河北や@小川町
都営新宿線小川町駅から南へ下がって三土代町交差点を西へ入る。先客ゼロ、後客1。
「山形肉そば」が売り物の店で、そばだけだとちょっとランチには寂しいので「肉そばミニカレーセット(720円)」を注文。店内の券売機ボタンがやたらごてごてしていて慣れないとまごつきます。肉そばは温かいのと冷たいのがあり、季節柄温かいので。山形的にはどちらかといえば「冷たい」推しだと思いますが。
「肉そば」に代えて「肉中華」があり、サイドメニューはカレー以外にカツ丼と正体不明の「かぶり丼」というのがありました。
外観は立ち食いそば屋で、暖簾にも「立食い」と書いてあるのですが、全然立ち食いではなくテーブル席主体。4人掛け2卓、2人掛け5卓。店奥にカウンター5席。夜は居酒屋になるようでつまみや日本酒が充実。厨房内にはオバハンがずらり。
茹で置きをさっと出すわけではなく、食券を渡してからしばし待たされました。まだ空いているからなのかもしれませんが、この辺も立ち食いそば屋っぽくありません。
いかにも田舎蕎麦然とした黒っぽくて平たい麺。かなり堅めの仕上がりで、心持ち粉っぽい感じさえしました。
かけ汁は鶏肉・鶏がらベースで表面の脂こそ多めながらも全体はいたってあっさり薄味でやや甘目。ただこの汁とのバランスを考えると、麺が強すぎるように思います。普段山形で蕎麦を食べる時は大抵板そばで、堅い麺はむしろ大好物なのですが・・・
麺の上にある鶏は出汁を取った後のものなのか、旨みが抜けてしまってもっぱらその堅い歯ごたえを楽しむ感じ。
カレーは真っ黒でとろみが強いタイプ。旨味は十分ですが、見た目と違ってスパイシーさに欠け、全くと言っていいほど辛くありません。これだとカツ丼のほうが良かったかなぁ・・・あるいは肉そば単品でも400円と安いのでそば大盛りでもいいかなぁ・・・
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