御座之湯@草津温泉
草津温泉は「天下の名湯」の名に胡坐をかくことなく湯畑周辺の再開発に取り組んだようで、数年ぶりに訪れてみたら目新しい建物が目白押し。
「御座之湯」は再開発計画の目玉。従前から観光客向けの大きな共同浴場「大滝乃湯」がありましたが、温泉街からやや離れているのが難。御座之湯は湯畑に隣接しているので日帰り観光客でも気軽にぷらっと入れます。
座之湯のWebサイトによると、
江戸、明治にかけて湯畑周辺には「御座之湯、綿の湯、かっけの湯、滝の湯、鷲の湯」という5つの共同湯があり、その中のひとつでもある「御座之湯」を再建したものです。「御座之湯」は源頼朝にゆかりがあるとされ、当時頼朝公が三原野に狩りに来た際に腰をかけた(御座りになった)石がこの地にあった事から、この名前が付いたという説もあります。
とのこと。木造にこだわり、杉板を使用した「とんとん葺き」の屋根と漆喰の壁が推しどころ。
浴室は「石の湯」と「木の湯」が男女日替わりで、往訪日は木の湯。ほぼ正方形の浴槽が二つあり(浴槽中央に枕代わりの丸太を渡しかけてあるので、ぱっと見は浴槽が4つあるように見えます)、それぞれ別の源泉(湯畑源泉&万代源泉)が引いてあります。共に強烈な酸性で個性が強すぎるせいか、正直泉質の違いは良く判りませんでした。
当然加温・加水・循環ろ過・入浴剤投入等一切なし。草津温泉は概してかなり熱い記憶がありますが、ここは共に若干熱い程度。熱交換でガンガン冷ましているのでしょう。浴槽が広く、さらに一休みするベンチも浴室ほぼ一杯に設えてある割にはカランは4つしかなく、まさにのんびり湯に浸かることを最優先とした設計みたいで。
2Fには無料休憩室。ここから湯畑が一望!
飲食禁止のためか(水・お茶を飲むのは構わない)テーブルがなく、まさにゴロゴロするためだけの休憩室ですが、空いていれば何の問題もありません。
風呂から上がると、こちらもリニューアルされた熱乃湯に大行列! ちょうど湯もみショーが始まる時間だったか・・・
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【温 泉 名】草津温泉
【施 設 名】御座之湯
【入浴料金】600円 (無料の貴重品ボックスあり)
【交通手段】草津温泉バスターミナルから徒歩5分弱
【泉 質】湯畑:酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩塩化物温泉
万代:酸性・塩化物硫酸塩温泉
【源 泉 名】湯畑源泉&万代鉱源泉
【泉 温】湯畑:51.3度
万代:96.5度
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