みよし 駅前店@松山・三津 ~ 三津浜焼き
松山市郊外の三津浜地区に一風変わったお好み焼きがあると聞いて早速往訪。訪れたのは伊予鉄道三津駅にほど近い「みよし 駅前店」。 オバチャンが一人で切り盛りしている小さな店で、先客、後客ともゼロ。
メニューはなんと「肉卵台付きそば」と「肉卵台付きうどん」のみ。シングルで580円、ダブル840円と格安。お好み焼きってもともとは子供のおやつ代わりで安くて当たり前のはずですが、大阪も広島も妙な方向へ行ってしまったからなぁ・・・ 早い時間からダブルなんて食べたらその後の行程が壊滅するので「肉卵台付きそば」をシングルで注文。
店内は4人掛けテーブル2卓と鉄板周りのカウンター5席。カウンターというか鉄板が小さく、オバチャンと至近距離で向かい合わせになるのが恥ずかしいのでテーブルで待機(苦笑) 換気扇を回してはいますが、店内に油煙が立ち込めるのは如何ともしがたし。
クレープ状の生地の上にキャベツや肉などを入れて焼くあたりは広島風そのもの。ただそばを先に焼いて生地の上に乗せ、その上にキャベツ等を乗せるみたいで。そばを別に焼いてから本体を被せる広島風と工程が違います。
そして焼き上がるとなんと生地を二つ折りに! 従ってビジュアルが広島風とまるで違います。なんで店の看板に「広島風お好み焼き」と大書しているのか謎ですが・・・ なおマヨネーズは好みに応じて出してくれます。
味わいの上で特徴的なのは結構魚臭いこと。仕上げ等で魚粉を多用しているためだと思います。港町っぽくてこれはこれで良いのですが好みは分かれそう。さらに具に輪切りのちくわが目立ちます。
焼きそばにもソース味がしっかり付いているせいか、総じて味はかなり濃い目。マヨネーズをかけるとくどくなりすぎるので、かけないほうが無難。キャベツは入っていますがもやしがなく、昨今のふっくらした広島風に慣れると野菜が少ないせいか、濃い味に飽きが来やすいかも。
焼きそばは若干柔らか目の焼き上がり。生地ももっちり。デフォルトでも結構ボリュームがあり、ダブルは相当の覚悟をもって臨む必要がありそう。
沿線には見覚えのある電車がうろうろ。
三津浜は古くから松山の外港だったため、四国で最も早く鉄道が開業。新駅舎も田舎の小駅とは思えない瀟洒なデザインでびっくりぽんや!
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