり積極的に前に出てきます。チョンブリのレベルだと瓦斯のプレッシングを全く交わせずに中盤でひっかかりまくりましたが、J1レベルでこの瓦斯の積極的な守備がどの程度通用するのかが見もの。運動量が落ちる夏場にアホほどカウンターを喰らったりして。

・カウンター攻撃頼みだった昨年とは真逆に、今年はカウンターを喰らいやすいチームになったのは確か。昨年より面白いけれど勝ち点は伸びないかもしれません。

---阿部--前田---
東---------水沼
---ハデソン--米本---
駒野-丸山--森重-徳永
-----秋元-----

(得点)
6分  O.G.
9分  阿部
34分 東
54分 前田
55分 米本
61分 水沼
73分 河野
84分 O.G.
90+2分 河野(PK)

56分:東→河野
62分:阿部→橋本(ハ・デソンをアンカーに置いた4-1-4-1にシフト)
76分:水沼→羽生

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2016.02.09

キッチンキング@川口

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 川口駅東口から遠く東に外れ、川口元郷駅とのほぼ中間あたりに立地。年季の入った低層アパートの半地下に店を構えています。先客3、後客4。

 屋号に「アジアンダイニング」を冠していますが、ランチメニューを見るとカレーイチ押しで、トムヤムフォーや生春巻きなどタイ・ベトナムメニューもあるといった感じ。今回は「マトンカレー(850円)」を中辛&ライスで注文。サラダ・ソフトドリンク付き。

 単品カレーは全部で8種類。メニュー冒頭の「本日のカレー」は何なのか、店のどこにも書いていないのは不親切だと思いましたが、後客が聞いたところでは「チキンとカボチャのカレー」でした。

 店内はテーブル席のみで4人掛け3卓、2人掛け2卓。インド風の方が夫婦で経営しているみたいですが、奥さんは目鼻立ちがくっきりした典型的なインド風美人でテンションが上がります(苦笑) 接客も手慣れたもので、ソフトドリンクを食前に持ってくるか、食後にもってくるかをちゃんと聞いてくるのには感心。何の断りもなく食前に持ってくる店が結構多いからなぁ。

 最初にサラダが登場。キャベツがほとんどで少しキュウリが混じった程度ですが、ドレッシングが甘くてちょっと苦手。

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 肝心のカレーはとろみがやや強め。中辛だとそれなりに辛く、美味しくいただくには個人的にはこれで十分。マトンの旨みが溶け込んだカレーはコクがあって上々の出来栄え。マトンの煮込み加減も絶妙で、堅くもなく、グダグダにもならず。

 サフランライスは若干ぱさついた感じの炊き上がりですが、大過はなし。デフォルトではカレーが余りまくるのでお替りをもらったところ、よくあるハーフサイズではなくほぼフルサイズで出てきたので量的にも大満足。

 昼間はいかにも近隣のママ友の集いの場になりそうな店で、わざわざ遠くから来るほどの店ではないけれども、近所なら十二分に満足できるクォリティーだと思います。

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2016.02.08

来夢 会津若松駅前店@会津若松

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 会津若松駅の北外れ。駅に到着する寸前の車窓からはっきりと見えます。先客4、後客1。

 屋号に「喜多方ラーメン」と大書してありますが、メニューは正油・塩・味噌などなんでもあり。「正油チャーシューメン(820円)」を注文。ふつうの正油ラーメンだと529円とかなり安い。後払い。

 郊外店っぽいゆったりとした作りでU字型カウンター12席と4人掛けテーブル5卓、小上がりに4人掛けテーブル5卓。店内がタバコ臭いのが難。

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 スープは鶏ガラ主体。表面に脂の層があってテカテカしている割には案外あっさりしています。ただ飲み進む気になるほどの惹きもなく、すぐに飽きてしまいました。

 麺は緩い縮れ入りで太め。つるつるとした食感が心地良く、コシもそれなりにあり、しかもスープが良く絡みます。

 チャーシューは醤油ダレが強すぎてしょっぱくて難儀。単体で食べるのはきついので麺に絡めながら消化。他にメンマ、刻みネギ。

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2016.02.07

グリルワンチーフ@川口中青木

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 西川口駅から川口オートへ向かう途中。青木中央交差点を過ぎてすぐ。斜向かいに「ゆの郷」あり。先客ゼロ、後客1。

 ランチメニューの中から「豚肉生姜焼き(680円)」を注文。洋食屋なのにランチメニューの中に「かき揚げうどん」があるのが不思議。また「日替わりランチ」みたいなメニューが見当たりませんが、往訪した日が日曜だったのでたまたまなかったのかも。

 店内は4人掛けテーブルが2卓、2人掛けが3卓。老夫婦で切り盛り。昔ながらの店ゆえか、喫煙可なのが鬱。

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 生姜焼きになぜか冷奴付き。生姜焼きはやたら味が濃かったリ、やたら脂っぽかったりするわけでもなく、結構好みの味加減。100円増しでご飯を大盛りにできますが、生姜焼きのボリューム的にも味付け的にも大盛りだとご飯が余りそう。もっともデフォルトでもそんなに不足感はありませんが。

 お椀で出てくるのは味噌汁ではなく野菜スープ。直後にはコーヒーも付いてきました。

 良くも悪くもこれといった特色はなく、いたって無難な一品。しかもいかにも川口っぽい安めの価格設定なので他のメニューを試してみます。

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2016.02.06

東京じゃんがら@上野

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 いつの間にか上野駅構内に「じゃんがら」が出来ていました。もっともこの店は「じゃんがら」の支店ではなく、日本レストランエンタプライズとのコラボ店という位置づけ。夕方の中途半端な時間帯のせいか、好立地にも関わらず先客3、後客1とガラガラ。

 券売機はなく、着席してメニューを見て、あえそば「まぜちゃん(780円)」を注文。過去「じゃんがら」では見覚えがないメニューです。大盛り無料サービスなので大盛りで。

 店内はやたら奥行きが深く、そこに2人掛けテーブルをずらずらっと11卓配置。さらに入口近くにL字型カウンター7卓。

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 青ネギがわずかに彩りを添えているだけで、概ね茶色が支配する地味な外観。細かく刻まれたチャーシュー、刻み玉ねぎ、海苔、メンマ、そして魚粉といったところでしょうか。

 ひとしきりまぜまぜし、さらに二度三度と天地をひっくりかえして早速試食。麺は並太ストレート。あえそばにしては細い印象を受けますが、コシが思いの外強くて悪くはありません。

 大盛りだとタレはやや少なく感じるかも。「油そば」ではないせいか、醤油味が際立つあっさり目の味わい。ただ単調で飽きやすいので、途中で卓上のラー油を少々投入。あえそばがウリの店ではないので、味変に使えそうな調味料が少ないのは致し方なし。

 いかにも「追加コストをかけずに品揃えを増やしてみました」みたいな一品で、その割にはまずまずと思いますが、やっぱ定番メニューを頼んだほうが無難かと。

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2016.02.05

大輦 御殿通店@京成船橋 ~ 船橋ソースラーメン

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 京成船橋駅の南に広がる飲み屋街の東外れ。先客6、後客6。

 船橋のご当地ラーメンといえるほど定着しているかどうか微妙ですが、「ソースラーメン」の試食のために代表店と思しき「大輦 御殿通店」を訪れました。屋号は「だいれん」と読みます。

 看板には「中華料理」と大書してありますが、実態は限りなくラーメン屋で先客・後客とも全員麺類を注文。しかもその大半はソースラーメンを注文していました。店では「ハムカツのせ(850円)」を勧めているみたいなので、それを注文。他に「ソースつけめん」も。

 店内はL字型カウンター5席と4人掛けテーブル2卓で全体にかなり狭小。しかも喫煙可なので、居心地は良くありません。

 店は兄ちゃんとオバハンの二人(母子かな?)で切り盛りしていて作り手は兄ちゃんだけなので、ソースラーメン以外の注文が入るとオペレーションがたちまち渋滞して待たされます。接客は手慣れたもので何の問題もありません。

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 キャベツやひき肉、もやしなどの炒め物の上に青海苔と紅しょうがを添えて見た目は焼きそばそのまんま。しかもスープははっきりとした酸味強めかつやや甘目のソース味で、黒石の「つゆやきそば」とよく似ている気がしますが、黒石は和風出汁で蕎麦っぽいのに対し、こちらは当然ながらラーメン風。

 麺はこれまた当然ながら焼きそばではなくラーメン用の茹で麺。細めの緩い縮れ入り。心持ち柔らか目の口当たりですが、思いの外コシがあって悪くありません。具沢山なのでボリュームもそれなりに。

 ハムカツはスープに沈めずに麺の上に乗せたままにして、そのサクサク感を楽しみました。ある意味味変になってこれはこれで一興。

 ユニークなのは間違いないので一度経験する価値はあります。

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2016.02.04

あおやぎやきそば@宇都宮

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 宇都宮が餃子につぐB級グルメとして売り出し中の「焼きそば」。以前「石田屋」で試食済みですが、もう一軒代表店と思しき「あおやぎやきそば」を訪れてみました。JR宇都宮駅から北へ10分足らず。「石田屋」が繁華街に近いところにあるのに対し、こちらは幹線道路から1本逸れた住宅地にあり、店自体も明らかに民家に取り込んだ形で改築した風。先客1、後客2。

 メニューは焼きそばと肉・玉子・いかのトッピングしかありません。また大盛りは50円増し。「肉入り・大盛り(550円+50円+税=648円)」を注文。

 店内は4人掛けテーブル2卓と壁際にカウンター6席。ただ場所柄テイクアウト客がメインみたいで、先・後客ともすべてテイクアウト。電話で注文しておいて後で引きとりに来るのか、退店時には客の姿が見えないのにオバハン達は焼きそばを大量生産中。芸能人やテレビ関係者の色紙が何枚か貼られていますが、外観・内装とも観光客に向けて積極的にPRしているようには伺えず。
 

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 宇都宮焼きそば最大の特徴は味付けがやや薄めで、卓上のソース等を自分でかけて調節することを前提としている点。ただバラ肉の下味がかなりしょっぱいので、薄味が好みならソースをかけなくても十分食べられるかと。とにかくソースのかけすぎには注意。

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 麺が太目で堅めの焼き上がりで心持ちざらざら、ごわごわした食感。大盛りを頼んだはずですが、ボリュームが多いとは言えず拍子抜け。

 キャベツはさっと茹でたような感じで、薄味に拍車をかけているような気も。焼きそばゆえ脂っこいのは致し方ないのですが、その割には最後まで飽きない、もたれないのはそもそも薄味なのとこのあっさりしたキャベツのおかげかも。

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2016.02.03

キッチンオニオン@川口

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 川口駅東口・樹モールにある「マルイチ」の角を東へ入る。先客ゼロ、後客4。
 屋号や看板の挿絵を見ると野菜が売り物の店っぽいのですが、メニューを見るとハンバーグ、ポーク焼肉、チキンソテーを中心とするごく普通の洋食店です。今回は「ハンバーグ&チキンカツ(690円)」を注文。大盛無料サービスあり。
 店内は縦長カウンター9席と4人掛けテーブル2卓。

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 ご飯は皿でなく丼で登場。売り物のハンバーグはチキンカツと比べると小さく見えますが厚みがかなりあって食べ応え十分。堅めの焼き上がりでパン粉臭さもなくて個人的には好みのタイプ。
 ただソースがちょっと濃すぎてくどいのが残念。「玉ねぎのすりおろしとバターをたっぷり使った醤油系の和風オリジナルソース」との能書きですが、別皿にして好みに応じてちょっとずつかける風にしていただくと嬉しいのですが。
 チキンカツはハンバーグとは逆に大きく見えるけれどもかなり薄く、この辺は値段相応かも。ただハンバーグだけでもボリューム十分なのでチキンカツまで付けるともうお腹一杯。ハンバーグの他に一品付けるのは揚げ物ではなく、野菜の炒め物のほうがありがたいかと。
 とはいえ、近所に使い勝手の良さそうな洋食屋があるのはありがたいもの。

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2016.02.02

とりこ@御茶ノ水

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 御茶ノ水駅から明大前へと坂を下って、駿河台下交差点の手前。「くるり」の跡地。先客ゼロ、後客1。

 店内の券売機を見ると、驚いたことに鶏白湯専門。塩・醤油・辛味と3種類ありましたが、ボタン先頭の「塩」だと「またお前か」になりかねないので「醤油(680円)」を選択。ランチタイムには半ライスがサービス。

 店内はこじんまりしていて縦長カウンター6席と2人掛けテーブル2卓。豆板醤・おろし生姜・おろしニンニクは、頼めば出してくれるとのこと。

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 出汁を取るのに「丹波黒どり」を使っているのがウリのようで、確かに出汁の旨みたっぷり、かつそれでいて鶏臭さはほとんど感じられず悪くはなさそうなのですが、残念ながらかえしが強すぎてかなりしょっぱく、鶏の旨味を覆い隠しています。スープはご飯を食べる際の助けにはなるものの、飲むのはちょっとしんどい。

 麺は細めの緩い縮れ入り。濃くてしょっぱいスープに負けない仕上がり。堅いとは思わないものの、意外にもコシがあって気に入りました。

 鶏チャーシューはわずかにスパイシーな下味をつけているようですが、淡白すぎてしょっぱいスープに埋没。

 面白いのは具にエリンギを用いていること。メンマにしては表面がつるつるで、へなへなしているのに妙にすじはあって変だなと思ったのですが(苦笑)

 しょっぱいのは塩でも同じなのかなぁ・・・

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2016.02.01

角栄@代々木(2)

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 代々木駅東口から明治通りを渡って、「千駄ヶ谷5丁目」交差点そば。尖塔状のドコモタワーの向かい辺り。約1年ぶりの再訪で先客1、後客5。

 水・木曜限定で、新潟長岡ご当地「生姜醤油ラーメン」を提供していると聞いて再訪した次第ですが、そうとは知らずにやってくる客がほとんど。普段の「味噌」は出しておらず、券売機も下半分だけを使用。基本と思しき「ラアメン(780円)」を注文。他に「ツケメン」も用意。ランチサービスはありません。

 店内は縦長L字型カウンター10席強と、店奥に2人掛けテーブル2卓。おしぼりサービスあり。

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 生姜を効かせすぎてスープの味わいを損なっているとしか思えないラーメン屋がままある中、ここのスープはその辺の加減が実に巧み。鶏ベースと思しき出汁、かえし、そして生姜のバランスが絶妙でついつい飲み干してしまいました。

 見た目には表面の油がちょっと多いように思いますが、生姜効果で味わいの上では全く気になりません。スープは当初ちょっとぬるいように感じましたが、表面の油のおかげか全体としてはむしろ熱めといって差し支えないくらい。

 麺は細麺ストレート。柔らか目で好みに合わず。このスープならもうちょっとしっかりした仕上げで差し支えないように思うのですが。また麺の量に対してスープがやや少ないせいか、玉になっていて食べにくいのも減点材料。

 チャーシューは豚と鶏。豚にちょっと臭みが残ってはいますが、共に低温調理らしい柔らかな一品。他に三つ葉、穂先メンマ、刻みネギ。

 方向性は大のお気に入りなだけに細いところが惜しい一杯でした。

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